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2024/5/5
1. 体が火照り、頭は冴え、昨日も寝付きが悪かった。夜ピアノを弾いたのがよくなかったのかもしれない。気温が異様に高かったせいかもしれない。椅子に座っておとなしくしていたら落ち着き、結局12時くらいには寝つけたが、ちょっと睡眠不足である。筋弛緩法といって、入眠の際は筋肉を伸ばして脱力するとリラックスできて効果的だそうである。だから昨晩は軽く手や足を伸ばしたり脱力したりを繰り返していた。こんな状況下でちゃんと眠れる方が異常な気もする。今日はちゃんと収録もしたし散歩もした。無理せず淡々と日常を送れることの難しさを痛感する。

母のふくらはぎがだいぶむくんでいたのを見て、やはりショックだった。あと、アルク(近所のスーパー)に置かせてもらっている塾の広告があまり減っておらず、悲しかった。もはやお金を出してまで勉強をして、少しはいい大学に行くいう文化が薄れてきている気がする。そもそも結婚が少ないから、子育て世代は少なくなる一方である。不景気が憎い。

暗闇の布団の中で、「このままだと非常勤講師でもやるしかない・・」とネガティブなことばかり考えたのがストレスだったのか、今日は右の脇腹がたまにしくしくする。丁度盲腸の手術の跡が残っているのだが、そこらへんである。別に大した痛みはないが、不愉快である。

しかし、講義録収録中は、脇腹のことは全く気にならなかったし、ブルーな気分は全くなかった。私はいつもそうで、授業をすると体調がよくなる。気分がすぐれず何もやりたくない時も、「授業」となるとしゃきっとしてちゃんと喋れる。不思議である。

2024/5/4
1. 国民年金の引き落としがあった。所得の再分配が政府の仕事と習った気がしたが、現実の政府は貧乏を作り出すことしかしていない。お勤めを拒否した身勝手な奴に、かける情けは無いのだろう。先ほど散歩をしたら幹線道路を阿波交通の観光バスが通って行った。角島なんとかツアーと書かれていたので、日帰りの団体旅行だろう。県外旅行できるような裕福な人もいるもんだな・・とうらやましく思う。前回二年前に国民年金を支払った直後と現在の資金を比較すると、9万円ほど減っていた。

2. YouTubeの収益があり得ないくらい少額なのが困りものである。ここ数か月一日あたりの広告収入は60〜80円くらいである。100円を超える日は珍しい。100円あれば某病院の入院病棟の自販機でお茶が買えるので、現在はこのお茶も買えない水準である。途上国でも首都だったら、給料としてもうちょっともらってそうな額である。YouTubeの収入は0が二つ足りない。

3. いろいろと憂鬱である。昨晩眠る前にポッカの「レモン酢」を薄めて飲んだら、気分が落ち着いて、意外と普通に眠れた。私の体内は酢が不足しているのか?

夕食直前、「コロナのワクチンのせいで心筋症になって、人がバタバタ死ぬと」書かれたブログを読んでものすごい不安に襲われた。医師ではない者の陰謀論的ブログでいちいち不安になる必要などないのは分かってはいるのだが、今の私は心かき乱された。私はあと何年生きられるのだろうか・・と思うと吐き気がし息苦しくなった。思い込みの激しい真偽不明なブログを読んで勝手に不安になったことを反省している。

しかし、私は理系なので、基本的に努力の人である。精神を安定させるために必要なのは「運動」「飯」「風呂」「早寝早起き」である。だから、夕食をゆっくりとよく噛んで、腹がいっぱいになるまで頑張って食べた。そして風呂で湯船につかったら、だいぶリラックスしてきた。

常識的にいって、ワクチンだけでそんな病気になるはずないし、毎月病院に行き投薬を続けているのだから、私の寿命は延びているはずである。今どこかに悪いところがあるわけでは無いし、まだしばらく生きられると思う。それよりも、ブログを毎日読んで「いいね」を押してくださる方や、今日質問してくださった方に感謝したい。今日もレモン酢を飲んでさっと眠ろう。

2024/5/3
1. 1997年私が高校1年生の時、友人に鉄道好きがいた。同じクラスだったため、昼食は彼といつも弁当を食べながら鉄道談義をしていた。上野公園内に「博物館動物園駅」という京成の駅があり1997年に廃止となった。駅の廃止直前、彼に「直也、廃止になる博物館動物園駅に行かないか?」と誘われたことがあった。面倒くさいので断ったが、今思えば行っておけばよかったなぁ・・と思う。当時の私はこの駅の古さと訪問する価値が分からなかったのである。

行動を起こして後悔することも多いけれど、行動しなかったことへの後悔の方が記憶に残る気がする。

2. 昨晩も不安なため、あまり寝付きはよくなかった。眠れない時は、でかいふくろうのぬいぐるみを左右に揺らし、揺れる目を凝視する。こうすると不思議と眠気が訪れる。なぜこんな方法で眠れるのかよく分からないが、昔から寝付けない時はこの手法で何とか眠っている。

睡眠不足はメンタル崩壊の遠因となるので、辛い時こそなんとしてでもきっちり眠らないとならない。もう少し塾が儲かれば安心なのだけれどね・・今更脱教育業はできないので、これまでの惰性でこの一風変わった教育業を続けるほかない。

努力して眠ったとしても、私は悪夢をよく見る。昨日は登山する夢だった。もう冒頭からして訳が分からない。私の人生で山を歩いて登ったことなど無い。私はこの夢の中では子供で、登山後頂上でカレーを食べ、ホテルに戻る。ホテルの目の前になぜか発電所があり、火災が発生して巨大な火柱がたった。「やばい、大変だ!逃げなきゃ!」となって目が覚めた。寝ても覚めてもろくなことが無い。

昔大分県の筋湯と八丁原地熱発電所に行ったことがあるが、その時の記憶が混じっているのだろうか。

3. アメブロでガンの人のブログばかり読んでいる。昨日のMRIの検査結果は連休明け5/8の診察で聞ける。どうなりますやら。母は現在食欲はあるし、お料理も作れているので、一見深刻な事態には見えないのだが、多分入院&手術だろうなぁ・・

母が入院しても最低限のお料理を私が作れるように、講義録撮影後、「調理実習」をした。といっても、母が料理を作る際に人参と玉ねぎを私が包丁で切っただけである。包丁を握るのは14年ぶりくらいであった。慣れないので指を切らないようにゆっくりと切った。野菜が切れれば、いためたり煮るなりして、とりあえず飢えはしのげると思う。

2024/5/2
1. 母が「電動爪削りが欲しい」というので買う。歳をとると爪を切るときに手元が見にくくなるそうだ。やすりスタイル(自分で動かすヤツ)じゃだめなの?と聞いたが電動のものがいいらしい・・こだわりが強い。塾は儲かっていないし、家計が心配である。

2. 私はリコー製のモノクロプリンターを使っている。最近は教材を印刷することがほぼ無いが、昔は印刷物を送付するサービスもやっていたので、弊社には業務用のモノクロプリンターがあるのだ。リコーのプリンターは印刷時独特の音がする。

医療センターに入院したり検査をしに行ったりすると、頻繁にこの聞き慣れた印刷音が聞こえてくる。病院のプリンターもリコー製が多いのだ。ブルーな気分で待合に座っている時にこの音が聞こえると、つい自宅にいるような気分になってくる。

3. ある病院では、医師はカルテを全部電子的にパソコンに入力する。投薬の指示とか経過の報告とか紹介状とかを全てキーボードで入力をする。ある医師のキーボード入力を見ていると、ばらばらな指でボタンを押していて驚いた。ブラインドタッチができてないのである。ブラインドタッチを1から習う機会がなかったのだろうか。突起のついているFとJに人差し指をおき、その基本姿勢から、指の関節を曲げ上下に動かすことが全然できていなかった。手首は動かしてはいけない。キーボード入力の遅さは仕事の効率を下げるだけだと思う。もちろん私が医師に「ブラインドタッチを勉強しませんか?」と言うことは絶対にない。

2024/5/1
1. 今朝も山の病院(総合医療センター)に母と赴く。今日は独身貧乏男性とは一生無縁の「産婦人科」の診察である。産婦人科は「産科」と「婦人科」と「生殖医療科」からなることを知る。待合室に座っていると、たくさんの妊婦さんが視界に入る。「43年前を思い出すわ」と母が言う。母はもちろん婦人科である。

今日は初診で、初顔合わせみたいな感じで終わった。内診を行い、明日MRIという精密な検査を行うことになった。婦人科の医師によると「MRIの検査をしてみないと病気が子宮か卵巣にあるのかわからないし、癌なのか肉腫なのか腫瘍なのかもわからない。少なくとも、子宮タイ(ちょっと聞き取れなかった)癌ではない」と言われる。病気にも程度や種類がいっぱいあるようである。まだ病名は決まらなかった。

明日検査をして、連休明け5/8に婦人科に再診という流れが決まった。心臓の病気のような一刻を争う事態ではないようで、事態は思ったよりもゆっくり推移するようだ。昨日は「がんの可能性が高い」と突然言われ不幸のどん底だったが、すぐ死ぬことはなさそうだし、あんまり悲観的になり過ぎるのも良くないと思った。人間は時間とともに「状況」に慣れてゆくようにできている。良い状況でもなさそうだが、長丁場になるなら初戦でうろたえる必要はないかな・・と思う。

昨日消化器内科でもらった薬がきいたのか、母は思ったより元気である。今日こそは入院を覚悟していたが、普通に母と帰宅した。入院のにゅの字も出なかった。帰宅後、晩御飯に急遽かつ丼を作ってくれた。

2. この病院の建物は大きいので、初心者はどこに何があるか分からず検査の度に迷う。どこを見渡しても延々と似たような感じの作りの壁が伸びていて、方向感覚がマヒするのだ。私はもうだいぶ慣れて、地図無しで大体歩き回れるようになった。

私は明日は病院には付き添わず、講義録の撮影をする予定である。

3. MRIとCTの違いは何だろうと疑問に思いちょっとググった。CTはX線で被爆するが、MRIは磁気なので被ばくしないことは分かった。他はよくわからなかった。臓器や精度によって使い分けがあるのかなぁ・・などと漫然と思った。例えば山口県全土の地図と、各都市の中心部の詳細な地図とは役割が違う。山口県全土の地図で防府の路地までは分からない。そんな感じでCTでは全体像は把握できても、子宮や卵巣の詳細は見えないのかな。  

2024/4/30
1. 三田尻病院の対応の遅さにしびれを切らし、朝から母と中央病院(山口県立総合医療センターのこと、防府の人は歴史的にこんな風に呼ぶことが多い。私が昨年入院したところ)に行く。この病院は様々な分野の専門医が常駐しているし設備もそろっている。母は連休前に病名を確定し、早く治療の展望を描きたかったようだ。未来が見えないと、人間はストレスがたまる。

三田尻病院で治療中ならそっちで継続してみてもらったら、などと初診の受付で言われたが、なんとか診察をしてもらう。最初にした血液検査と直腸の内視鏡検査から「潰瘍性大腸炎の可能性が強い、最低2週間は入院」といわれた。安部総理の病気などと言われる。その後、午後、精密検査のためCT検査を受ける。造影剤を入れて体の精密な断面図を見ることができる。

検査後、消化器内科の医師に呼ばれ診察を受ける。「悪い話をしなくてはならない。」と切り出す。医師の様子が最初の診察の時とはどうも違う。CTの画像を見せながら、戸惑うことなく「子宮がんの可能性が高く、肺に転移している。」とはっきり言う。私は医師の言葉を遮り、あわてて外待合で待機している父を呼んだ。家族3人で深刻な話を聞いていた。話があまり頭に入ってこない。笑顔がふっとび、気分はどん底になった。私は立ち直れるのか。支えるべき役割なのに、私からはため息と涙しか出ない。

自分の入院の時には治療は間に合ったし、他に悪いところはなかったから、退院は確実だった。しんどかったけれど、10日間耐えていれば死の危険はなかった。自分さえ我慢すればよかった。しかし母の場合は違う。私にできることは何も無い。これはつらい。努力のしようがない。

明日は院内紹介状を持って婦人科に行くことになった。おそらく入院だろう。平均余命とか〇年後の生存率の中央値は何パーセント・・とか言われるのかと思うと、ぞっとする。しかし、現実を受け止めねばならない。私が現実逃避していいのはピアノを弾いている時だけなので、他の時間は現実と向き合うのが理系息子のの役割だろう。

2. 母は元来医者嫌いで、市のがん検診とか健康診断など、父が誘っても受けようともしなかった。過去を悔いても仕方ない。

電験三種に初回不合格だったときのような絶望を感じた。国家試験の勉強ならば翌年頑張ればよいが、癌と向き合うのに頑張りようが無いのが無念である。私の勉強量は無力である。

私が独身で良かった。こんな悲しい思いを妻や子にさせなくてすむ。つらいのを受け止めるのは私一人で十分である。ただ、私が死ぬときは一人なのは仕方がない。自業自得である。本日の晩御飯は事情によりセブンイレブンの弁当である。食欲が湧かないが、涙が出るのを我慢しながらむりやり胃におしこんだ。

2024/4/29
1. 昨日なかなか寝付けなかった。頭がさえて、全身が火照り、4/11の晩と似たような状況になったが今回はあわてなかった。椅子に30分も座っていたら落ち着いてきて、結局12時ころにはちゃんと布団で眠れた。一度経験しているので、焦らず対処できた。横になった時足を立てると楽なことも分かった。何が原因か分からない。普段は寝る30分前には布団に入ってスマホでマンガを読んでいるのだが、昨日は布団に入る直前までパソコンでYouTubeを見ていた。寝る前に大きな液晶画面を凝視するのは、体に良くないのかもしれない。

体調は別に変わり無く、今日も普通に講義録を撮影したし、家の中を1kmくらい歩き運動もした。ただ、雨が降っていて、憂鬱な気分がよくないのだろうか。明日はまた病院である。今度は母の付き添いである。

2. NAISTで博士の院生をしていたころ、研究室に高校生が来た。一日体験授業みたいな感じで、高校生が最先端研究に触れるイベントがあったからである。ボスがこの高校生二人組に私が元数学教師だったことを言っていたようで、イベントの際高校生に「なんで先生やめたんですか??」と質問された。無邪気な高2の女の子からすれば、教師経験のあるおっさんの方が助教よりも話しかけやすかったのだろう。こんな答えるのに困る質問をしないでもらいたいね・・歳をとるとふっとどうでもいいことを思い出す。何と答えたか記憶にない。何と答えるべきだったんだろうか。

2024/4/28
1. おととい高2の修学旅行の話を書いたら、高校時代仲の良かった友人のことを思い出した。彼は文系だったが、不思議と仲良しだった。高校卒業直後、茅野の別荘(建物はぼろい)にご招待いただいたこともある。

彼が生徒会の選挙に立候補するとき、「一緒に生徒会をやらないか?」と誘われたことを思い出した。私は面倒くさいのは嫌いだしZ会の塾にも差し支えるので、大して考えることなくすぐに断ってしまった。そんなことやるはずないでしょ、と。その後、無事に彼は生徒会会長になった。

でも今思えば、この変なお誘いに乗っておけばよかったな・・と思う。普通の高校生ではやらないようなことを経験するのは、きっと面白かっただろうし貴重な経験になったに違いない。どうせ理科大にしか受からないようなヘッポコ学力だったのに、勉強を頑張る「ふり」をしてしまったのが残念でならない。勉強は卒業してもできるが、生徒会は高校生の時にしか経験できないのだ。どうも昔から身の振り方が不器用なようである。

2. 今日は午後、散歩がてら近所のウォンツに買い物に行く。いくら探してもコロコロの替えが見当たらず、店内をウロウロしてしまった。なぜかこのウォンツには長居できない。なんとなく不快感を感じる。従業員はこんなところに長時間いてよく耐えられるなぁ、と思う。。空気が良くないのか、建物が良くないのか・・歳をとって、集中力や観察眼が午後まで続かなくなったのかもしれない。なんとか探し出して購入できた。  

2024/4/27
1. 朝食の食パンを、父が誤ってレンジでそのまま「チン」をしてしまった。いつもはちゃんとトースター機能に切り替えてから、適切に「チン」をしているのだが、今日はうっかり切り替えを忘れてしまったようであった。私は理系なので、当然操作を誤ったことに関心は無くて、パンが一体どういう変化をするのかという点のみに関心が湧いた。実験結果は、まるでラスクやフランスパンのように「硬く」なった。水分が飛んでしまうのだろう。硬さ試験にはビッカース硬さフレネル硬さ・・とかいろんな試験方法があることを計質の解説で書いた・・こんなことを思い出した。

2. 職業柄「計量士試験の勉強方法」をよく聞かれる。しかし、万人にとって適切な勉強方法があると思うことこそが間違いである。そんなものは幻想である。自分の状況が分かるのは自分だけだし、試行錯誤をしながら合格に必要な学力を蓄積するだけである。そこにショートカットする手法なんかない。合格したければ、時間をかけて過去問を解いて、頻繁に出題される事項を暗記してゆくしかない。受験に際し不安感ばかり募るとは思うが、泣きながら、自信を少しずつ蓄積してゆくしかない。過去問と取り組んだ「時間」が唯一の解決策である。試験勉強とは試行錯誤と暗記のたまものであることを肝に銘じてもらいたいね。

ただ、残念なのは、勉強開始時点の学力と学歴と職歴によって「合格までにかかる時間」が人によって異なる点である。計量士試験くらい半年で合格する人もいれば、4年かかる人もいる。だから、知らない人から「どういう勉強をすればいいのか」とのコメントをもらっても、私にはその人の状況がまるで分からないので答えようがない。3か月くらい授業していれば、少しはアプローチのしようも授業の工夫のしようもあるのだが、初対面の人に勉強法を問われても私は困惑するだけである。私が意地悪して方法を教えてあげないわけではない。

一言で済む勉強法なんて無いのだ。私の解説を読みながら過去問をひたすら覚えてくれ。試験慣れしていない人ほど「方法」にこだわる感じがする。私と押し問答をしていても何も始まらないよ。そもそも一人で解決できないのなら、私に授業を依頼すれば良いと思うが・・どうしてプロに方法を尋ねて自分で解決しようとするのだろうか。

昔、銀魂の作者が読者からの質問に答えるコーナーがあって「漫画家になるためにすべきことは?」みたいな質問があったことがある。空知氏の回答は「漫画を書いて書いて書きまくれ」みたいな内容だった。漫画家になる「手法」は漫画を描き続けること以外ないんだろうね。世の中、楽する道はないようである。

2024/4/26
1. 防府市役所の新庁舎を見上げて、高2の修学旅行で泊った夕張の「マウントレースイ」というホテルを思い出した。外観がよく似た雰囲気なのだ。

このホテルのロビーにはグランドピアノがあって、こっそりエリーゼのためにをちょっとだけ弾いた。ホテルの目の前にはJRの小さな駅があり、部屋の窓から単行の気動車を見て、いずれ鉄道で旅行しようと固く決意した。スキーがメインだったはずなのに、こんなことしか覚えていない。今はJRもこのホテルもどちらも無くなってしまった。

結局夕張には自力で2回行った。自力での旅行ではこんな高級ホテルには泊まれず、毎回ユースホステル宿泊であった。新夕張駅まで送迎してくれる親切なユースだった。夕張で風呂に入ると、埼玉との水の違いをひしひしと感じた。こうして過去の思い出に浸ることができるのは40過ぎたおっさんの特権だね。

2024/25/
1. 近所のスーパーに広告を設置してきた。こんなので昔は人が来たのだが、今は大して期待していない。ついでに市役所に行き、マイナンバーカードの期限の更新をしてきた。久しぶりに市役所に行ったら建設中の新庁舎の足場が無くなり外観が見えていた。久しぶりに自転車で遠出をしたため疲れた。


2024/4/24
1. 今更働きに出るのも嫌だし、かといって電験二種を受験するのはもっと嫌だ。仕方ないので、近所のスーパーに塾生募集のチラシを置いてもらうことにした。今更大学入試の塾に戻ったところで、昔のように理系の高校生が来ることはないと思うが、惰性の塾経営とはいえ、このまま何もしないよりは精神衛生上良いと思う。

2. 大昔二十代の頃、英検1級を受けたことがある。一度しか受けていないし、全然本気ではない。そのとき、試験会場の沿道で英語の予備校がパンフレットを配っていて驚いた。業者はこんなことまでするんだ・・と思った。

時代は下って2021年12月、一般計量士を受験した際も、福工大の正門の前の道路で予備校がチラシとカイロを配っていた。もちろんこのとき宣伝していたのは計量士の予備校ではなく、隣の建物で行われている登録販売者試験の予備校だった。

私も一応国家試験の予備校経営なので、当然このような「試験会場での宣伝」は検討した。唯一の騒音振動と一般計量士の予備校として、襷でもかけてチラシを福岡工業大の正門前で配るべきか・・とちょっとだけ悩んだ。あるいは電験の試験会場に行って、チラシを配るべきか、と思ったことがある。

特に計量士では、私の塾を知っている人は少しはいると思うので、握手でもすればファンサービスにもなるかなとも思った。しかし、わざわざ交通費を払っていく価値があるのか・・と考えると、そこまでしなくてもいいや・・となって、結局そういう宣伝手法は一度も実行していない。おかげで変に反感を買うことも無いが、私は有名になる努力を怠っているのかもしれない。YouTubeに講義を投稿すれば、放っておいても有名になる・・などということは無さそうである。スマートな宣伝って難しい。

3. 昨日のアメブロのアクセス数が0になっている。バグっていたようだが、昼過ぎに見たら正常になっていた。

2024/4/23
1. 今日来た迷惑メールの日本語の崩壊っぷりの程度が甚だしく、思わず苦笑すること請け合いなので、ここに皆さんとその笑いを共有したい。以下引用

「【ヤマタ??】さーbisuをご利用?き、?ニありガとうございました。
香港から国?物配送され,宛先??番号?りがががありありたたため,,配送配送できでき下面?通り、配送情?をご?充ください、1〜2営?日以内ニ改めテ配送を手配いたします。
==> **[クリックしテから配送情?をご?充ください](https://○○)***また、100日元の再配送料ガかかります。
ご迷惑をおかけしテ申し訳ございません。ご了承のほど、よろしくお愿い申し上げます。注意:48??以内ニご返信のない?合、差出人ニ返されることります。
※このアドレス送信になってて。本メール返信いただきましましてててもも,,するするする事ははは出来出来ませ」

引用ここまで。ヤマト運輸ではなく「ヤマタ」の宅急便なので、ヤマタノオロチのマークでも書かれた宅急便なんだろう。蛇みたいなうにょうにょしたロゴはきっと「みゃくみゃく」とは比べ物にならないほど気持ち悪いだろう。再配達料が100元と表示されており、大陸から来たメールなのが明らかである。リンクは一応クロネコヤマトになっているが、アクセスはしていない。

詐欺メールは本物に「偽装」するのが目的なのに、ここまで低レベルでひどい内容ではその役割を全く果たしていない。送るだけ無駄である。それはそうと、大陸の簡体字はアメブロでは正確に表示できるのだろうか。文字化けしないだろうか。その点が心配である。

2. 

3. 

2024/4/22
1. ∞とは大きすぎて表示できない状況を表す。具体的な数値ではなく、エクセルで分母を徐々に小さくしていったら「エラー」を吐くと思うが、まさにそのエラーが無限大である。だから、この単語を勉強以外で使うことは稀である。

アメブロでブログを書いていると、他人のブログをよく読むようになった。つい「離婚までの辛い道のり」とか「ガンとの闘病日記」とかつらい状況のブログを読んでしまうが、中にはそうでない楽しいブログもある。あるブログで「幸せ無限大」と書かれていて、驚いた。これこそ無限大という単語のふさわしい使い方だと思ったからである。大きすぎて数値化できない感じがよく表れている。無限大という単語を数学以外で正しく使った数少ない例と思う。

2024/4/21
1. 久しぶりにzoomで人とお話しした。今zoomの無料通話は40分までとなっていた。だから40分経つと一度退出し再度接続せねばならない。この時間制限は40分で通話を終了する良いきっかけになるかもしれない。

2. シクラメンは冬の花である。そのため、気温が高くなると枯れる。翌年また花を咲かせようと思えば、夏を超すために「休眠」させねばならない。花も茎も全てむしって、水分を与えず乾燥させて球根だけ生き長らえるようにする。

休眠といえば、教員免許の効力を行使しない状態を「休眠中」と呼ぶ。ただ、私の教員免許にはもう花は咲かないし、「休眠」という単語はふさわしくないように思う。ただ、免許は終身だから、捨てたくても捨てられないのだが。

3. 今日は環化の過去問解説を撮影した。濃度の授業をするのにふさわしい人物は私ではないと思うが、これまでやってきたので、なんとなく惰性で授業をする。

既にこんなことがしたい、とか特にない。情熱がもう無い。ボーイズビーアンビシャスのような精神が無い。「向上心のない人はバカだ」と漱石のなんかの作品に出てきたと記憶しているが、まさにその通りである。漱石は正しかった。チャレンジ精神の無くなった者に自営業は向かないと思うが、他にやることもないし計量士の予備校は何となく続けている。電験からは心がだいぶ離れてしまった。

向上心は加速度に例えられる。加速度がゼロだと、物体の運動エネルギーは過去に得た蓄積分はあるが不変なので、ずっと等速運動を続けることになる。ただ不景気なので、動摩擦力というブレーキのせいで運動エネルギーは減少中な気もする。年々景気悪くなるね。

4. 〇長調というのを調べた。図のように上から順に♯や♭が一個ずつ増えていく。この順で♯や♭は表記するそうだ。確かにどの楽譜も一番左にこうやって書いてあるね。


2024/4/20
1. 12月に市のがん検診に行くことにした。肺がん、胃がん、大腸がんの検査がある。貧乏人は各検査が500円に減額されると書いてあったので、費用については安心である。なんの症状も無いが、今までそんな検査をしたことが無かったので、一度行ってみたいと思った。なにより会場が自宅から200m程度しか離れておらず超近くなのだ。前立腺がんは50歳以上でないとできないようで、私はまだできない。

健康診断といえば、サトエ入社直前に「自腹で健康診断に行ってこい」と言われ「こういうのって自腹が普通なのかな・・?」と疑問に思いつつ、大宮の赤十字病院に自分で行ったことがある。やっぱりおかしい会社には、最初から「あれ?」っと思うことがあるものである。我慢できないような違和感を感じたらすぐ撤退すべきなのに、私は一年も我慢して人生を棒に振ってしまった。

2. 今日は講義録の撮影はお休みする。だから一日フリーである。ただ、理系は一日何もしないことを許容できないので、朝からホワイトボードやデスクを激落ちくんで磨く。今日は掃除夫として過ごした。

3. 黒鍵のエチュードを超ゆっくりで通しで弾けるようになると、つい次の曲に目移りし、ここ数日は軍隊ポロネーズを練習してしまっている。荘厳なマーチなので、心臓の鼓動のような左手の伴奏が心地良い。

私は人前で演奏することを全く想定していないので、ある曲がちゃんとうまく弾けるようになる前に次の曲を始めてしまうのだ。知らない曲の楽譜を見て音を追っている時の方が楽しいからである。曲を理解する喜びがある。

17日の夜の地震の際にスマホから鳴り響いた緊急地震速報の和音が気になって、楽譜を調べて弾いてみた。左手ソドミ、右手シ♭レ♯とアルペジオで弾き、次は全て半音上げればよい。こんな短い音でも作曲者がいろいろ考えてつくったのかと思うと、音楽とは不思議なものだなとつくづく思う。

2024/4/19
1. つじあやのの「風になる」を何年振りかで聞いた。実に名曲だと思う。でもジブリ映画「猫の恩返し」のテーマソングだから知っているのであって、そうじゃなかったらこんな曲知らなかっただろう。「ブランド力」による宣伝効果は絶大だな・・とつくづく思う。知名度も無く宣伝もしない個人商店は、いかに販売する商品が良くても規模が小さいまま推移するようである。

2. 20代の頃からコーヒー党でずっと毎朝朝食時に一杯ブラックで飲んでいたが、今後はコーヒーを飲むのは全面的にやめようと思う。値段が高くなったし健康によい影響があるとも思えないからである。また、緑茶に含まれるカテキンが悪玉コレステロールの低減に効果があるらしいので、今後は緑茶人生にシフトすることにする。久しぶりに頂き物の「広島千茶荘 みどり」というのを飲み、実においしかったのもある。もし本当に毎朝の一杯の緑茶でLDLの数値が改善されるのならば、これは儲けものである。

2024/4/18
1. 福井駅で新幹線が発着する動画を見ていて、「鉄道唱歌」も黒鍵のエチュード的であることに気づいた。つまりレミソラシの5音しか使っていないので、転調すると黒鍵だけでメロディが弾ける。この5音だけの黒鍵音階は音楽では「よくある手法」なのかもしれない。君が代にも似た雰囲気を感じるし、学校のチャイムも音の数が4つなので黒鍵だけで弾ける。

2. たまに教材購入者の方から質問が来る。日々ピアノを弾いてコロコロで部屋の掃除をしているとつい理系であることを忘れるが、質問に対する答えを考えると正気に戻る感じがして良い刺激になる。

3. 昨日の夜11時に起きた豊後水道を震源とする地震では山口でも結構揺れた。山口では滅多に地震動を感じないので、地震慣れしていないせいかものすごい恐怖を感じた。

最初(これがP波なのか)小刻みな小さい揺れが生じ、ぐっすり眠っていた私は目が覚めた。その瞬間スマホが爆音で鳴動し「強い揺れに注意して」と聞こえた。その数秒後、ちょっと大きめの震度3くらいの揺れがズドンときてすぐ収まった。木造の自宅がきしんでメキメキ音がするのが怖かった。スマホが揺れの数秒前に地震を教えてくれたのにも関わらず、寝ぼけた頭では何もせず、ただ揺れるのを待つだけだったのだが、これは正しい行動なのだろうか。窓を開ける、スリッパを履いておく、外に出る、テーブルの下に隠れる・・とか揺れが来る前にすべきことがあったと思う。

2024/4/17
1. 何か月ぶりか分からないが、午後駅前のイオンまで行く。特に用の無い外出である。

駅前のイオンに無印が出店すると告知されていた。道中を見渡すと、町の様子が結構変わっていた。廃墟が解体されて新規の分譲マンションの建設予定のお知らせが出ていたり、古い建物があったはずのところが解体されて更地になっていたり、建設中の道路が完成していたりした。私は病院関係を除くとめったに外出しないので、たまに自転車で駅前に行くだけで浦島太郎な気分が味わえた。

2. 山口弁のエライは相手の苦労をねぎらう場合にも用いることができる。私が大学生の頃祖父とした会話を引用しよう。
じいちゃん:直君、今回はどうやって来たんか?
私:18きっぷ使って鈍行で来たよ
じいちゃん:え!そりゃエラかったのう
上記の会話では、べつに2000円ちょっとで防府まで来たことを「褒めたたえている」わけではない。私は当時意味が分からなかった。褒められるようなことはしていないからである。標準語訳は「それはしんどかったね。」である。労をねぎらう言葉としても通用するようである。

今年は青春18きっぷの夏と冬のお知らせがまだ発表されていないそうである。このまま18きっぷ廃止か?としゃべっているYouTuberの動画を見て、じいちゃんとの昔の会話を思い出した。

2024/4/16
1. 布団に横たわると頭に血が上る原因が分かった。枕の「高さ」である。普段枕を2個重ねて寝ていたのだが、先週の木曜の夜(4/12の日記参照)から1個にしたのだ。すると頭が低くなり、横たわると血が頭に登ってきて不快だったのである。この不快感を「心臓の異常」と錯覚してしまった。一度病気をすると、こんな些細なことで不安に駆られてしまう。貧乏なのに検査費用がかさんでさらに貧乏になってしまった。

だからここ数日は、布団に入った直後は枕の下にクッションを挟み「枕を高くして」いる。こうすると横たわってもなんともない。横たわるときの枕の重要性が分かった。

2. 今日は毎月の検診の日で、近所の病院に薬をもらいに行く。待合室で自分の番を待っていると、隣のおじいさんが看護師の問診を受けていた。
ナース:「体調はどうかね?」
じいさん:「エライ」
ナース:「ありゃ、歩けるかね?」
じいさん:「いや、エライ」
久しぶりにこの「エライ」を聞いた。この「エライ」は山口弁なので、「つらい・しんどい」という意味である。標準語のように偉くて立派という意味は皆無である。褒める意味合いは全くない。だからこのおじいさんはあんまり調子がよくないことを訴えているのである。

2024/4/15
1. 今日は音楽の話。軍隊ポロネーズという曲で八分音符と三連符で四分音符一個分になるところがある。タン、タタタみたいになる。ここが難しいなぁ、と思っていたが、ここは水戸黄門のテーマソングのイントロと同じと気づいた。そう思うとだいぶ気が楽になった。人生何が役立つか分からないものである。肝心の水戸黄門という時代劇の内容は全く知らない。一度も見たことがない。

2. その点、寅さんはいくつか見たことがある。この寅さんのイントロのテーマソングは、実は「黒鍵のエチュード」的である。つまり旋律だけなら5音しか使っておらず、うまいこと黒鍵だけでメロディーを奏でられる。

3. ずっと真夜中でいいのにを1年以上聞いていたら、さすがに飽きて最近は全く聞かなくなった。歌詞は全く覚えていないが、旋律だけならほぼ覚えてしまったからである。どんなに好きな曲でも単に聞いているだけなら飽きるね・・

2024/4/14
1. 医療センターの外待合にはでっかい液晶テレビがある。私が診察を待つ間、大昔に放送された朝の連続テレビ小説が流れていた。ちゅらさん、という沖縄が舞台でおばぁとかが出てくる。これ若い頃頃見たなぁ、と思って何気なく見ていた。どこかの街が映った際「第一勧業銀行」という看板があったりして驚いた。通行人はだれもスマホを見ていないしどこかしら90年代っぽい感じがして懐かしい感じがした。調べると放送は2001年だそうである。

2. youtubeのコメント欄で私の講義内容を褒める意味合いで「才気煥発」と書かれていた。この四字熟語を私は初めて聞いた。理系なのに難しい言葉を知っている人がいるものだね。

3. 現在休止中の晩御飯動画であるが、母の負担を減らすためこのままやめようと思う。ただ、母の仕事は記録に残したいので、私が食べる分の写真だけは撮るようにしようかと思う。写真だけとって、少しずつここのブログ(アメブロ版)にUpする予定である。私も動画の撮影のためだけに原稿を考えるのが結構面倒くさかったのだ。

2024/4/13
1. 昨晩は夜7時くらいから寝た。そしたらだいぶ気分がよくなった。今日は朝の散歩にも出かけたし、講義録も撮影した。睡眠は最大の特効薬だね。

元来心配性なので、大したことないのに大騒ぎをしてしまった。また、「ポジティブ日記」とあるように「前向きなこと」を書くのが目的なのに、昨日はめそめそとブルーなことばかり書いてしまった。こういう性格は直らないので、読者は心配ご無用である。私の体は大丈夫である。

雑学動画をボケっと見ていたら、「世界一無駄な時間とは、起こってもいないことに不安になったり心配する時間である」と出てきた。雑学動画もたまにはいいことを言うじゃねぇか。ただ、ストレスの源になるので私自身が国家試験を受験するのはもうやめようと思う。教師は授業さえしていればそれでいいと思う。

2. CT検査で右腕に注射をする際、看護師の方が「血管がまっすぐで、候補が何本も取れて非常に注射しやすい。嬉しい悲鳴ですね」と私の細い腕を褒めてくれた。看護師にもいろんな人がいるものである。単に愛想がいいだけの人もいれば、こんな面白い雑談を言う人もいるものだ。CTをとったせいで、医療費が高くついてしまった。医者は検査好きだね・・

3. 一か月かけて頑張って書いた環濃が昨日と今日で3つも売れた。苦労して書いたのでうれしい。授業の依頼があったら何でも授業するので、仕事をください。教師なので、授業があった方が精神は安定するからである。塾生とのふれあいが生きる糧であり、生きがいである。ただ、授業するとなると私の苦労は半端ないのも事実である。授業が無い方が楽には違いないので、授業の有無は「痛し痒し」ではある。

2024/4/12
1. 昨日夜8時50分頃布団に入り横たわると、なにか血が頭に登ってくるような謎の違和感を感じた。起き上がると多少マシになったが、念のため救急車を呼んだ。タンカの上に寝転ぶ頃にはかなり落ち着いた。痛みは全く無かったが、何が起きたのか見当がつかず不安でたまらなかった。救急隊の方から、「救急車では重症の時にしか医療センターには搬送できないが、自分で救急外来を受診することは可能だ」と言われ、一旦救急車を降り、父に車を出してもらい夜11時くらいに医療センターを受診。その頃にはもうなんともなかった。翌日検査のため来院するように言われた。日付が変わるころ帰宅し、普通に寝た。

そして今日も朝から、医療センターに行き、一通り血液検査、心電図、エコー、CTをこなしてきた。検査の結果は「冠動脈の狭窄は認めらない」であった。また、昨晩の症状は心臓とは関係がなさそうだ、との所見を得る。ただ、やはりLDL(悪玉コレステロール)がちょっぴり高く、経過観察を要する状況は変わらないようだ。あと、ストレスは心臓に良くないので、「精神を安定させる生活をしてくれ」と言われた。「幸せ」を感じることがほぼ無いので、私には無理な相談である。4月から新しい資格試験の勉強を始めたのだが、これもストレス源だったのだろう。

今後も病院に通いながら余生を送らなければならないのかと思うと、気分は憂鬱である。こんなことがまた起きるのかもしれないと思うと、病状が悪化したわけではないのにも関わらず気分は晴れない。それでもまだ43歳だし、可能な限り生きていたいと思う。

冠動脈とは心臓の周囲に冠のようにかぶさっているから「冠」という名前がついているそうだ。今日は入院時の担当医師とは違う医師の診察であり、模型を使いながら説明していただいた。医師によって説明する内容が異なるのは驚きだった。ただ、入院時にたとえ詳しい説明をされていたとしても、不安感が増幅しただけだっただろう。

2. 119番をした時のやり取りを備忘録として記しておく。私は固定電話から119番をした。まず電話がつながると「防府市消防です。火災ですか救急ですか」と聞かれる。問に答えると直後に「住所」を聞かれた。私が住所を答えた瞬間「タカハシさんのおたくですね、隣は○○さんですね。」と言われてびっくりした。おそらく固定電話の電話番号から住所と名前は相手方に表示されているのだろう。

その後、症状を説明した。心筋梗塞で入院歴があることも説明した。念のため病院に行きたい、などと言った。「住宅街なのでサイレンは鳴らさずに来てくれ」と私が言うと、「走行中は鳴らさないといけない」と言われた。停車中はランプだけにしてくれた。我が家は消防署からは近いのですぐに救急車が来た。遠くからサイレンの音がウチに近づいてくるのが分かった。

救急搬送する病院は当番制で決まっているようだったが、最初の病院は断られた。ただ、心電図を測定しても異常はなさそうだし症状も全くないので、このまま帰って明日病院を受診したら、と勧められた。驚きだったのは、夜間でも医療センターに自力で行けば受診できることだった。不安だったので、結局夜間の医療センターに行ったわけだが、夜間に行っても専門の医師がいるわけではないし、いたとしても大した検査はできないから、夜間に受診する意味はあんまりないと思った。ただ、医療センターに行ってちょっと安心した。

3. 自分が死んだらこの塾はどうなるのだろう・・と思った。普段こんなことを考えはしないが、昨晩の帰宅時はメンタルがちょっと病んでいたので、こんなことを考えていた。。もちろんこの塾は一人でやっているので自動的に廃業だが、ホームページとboothとYouTubeの機能を「停止する人」がいない。舵を失った小舟のようにネットの海の中を徘徊することになるのかと思うと、憂鬱である。独り身だとクレジットカードを止める人も銀行口座もgoogleAdSenceも停止する人がいないのだな。

2024/4/11
1. 今日は散髪に行った。本当は昨日床屋に行ったのだが、店主に「午後から病院に行くので・・」と断られてしまった。しかしさすが商売上手で、「予約お取りしておきましょう、明日いかがですか?」と言われ、今日の予約をしたのだった。久しぶりに人と話した。

散髪屋の子がこの春から小学生だそうで真新しいランドセルが置いてあった。本人はというと、客のいない散髪用の椅子に座ってタブレットか何かで動画でも見ているようだった。彼らは生まれたときからYouTubeのような動画配信サービスが当たり前なんだね・・

帰りにファミリーマートに寄ってコーヒーを頼んだ。レジ横にあって自分で入れるヤツである。私は興味の無い対象についての記憶力はザルなので、「100円のそこのコーヒー」とあいまいに注文した。すると「今は120円なんです」と言われ、仕方なくそれを注文した。この時120円のコーヒーが一体何サイズでなんという名前の商品なのかを全く確認しなかったのかが悪かった。検尿のような紙コップをもらって、いざボタンがいっぱい並んでいるコーヒーサーバーの前に立ち「え?」となった。分からないので、モカブレンドMというのをとりあえず押してみた。 そしたら、コップはSサイズなのでコップいっぱいにコーヒーがたまった。一応こぼれないようにはなっているようだが、液面の高さの余裕が皆無なので持ち運べなくて困った。ちょっとだけこぼして、なんとか全部飲んだ。

値段を見るとモカブレンドのMは190円だったので、差額分を払おうと思いレジのお姉さんに申し出たのだが「別にいいですよ」と断られてしまった。申しわけないので、「津南町の水」というペットボトルの水をさっと購入して出てきた。

2024/4/10
1. パンケーキのパンはフライパンのパンから来ているそうだ。ブレッドの方のパンではないと聞いて驚いた。また、googleの検索画面で「斜め」や「一回転」と検索すると、画面がそれぞれその通り動作する。久しぶりに雑学動画を見て面白いと思った。

雑学動画で昔ひどいのがあった。電気主任技術者試験に合格すると、「電柱に登れる」というものだった。動画作成者は電験に合格すると電気に関することなら何でもできると考えたのだろうが、意味不明である。通常高所作業をするのは電気工事士の可能性が高いだろうし、資格の有無に関わらず電柱に登れるのは電力会社から工事を受託した者である。高所作業をするための「国家資格」なんてあるのだろうか。私はそんな試験を知らないが、少なくてもそれは電験ではない。

2. 私が最近知った雑学の中で驚いたことがある。それは胎児と母の血液はつながっていない、というものだ。胎児は母からへその緒を通じて栄養をもらっているが、血液そのものが入り混じっているわけではない。よく考えたら母と子の血液型が同じとは限らず、血液自体が混じる仕組みのはずがない。血縁があることを「血のつながり」というが、それは単なる慣用表現であって、親子であっても本物の血液がまじりあったことは一度も無い。

2024/4/9
1. 父に気晴らしに花見に行こうと誘われたが、断った。父なりに家に引きこもってばかりの無職の息子を案じているのだろう。

今日は、教材購入者の方から質問があり答える。食塩水の問題では食塩を「水に溶けない泥と思え」などと返信した。こんなことを教えるのは何年ぶりだろうか。今日は気分が乗らないので、講義録収録はお休みした。

2024/4/8
1. 講義収録中、体積を求める問で、薄い膜を足していって立体にする様子を「ミルクレープのように一枚一枚重ねていきます」と久しぶりに言った。数学の授業をしていると、これが私の元の姿なんだろうな・・と思う。

2. 今日も悪夢を見た。夢の中でなぜか私は山陽本線に乗車していて、なぜか私の乗車している車両が一両だけ切り離され、なぜか減速しないまま大道駅(防府の隣の駅)の車止めに突っ込む、というホラー映画並みの恐怖な夢だった。車止めに衝突する直前に目が覚めた。相変わらず夢は訳が分からない。もっと楽しい夢を見られないものですかね。

現実の大道駅には待避線はあるが、車止めは無いと思う。そもそも私は現実では大道駅に降り立ったことがない。あの車止めは塾の終わりを暗示しているのだろうか。まだ突っ込む前だったので、まだ終わってはいないようだ・・と思いたい。

3. 黒鍵のエチュードでは、右手は全て黒鍵で構成されている。ただ、一か所だけファの白鍵を押す箇所があって、厳密に言えば全てではない。こんな例外を作ったショパンの意図は分からないが、それでもこの一か所以外の右手の旋律は、見事に黒鍵しか使われていない。

昨日弾いていて発見したのだが、この曲の右手を全部半音上げたら「白鍵のエチュード」になる。ドレミファソラシドのドとファを除いた「レミソラシ」だけで旋律が構成されている曲になる。

これを発見して連想したのは、ドミファソシの5音しかない琉球音階である。5音あれば音楽は構成可能なことが分かった。

2024/4/7
1. 黒鍵のエチュードというショパンの曲がある。速く弾くように指示してあるし、速めに弾く曲である。しかしプロの演奏は、自分の技量を誇示するためか速過ぎな気がする。私のような素人には到底曲とは認識できないような速度でスラスラ弾き、あっという間に演奏が終わってしまう。

何事にも適切な速度があると思う。プロにはプロなりの事情があるのだろうが、「速く弾ければ弾けるほど程上手」みたいな文化はどうも好きになれない。私とは縁のない業界である。

2. 本日から計量士の授業を収録する。まずは一般計量士一基からである。久しぶりに対偶命題と元の命題の真偽は常に一致するなどと話した。今年は編集せず、5問ずつゆっくりと収録しようと思う。

命題と言えば、数学科に入学してすぐの頃の話を思い出す。講義の冒頭、教授に「1>2ならば2>4という命題は真か?」と突然言われ、当惑したことがある。即答できなかった。

もちろん真である。命題というのは仮定から結論が導かれればなんでもよいので、仮定の正しさを考える必要は無いのである。しかしこんな荒唐無稽な仮定は無意味である。

2024/4/6
1. 母が病院に行った話。近所の総合病院に行ったら体温が37度台で微熱だということで、コロナとインフルエンザの検査をさせられたそうだ。もちろん陰性で、下痢止めをもらって母は帰ってきた。私としては胃腸の精密検査をして欲しかったのだが、全く想定外のことをして帰ってきた。思うようには行かないものである。状況と希望を伝える努力をしなかったようだし、息子が病院に行けというので仕方なく行っただけなのかもしれない。医者には単なる風邪と思われたようだ。何の解決の糸口にもならなかった。

ただ、痛みは無いそうなので、私が心配性なだけかもしれない。医師が胃腸の検査すらせず「軽症」と判断したのなら、それでいいじゃないか・・とも思う。いずれ健康診断や人間ドックを受けた方がいいかと思う。

2. これまで毎日してきた動画投稿をお休みしていると、再生回数が露骨に下がった。たかが晩御飯動画といえども意外と再生されているものだな。収益はほぼ変わらない。アメブロでは、英訳併記をやめたらと閲覧回数が微妙に減った。英訳なんて意味の無い努力だと思っていても、某予備校の「努力は実る」じゃないが、こんな些細な努力でも「しない」よりは「した」方が良いのだと分かった。もう英訳を再開する気はない。

2024/4/5
1. 保護リレーのところで、事故が起きたときの継電器の誤動作とは「動作すべき時に動作しない」と「動作すべきでない時に動作する」の二通りあると習う。この「動作」のところを伏字にして、いろんなことに応用すると、人生訓となる。つまり「指摘すべき時に指摘しない」&「指摘すべきでない時に指摘する」とか、「意見すべき時に意見しない」&「意見すべきでない時に意見する。」になる。どちらも後者は意味深である。たとえ正論であっても不用意な発言は感じが悪くて毛嫌いされるので、後者には大変気を使う。いらんことは言わない方が良いが、いうべき時は最低限言わないとならない。理系の良心とでもいうべきだろうか。ただ、いうべき時と黙っている時の境界の選定は非常に難しい。

2024/4/4
1. 今日の母は元気そうで、晩御飯も作れるという。ただ、晩御飯動画の撮影は母が元気になるまでしばらくお休みすになる。明日病院に行くことにしたというので、指切りげんまんをした。子供じみたことを子供が親にしなくてはならないのは、面倒くさい。 そろそろ講義動画の撮影をしなくてはいけないが、もうちょっと他のことをしたい。面倒くさいだけでメリットのない英訳は辞める。私はたまにおかしなことを始めるが、大体すぐやめる。ブログはまだ続けようと思う。

2024/4/3
1. 母がトイレに頻繁に行くので、病院に行って医師の診断を仰ぐように3/31の時点で母に提案していたのだが、全く取り合ってくれなかった。安静にしていれば治ると信じていて、日中寝ている時間も多くなった。夜寝ている時も頻繁に起きてトイレに向かうようになった。食べる量も急に少なくなり、今日は昼食を食べなかった。明らかに異常なのに、養命酒や正露丸に頼り、病院に行かない自分が「正しい」と思い込んでいる。

何とか説得し、今週中には病院に行くとの言質をとったが、今日の午後からでも病院に行ったらいいのに・・とつくづく思う。まるで宗教にはまった人に正論を説いているようで疲れた。異常が無ければよいのだが。私は一刻でも早く病院に行った方が良いと思う。試験対策と一緒で、何もしないままでは、事態はかえって悪化する一方である。医師に安静にしているように指示されているのなら別だが、まだ何の治療も始まっていない。事態の収拾に向けて努力する方がよい。

昔濃度の受験生で、受験に際し「高校化学から復習した方がいい」という自説を私に解いてくる人がいた。私は「それは時間がかかりすぎるから、最初から過去問と向き合って出題されやすいところだけを暗記する方がいいですよ」と諭したことがある。しかし、聞き入れてもらえなかった。それなりに商売をしているプロが「非現実的ですよ」と指摘しているのに、おかしいことを言っている人は自分の考えを素直に改めることは無い。頭の切り替えができる人は限られた人だけである。私が良かれと思って事実を指摘してもどうせ反感を買うだけなので、私は滅多に指摘しない。淡々とサイエンスを語るだけである。

2024/4/2
1. やっと環濃の解説書きが終わった。4年分書くのに1か月かかった。74回はお手本が無かったが、なんとかなった。だいぶ疲れた。毎日毎日JISばかり読んでいると、うんざりして拒食症ならぬ拒JIS症を発症した。しばらくJISは見たくない。楽しい受験勉強などあり得ないことを実感する。

2. 昨日本来夕食後に飲むべき薬を飲み忘れてしまい、この薬を寝る前に飲んだ。そしたら今朝からちょっと気持ち悪い気がする。薬は正しく飲まないと正しい効能が得られないようだ。 br>
2024/4/1
1. 晩御飯動画は今日から3日間お休みする。私は毎日、動画内でしゃべる内容を午前中に執筆するが、今日はそれをしなかった。いつもしていることをしなかったので、拍子抜けしている。晩御飯動画を楽しみにしている人はいないだろうし、収益もたかが知れているので、休むことに罪悪感は全くない。お休み中、お話しの元となるメモのストックを作っておく。

2. 本日の昼食は、昨日の晩御飯のハンバーグの残りを食パンの間に挟みハンバーガー的なものを食べた。肉とパンだけでは味気なかったのでケチャップを塗りたくって食べたが、意外とおいしかった。たぶん、チーズとかピーマンとかほかの具もいろいろ挟んだ方がおいしく感じることだろう。

私はハンバーガーはほぼ食べない。特にマクドナルドは忌避すべき対象である。なぜかというと、生駒のNAISTにいたころ、学園前駅のマクドナルドで朝マックを食べて仮免の教習を受けたら落ちたからである。私の運転が下手くそだったからS字カーブで脱輪したわけで、マクドナルドは何にも悪くないのだが、それ以来マクドナルドで食事をする気が起きない。マクドナルドで食事をすると、その日は悪いことが起きる気がしてしまうのだ。黒猫が横切ると縁起が悪いなどといった「迷信」や「ジンクス」と同じたぐいである。

2024/3/31
1. 昔宿泊した安宿で、主人から「照明は点灯時に電気を食うから、一度つけたらつけっぱなしにしておいてくれ。」と言われて驚いたことがあった。記憶に残る迷発言であった。常識的に考えれば、照明に必要な電気代は使用時間に比例すると思う。確かに点灯時に大きな突入電流が生じるのかもしれないが、オンにするのにかかる時間はほんの一瞬なので、トータルで考えれば人がいない時はこまめに消した方が電気代は安く済むと思う。ただ、もしこれを実証しようとなると、かなりの時間と労力と測定機器が必要だろう。こういう偽科学と出会った時、因果関係を立証し嘘か否かを断定するのはかなり難しい。

私も思い付きや感想で反論もできず、事実とは無関係に偽科学が蔓延していくのだろう。そもそもこういうヘンテコ雑学を真に受けてしまうような人は、正論とか事実とかデータとかを示しても自分の考えを変えないと思う。人間は自分の信じたいことを信じるようにできているからである。

2. シマエナガという鳥を、最初沖縄の人の名前によくある「島袋」と似ているので、沖縄の鳥かと思った。

2024/3/30
1. もうすぐ四月である。この春から教員という新卒の人もいることだろう。

昔、私が教員になってすぐ言われたことは「入学式用の礼服を買ってくれ」であった。入学式前にAOKI蓮田店に自転車で駆けこんだことを覚えている。人生では葬式とか結婚式とかもあるので、春から教員の人はまずは礼服を買っておくことをお勧めしたい。男はスーツとしても使えるような物を選ぶと良いと思う。

あと、格好いいネクタイがあればなお良い。教師は全身が生徒とのコミュニケーションツールである。「センセ、ネクタイ格好いいね」なんて言われるくらいで丁度よいのである。

2. 奨学金は借金だから全額返すべきだ、というブログがあった。奨学金は学生支援機構から金を借りるので確かに借金ではある。ただ、通常のローンと比べるとかなり異なる点がある。この特殊性を紹介したい。

まず奨学金には有利子と無利子の物がある。有利子でも利子はだいぶ低めである。通常のローンで無利子の物なんてあるはずがない。この点で通常のローンとは大きく異なる。

私は修士と博士で無利子の奨学金を借りた。また修士の頃は理大奨と言って、2年間96万(正確な額は忘れた。)があった。こちらも無利子で、卒業後10年間かけて理科大にちゃんと返した。確かこの理大奨の入金で学部の頃借りた奨学金を一括で返済したと思う。

学部の頃に借りていた奨学金は有利子だったが、学生の間は返還は猶予されるので、学部を卒業して修士に入っても利子はつかなかった。学部の頃の奨学金には「一括返済」という特典があった。一括で返済すると1割くらい免除になるという仕組みだったので、就職してすぐに学部の頃の奨学金は一括で返済してしまった。この一括返済の特典は大学院の時の奨学金にはなくなっていた。こんな特典は普通のローンにはない。

あと、免除職の特典がある。これは多分今もある。奨学金の冊子にいかなる職種職業が免除職なのかが必ず書いてあると思う。ちなみに教員はもれなく免除職で、確か15年ほどだったと思うが、継続してお勤めすると奨学金は文字通り免除になる。返さなくてよくなるのだ。こんな特典も普通のローンには無いだろう。

ちなみに、私は全ての奨学金の返還が終わっている。博士の頃の奨学金は防府に来てからも毎月払っていたが、全額使いこんだわけでもないし、毎月支払うのも面倒だったので、残りは一括で返してしまった。塾経営上現金を残しておくべきかとも思ったが、大規模な投資をする気は起きなかったし、毎月通帳に「学生支援機構」という名前が記帳されるのが嫌だったからである。  

2024/3/29
1. 今日の夢は、朝の通学中居眠りをしていて北千住駅を乗り過ごす、という夢だった。史実の私の高校時代では、草加始発の浅草行き各駅停車で座って通っていたので、その記憶が突如出てきたのだろう。

夢の中でもちゃんと座って浅草行に乗車中で、北千住を過ぎてすぐに夢は始まった。数駅先の駅(堀切あたりか)で降り反対方面の列車を待つが、待てど暮らせど下り普通列車が全く来ない。ときたま特急列車がゆっくり通過していったのが妙にリアルだった。このままだと学校に遅れるのではないかとひやひやしているところで、本当に目が覚めた。

2. 硝酸(1+10)とは、1:10の体積比で水と混合した液体を指すそうだ。日々知らないことを調べなくてはならない著述業も楽ではない。環濃はあと15問なのでもうゴール目前である。

3. 他人のブログを読んでいて、ご一家でサイゼリヤで食事をするという記事があった。この辺にはサイゼリヤは無いので、うらやましくなった。運河にも蓮田にもサイゼリヤがあって、私は昔よく行っていたからである。今でもたまに無性にサイゼリヤが食べたくなる。サイゼリヤが恋しいのである。ペペロンチーノとかくっそ安いワインとかが懐かしい。なんであんなに安いんだろうか。

教員退職後、蓮田駅東口側のサイゼリヤで一人で夕食をとっていたら、サトエの教え子の女子生徒二人組に見つかったことがある。恥ずかしかったが、「高橋先生!」と声をかけられたので仕方なくちょっとだけ会話をした。

2024/3/28
1. 晩御飯動画のお料理メモは母が手書きで書くのだが、昨日のメモでは広島県と書くべきところ広"鳥"県となっていた。母には言わず、笑いをこらえながら動画を撮影した。動画の撮影にもたまには休みが必要なようだ。

2. 午前中のピアノ練習が一番はかどる。ただ、就寝前30分のピアノも効果てきめんで、子守歌代わりになるのかよく眠れる。電子ピアノなので音だけは良いのである。

3. この日記をアメブロに移行させて以降、他人のブログもたくさん読むようになった。子育て中のママさんで、我が子の現在の成績表と3年くらい前の成績表を写真付きで載せている方がいた。昔の成績表には、当たり前のように担任による所見とコメントが3つくらい並んでいたが、最近の成績表にはそういうのは無くなっていた。成績表も簡素化が進んでいるようだ。

教員時代、受け持ちの生徒の所見を一人ずつ書く担任を傍目で見ていて大変そうだなぁと感じていた。今でも所見を書いている中学や高校の方が多いのではないか。所見を書くのは担任の先生の存在意義なのかもしれないが、教員に必要な業務とは本当は何なのだろうかと考えてしまう。

2024/3/27
1. 寒いとパソコンが正常に起動しなくなることがある。そのため、夜間はパソコンの上にひざ掛けをのせている。だいぶ暖かくなってきたので、この毛布もそろそろ不要になるだろう。

2. 周期表の元素が人名に使われる場合を考えてみた。ぱっと思いつくのは、りん、スズ、鉄あたりだろうか・・苗字だったら金(コンと読む)さんがいる。銅とか白金、アルミはなさそうだ。ルミはありそうだね。他になにがあるだろうか。亜鉛、鉛などはたとえ漢字で表記できても人名とは縁が無さそうだ。

3. 72回一般計量士試験を私は福岡の福岡工業大学で受験した。隣の建物は別の試験会場となっており、「登録販売者試験」という立て看板が立っていた。何を販売する資格なんだろう・・と思って帰宅後調べると、ドラッグストアなどで医薬品の販売をする資格のようである。いろんな業界でいろんな資格があるもんなんだな・・。

2024/3/26
1. 温泉のシーンを撮影するときは、お湯が熱々だと湯気でレポーターが見えなくなるため、あえてぬるま湯にする・・という話を聞いたことがある。私の晩御飯動画も、あまりに熱々だと、特に冬は湯気が立ち上るので、若干冷めた状態を撮影している。それでも完成直後なので、汁物から湯気が立ち上るのは防げない。

2. 日本沈没を読んでいると、たまにハッっとさせられるセリフがある。一人ずつが国に責任を持つんだ!というセリフがあって思わず笑ってしまった。授業をせずにのんびりピアノを弾いていると、私は何の責任も果たしていないなぁとつくづく思う。もっとも、無職は気楽で良い。気楽さよりも給料をもらって働く人の方が大多数で良かった。無職の人が多数だと世の中回らないからね。

3. だいぶ暖かくなってきた。今までは寝る時に毛布を2枚使用していたが、昨晩から1枚にした。ただ心配性であり、朝方寒くなったらどうしよう・・と不安が募るので、予備で毛布を隣の部屋に置いている。

2024/3/25
1. 害獣駆除をするにも「狩猟免許」が必要だという。法令の知識を問うペーパーテストもあるようだ。世の中資格と法令ばかりでうんざりしてくる。ただ、資格持ちしかできない仕組みだからこそ、職業が生まれるし、参入障壁の高さのおかげでサービスの質と安全が保たれる。騒音の測定もなんとなく騒音計を向けて表示される数値を一度見てそれで終わり…なら誰でもできるが正確さは微塵も無い。騒音ごとに解析手法が異なるからである。ザルででたらめばかりでは理系の出番がなくなるし、公害が放置されてしまう。

2. 電気の勉強を始めた頃は虚数単位としてjを使うことに違和感を感じていたが、三種に合格する頃には逆に虚数単位はjが当たり前になっていた。ただ、高校生の数学の授業では意識してiを使わないといけなくなってしまい、授業時に困った。最近は高校生に授業をする機会が無いのでその点は助かる。数学の先生が虚数単位をjと書いたらやはりおかしいのだ。こんな常識と非常識のはざまで苦悩する変な数学教師は、私だけだろう。

3. 一般計量教習入所試験の過去問解説が売れた。ありがとうございます。この試験の受験生に解説を売ったのは二度目である。一人目は最初の依頼者である。全国におそらく数十人しかいない一般計量教習の受験生と出会えるインターネットというのは、改めてすごいツールだと思う。多少でも売れるのならば、毎年解説を書きます。

2024/3/24
1. 普通著作でも論文でも、文頭は大概タイトルである。しかしJISはタイトルよりも、まず先に目次や前書きから始まることが多い。面白いね。

2. JISK0102は工業用水試験方法である。工業用水を産業用水とは言わない。なぜかと言われても、そういう言葉遣いをしてきたからである。だったら、JISも別に日本工業規格のままで良かったのではないか。用語の変更に何のメリットがあったというのだろうか。ただ、毎日毎日JISを見ていたらさすがに「日本産業規格」という単語も見慣れてきた。習慣とは恐ろしい。

このJISK0102(工場用水試験方法)と0101(工業用水試験方法)は名前が似ていて紛らわしいが、現在統合・改訂版の作製が進んでいるそうである。このテストでは0102のほうが大事だと思うが、なんと2019年に追補というのができて実質改訂されている。こちらも見なくてはならないので、面倒くさいことこの上ない。わざわざ改訂されたところを出題する計量士試験も意地が悪い。

2024/3/23
1. 小学校の敷地の周囲にはぐるっと巨大な松の木が生えている。地名に松がつくくらいだから、昔から松が生い茂っていたのだろう。そのため、小学校脇の小道を通ると、松ぼっくりや松の枯れた枝が大量に落ちている。しかし、毎朝どなたかが掃除してくれていて、いつもきれいになっている。報酬をもらう仕事ではないと思うが、自発的に掃除してくださる方には感謝しかない。逆に、退職後もずっとお勤めで高齢になっても多忙だと、近所の道を掃除しよう・・とはならないと思う。働かなくても食える老人がいる方が、豊かで清潔な社会だと思う。

2. 昨晩も通常通り夜9時に寝た。まるでタイマーやリレー動作が体内にあるかのように、夜9時なると頭に眠気の指令がきてコテンと寝付く。そして、今日朝起きたら7時だった。普段は朝6時に父の目覚ましが鳴り私もついでに起きる仕組みなのだが、今日は父が目覚ましの設定を間違えたようで、7時に目覚ましが鳴った。さすがに10時間も寝すぎだと思うが、頭はすっきりした。

こんな時、つくづくお勤めじゃなくてよかったと思う。お勤めだったらこんなにのんびり朝食を食べている時間など無いだろう。急いで出勤するというストレスは皆無である。ただ、朝食をとる時間が1時間遅かったせいで昼食の時お腹が減っていなかった。

2024/3/22
1. 今日見た夢は悪夢だった。自転車でツーリングをしていたら、突然警察の車両が前から出てきて高圧的な警察官に尋問される・・という話だった。親のDNA鑑定をしてこい・・という意味不明なことを警察に言われて目が覚めた。なんでこんな夢を見たのか分からないが、いつも夢は破天荒で脈絡が無く、現実との接点がほぼ無い。

現実には私は自転車で旅行したことなど一度も無い。越谷に住んでいたころ一度だけ運河まで自転車で行ったことがあるが、そのくらいである。旅は鉄道旅行しかしたことが無いし、これまでの人生で警察のお世話になったことも一度も無い。

2. 今年は花粉症がひどくない。内科でついでにもらった鼻炎のスプレーの効果もあるのだろう。いつもは花粉症のせいで鼻をぐすぐすさせながら計量士の過去問の解説動画を撮影するのだが、今年の撮影は4月に入ってから始めることになるだろう。環濃の執筆は現在70パーセントの進捗率である。もう一息である。不確かさの話でちょっと苦戦したが、標準不確かさは標準偏差であること、比較は相対値だから濃度や容量で割ることを書いた。ちょっと微妙なところもあるが、割といい線は言っていると思う。

2024/3/21
1. 今朝の朝散歩中、小川のほとりに真っ白で細い鳥が羽を休めているのを見かけた。おそらくサギだろう。山口県は市街地や工業地帯を離れるとすぐ山間部なので、山にしかいないような鳥も普通に飛んでくるようだ。写真を撮っておけばよかったと思うが、後の祭りである。

2. さくらインターネットからサーバー変更の「ご提案」というメールが来たのだが、IT関係は興味が無いので私に提案されても是非がわからない。自分でサーバーを用意して維持するのが手間だから、お金を出してアウトソースをしているのである。だから勝手に変更して適切に処理していただけたら助かる。

3. 毎日毎日化学のJISを読んでいると、もうおなかいっぱいである。世の中にはこんなにたくさんの有害な化学物質があって、それに対処するJISがこんなにも存在するのか・・と毎日感心している。公害を防止するのは大変なんだね・・。食当たりならぬJIS当たりである。もう少しの辛抱である。

2024/3/20
1. チタンは万能の被膜だと思っていた。チタンを侵す物質などないと思っていた。しかし、JISB0095排ガス試料採取方法の採取管の材質を規定する項目を見て驚いた。なんと塩素ガスのところに〇がついていないのだ。調べてみると、チタンは湿った塩素に対しては耐食性があるが、塩素ガスに対しては腐食してしまうそうである。同じ塩素でも液体か気体かで耐食性が異なるとは知らなかった。チタンといえど万能ではないようだ。弁慶の泣き所、ならぬチタンの泣き所である。

2. アメブロの順位が日に日に上がっていく。お金以外のことを求めていく方が人生は楽しい。お金を求めたって、どうせ世の中に出回っていないのだから、手元に来るはずがない。無いものねだりである。ピアノも毎日弾いているとショパンの指使いが分かってきて楽しい。お金以外のことに喜びとか楽しみを求めると自動的に独身になるが、婚姻を求められたことも無いし求めることも無いし、気楽なものである。私は早々に婚活市場からも労働市場からも退場している。

3. 自分で撮影した3月10日のカレーの晩御飯動画を見たら、白い皿に盛りつけた白いご飯の白飛びがひどかった。照明を当てているので白は飛びやすいが、あまりにも皿の中が真っ白で思わず笑ってしまった。今晩の晩御飯もカレーなのだが、今日の撮影では前回の反省を生かし、柄の入った皿にした。ご飯も雑穀米にしたので、米の存在が分かるようになった。

2024/3/19
1. 環濃の解説を書いていると似たようなJISがたくさん出てきて、区別がつかなくなってくる。特に私の場合、装置を動かして測定した経験が全く無いので、覚えづらいことこの上ない。私の頭脳は、化学を考えるのに適した構造にはなっていないようだ。

2. 最近人手不足というワードをよく見かけるが、いまいちこの単語にピンと来ない。魅力の無い業界や給与の低い職種の求人に応募する人がいなくなっただけだと思う。他の職種に逃げた人やフリーランスになってしまった人が、ブラックな業界の労働市場に再び戻るはずがない。どこにも所属しない「フーテンの寅さん型人生」は気楽で良いし、自分の才覚てやっていく方が私は楽しい。人手不足という単語を聞くたびに、私のように労働市場から退場してしまった人が結構いるのかもしれないと思う。

3. 今年のシクラメンは育ちすぎた。成長するほどよいという価値観のもと、毎日せっせと水をやり日光に浴びせたが、やりすぎだった気がする。国家試験の解説も長くて詳しければいいというものではなく、適切で簡潔な長さがある。シクラメンにも適切な成長量があったのかもしれない。何事も「丁度いい水準」を決めることは難しいことだと思う。

2024/3/18
1. シクラメンは冬の植物なので、寒さを好む。最近は日中気温が上がるせいか、ピンと立っている茎が徐々に倒れてくる。もう冬も終わりが近いようだ。

植物は夜でも水を消費することが分かった。夜も呼吸をしているからだろう。寝る前に水を満タンにして翌朝水の量を確認すると、明らかに減っている。

2. JIS B 7983排ガス中の酸素自動計測器を読んで、酸素が磁性体であることを知った。今までどこかで聞いたことがあったような気もするが、最近の業務には不要な知識だったので、酸素が磁性体であることを認識していなかった。高純度の酸素で作られたシャボン玉に、磁石を近づけるとシャボン玉は引かれる。地球は大型の磁石なので、酸素が地球の表面にとどまっていられるのは酸素に磁性があるおかげなのだろうと思った。自然はうまくできている。

2024/3/17
1. 新幹線の新北陸トンネルは全長20km程度で、驚くほどまっすぐである。それを新幹線は5分程度で疾走する。あまりの速さにのけぞってしまう。乗り換えの手間をかけてでも新幹線に乗った方が速くて快適と思う。敦賀米原間がもうちょっと近かったらよかったのにと思うが、無いものねだりをしても仕方がない。

2. 15日に楽天スマホの不具合があった。通信速度がすごく遅く、まるで昔のダイヤルアップ接続のようで、画像を表示することがほぼダメだった。朝起きてすぐの六時には既に不具合が生じており、ほぼ一日中スマホが使いづらかったが、夕方4時過ぎに直っていた。復旧に意外と時間がかかった。

3. 現在、環濃の解説の進捗率は50パーセントである。環濃は問ごとに4年分書いている。一つのJISで複数の問の解説を書いた方が理解も速いし、効率的だからである。私の解説は年度ごとに問1から順に並んでいるが、勉強するときの順番は各自工夫をしてもらいたい。

2024/3/16
1. 本日、敦賀ー金沢間の新幹線が開業した。google mapを見たら、さっそくこの区間の新幹線が表示されていた。仕事が速い。北陸新幹線の役割の一つは東京大阪間のバイパスルートになることである。今回敦賀まで北陸新幹線が開業したことで、不完全ではあるものの初めてこの役割が北陸新幹線に付与されることになる。米原の重要性が高まるだろう。私も今度茨城や埼玉に用事があるときは、米原か敦賀に一泊し、北陸新幹線経由で大宮まで行く予定である。ただ、今のところ上京の予定は全くない。

敦賀という最終目的地になりにくい都市が乗り換え駅になってしまったことで不便を感じる人がいると思う。でも私の経験から言うと、乗り換えは慣れると不便だとは思わなくなる。我が町防府には新幹線駅は無いので、県外への移動の際には、新山口駅か徳山駅まで在来線で行き新幹線に乗り換えねばならない。不便と言えば不便だが、長年こういう交通体系なので、いまさら何とも思わない。

2. 理科大時代住んでいたアパートのすぐ隣が幼稚園で、毎朝8時30分になるとピアノ演奏と素っ頓狂な園児の歌声が始まり、強制的に起こされていた。この幼稚園の先生のピアノ伴奏は下手だった。保育士試験にはピアノの試験があるそうだが、ピアノがあまり上手でなくても幼稚園の先生はできるようである。

3. 朝散歩の際、保育園の前を通ったら卒園式の看板が立っていた。独身の私には縁の無い施設である。

2024/3/15
1. amebaブログで私の記事に英訳を付けたら、わずかに閲覧数が増えた。最初は晩御飯動画を英語でやろうかと思った。しかし晩御飯動画の原稿は「手書き」なので、いちいちパソコンでテキスト入力する手間と発音を調べる作業量を考えると毎日はこなせず、結局この日記を英訳することで落ち着いた。特になんのメリットも無いが、英訳をつけるだけなら大して大変では無い。

手順は簡単で、google翻訳にこの文章全体を入力するだけである。すると、素晴らしい出来の英文が瞬時に生成される。

ただ、そのまま採用というわけにはいかない。やはり一度通読して内容を確認する必要がある。また、AIは入力する元の文章に主語が無い場合、勝手にheと主語をつけてしまう。私の発言なのにhe saidと表示されるので、こういう場合は主語を書き換えなければならない。100パーセント自動化はやはり無理である。

2. 母が「萩の月」という菓子を買ってきた。沢山ある萩の土産物用のお菓子なんだろうと思ったが、裏面に記載されている製造者の住所を見ると、なんと仙台市であった。名前に「萩」とついていても山口県とは無関係なのである。山口県民がこのお菓子を見たら、例外なく「萩のお菓子なんじゃろ・・」と思うはずである。何を思って他県の市の名を菓子名に採用したのだろうか・・謎である。ちょっとしたら仙台市の人は萩を地名だと認識していないのかもしれない。観光地なのだが、他県では有名ではないのかもしれない。

2024/3/14
1. NAIST時代、食堂の責任者と思われるちょび髭のおじさん職員がいた。ある人が彼を「殿下」というあだ名で呼んでいて、うまいことを言う人がいるものだと苦笑してしまった。まるで秋篠宮のような髭を蓄えているからだ。私が夜10時過ぎに缶ビールを買いに行くと、殿下はよく自動販売機の前で一人でたばこを吸っていた。いつも夜遅くまで仕事をしているようだった。何度か会話を交わしたことを覚えている。娘が私の顔忘れちゃうかもねなどと言っていた。

2. 2016年頃、初めて電験三種の受験をしようとしていたころ、全身がかゆくて眠れなくなり、仕方なく近所の皮膚科に行ったことがある。この病院は自宅から歩いて数分のところにある。診察中、医師に仕事のことを聞かれ、私は「大学入試の塾をしています。数学と物理を教えています。ついでに化学も教えています。」と答えた。そしたら「物理が分かるなら化学は教えられるね」とさらりと笑顔で返された。

物理と化学なんて自転車修理と自動車修理くらい違うんだから、それは誤りだと思っていた。しかし、濃度の解説を日々書いているとこの医師の言うことはあながち間違いではなかったのかもしれない・・と思えてきた。

環濃の解説書きは、亀のような歩みだがゆっくりと進んではいる。4月中旬までには終わると見込んでいる。特段質のいいものを書こうと思って意気込んでいるわけでもないが、自然と時間がかかってしまう。でも計算問題の方がわかった時の喜びが大きい。

2024/3/13
1. 今日は循環器内科の病院。医師に「血圧が低いようだが、ふらつくことはないか」と聞かれた。フラフラしている人生だが、体は元気なのでそんなことはないと答える。いたって健康ではある。ただ、執筆がはかどらない日がたまにあるので、自覚していないだけでそんな日は体は不調なのかもしれない。

2. 二日前に出した晩御飯の動画のアクセス数が極端に多くて驚いている。晩御飯の再生回数は通常30〜40回程度なのだが、「餅は餅屋」というタイトルの動画の再生回数だけは700回を超えている。どうも外国人のおすすめ動画に上がったようで、多数はインドからのアクセスである。外国語の話者が私の動画を見ても、トーク内容を理解できないのが残念である。

2024/3/12
1. 近所の高校の非常勤講師の求人がちょっとだけ気になる。免許が有効かどうかなんて千葉県教育委員会に尋ねなければよかった。それくらい貧乏なのであるが、つい他の仕事のことを考えてしまうのは毎年春の恒例行事と化しているので、そのうち興味がなくなり忘れることだろう。

教室に生徒がいて、自分が教科書を抱えて入っていく姿を想像するだけで不快感がする。時間割の数学の欄に高橋と書いてあるのを想像するだけで気持ち悪くなる。教育現場への復帰は辞めた方が無難だろう。「専任でどうか」なんて言われそうで嫌だ。寿命が縮みそうだ。非常勤で授業するだけなら何とかなるかもしれないが、そんなことをして小銭を稼ぐくらいなら、もういっそ貧乏でいいじゃないかと思う。「立ち去り型サボータージュ」ならぬ、「入社前ストライキ」とでも呼ぼう。金貰っても嫌なんて、難儀な人生だとは思う。

2. 今日の昼食はカレーうどんだった。カレーうどんを食べて、初めてnaistに行きボスと面談した時、昼食に食堂でカレーうどんを食べたこと思い出した。若い頃の経験は記憶に残りやすいのだろうか。そのときボスはしきりに光有機相転移と言っていた。時間を間違えられて、事務からボスに電話をかけてもらった。博士課程からでいいんじゃないのと言われたのに、研究を勝手にやめてしまってごめんなさい。  

2024/3/11
1. 運河時代自転車のタイヤがパンクして、どこで修理して良いか分からず困ったことがある。近所に「ホイールリペア」と看板を掲げた店があったので、自動車の修理屋なのは分かっていたが、まずはここにパンクした自転車を持って行った。もちろん自転車は無理だと言われた。当たり前である。職業には専門があるのである。ただ、素人目には「自動車が直せるんなら自転車くらいついでに直せるでしょ!」と思った。客は自分勝手である。

結局みずきの街のホームセンターまで自転車を押し歩いて行った。その後、大学入学後から一人暮らしをしている友人に聞いたら、大学の近くに自転車のパンク修理の店があることが分かった。人に頼るというのも大事なことである。二度目にパンクした時はその教えてもらった修理店に行った。三回目のパンクは無かった。

2. 「たけした」という田布施のお菓子屋がある。ここは餅屋なので、餅がピカイチでおいしい。正月の餅もたけしたの物が良い。今日は、贅沢にもここの「イチゴ大福」を食べた。ほっぺが落ちるようなおいしさとはよく言ったものである。その道のことは専門家が一番よく知っていることを「餅は餅屋」というが、まさにその通りなのである。ふと濃度の解説を書いていると、私は一体何屋なんだろう・・と思ってしまう。

2024/3/10
1. 酸価数を表すギリシャ数字が分かりにくいが、私は3,4を表すIII,IVだけは分かる。ファミコン時代のドラクエをやった経験があるからである。高校時代はゲームより現実に向き合おうみたいな人生だったので大したゲームの経験はないが、小学生の頃ドラクエだけはやった。それくらい当時「流行った」のだ。小学校3,4年生くらいがドラクエIII,IVの時代だったかと思う。

父が、「ドラクエIIIのラスボスを倒したらIVを買ってやる」と面白半分に言ったので、バラモスを倒した後IVを買ってもらった。後にIIIの真のボスにはゾーマというのがいると知って驚いたことがある。ゲーマーではなかったので、基本的な知識が欠落していた証である。それにIIIはあまり熱心にやっておらず、本当に一生懸命やったのは4だけだった。

ただ、小学校に行っている間、母が戦闘をこなしレベル上げをしてくれていたので、ものすごい不真面目である。Vはスーパーファミコンだったが、中学生になってからやったんだと思う。クリアだけはしたと思うが、あまり記憶にない。

2. きょうも数学科の謎を記録しておこうと思う。数学科を卒業するともれなく「測量士補」という謎な資格が授与される。教員免許は教職課程を履修すると授与されるが、測量士補を獲得するにあたっては何もしていない。何のための資格なのか全く不明だし、数学科を出て測量士になった人の話など聞いたことがない。大学の数学と測量が関係あるとは到底思えないし、カリキュラム上測量に関する科目も一つもなかった。どういう歴史的背景があって数学科出に測量士補を授与しているのか不明だが、こんな意味不明で無駄な制度は辞めた方がよい。

稀に計量士という資格を知らない人が、計量士と測量士を混同することがあるようだが、私は計量士だからね。みんなちゃんと覚えてね。(未登録なので、本当は私は計量士と名乗ってはいけないことは言わないお約束である。)

2024/3/9
1. windows95で電話回線を用いてダイヤルアップ接続をしてネットにつなぐという動画を見た。懐かしかった。私は2000年くらいに初代のパソコンを買ってもらったが、当時最新のwindows98だった。まだ光とかADSLなどというサービスは影も形も無く、電話回線経由のネットだった。毎月合計で何時間いくらとかいうサービスで、定額制ではなく通話時間が限られているサービスだった。そのため、通話時間を気にせずずっとネットに接続するというのができなかった。ネットにつないでもメールチェックくらいしかできないし、メールを書いている時は接続を中断して時間を節約せねばならなかった。またやたらと遅く、動画どころか水着のお姉さんの写真を一枚表示するのにものすごい時間がかかる。

接続時にピーヒョロロロザザピーという気持ち悪い異音が鳴る。あの音は何だったのだろうね。ネット使用中は話し中になるので、固定電話が使えないのも欠点であった。親に「今電話使えないんだけど、ネットしてる?」と何度も聞かれた。不便なことこの上ない。この時代、携帯電話はだいぶ当たり前にはなってきたもののまだ持っていない人もいたから、固定電話は使用頻度が高かったのだ。

初代のパソコン導入時、電話のジャックとパソコンの距離が遠かったので、長い電話線(5メートル)を秋葉原に買いに行ったことを覚えている。2000年前後はまだネット中心の世界ではなく、近所の電気屋にない特殊な商品は「電車に乗って秋葉原」におでかけしないとありつけなかった。そもそも秋葉原は家電を買う町として機能していた。近所の電気屋では大して選べないが、アキハバラなら大体お気に召す商品があった。

2002年頃、ヤフオクを始めるためデジカメを買ったのが、私の秋葉原での最後の買い物となった。テレビではしきりにオノデンとかサトームセンがCMソング付きの広告をよく流していた。今はコンテンツ産業が目だつようだが、千代田区の一等地なので他の業種もたくさんあるのだろう。

2. 教育職員を略して教員と言っているだけであり、教師の正式名称は「教諭」(きょうゆ)である。私は約十年ぶりに自分の教員免許を見たが、この免許の正式名称も「高等学校教諭一種免許状」「中学校教諭一種免許状」となっている。多くの人は学校の先生の名刺なんて見たことが無いかもしれないが、名刺にも「○○科教諭」などと書く。

教員免許とは不思議なもので、学部卒だと一種免許状がもらえる。これがあれば我が国の学校で指定された科目の授業を正式に行える。学部卒業後、大学院に余計に二年行って修士号を得ると、大学院では学校教育に関わる講義や実習があるわけでもないのに、勝手に「専修免許」というのがもらえる。別に専修免許だからといってメリットは全くないが、制度上そうなっているため、私の免許状は中高合わせて4枚ある。

修士に行ったところで教員になるうえでは全くメリットが無いのが実情だし、教師になるなら学部卒で十分である。ただ、院卒は中学生や高校生からちょっとだけ一目置かれる。私のような背の低く、大して授業がうまいわけでもなく、声が大きいわけでもないヘッポコ教師には修士号は丁度良かったのかもしれない。

2024/3/8
1. 私が見る夢は大体鉄道か学校が舞台である。今日見た夢は、「下りのサンライズ瀬戸」のような列車に父と乗っている夢だった。車両は昔のB寝台のような感じ。瀬戸なので、岡山から宇野線に入る。目的地は高松のようだ。岡山出発後、荷物はそのままで父だけがいない。どうやら誤って岡山で降りてしまったようで、車掌に岡山駅の電話番号を聞いたりしていた。私は大慌てで荷物をまとめて、途中駅で降りて岡山駅まで折り返そうとする。不思議なことに、この寝台特急は宇野線内各駅停車で小さな駅にもきちんと停車していく。岡山駅から2駅目くらいで降りようとしたときに目が覚めた。

私が現実にサンライズ号に乗ったことがあるのは高校3年生(1998年)のときだけである。デビュー直後であった。のびのび座席しか空いておらず快適ではなかった。東京から山口の最速は岡山からの新幹線乗り継ぎのサンライズ号なのである。

2. ebookjapanで日本沈没のコミック版を読む。まだ最初の方だが、迫力がすごい。原作は言わずと知れた小松左京である。日本沈没を一度も読んだことが無いが、小松左京ってすごいなと思った。ちょっと原作を読んでみたくなった。昭和の古臭いSFを今初めて読んだら、私は何を思うのだろうか。田所というマッドサイエンティストが出てくるのだが、彼が「科学者にとって一番大事なのはカンとイマジネーションだ」と言っていた。なんかそれっぽくて、ちょっと笑ってしまう。こういう人現実にいそうだよね。

本物のサイエンティストの某先端大の物理の先生たちは「物理は10年くらいやらないとだめだねぇ」「大事なのは慣れです」「やってると分からなくても分かるようになる」、などと身も蓋も無いことを言っていた。私には縁の無い世界だと思った。

2024/3/7
1. 今日見た夢の話をする。夢の中でも私は史実通り足立学園の高校生で、論文講座の授業中、一文も書けずに苦悩するという内容だった。肝心の題目が何だったのかは思い出せないが、つらい夢だった。これは以下の高校時代の実体験に基づいていると思う。

史実では私は高校時代、論文講座という2週間に一回開かれる講座に参加していた。部活などやっていなかったが、半ばこの論文講座が部活代わりだった。共同通信にお勤めの方が、どういうつてかは知らないが、足立学園に作文の指導に来ていた。元々推薦入試を受ける文系の人が受講するためのものだったようだが、全然関係のない私はこの講座で文才に目覚めてしまった。作文は今でも楽しいと思う。

授業が始まると、まず前回の作文が返却される。返却された作文には赤ペンで良かったところが書いてある。その後、全体の講評が行われて今回の題目が発表され、それについて原稿用紙二枚を書き、完成したら提出して終わり、という授業の流れであった。

一度だけ、時間内に書けなかった題目があった。その題目は「尊敬する人」である。いまでも忘れらない。他の題目ではすべてきちんと時間内に原稿用紙二枚をきっちり書いて提出してきたのに、この題目だけは全然考えがまとまらなかった。尊敬する人など考えたことも無く、いない中でなにをかけばいいか分からなかったのだ。理系は勉強のことしか考えていないので、尊敬という念が分からないというのもある。結局どうしたかと言うと、持ち帰って「自分を尊敬する」というあり得ないの趣旨の作文を書いて次の週に提出した。我ながら、よくそんな内容で二枚も書けたものだと思う。そのくらい高校時代は楽しかったし、周りとの比較をすることなど考えたことが無かったのだろうが、作文の趣旨からは大幅に逸脱していたと思う。

2. 昨日千葉県教育委員会に私の教員免許状についてメールをした。その後も自分で調べたりした。どうやら、教員免許が終身制なのは制度上変わらない。そして、私のように更新時に在職していない場合は、免許は休眠となりそのまま現在も有効となるようである。私の免許状には有効期限は書かれていないから、突然それが「有効期限切れです」となったら「サギ」だよね。自動車の免許じゃあるまいし。

そしたら、今朝、千葉県教育委員会の職員の方からご丁寧に電話がかかってきた。私の調べた内容と同じ内容を言われた。何の手続きも不要だと確定した。今でも私の免許状が有効だと口頭で言質をいただけたことが妙に嬉しい。

いろいろ政治が素人なのが困る。「教員は何の研鑽もなく免許が終身なのはおかしい」、という素人臭い発想が政治を動かしてしまったのだ。肩書が偉いだけで素人な老人政治家が、全体が不幸になるようなことを平気で行う。政治が三流なのは我が国の不幸だ。それでもこのくだらない免許更新制の「廃止」を訴えて事態を是正した政治家もいるんだろう。マトモな人が力を持つとは限らないのだろうが、まだまともな人もいるようだ。


2024/3/6
1. ふと思ったのだが(きっかけは三橋ブログ)、私の教員免許状はいまどういう状況なんだろう。活用する気は皆無だが、更新制という悪政がやっとなくなった今、かつて有効だった教員免許が全面的に無効になっているとも思いにくい。必要な単位や介護体験もそろっているし、再申請すれば免許状は新たに交付できそうな気がする。気が向いたら千葉県教育委員会に尋ねてみよう。

2. 私の人生では濃度の解説を書くときだけ、水質汚濁の「濁」の漢字を書く。それ以外の機会で濁の字を見ることは、まずない。一方埼玉に住んでいるとけものへんの「獨」の字はよく見かける。獨協埼玉という高校もあるし、新越谷駅前に獨協医科大附属病院もあるし、草加の松原団地駅(今は改称されてしまったが)には獨協大学がある。似たような漢字だが、全く違う字である。どちらの漢字も現在の私にとっては無縁である。

2024/3/5
1. 獺祭という日本酒がある。周東町発祥の酒蔵だそうである。山口県にもいろんな企業があるものである。しかも周東町は合併して今は岩国市だそうである。改めて地図を見て岩国市がとんでもなくでかくなっていて驚いた。さらに岩国市と周南市が接していることと玖珂郡が和木町だけなことにも驚いた。

「獺」なんて見かけない漢字だが、調べるとカワウソという動物を表す漢字だそうである。素人にはラッコと区別がつかない生き物だが、「カワウソの祭り」なんてヘンテコな商品名だなぁ、とつくづく思う。私は酒は飲めないので、この酒ももちろん飲んだことは無い。

2. 環濃は100問の解説を書く予定でいるが、ようやく今日で20問書いた。進捗率20パーセントである。だいぶ遅いが、焦っても仕方ないので、ちゃんと調べて書いている。ただ、大した計算問題も公式も無く、騒音振動のように面白くはない。血沸き肉躍る興奮が全くない。ほぼJISからの出題なので、解説もJISの引用みたいになる。なんでこんな測定法をするのだろう・・と考えてみても理由が分からないのでもどかしいことばかりである。化学は私の「なぜ」にあまり答えてはくれず、頭の中で不協和音がする。

ただ、濃度から騒音振動に入る人が多いようなので、私がついでに濃度も教えるのは塾経営上理にかなっているかと思う。完成後、どなたかに授業を入れてもらえたら助かるのだが。

2024/3/4
1. ウチの塾からは二人数学科に進学している。一人は教育大だったので、今はどこかできっともう数学の教師をやっていることだろう。このふたり、両名ともたすきがけの因数分解のところではタスキのバッテンは書かなかった。「そんなタスキなんていちいち書かなくてもすぐわかるよ」と言っていた。私はそれを聞いて毎回こう思うのだった。「授業するときはこうやってバッテンを書いて教えないといけないんだよ。君も授業する立場になったらわかるよ・・できる子ばっかりじゃないのよ」

2. 別れの曲を夜寝る前にゆっくり弾くと、よく眠れる。ショパンにしては珍しくゆっくりした曲なので、子守歌代わりに丁度よい。そしたら、間違って押していた音があった。まさか別れの曲で誤って認識していた音があるとは思っておらず、驚いた。勉強でも最初の勉強から忘れるくらい時間をおいて、二度目に新鮮な気持ちで新たに勉強するとよくわかったりする。これと似たものを感じた。

3. ショパンの曲にはタイトルがついていないものが多い。Op64-2とか、作品番号がタイトルだったりする。タイトルをつけるのが面倒くさかったのか・・興味なかったんだろうね。曲の雰囲気とか良しあしは「曲を聴けばわかるでしょう!?」みたいな感じだったのかなぁ。英雄ポロネーズみたいに通称があるものもあるけど。

2024/3/3
1. 今朝の朝散歩では雪のような塊がちらっと落ちてきた。道理で寒いわけである。ここ数日、座布団もカチコチだった。

2. 教員時代、廊下を生気のない様子で歩いていたら、突然話したことの無い生徒から「先生何の先生ですか?」と話しかけられたことがある。数学だよーと答えると、試すかのように「タンジェントの微分ってわかりますか?」と言われたことがある。めんどうくさいが仕方なく答えると、感心されたのだが・・。そりゃぁね、昔やったから当然わかるけど、別に数学科出てるからと言って高校数学が得意なわけでもないんだけど・・数学科出は誤解されやすい。

3. ガスクロの問で、スプリット注入とスプリットレス注入の違いを書いた。細かいことは私には書けないが、どうやらスプリット注入ではガス化した試料の大部分をスプリットラインから逃がすようだ。カラムに導入するのはごく一部だということで、なんだかもったいないなぁ、と素人くさい感想を持ってしまった。スプリットレスでは、注入時にはスプリットベントを閉じておき、試料はほぼ全量カラムに入るそうである。splitはそもそも分けるとか分裂するとかそういう意味だから、名称から連想しやすくなっている。

2024/3/2
1. フランスハト日記という漫画が面白かった。他にも、八丈島に移住する話や沖縄方言の漫画とか、ホンコンに移住する話が面白かった。イギリス在住の人のイギリス漫画も面白かった。結局異文化そのものよりも漫画家本人の「行動力と表現力」が面白いのだ。私は山口に来て10年以上たつが、家に引きこもって勉強ばかりしているので、面白い話は全く記憶に無い。お祭りに行ったことも無いし、異文化に接するとかそういうことは全くない。そもそも子供のころからよく防府に来ていたので、山口を異文化と認識できていない。

そうそう、昔行った散髪屋の店主のおじいさんが山口弁のネイティブスピーカーで、半分くらいしか意味が分からなかったことがある。それくらいである。そんなきつい山口弁をしゃべる人などほかにいないし、いたとしても高齢者だろうから私とは接点がない。

2. 掃除機を購入するのはやめた。その代わり、掃除方法を見直した。発想の転換である。つまり柄の長いコロコロを買ったのだ。伸縮するタイプも検討したが、掃除中突如短くなったとか継ぎ手部分で折れたというコメントを見て、私は結局伸縮しない商品を買った。クロネコ180サイズで送られてきて、商品よりも箱の方がだいぶ大きいのは考え物である。


2024/3/1
1. 久しぶりに別れの曲を弾く。夏の退院以来一度も弾いていない曲である。そしたら、以前は何気なく弾けていた部分ですら全然覚えておらず、楽譜を見つつ超ゆっくりで弾いた。とても情けなかった。

2. 伯父から果物が届く。「JAおちいまばり」の「せとか」というみかんがおいしかった。私は「四国の食べ物はおいしい」と思っているが、この法則をさらに強化付ける食べ物だった。特に香川県産と愛媛県産はおいしい。徳島県の半田そうめんもおいしかった。

JAおちいまばりの「おち」の意味が分からなかったが、調べるとしまなみ海道沿いの離島も含めたあの辺を越智(オチ)郡というらしい。いまでも愛媛県越智郡上島(カミジマ)町というのがあることが分かった。このしまなみ海道沿いの離島は多くは合併して尾道市と呉市と今治市になっていて驚いた。

地図上で上島町の少し西を見ると、広島県豊田郡大崎上島(オオサキカミジマ)町という似たような名前の自治体が存在する。ここも離島で、現存する自治体である。中国電力の石炭発電所があるため、私は名前だけは聞いたことがある。こちらは広島県に所在し、ややこしいことこの上ない。

3. 硫酸と水酸化ナトリウムの中和反応の式を書くとき、ついうっかり硫酸側の物質量に2を掛けるのを忘れた。私は化学とはあまり縁の無い人生なので、たまに濃度の問題を解くと、こんな超基本的なことを間違ってしまう。情けない限りである。

2024/2/29
1. 最近は溶液の体積を表現するときのリットルは大文字のエルLで書く。小文字のエルは使われないようだ。時代とともに表現方法は変遷する。これまではそんな些細な事どうでもいい・・と思っていたが、近年私の解説でもリットルは大文字にしている。売り物だし、時代の変遷に合わせようと思う。

そもそもうちは数学物理教室なので、「リットル」と声に出すことも字に書くこともほぼない。それくらい化学とは縁の遠い人生なのだが・・

2. 先日出かけた際、「ジャガー」か「トラ」か「ひょう」かよく分からないが、そういう獰猛な動物の柄のズボンをはいたオバハンが歩いていて、妙に懐かしかった。というのも。昔八尾に1年間居候していた時、ときたまこういうド派手な恰好をしたオバハンを見かけたからである。歳をとると、若い頃見た光景を思い出して懐かしくなるものだ。若い頃も失敗ばかりでうまくいったことなど少ないが、それでも若い頃の経験は懐かしい。

2024/2/28
1. 無料なので毎日e-bookjapanで、ついうっかり漫画を読んでしまう。それにしても大量の漫画があるものだと思う。到底一人では読み切れない。我が国にはこんなにも漫画家がいるのか。大した需要である。みんなちゃんと食えているのか心配になるほどである。もし今度高校生がウチに入塾したら、「無限大」のイメージを語るときに「日本の漫画の作品数くらい」というたとえ話をしよう。日々読み切れないほどの作品が生産されているわけで、結構いい線を言っているたとえ話と思う。

毎日大量の漫画を湯水のように、しかも無料で読める最初の3話くらいまでを次々に読んでいると、翌日タイマー無料でそのあとの話を読んでも、内容が全然頭に入ってこない。登場人物を見ても「あれこいつ誰だっけ、どんな状況だっけ?」となる。作品が面白くないのかか私の記憶力が不足しているのか、私の斜め読み打法では内容を覚えていられない。

2. 久しぶりに教材が売れた。ありがたいことである。この売り上げで他社の濃度の解説を買うことにした。安心のためである。考える材料があった方が良いからである。ただ、「いろいろ調べて考える」手間は変わらない。また執筆の際は、取捨選択も大事である。

3. 今日は平和な夢を見た。私はイコマの某大学院の宿舎に暮らしている。なぜか部屋がすごく広くて、二部屋あった。現実とは異なり、まさに「夢」のようである。その部屋で、私はなぜかウサギを飼っていた。ウサギに餌をやりにその動物の部屋に行くと、見覚えの無い「イタチみたい」な小動物が突然いて、ウサギのえさ(固形状のペレットになっている)を食べていた。私は驚いて、そのイタチ風小動物に「え?きみウサギじゃないけど、ウサギのえさ食って大丈夫なの?」と声をかけたところで目が覚めた。

私が高校二年生の頃まで我が家にはペットのウサギがいた。だから、ウサギが夢が出てきても別に不思議はない。それ以外動物を飼ったことはない。

2024/2/27
1. 久しぶりに外出し、駅前のイオンに行く。めずらしいことに三河ナンバーの車を見かけた。高校生がたくさんいたが、私と縁は無い高校(非進学校なので)の高校生である。イオンのフードコートは女子率高めだった。たむろするのは女子と相場決まっているのだろう。ふと、帰り際警備員複数名がブルーシートを持ち一角を囲んでいた。何かあったようだ。

コロコロのちょっといいやつを購入しようかと思ったが、イオンには安いのしかなく、付け根の柄の部分が細くていかにもちゃちだったので買わなかった。こういうのはニトリかナフコで買うのがいいのかな。

2. 環濃の問3は一部例外はまれにあるが、ほぼガスクロマトグラフィーの問である。液体試料をガス化して、移動速度の差異から成分を分析するようである。問3だけ一気に書いてしまえば効率的に執筆できるかもしれない・・騒音振動を始めて書くときは頭から全部書いたが、環濃は年度ごとではなく問ごとに書くと良いかもしれない。

3. boothのメンテナンス中、というこことで午後の一時期boothにアクセスできなかった。そんなことがあるんだね。

2024/2/26
1. 昔のことである。ちょっと高めの和食のレストランがあって、祖母が健在の頃はたまに昼食に連れて行ってくれた。そのお店から宣伝のハガキが来たことがある。そのハガキをちらっと見ると「当店はお客様との「ご緑」を大事にします」、と書かれていて思わず笑ってしまった。ご縁の誤記なのだろうが・・小学生じゃあるまいしみっともないミスである。それとも外国人が作ったのだろうか。見直しは大事である。私の中では「ごミドリさんの店」というあだ名になったのは言うまでもない。ばあちゃんが死んでからは一度もごミドリの店には行っていない。

2. 今日から環濃を執筆する。まずは70回〜72回を書こうかと思う。どうしても自力で解けない場合は他社の解説を買わなくてはならないが、極力自力で調査して考えてみようと思う。そういえば運河にも「ガスクロマトグラフィー」と書かれた部屋があったが、一体何をするところなんだろう・・と思っていた。白衣を着た人が、カートにデュワー瓶をのせて運んでいるのもよく見かけた。こういうのは私には一生「ご縁」の無いものと思っていた。

3. 午後二時半ごろ、珍しく地震があった。大した揺れではないが、家全体が揺れた。

2024/2/25
1. 水素結合の話を調べていたら、氷に圧力を加えると融解して水になるという話を見つけた。最後に、豆知識のように「スケートで滑ることができるのはこの原理である。」と締めくくられていた。確かにエッジの部分(包丁の刃みたいになっているところ)で強い圧力を氷に加えたら氷は液化するだろう。しかし、エッジと氷の面に必ず水ができているのか?そんな単純な話か?本当にそれだけが原因か?もっと複合的な現象なのでは?軽い小さなお子様が普通の靴で氷の上を歩いてもきっとすべるよね(危険だけど)。元々氷ってつるつるで摩擦力が小さいのでは?

色々と疑問に思い、調べてみたら案の定分子レベルの話で、氷の摩擦係数は-7度から0度で最小になるようである。元々滑りやすいからスケートは成立するのではないか?液化することは主要因ではない気がする・・。私は「自然現象は大体複雑」だと思っているので、単純な話ではあまり納得しない。大体複雑で難解で理解不能な話が出てきてストレスがたまるものである。

2. 「豊橋」の漫画があって、ブラックサンダーという駄菓子を紹介していた。有楽(ユーラク)製菓という会社が豊橋発祥だからである。そのパッケージにはアーク放電のようなギザギザが描かれている。日本語では「雷」を区別しないが、thunderは雷鳴であり音の方である。ぴかっと光る雷光(閃光、光の方)はlightningである。日本語では、サンダーの方が雷っぽいのかもしれない。特急雷鳥は「サンダーバード」だしね。もうすぐ出世して新幹線になる。それにしても敦賀駅がでかすぎる。

2024/2/24
1. 71回の環音の問題文で本来は「疎密波」と書くべきところ、「粗密波」という漢字が当てられていた。これはさすがに流行の最先端ではないと思う。

計量士試験合格者の方はそろそろ合格証書が到達しているころだろうと思う。受験お疲れさまでした。登録までには二、三か月くらいかかるそうだが、私は未登録だし体験したわけではないから実際は分からない。それにしても改めて計量士試験の結果を見ると、出願はしたのに受験しなかった人が多い。受験を諦める理由は何なんだろうか。

2. 今日は藤子F不二夫のSF短編集のような夢を見た。私たちは地球外生命体を探すため、その未知なる惑星に到着したばかりだった。それで、探索に出るために、母船から探索用の小さな乗り物に食料やら荷物を運びこんでいるところだった。なんとそこで、私は電子ピアノも運び込んでいた。いやいやいや、ありえない。真面目に仕事しろよ、とつくづく思った。

3. 完成した環化を売り出したら、速攻で売れた。完成を待っていた方がいたようだ。ありがたいことである。その方に「環濃」も是非お願いします、と言われてしまった。環濃はほとんど知らない世界なので、自力で書けるかどうか不安である。まず72回と74回の解説を書こうと思う。こうして毎年未知なる世界に首を突っ込んでいくのである。

2024/2/23
1. 環化の解説がようやく完成した。解き始めて一週間程度で完成した。結構いい線行っていると思う。毎年書いていると慣れてきた気がする。あんまりお金を使いたくないのは分かるけれど、受験生の皆さん是非お求めください。

2. 産後鬱のまんがを読んだ。本当にうつ病の症状が悪化し、「死にたい死にたい」と連呼しながら精神病院に入院させられ、投薬・身体拘束されるというひどい話だった。全部読んだわけではないが、こういうのを読むと私の退院後の症状はうつ病でもなんでもないと分かる。放っておけば解決するような状況はうつ病ではないし、そもそも私は死にたいと思ったことは一度もないからである。折角元気なのに、何で死ななきゃならんのか。ちなみに死にたいと思うことを医療用語では希死念慮(キシネンリョ)というらしい。私には無縁な話である。

高校化学の資料集をあさっていたら、ふと、ナイロンの項に「発明者のカロザースは41歳でうつ病で自殺した」という記述を見つけた。歴史に名を残すような業績を上げてしまい、ストレスが半端なかったんだろうか。引退して引っ込む田舎も自宅も無かったのだろうか。アメリカだからこっそり暗殺されたのかもしれない。真相は謎である。

3. ピアノ弾きは爪のお手入れが欠かせない。しかし、今日油断して爪を切らずに弾いていたら、案の定爪が引っかかった。どこに爪が引っかかるかというと、私の場合、黒鍵と白鍵のスキマの長い方である。下図の赤丸で示したように、例えばドとレでいうと丁度中間に黒鍵があるわけではなく、ちょっとド寄りに黒鍵があるのである。ドミファシで同様のことが起こる。私が単に下手くそなだけかもしれない。


2024/2/22
1. 環化の問題文中希ガスに「貴ガス」という漢字が当てられていた。常識的に言って「希ガス」と書くのではないか。変な漢字を当てるおじいさんもいるものだなぁと思ったが、念のため調べてみたところ、なんと最近高校の教科書でも表記が変わったらしい。「貴ガス」でも間違いでは無く、逆に流行の最先端かもしれない。

変な漢字を使う人といえば、理科大時代、あるおじいさん先生の授業を思い出す。というのも、この先生が「必要十分条件」と黒板に書くとき、いつも条の字が旧字体の「條」になっていたからだ。みんなで「あれなんて読むの?」と話したのは笑い話である。大学の講義でさすがに旧字体はやめてくれ、と心底思った。戦時中を生き抜いた人の授業を受けたことがあるのは誇ってよいのだろうか‥

この先生の定期試験で、私は恥ずかしながら二次方程式の判別式を間違えたことがある。でも他はちゃんとできていたので、成績はA評価だった。講義は何をしたかったのかいまいちわからなかったが、本があったのでなんとかなったように記憶している。

このおじいさん先生の講義中、野良猫が堂々と部屋に入ってきて、字を書いている真っ最中のおじいさん先生の足元に絡みついたことがある。この野良猫に餌でもやったことあるのだろうか。このおじいさん先生が猫好きなのは間違いないと思う。ほっこりするいい話に全然聞こえないのが不思議である。

2. 大昔まだセルフレジなど影も形もなかった時代、イオンのレジで会計をしたら店員のおばはんが私に「パスポートありますか??」と言ったことがある。私は目が点になった。普通パスポートといえば旅券のことで、日本人が国内で持ち歩くものでは無いし、ましてやスーパーで物を買った時に提示するような代物ではない。外国を旅行中ならわかる。私も米国を旅行中、見知らぬ駅で警察官に「君のパスポートを見てもよろしいか?」と言われたことがある。そういう時は天皇家の御紋の方を見せながら渡すものだと聞いたことがあるので、私もそれに従って赤いパスポートを見せた。日本人だとわかるとにっこりほほえんで、すぐに返してくれた。

国内でこんなイベントが発生するわけないし、ましてやイオンの店員に見せる必要は無い。私が怪訝そうに「持ってないですけど、なんでパスポートがいるんですか?」と逆に尋ねた。そしたらお買い物パスポート(割引券だか会員券だか知らないけれど)というのがある、と教えてくれた。ヘンテコな名称であったが、最近は見かけない。まだあるんだろうか。最近のレジは無人なので、買い物をしても奇想天外なことが起きず、一抹の寂しさを感じる。

2024/2/21
1. e-bookjapanで多種多様な漫画を読んでいると、まれに普段読む漫画と比べてどこか「ヘン」な作品がある。あれ?っと思ったとき、作者名を見るとやはりな、と納得する。原作も絵師も日本人ではないのだ。

日本人が描いた漫画だと、大体画風が独特であり、某パヤオのような圧倒的な画力を感じる。あと、第一巻の第一枚目で読者をひきつける「何か」がすさまじい。ストーリー展開も登場人物も何も知らない読者が、思わず興味をそそられる「渾身の一枚」がそこにある。作文も漫画も、肝心なのは、読者に面白いと印象付けて最後まで読みたいと思わせる「冒頭部分」である。代表例は「吾輩は猫である、名前はまだない」である。これほどまでに短くて突拍子も無くて、つい最後まで読んでみたいと思わせる洗練された「文頭」は滅多にない。冒頭部分で登場人物の肩書とか名前の紹介とかがだらだらと続くようなら、その作品はきっと面白くない。

2. 今日はメタン、二酸化炭素、水分子の結合角について書く。最初わけがわからなかったが、電子対同士の反発力が異なるそうである。非共有電子対が増えるにつれて、反発力が増え共有電子対(ようするに単結合)を押す。これは、まるでパン屋にあるパンを挟む「トング」のようだと書いた。これならわかりやすい。それにしても名称が混在していて分かりにくかった。非共有電子対は孤立電子対ともローンペアともいう。化学では用語の意味が分かると、少しずつ資料が読めるようになる。

3. アメーバブログのアフィリエイトの審査に通った。YouTubeみたいに条件があるかどうか不明だったが、ダメ元で申し込んだら、すぐに審査が済んだ。始めた初日でもアメブロは通るようだ。とくに条件とか無いようである。広告の報酬なんて雀の涙だろうが、何もしないでボケーッとしているよりはちょっぴりましである。

2024/2/20
1. 毎日ここに書いている日記をアメーバブログに転載することにした。この日記は一モンにもならないが、自己満足のために毎日書いている。また、せっかく生きているんだから、記憶を記録する作業をしておきたいのである。あとは私の人となりを知ってもらう宣伝活動にもなっていると思う。

2. 私が日ごろ使っている座布団はそこそこ高価な低反発の座布団である。これ、冬の寒い時期はこちこちに硬くなる。もちろん座ればちゃんと沈み込むし、使用するのに問題になるほどではない。なぜかこの座布団、気温が上がるとふにょふにょになる。今日は久しぶりに座布団がふにょり、暖かい日なのだと分かった。私はこれを座布団温度計と呼んでいる。もっとも、暖かいか寒いかの区別しかつかない。クッション材の反発の程度から温度が分かれば面白いね。ナオヤ式としてどこかで売り出してくれ。

3. 今日は胸糞悪い夢を見た。私と見知らぬ女の子がちょっと離れてたっていて、遠くにでかい蛇がいた。大蛇は私の方ではなく、女の子をめがけて襲い掛かったので、私は蛇のいない方向に走って逃げた。そこで目が覚めた。暑くて汗だくだった。いくら夢の中とはいえ、助けるわけでもなく、一緒に戦うわけでもなく、一人で逃げるなんて情けない内容であった。なかなか漫画のように面白い夢というのは見れないものである。

e-bookjapanというアプリを入れると、漫画がたくさん無料で読める。タイマーがあって、24時間経過すると続きが読めるようになっていて、つい毎日少しずつ読んでしまう。とくにドラクエ風の異世界ファンタジーものは好きである。漫画が夢に影響をおよぼしているのだろうか。

4. 環化の執筆中pHが出てきたとき、単位がdBではないのがとても気持ち悪かった。pHは単に水素イオン濃度の対数をとるだけだから無次元である。しかし、私の人生ではpHが登場することは滅多にない。そもそも対数をとった後10倍も20倍もしないのはとても気持ち悪い。

2024/2/19
1. vic-ジオールという単語がでてきて、vic-って何?ってなった。シストランスとも違うし、なんか意味があるんかと思って調べたら隣接した炭素原子にそれぞれヒドロキシル基がついていることを意味しているらしい。vicinityという英単語があるので、きっとそれ由来だろう。

2024/2/18
1. 今日はフリーデル・クラフツ反応でアセチル化する・・というのが理解できなくて悩む。というのもフリーデル・クラフツ反応にはアシル化とアルキル化の二種類しかないからである。アセチル基とアシル基を比べて書いてみてやっとわかった。アシル基の特殊な状況がアセチル基だから、アセチル化はアシル化の一種と思えばよい。似たような用語が出てきたとき、案外「包含関係」にあることがよくある。上位の概念とでもいうべきか。

それにしても、化学は慣れないカタカナ用語がたくさん出てきてややこしい。ひたすら言葉の定義の確認と調査である。こういう時の調査はグーグル先生に限る。資料は一度印刷することもあるし、スマホで読みながらそのまま清書することもある。調査の際、化学の大学教授が書いた資料はとにかく精密で私には完全には読めないが、飛ばし読みスキルを発動したりイントロダクションだけを読んだりして、計量士試験に必要な程度を抜粋している。

2. 午後は環化の問1〜問5の解説を書いた。ここは毎年環境基本法、大気汚染防止法、水質汚染防止法からの出題である。出てくる法令もせいぜい施行令までだし、読めば分かるし、解説を書くのに難儀することは無い。ふと、思った。環境計量士は問1〜問5まで法令の出題だが、一般計量士一基に法令からの出題は無い。問1からいきなりベクトルの計算とかである。環境計量士でもこれを見習って、問1〜問5も化学とか物理の出題にしたらよいと思う。

2024/2/17
1. 今日はお化け屋敷に入る夢を見たが、肝心のおばけは出てこなかった。やはり元々知らない物は夢には出てこないようだ。どんな内容だったか全く覚えていない。どうせオチの無い話である。

2. 明治のチョコの個包装に、「猫にはチョコを与えないでください」と書いてあった。何かのジョークかと思ったが、大真面目にそう書いてある。猫に食べさせた人がいるのかもしれないが、会社にそんなことを文句を言った人がいるのだろうか。こんな事故は起こした人の責任だろう。猫も災難だね。

3. 観葉植物のシクラメンの話。薄暗い玄関に置いてあるシクラメンを、朝から夕方まで日当たり良好な広縁に置いているのだが、そのせいか元気過ぎる。彼らはなぜそうまで頑張って競うように花を咲かせるのだろうか。植物に意志は無いし、種子を残すための一過程として花を咲かせているのだろうが、観葉植物に次の世代は無い。私が一生懸命お世話をしても、来年はまた美しく咲いた別の花を買ってくるだけである。案外一代限りでぱっと咲いて散るのが生物としては模範的なのかもしれない。

2024/2/16
1. 教室の掛け時計を見たら針が停止していた。電池が無いようだ。生徒さんやおじさんが通ってくるわけでもないから、掛け時計なんていらないのだが、単三電池くらいあるので電池を取り換えた。そしたららまた普通に動き始めた。故障ではないようで良かった。こういうのも壊れたら買い替えはしないだろうね。今年は、眼鏡掃除機ノートパソコンのうちどれを買い替えるべきか悩ましいところだ。どれも買わず何もしないかもしれない。

2. 母がおみやげにシマエナガのぬいぐるみを買ってきてくれた。小さな目がアホっぽくてかわいい。生き物は飼えないし、デスクに置いておくと癒される。大きな羽で売り上げを運んできてもらいたいものだ。シマは縞模様のシマではなく、北海道という島に生息するからシナエナガという名称なんだそうだ。シマフクロウという真っ白なふくろうも、同様な命名由来だそうである。どんなものでも縁もゆかりもない名称は付けないものだね。

3. 現在環化を解いている。全問自力で解けるかどうかわからないが、チャレンジ中である。問13で安息香酸の製法をググっても全く出てこなくて悩んでいた。困り果ててこれまでに自分で書いた解説をペラペラ眺めていたら、グリニャール試薬とCO2との反応が書いてあり、「コレだ!」と思わず叫んでしまった。なんだかんだ言って過去問が循環しているのが計量士試験なのである。濃度も計量士試験なのである。訳の分からない遠回りで時間のかかる勉強方法を考えるくらいなら、過去問から入る方が手っ取り早い。それにしても、この問で希塩酸の役割は何なのだろうか。触媒だろうね。

2024/2/15
1. 夢で紡がれるストーリーを自分の意志で操作できないものか、と思い試しに昨晩「猫が腕をパタパタさせて空を飛ぶ夢を見る」と奇想天外なことを思い描いて寝てみた。しかし夢には全然猫なんて出てこなかった。自分の意志で夢を作れた試しがない。

今日見た夢はこれまた訳の分からないストーリーであった。私が10歳くらいの子供で、同世代の女の子と遊んでいる。で突如この子が行方不明になり探し回るが見つからない話だった。オチも何もない話だった。「トトロかよ!」と思わず突っ込みたくなる。夢の中でも女の子と縁が無くて思わず苦笑する。

2. YouTubeにUpしているすべての動画の「タイトルと説明の言語」を全て「日本語」に設定した。これまでここは空欄だったのだが、2日間かけて設定作業を行った。全部で動画が512個あった。こんなことをしても大した効果は無いと思うが、時間はあるのだ。そろそろ濃度を解き始めようと思う。

3. 今日は母が朝6時に晩御飯をつくった。しかし、その時点では私のイントロトークの原稿はなかったので、急遽起きてすぐ原稿を書き撮影を行う。武雄温泉駅のとなりに高橋駅というのがあるんですよ、というオチもなにもない浅はかな内容になってしまった。

2024/2/14
1. やっと電力管理が完成した。問5については、解答というよりは抵抗接地と非接地と直接接地について、字数制限を考慮せず一般論を述べた。「絶縁レベルと健全相の電位上昇」、「通信線への誘導障害」、「一線地絡電流」、「保護リレーの動作」という観点でメリットデメリットを述べるだけだからである。

直接接地では一線地絡電流が莫大で誘導障害という点ではデメリットだが、リレー動作は確実というメリットがある。電位上昇はなく、絶縁レベルは経済的となるメリットもある。抵抗接地では一線地絡電流は小さくなり、それに伴い誘導障害が抑えられるのはメリットである。その反面リレーの動作はやや不確実なのでこれはデメリットとなる。また、健全相の電位が√3倍まで上昇するので、絶縁レベルが上昇するのはデメリットである。

2. 昨日病院でもらった鼻炎の薬がよく効く。薬漬けだが快適ではある。鼻が詰まっていると集中力はなくなり何の仕事も進まなくなるから、これはありがたい。しかもそのへんのドラッグストアで売られているパブロンの点鼻薬よりも安い。月に一回病院に行くことのメリットを感じた。もっとも、この通院は入院をした帰結なので心境は複雑である。入院なんて苦痛そのものだからである。

2024/2/13
1. 今日は定例の月一回の通院。この病院も3回目ともなると慣れてくる。医師が気を利かせて花粉症用の点鼻薬と飲み薬を出してくれた。「眠くなることは無いし車の運転もできます。」みたいなことを言われて、顔をしかめてしまった。今年の7月に「免許証の返納」をするのか、それとも眼鏡を買い替えて「免許証の更新」をするのかの選択をしなくてはならないからである。もう自動車を運転することなんてないと思うんだけどねぇ。

2. 今朝の朝散歩は省略しているため、薬をもらった後「ニトリ散歩」をする。薬を飲む際に使用している陶器の皿を、木の小皿に取り替えようかと思い食器売り場を見たが、結局買わなかった。300円程度で安かったが、「今使っている物でいいや病」が発症した。木の頑丈そうなゴミ箱もよかったが、場所を取りそうだし買わなかった。

ぬいぐるみコーナーがあった。大体動物のぬいぐるみや抱き枕なのだが、その中に異色なぬいぐるみ達がいた。なんと桃太郎コーナーである。キジ、猿、イヌ、桃太郎、鬼の5種のぬいぐるみが並んでいた。鬼のぬいぐるみなんて全く可愛くないと思うのだが、こんなの買う人がいるのだろうか。桃太郎のついでに買う人がいるのだろうか。

3. 私は字を書くときはパイロット社製neoxgraphiteという商品の4Bの芯で書く。これ以外のシャー芯を持っていない。2021年の丁度今頃アマゾンでまとめて10ケース(1ケース40本入り)を買ったが、昨日残りを見たらあと1ケースだけになっていた。3年でこんなに消費してしまったのかと驚いた。シャーペンの芯も買わないといけないな・・

シャーペンはパーカー社のシャーペン(ブランド名は忘れてしまった。)を使っている。このペンを中三から愛用している。もうほとんど体の一部である。ただ、防府に来てから落として壊してしまい、全く同じ商品に一度買い替えている。古いペンは記念にとってある。人生とともにあったシャーペンを捨てられるはずがない。音楽家が楽器を大事にするのとおそらく似た感じである。


2024/2/12
1. 今日も鉄道旅行の夢を見たが、内容は忘れてしまった。最近は教員の夢を見なくなった。昔過ぎてもう覚えていないのだろう。起きている最中は電力管理問2を書いた。あんまり詳しく書かずに無難な話を書いたら、模範解答と似たような感じになった。一般論なので、やむを得ないと思う。

多導体だと静電容量が増えるのは、線間と対地の静電容量が増えるからだろうか。ケーブルだから静電容量が増えるのだろうか。そこら辺の因果関係まで分からないが、そのため等価的にリアクタンスが減る・・と言うことなのだろう。送電容量を増加させるためにコンデンサを直列に入れるという話があるので、それと似た現象が起きているのだと思う。コンデンサは「リアクトル打ち消し君」だからね。同期安定性の話は詳しく書かなかった。でも機械制御問1で書いたように同期化力係数はcosなのでxが小さくなれば山は高くなるから当たり前だと思うからである。次は問5であり、これが最後の問である。

2. ある会社が年がら年中一般計量士を募集している。1年に一回くらい、発作のようについその会社のホームページを見てしまう。もちろん見るだけで私は応募しない。試験に合格しただけの未経験のおっさんに払われる給与は少ないだろうし、こちらも持ち出し・赤字覚悟で働きに出る気はない。そもそも文系受けするようなカッコイイ受け答えもできないし、内定も出ないだろう。数式しか分からない変人に出番はない。

しかも勤務先がいくら大都市とはいえ、絶海の孤島である。そんな外国みたいなところに行っても苦労するだけ損である。それに年がら年中募集が出ているということは、なり手がいないか、いたとしてもきつくて長続きせず入れ替わりが激しいかのどちらかだろう。大変だから人が定着しないのだ。

ただ、私の頭の隅っこには「男は正社員として会社に仕える」という昭和臭い常識がわずかに残っているのだろう。だからたまに発作が起きるのである。常識からの完全脱却は無理だね。ただちょっと鬱っぽくなっても、最近は睡眠時間は十分とれているので、朝になると正気に戻る。人生で一番大事なのは「睡眠」に違いない。

2024/2/11
1. 今日は教材が売れた。滅多に売れないが、まれに売れる。毎日売れればいいのに。そしたらマシな収入になるのになぁ・・とは思うが、就職しているわけではないから自業自得である。給料が欲しければ正社員になる必要があるが、自由はなくなる。貧乏と引き換えに自由時間を買っていると思うしかない。今日の人はgmailにすんなりとメールが送れた。なんで前の人は送れなかったんだろう・・原因究明は私の職務じゃないからもう考えないようにしよう。

2024/2/10
1. 朝散歩をしていると、通学中の児童や生徒が私に挨拶をしてくる。学校でそのように指導しているのだろう。しかし道端で会う人すべてに挨拶をするのは、通行人にとっては迷惑でしかない。こちらも返事をしないわけにもいかないし、「オウ」とか「ウス」とか教員仕込みの雑な返事になる。悪夢の教育現場を思い出すので、是非やめていただきたいね。

2. 今日は電力管理問1を執筆する。この問は私が書くまでもない気がする。ウォターハンマの話くらいだれでも調べればわかるっしょ。ガイドベーンが急閉すると速度水頭が圧力水頭になるのよ。とりあえずサージタンクつけとけばオッケー。圧力水頭の変動を位置水頭に変えて吸収するんでしょ?制圧機っていうのは正直知らなかった・・

3. 電験の解説を書き始めた当初、手書きの解説をスキャンしてpdfにするとき、ファイル名は元号表示にしていた。つまり平成25年問1の解説だったらH25-1のようなファイル名としてパソコン内に保存していた。当時は平成がずっと続くものだと思っていたし、元号が変わることなんて1dBも想定していなかった。だから、「元号が変わります」という報道が流れたときは焦った。背筋が寒くなった。膨大な数のファイル名を元号で管理していたから、それを西暦に置き換える作業量を考えたら憂鬱だった。結局少しずつすべてのファイルをスキャンし直した。昔の話である。もう令和も6年目なんか・・

2024/2/9
1. 今年の春は国民年金の支払いがある。国民年金を支払うと私の貯蓄は減小する。これを払うために生きているようなもので、しかも資金が増えるわけでもない。今を犠牲にして、何歳まで生きるか分からない老後のために積み立てるのは順序が逆な気がする。しかし「正社員」という毎日出勤する制度が嫌なのだから仕方がない。自業自得である。

2. デスクに置く時計が2021年の春にぶっ壊れてから買い直していない。時刻なんてスマホがあれば十分わかるし、いろいろと買わない習慣が身についてしまったからだ。置き時計なんて無くても困らないし、購買意欲がいまいち湧かない。

佐賀県が新幹線を望まない感じはこんな感じに似ているかもしれない。整備新幹線は制度上地元負担が生じるから、ノラリクラリと身をかわすのが佐賀県にとっては最良の策と思う。佐賀空港経由案とか久留米分岐や旧佐賀線のような大川経由とかアホな案を検討しているようだが、さすがに誰も本気にしていないだろうし、単なる時間稼ぎと思えば納得である。もう整備新幹線の枠組みを使わず、JR西日本全額出資で博多南分岐でつくるくらいしか方法がない。これなら途中駅もいらないし、佐賀までJR西なら運営会社が異なるのでJR九州の特急網は維持されるだろう。並行在来線にもならないし、佐賀県は関わらなくて済む。いろいろ無理筋なのは分かっている。JR西もこれ以上JR九州のシマを荒らす真似はしないはずだし、「貧乏くじ」は誰も引きたくない。長崎市以外大した大都市も無く、佐賀県内と長崎間の流動も大してないからだ。

それに佐賀駅には隣接した用地がない。高架化の際ちょっとだけ場所を北側に移転しているのだが、その際新幹線のことなど全く考慮せずに駅を作ったからである。もし佐賀駅に新幹線を通すのなら全面建て替えする他ないのではないか。それに、新鳥栖駅と佐賀駅が近すぎる。佐賀県庁は佐賀駅に新幹線を通したくないのではなく、既に新幹線駅は佐賀に「ある」と思っているのではないか。武雄温泉対面乗り換えは少なくともあと20年は続くと思う。敦賀駅乗り換えはどのくらい続くのだろうか。やはりフリーゲージトレインを今こそ再びと思う。多分客車ならできる。ただ、機関車けん引の列車だと新幹線の定義に当てはまらないかもしれない。

3. 今日は天気が良いので久しぶりに駅前のイオンをぶらつく。駄菓子屋のようなお子様向けの何でも屋のような店にふっと視線をやると、安っぽいはかりが置いてあった。周囲には透明な箱がたくさんあり、その中に様々な種類の小さな菓子が単品で入っていて、〇g△円と書いてあった。こういう量り売りのはかりには・・・あれ?普通、肉とか魚売り場のはかりなどには目立つところに、さも自慢するかのように「山口県計量協会」とシールが貼ってある。そして検査の有効期限が必ず書いてある。2年ごとに定期検査をせねばならないからである。だれもこんなところに目くじらは立てないのだろうが、もしもはかりが狂っていたら消費者の利益が保護されないよ・・などと思う。たまの外出も楽しいものである。

2024/2/8
1. 計量士試験の問題の表紙の「筆記用具」の項目を見ると、「HBの黒鉛筆または黒シャープペンシルを用い・・」とある。なぜシャー芯の色の濃さまで指定されねばならんのか。私はこの文言が気になったので、受験の際は普段使っている4Bのシャーペンに加え、念のためHBのシャーペンも持って行った。さすがに、試験会場での試験官による「シャーペンの濃さのチェック」までは無かった。そして私は普段通り4Bのシャー芯でマークをし提出したが、マークの読み取りに問題はなかった。濃い鉛筆でマークする分には問題ないはずであるから、この文言は次のように修正を提案したいね。「HB以上の濃さの黒鉛筆か黒シャープペンシルを用いること。」

2. 本日は電力管理問3を執筆する。あらかじめ解いてあるし、問自体に悩むことはない。ただ、全てpu表示の時のベクトル図を書いたときに、電圧降下に相当するXIに√3をつけない理由を考えていたのである。証明して納得しないと気のすまないタチなのである。本問を解くのには不要な思考だが、私には考える時間があるので、疑問に思うことがあるとついあれこれ調べてしまう。結局午前中と午後の大半は電力系統工学加藤政一とにらめっこしていた。教材は売れないが、優雅な一日であった。

たぶん√3は付けなくてよく、単相と同様の処理でいいと思う。ただこういう時、本当は凄いできる人に確認を取りたいとちょっぴり思うが、私に師匠はいないので自分で考えるしかない。一人大学院なので、師匠も院生も私一人なのだ。

3. NAIST時代、院生室で修士の連中と缶ビールを飲みながら人生ゲームをしたことをふと思い出した。ゲームの中ではきちんと定職について結婚もしたなぁ。立命館から来た修士の人が財布をなくしたと言い出して、酔った頭で岡山理科大出身の人と一緒に探したっけ。

隣に座っていたポスドクともう一人と一緒に、ゼミ室でマリオカートをやったこともあった。なぜかニンテンドー64?とかいうゲーム機を持っていて、ゲーム機とプロジェクターをつなぎ、ゼミ室のでっかいスクリーンに映し出して一緒にやった。大画面で大迫力なマリオカートは初めて経験だった。この方は鉄道が好きなようで、彼の「大雪の日にわざわざ只見線に乗りに行った話」で盛り上がった。一番最初、この研究室を見学に行ったとき、このポスドクのデスクに鉄道路線図のかかれたでかい地図が張り付けられてあって、妙に安心したことが忘れられない。この方はすぐ就職してしまった。

2024/2/7
1. 今日は電力管理問4を清書する。結構ちゃんとわかった。電圧降下の公式を4パターン書いた。(2)では分散型電源と負荷との電流の合計が逆向きになることも分かった。ここが間違っていた。また、遅れ角が進みになってしまっていて、ベクトル図もおかしくて答えの数値も間違っていた。ただ、角度が90度より大きいことは合っていたので、すぐに訂正できた。あらかじめ解いておくと、自分のミスに気づきやすい。私が勘違いしたような「進み」になることは無い。電圧降下が0になる余地がないからで、「遅れ」しかありえない。コイルを接続するんだから遅れるに決まっているでしょ!みたいな暴論でも正答は導ける。次は問3である。

「再エネとか言ってお天気頼みの小規模な発電に頼ると、電験の問題が複雑になって困るんだよ!」とちょっと思う。男なら黙って原子力と火力と水力にしとけ・・みたいなのが現代では通用しないんだろうね。ベストミックスじゃないのは薄々分かっているんだろうけど。

2024/2/6
1. 今日から電力管理問4と取り組む。電圧降下の式は\sqrt3rI(\cos\theta+ \sin\theta)であるが・・これは\thetaが「遅れ」の時の式である。本問はよくみると90%の「進み」、であるから-90%の遅れとしなくてはならない。よって、2項目のサインの項は負となる。私のメモでは普通に+になっていて、間違ってしまっていた。数値も全然違う。

自分では自信満々で「解けたはず」・・と思っていても、間違っていることがある。ついやってしまう。遅れの時の電圧降下は正で負荷側の電圧が下がるが、進み力率の時は電圧は上昇するんだった。フェランチ効果とかいうんだっけ。三種でやったよ・・と嘆いても、間違ったものは仕方がない。

2. オーム社から発売されている電気工学ハンドブック第7版の定価を見たらなんと49500円だった。高い。高すぎる。私には買えなさそうである。おそらく電話帳のように分厚く、百科事典のような本だから仕方がないとは思う。

ちなみに、「電話帳のように分厚い」という表現が成立する電話帳は都会の電話帳に限る。防府の電話帳は驚くほど薄い。もっとも最近電話帳そのものを見ない。もうなくなったのかもしれない。

3. 今日の夢は意外とまともだった。夜寝る前に捨てアド(メルアドぽいぽい)でメールアドレスを作っていたせいか、計量士試験の合格発表がメールで送られてくる話だった。メールには得点の数字が書かれていて、私のメールには39という数値が書かれていた。ちゃんと30をオーバーしていて合格しており、妙なリアリティに思わず笑ってしまう。ちなみにこの数値は現実の私の得点とは無関係である。騒音振動の午前はもっとギリギリだったし、一般計量士はもっと良かった。

2024/2/5
1. 蓮田に引っ越してすぐの頃、これまでの人生で「蓮」という漢字に縁がなかったせいか、この字が「草かんむりに連」なのか、「草かんむりに車で全体にしんにょう」なのかが分からなくなったことがあった。昨日の晩御飯にハスが入っていてそんなことを思い出した。

2. 田舎だからか、自治会とか回覧板とかがある。私は全然関与していないが、ゴミの当番とかがあるらしい。こういうのを引き受けられる暇な人がいるおかげで世の中回っているようだ。

3. 昨日散髪をしたら頭がすごく寒くなった。寝る時は冬だけ防寒用に綿の帽子をかぶって寝ているのだが、その帽子を日中もかぶっている。YouTube用の講義録の撮影は、頭の毛がもうちょっと生えてからにする。よい言い訳材料がができた。

4 今日見た夢も破天荒だった。千代田区神田司町のような都会のビル街のようなところで一人で花火を見るという話だった。それだけなら大して変な話ではないが、なんと花火は晴れた日中に上がっていたのだ。そんな花火は全然美しくない。ていうか、ろくに見えない。寝ている時とはいえ、よくもまぁこんなに破天荒な組み合わせの話が作れるものだと我ながら思う。

2024/2/4
1. 電子書籍で漫画を買ってしまった。偶然に面白い作品と出会うと、物語の行く末をつい知りたくなってしまう。ファンタジーなんて所詮誰かが創作した嘘話なのに・・。貧乏人が娯楽に金を使い始めたら終わりだ。キリがないからである。自重せねばならない。でも、この漫画の最終巻が今月末に発売されるそうで・・この最終巻だけは買うかな・・

2. 牡蠣は好物である。そんなに体に良い食品とは思わないが、カキフライが出てくるとついいっぱい食べてしまう。2010年の丁度今頃、宮島の牡蠣祭りに行ったことがあるが、それくらい好きである。また、18切符で広島を通る時は、JRの宮島航路には無料で乗れるので宮島に寄り道し、よく石畳の参道沿いで焼き牡蠣を食べた。軍手をはめたおじさんが、目の前で網で焼いてくれる。ペキっと上半分の殻をはがすと出来上がりである。フェリー乗り場のすぐにある「ふくろうをなでなでできるお店」にも行ったことがある。一階がネコカフェで二階がふくろうのフロアになっていたが、今でもあるんだろうか。女の子とイチャイチャするお店には行ったことが無いし、酒飲まないし貧乏だし行きたいとも思わないが、一度でいいから猫をなでなでするカフェには行ってみたいものだ。

今宮島行の船に乗ると入島税100円というのが追加でかかるようだが、昔はそんなのものは無かった。廿日市市が条例で徴収しているのだろう。部外者にとって、宮島が広島市ではなく廿日市市にあるというのを知った時は驚きだった。でも、おかげで似た駅名の五日市駅と廿日市駅が隣同士でなかなか順番が覚えられなかったのだが、広島市佐伯区にある広島側が「五日市駅」で、その次の駅はもう広島市外の廿日市市だから「廿日市駅」だと分かった。「いつかいち」と「はつかいち」という似た駅名が隣同士なので、初心者にはわかりづらいのだ。

3. ここ数日、YouTubeの動画を見る際に最初に表示される広告が「長い」気がする。広告を回避するブラウザもあるし、プライムに課金するのも有りである。当塾ではここ数日は福岡大前期数学の再生回数が比較的多い。(と言っても10回や20回程度だが)試験前日に見て役に立つのだろうか・・。大学入試は理系になるための「最初の儀式」だと思って、しっかり耐えてくださいね。

4, 今日は午後散髪に行った。散髪は好きではない。しかし収入は人並よりだいぶ低いが、髪は人並に伸びるので、2か月に一度は仕方なく散髪のために外出する。髪の伸びない魔法とか薬品があったらいいのに。

近くて安い2900円のところには先客がいたので、行ったことが無い別なところに行ったら予約制で予約がいると言われ、結局3件目のお店で散髪をした。先客はいない。この店にはいままで3回くらい来たことがある。ずっとテレビがついていてうるさくて不快なのだが、時間をかけて丁寧にやってくれるし腕は良いのでたまに行く。鏡を見て、我ながら白髪が増えたなぁと思った。テレビでなんでも鑑定団をやっていた。今でもこの番組やっているんだね・・

2024/2/3
1. 私が理科大に入学した直後は理科大の英語名はsutであった。science university of tokyoである。ドメインやメールアドレスもsut.ac.jpだった。ところが割とすぐ、tusにするという通知があった。それに合わせてドメインもtus.ac.jpみたいになった。ofの使い方が正確でないとか、いろいろ理由はあったのだろうが、名称なんてどうでもいいでしょ・・と当時も思った。名称なんだから識別がつけばよいでしょうに。

年を取って偉いポジションにつくと、そういうどうでもいいことにこだわりたくなるのかもしれない。理窓会から1月号の会報というのが来て、母校の昔のドメインがsutだったことを思い出した。会費を全然払っていないのに、たまに会報が送られて来る。送られてくる頻度が分からないが、一年に一回1月号だけ来るのだろうか。もう送ってくれなくてよいとすら思うが、それを言い出すのも野暮かと思いずるずると放置している。あと10年くらいしたら理窓会山口県支部から電話がかかってきて仕事を振られそうで嫌だ。もう今から宣言しておくよ。何も引き受けないからね。私には表舞台も裏方作業も似合わない。

2. 今日から電力管理の執筆を開始する。まずは問6から始める。自分のメモを見ても、内容を全く覚えていないので他人が書いた文献のような錯覚を覚える。でも確かに私の字だ・・

3. 計量士試験合格者の方から送っていただいた鰻の蒲焼を今日の晩御飯に家族で食べた。柔らかく骨もほぼ無く、おいしかった。付属の山椒も良い香りだった。すっかり鰻の味を忘れてしまっていたが、やっぱりおいしかった。目の前で老いた両親がペロッとたいらげるのを見て不思議な感じがした。これが親孝行と言うものなのかなあ。私が直接買ったわけじゃないけれど、私が授業をした成果には違いないから。ありがとうございます。

2024/2/2
1. 昨日ヤフオクで古本が売れたのでレターパックライトで発送をした。発送の際は規定通り、問い合わせ番号の書かれたシールをはがした。はがしたシールはいつものようにデスクの隅にポンとはりつけた。無事ポストに投函し帰宅すると、なぜかそのシールが見当たらない。おかしいなぁ、と思いつつ発送連絡だけはした。

本日、その謎が解けた。なんと、ガウンの袖の部分にべっとりこのシールが張り付いていたのだ。執筆作業の拍子にくっついてしまったのだろう。ゆっくりはがしたのに、ガウンの毛が数本一緒に取れてしまった。思ったよりべっとりと固着していた。

2. 今日は私の高校時代の担任の先生のことを思い出したので書く。変わった苗字の先生で、苗字に動物が入っていて、体育祭でこの動物のプリントされたシャツを作ったことがあった。社会の先生だった。高校2年くらいで日本史の授業を受けたことがあったが、意外とわかりやすかった。

2年か3年の時か忘れたが、文化祭で焼き鳥屋をすることになった。冷凍焼き鳥をどこで買うかと言う段階になって、この担任が「直也んちの近くに安く売っている店あるでしょ」などと言い出した。この先生も越谷市民だったようだ。それがきっかけで、仕方なく、私が焼き鳥買い出し担当になってしまった。最初はこの先生が車で学校まで運ぶということだったが、指をけがしたそうで、先生の奥様が車を運転し、このお店から北越谷駅まで焼き鳥を運んでくれることになった。学校の近所で買えばよかったんじゃないのか、と思う。奥様も気の毒なことであった。学校の先生がそこまでする必要は無いと思う。

ちなみに私が焼き鳥屋の売り子をやっていた時に、ちゃんと校長先生が来られた。なぜかって?息子氏と同じクラスだったから。ああ本当に校長は彼の父親なんだなと実感した。大昔の話なので、私の記憶が正しいのか正しくないのかを確かめるすべはない。

この先生は私とは'馬'が合わなかった。大学入試の際の最後の三者面談で「千葉工業大」を勧められて、母がカンカンになっていた。あまり理系の大学入試の状況は分かっていなかったようだった。私の学力は実際そこまでひどくなかった。

ホームルームでこの先生の発言にイラっとしたことを今でも覚えている。「理系と文系の差なんていずれなくなると思う」っとおっしゃったのだ。私や理系諸君はカチンと来ただろうね。お前が言うな、と。数学の苦労も物理の苦労も知らない社会の先生にそれを言う資格はないだろ、と思う。今でも忘れらない。

高3の時私がコンクールのために全才能を傾けて書いた「作文」がある。夏休みの宿題かなんかだったのだろうと思う。私は高校時代は部活はしていなかったが、論文講座というのに隔週で参加していた。そのため作文はすっかり得意になっていたのだ。このころから将来は字を書いて暮らしたいと思っていたほどだ。(案外実現している。)自転車屋のおばあさんの話をダシに、なにか作文を書いたはずである。で、クラスから一つ担任が選んだものを本当のコンクールに出すことになっていた。結果を言うと、私は選ばれなかった。ただ、よほど良かったのか一言私に断りがあった。見る目が無いなあと思った。文系の奴の作文が選ばれて悔しくてならなかった。理系と文系は相いれないのだと悟った。教育実習でもお世話になった数学の先生がずっと担任だったらよかったのに・・とつくづく思う。この時選ばれた文系の彼は確か中学時代「新聞記者になりたい」と言っていたように思うが、夢は叶えたのだろうか。

3. 今日はまたヘンテコな夢を見た。どこの駅かは知らないが、私はある駅で新幹線から在来線に乗り換える途中であった。敦賀駅の開業直前の動画を見たせいだろうか。駅になんと、常識から外れたものがあった。牛丼の自販機である。陶器製の容器にご飯が盛り付けられていて、ボタンを押すとご飯の上に牛肉がドサっと落ちてきた。お椀をさっと取り出す。それを持ってそのまま在来線のホームに向かうのだが、牛丼を持つ手がすごく熱くて、「もう耐えられないっ!」となった時、目が覚めた。体が汗だくで、すごく暑かった。わけが分からない。夢には合理性のカケラもない。牛丼の自販機なんて、素っ頓狂で斬新で、我ながら面白い。

4. 今日機械制御問1の清書が終わり、機械制御が完成した。最後は同期化力係数の大小関係を示した。同期化力係数は最大値とcosδの積で決まるわけで、私のメモは若干間違っていたためそこだけ手直しをした。この問は登場する物理量が多く、ややこしかった。書くのに時間もかかった。無負荷誘導起電力が磁気飽和を無視するから直線になることが合っていたので、嬉しかった。「磁気飽和を無視する」と文頭に何気なく書いてある一文が、実は重要な設定だったとはね。

2024/2/1
1. paypay銀行の普通預金の金利は0.001%である。このような1%より小さい%の計算はミスしやすい。0.001%は結局「10^-5をかけろ」という計算指示を表していることになる。10^6がmillionで百万なので、10^5は10万となる。すると、10万円を一年間預け続けたら1円の利子がつく計算となりますが、これは少なすぎる。

2. 教材購入者の方で、何度メールをしても返信が来ず、入金も無い人がいた。メールが使えないなら電子書籍のダウンロードはできないので、お断りしようかとも思ったが、計量士の受験生でメールができない人はいないだろうし、ホームページのフォームからは連絡があるので、「メールアドレスの不備」と判断した。そこで、事情を探るため、昨日夜、この方に直接電話をした。年に2,3回は教材購入者の方にメールアドレスの不備で電話連絡をすることがあるので、この電話は塾にとっては通常業務なはずなのに、やはり知らない人に電話をするのは緊張する。

電話をすると一度目は不在で、もう一度掛けたらお話しできた。こちらからのメールは一度も届いていないとのことで、あちらも「塾からメールが来ない」とイライラしていたに違いない。短気で堪忍袋の緒が切れやすい方じゃ無くて本当に良かった。もっと早く電話すればよかった。申し訳ない気持ちで一杯である。gmailがおかしいようだが原因は不明で、yahooなら大丈夫なんじゃないかということで(こちらもヤフーなので)、もう一度メールアドレスをヤフーにして申し込みをいただくことで決着した。今度は大丈夫だった。

教材購入の際に電話番号と住所を入力してもらう仕組みはやはり必要だと思った。ダウンロード書籍だからこれらは本来不要なのだが、いざというときには連絡手段になりうる。それにしても、gmailあてにメールが届かなかったことが不思議でならない。原因究明は私の仕事の範疇ではないが、いろいろなことがおきるものだとつくづく思う。今度からメールアドレスはできれば二個書いてもらうようにするか・・

3. 機械制御問1の自分のメモと模範解答を比較したら、ピタリと数値まで当たっていた。ただ、私の頭は大学入試由来の「有効数字2桁病」に洗脳されているので、桁だけは取り直した。これで4問ある機械制御はほぼ正解だったことになる。ただ、実際の試験では機械制御は2問選択なので、機械制御が全問できても合格とは無縁である。二科目の合計で6問自由に選択という仕組みなら良いのだが、計算問題だけでは合格させてもらえないようである。

自分のメモとはいえ解いたのは12月の初旬なので、さすがに内容は全く覚えていない。だから、メモを見た瞬間は一瞬何をやっているのかは分からない。しかし、数値だけ見るとは模範解答と合っており、喜ぶというより気持ち悪さを感じた。なぜ過去の私はできたのだろうか・・と不思議な感覚を味わった。

2024/1/31
1. 今日は機械制御問2を清書する。結局模範解答と似たような感じになってしまった。(5)(6)で私が最初にやったやり方はあまりにも遠回りで変な解き方なので書かかなかった。どうやら最初解いたときはP_1を一次入力、P_2を二次入力だと勘違いしたようだ。この問は添え字が面倒くさい。ダッシュがあったりして書き間違いがたくさんあった。

2024/1/30
1. 初めてスーパーサンクス(YouTube動画の投げ銭)をいただく。ありがとうございます。ちょっとだけYouTuberになった気分になる。ただ、額面2500円の寄付でも私の手取りとしてカウントされたのは約1600円である。中抜きが多く、アマゾンよりひどい。手数料は36%くらい。でも、これで12月と1月の動画の収益がぎりぎり8000円を超えるので、来月はYouTubeからの入金があるはずである。

2. 今日は機械制御問2を解きなおす。(4)では複素数の長さ、(5)では複素電力の実部とした。丁度模範解答の別解とされているやり方となる。私オリジナルの中3の三平方の定理の問のような解き方も別解として書こうと思う。sinやcosは使うので、本当に中三では解けないが。

模範解答のミスを発見してしまった。最後12ページのS_2の計算のV_2cbである。V_2cbは8ページのベクトル図にあるように純虚数ではなく、10ページにあるように15\sqrt13+115である。正しい値を入れても答えの有効電力の値はもちろん変わらない。

3. 午後からエアコンの取り付け工事があった。怒涛の展開である。これで今年は「この夏はこのクーラーで乗り切れるだろうか」と不安を抱えながら過ごす必要がなくなった。ただ、一階の壊れたエアコンは手付かずで放置している。一階の教室は設置工事不要のクーラーでなんとかなるからである。もう通ってくる生徒さんもいないし。

設置工事は午後1時から5時までという約束だった。どうせ2時とか3時とかだろうとタカをくくってのんびり昼食をとっていた。丁度デザートのみかんを食べようかと思った矢先、遠くで聞き慣れない電子音が聞こえたような気がした。不審に思い、自室にあるスマホを見に行くと知らない番号からの着信履歴があった。昨日エディオンの店員に「取り付け作業員が行くときは、直前に携帯に電話するから、知らない電話番号からの着信でもちゃんと出てくださいね。」と釘を刺されていたことを思い出して、すぐに折り返しその見知らぬ番号に電話をする。もちろんエディオンの方で、「今から行ってもいいですか」とのこと。もちろん承諾したが、そこからが慌ただしかった。結局丁度1時間かけてダイキン製のエアコンが付いた。自分で選んだ機種だし、感慨深い。室外機の動作音がすごく静かで驚いた。

最近のこういう工事では、屋根の上で作業をする「高所作業」があると別途作業料金がかかる。昨日の店舗での説明だと5000円くらいだったが、今回はぎりぎり屋根上の作業は回避できたようで、その作業料金はかからなかった。

2024/1/29
1. 機械制御問4の清書と模範解答を見ながら問2の答え合わせを行う。問2では最後の出力の問が、単相なのにも関わらず誤って三相と思いルート3をかけてしまっていたことを除けば正解していた。ただ、私は(5)で出力からガチでcosとsinを計算しており、だいぶ回りくどいことをしてしまっていた。模範解答の方が解法としては短いし優れているので、どんな解説を書くべきか悩ましいところである。どうせ大して売れないし、今日はあわただしかったし、清書は明日にしようと思う。

2. ロスバスタチンと言う薬が前回の処方時に本来60錠あるべきところを30錠しか処方されなかったようで、あと4日分しかないことに昨日の夜気づいた。今朝電話したら30錠いただけるとのこと。ちゃんと記録があるのだろう。最初「お届けに上がります」と言われたが、私に外出の用事ができたのでついでに薬局にも寄ることにした。

薬局に行き名前を告げると、オジサンが出てきて申し訳ありませんでしたと、いいながら足りない分の薬ともち吉のお菓子を私に渡す。そこそこの大きさの缶に入っているお菓子の詰め合わせだった。恐縮である。おそらくこういうミスに備えてもち吉のお菓子が常備されているのだろう。薬局の裏事情が分かりちょっと面白かった。

3. 2階のエアコンの調子が悪い。たまに突如停止するし、いうほど部屋が温まらない。もう20年物だし、ワインじゃないんだから、そろそろ取り換える話はだいぶ前からしていた。夏に冷蔵庫を取り換えた際、ついでにエアコンも取り換えるアイデアもあったが、結局取り換えなかった。今日の朝食時、エアコンがまた突然運転を停止した。それに伴い、母の短い堪忍袋の緒が切れ、エアコン取り換えの勅令が下った。私は半額出すことになった。県の事業に国が半額補助金を出すような感じでエアコン取り換えプロジェクトが急遽始まった。

薬局の帰りにエディオンに赴く。販売員の方に質問をし、情報を聞き出す。販売員のおばちゃんは高い16万くらいのをしきりにお勧めしてくる。断りづらい雰囲気だったが、一旦「ちょっと考えますから待ってくれ」と言った。一緒に行った父がこのくらいでいいんじゃないの、と言って指差した先のダイキン製の12万円のエアコンに結局決めた。売れ行きNo1みたいなシンボルマークがついていたので、それを信じることにした。冷蔵庫の時みたいにポイント還元キャンペーンは全然無かったが、シーズンのピークは過ぎているのか、全体的に値下げされているようだった。また、閑散期なのか、もう明日設置工事ができるということだった。私も今の時期は暇だし、こういうのは時間の取れるうちに電光石火のごとくやっておくとよい。ついでに掃除機も見てきた。掃除機も安いものから高いのは五万くらいのものまであって、ピンからキリまであるなと思った。円形で自分で動きながら自動で掃除をしてくれるルンバタイプもあったが、そういうのは選ばないつもりである。持ち家だし掃除機くらい自分でかけるよ。

4, エディオンに行く途中、父がガソリンスタンドに立ち寄り給油をした。給油メータをちらりと見ると、そこにはちゃんと「山口県計量検定所」「合格」というシールが貼ってあり、検定の有効期限を表す期日が書いてあった。こんなところにも一般計量士の仕事があるんだと分かった。毎年計質の最後あたりでで自動車等給油メータの検定の器差の公式が出題されるが、公式はすっかり忘れてしまった。こんな私でも受験時はちゃんと覚えていた。

2024/1/28
1. かつて、紺の学ランを着て私が北千住に通っていたころ、我が母校の校長は数学の先生だった。そして、ご子息が私と同じクラスにいた。とても人当たりの良く優しい人で、文系なのであまり接点はなかったが仲良くさせてもらっていた。卒業式の日、彼が「直也君どこに進学するの?」と尋ねてきたので、「東京理科大の数学科だよ」と言うと、彼は「お父さんと一緒だね」とさらりと言ってどこかへ行ってしまった。その時その意味を正確に聞いておけばよかったのだが、そのまま会話は終了し、その真意が分からないまま卒業してしまった。数学科の出身が一緒だということなんだろうか。それとも校長は本当に理科大のご出身だったのだろうか。校長の出身大学など知るはずもなく、「一体校長と私の何が一緒なんだろうか」と、疑問が残った。今でも真実は謎のままである。

この謎を明らかにする、最初で最後のチャンスが訪れた。母校での2週間の教育実習である。教育実習最終日、校長の訓辞?があるとのことで、実習生全員が校長室に集められた。校長室なんて入ったことが無くて、私はおどおどしていた。でかい、いかにも高級そうな楕円のテーブルがあったことを覚えている。私はなぜか校長の隣に座った。ひとしきり校長が話し終わると司会役の先生が「何か質問があるか」と言った。この時、「校長は理科大のご出身なのですか?」と聞きたくてならなかった。しかし、実習に関係ないし、正直聞いたところでメリットは別に無く、ヘタレな私は何も聞けなかった。今なら、本当に理科大生だったんだから、そのくらい聞いたっていいじゃないかとも思うが、当時の私にはそんな勇気は持てなかった。

今となっては、分からないことがが多い方がブログのネタになってよい、くらいに思っている。 2. 現在通っている病院は、内科医の医師が一人で診察している開業医なので、グランドメディカルセンター(県立医療センター、グラセンと略すとよいね)に比べるととても小規模である。医療センターのように超混雑することなどありえないのだが、今日見た夢は、この小さな病院がものすごく混雑する夢だった。しかも、診察室に向かうのに障害物のあるジャングルジムみたいなコースの中をたどって行く、という奇想天外で破天荒な夢だった。破天荒すぎて、私の夢だけを集めたら一冊の本になりそうである。しかもなぜか病院にはバスで行った。このバスも混雑していた。夢の中ではバス停の目の前に病院があったのだが、現実でもこの病院はバス停のすぐそばにある。現実がたまに混じっているのが滑稽で仕方ない。

3. 計量士合格者の方が鰻のかば焼きを送ってくださるそうだ。深く感謝します。私には贈答用に鰻を送る発想が無くて少々戸惑ったが、クロネコヤマトからのメールに書いてあった発送店の名前を見て納得した。高級店なのだ。絵にかいたような高級店である。店の場所も、言われなくても大体わかるような街道沿いにちゃんとある。中心部には接待用に高級な料亭があるんだろう。私はこんな高級店で食事をした経験は一度もない。高級店のかば焼きは、やはり安いその辺の鰻とは味が違うのだろうか‥

修士の二年の冬、某脱税学園に就職が決まり、当時大阪の八尾に住んでいた父が埼玉に来て家探しを一緒にしてくれることになった。蓮田駅から徒歩圏にあるアパートを借りることにしていたので、エイブル大宮店の人と父と私でアパートを探した。朝、大宮駅のらせん状のクルクルした謎のオブジェ(まめの木というらしい)の前で父と待ち合わせた。父が上野で東北線に乗り換えず、東京駅からそのまま京浜東北線で来たので驚いた。

家が決まり、夕方大宮駅で父と食事をした。父は日帰りで大阪に帰ったのだと思う。この時、近所の鰻屋に入ってかば焼きを食べさせてもらった。そんなに高いものではなかったと思うが、この時食べた鰻のかば焼きのことが妙に記憶に残っている。

2024/1/27
1. ちらほら合格の連絡が来るが、皆自己採点で合格が分かっていた方である。いろいろお疲れ様でした。

自己採点で合格だったけど実際は不合格だった・・という話は聞いたことがない。試験に人生がかかっている必死な受験生は、翌日の自己採点を正確にするため、自分のマークした解答番号と問題用紙につけた丸が一致しているかどうか確認をしておくものである。

2. 今日気づいたのだが、電験二種と一種の合格発表もなんと1/26だったようである。合格発表の日が計量士と電験で同一というのは珍しいのではないか。おそらく初めてだろう。同日でも何のメリットもないが。滅多に二種なんて受かるような代物ではないと思うが、チャレンジされた方の勇気は尊敬に値する。お疲れさまでした。

2024/1/26
1. そろそろオリジナルドメインのホームページに移行してもいいかな・・と思っている。今時は漢字のドメインというのも作れるらしい。高橋直也塾.netとかが可能なようだが・・なんかサマにならないし恰好悪いなぁ。。

2. 本日午後13:30頃経産省のホームページhttps://www.meti.go.jp/information/license/index.htmlをみたら合格発表がされていた。騒音振動のボーダーが思ったより高くて、29/50だった。環音はそんなに大変じゃなかったから、バランスが取れたのだろうか。一般計量士は順当に30/50だった。吉報をお待ちしています。

3. 今日は機械制御の問3を清書する。計算手法は模範解答には全然書かれていないので、詳しく書いた。式を正攻法で積分する形が一番わかりやすいと思ってそのように書いた。sin^2の積分は周期の半分だと\pi/2となることを公式として用いることにした。ここ数日寒くてぼけ老人のように呆けていたが、今日は日中日が照り少しは暖かく、仕事ができて良かった。

2024/1/25
1. 寒くて頭が働かないが、我慢して機械制御の問3に着手する。グラフと実効値の計算はすぐ終わった。ルートミーンスクウェアの逆である。ただ、(1)(2)の調べ問題がどの程度の解説を書くべきかなぁと思案中である。とにかく交流を直流に直すときに高調波が発生するらしい。だから整流器とか電力変換器とかを挙げるだけでいいかな。vvvfインバータではお好みの周波数と電圧を作るときに、前段として交流を一旦直流にする必要がある。

2. 寒いせいでピアノの鍵盤が冷たくてつらい。これまでの人生で一度も音楽の道に進むことを考えたことはないが、我が人生が音楽の道じゃなくて本当によかったと思う。数学科出は天才じゃなくても不思議と生きてこれた。寄付してくださった方が一般計量教習の問題を買ってくださった。形を変えた寄付と思うが、嬉しくてならない。ありがたいことである。授業の依頼があったり、もう何個か売れたりしたら、来年からは一般計量教習の解説もちゃんと書こうかしら・・

3. 足立学園の学ランを来ていた中学高校生のころ、学校の先生が昼食後必ず歯磨きをするのが理解できなかった。なぜ教師は歯磨きをするのだろう、虫歯になるのがそんなに嫌なんだろうか?と、ずっと不思議に思っていた。

長い時を経て何の因果か、大してなりたいわけでもなかったのに教職について現場に出たとき、この問の答えが瞬時に分かった。口臭である。昼食後歯磨きをしないと、数学はてんでダメなかわいらしいおさげの女子中学生が「センセイ今日うどん食べたでしょ?」とからかってくるからである。同僚や生徒と話すことがたくさんある職業なので、さすがのポンコツ教師でも身だしなみには少しは気を使うようになった。私もすぐ昼食後歯磨きをする列に加わった。ひどい学園でも現場を経験して初めて分かることがたくさんあった。

この悪習は今でも続いていて、YouTubeの撮影をするときでさえも直前に歯磨きをする。目の前にあるのはカメラだけだから口臭なんて気を使うことは全くないのに、である。「授業の前には歯磨き」が半ば本能と化していて、肉体に染みついている様子である。歯磨きをしないで授業をするなんてありえないし、歯磨きをしないまま授業をしたら絶対にうまく話せないとすら思う。

こんな調子だから私は虫歯になったことが無いし、今後もなる可能性が全く無い。案外、教師には虫歯が少ないかもしれない。誰か統計を取ってもらいたいね。

2024/1/24
1. 今朝も雪がちらついていた。砂糖をまぶしたお菓子のようにうっすら道が雪化粧していた。水道が凍結してなくてよかった。ただ、すごくさむい。防府は雪国ではないし古い家だし、家の設備が全然氷点下の気温に対応していない。そういうことを考えて作られていない。電気ストーブとこたつだけである。そのため家の中はすごく寒い。家全体を温めるという発想はさらさらない。電験二種の二次試験の解説書きに着手したいが、寒くて手がかじかむので始められない。

2. くじらなんとかサービスという業者が、当塾の教材購入のフォームを使って自社の中古パソコンの販売の宣伝をしてくる。今回で二度目である。非常に迷惑である。ちゃんと住所とか氏名も書いてはあるが、偽物だろうか本物かはどうでもよい。商売はファンになってもらうことが大事だと思うよ。嫌な思いをさせられた業者から、私がパソコンを買うはずないでしょ。

御社の宣伝手法は逆効果で自分の首を絞めるだけです。そもそも貧乏塾に宣伝するとか、正気の沙汰とは思えない。時間の無駄である。よっぽど暇なのか、仕事をしたフリがしたいのか‥アホなのか。入院したら看護師に「お仕事はなにされてるんですか?」って聞かれまくる。その時は、聞いたことのない個人の塾に教材購入をするふりをして宣伝メールを迷惑メールのようにして送り付けてましたって言え。普通なら恥ずかしいことこの上ないが、自業自得である。そんな悪趣味な宣伝は「もうやめはったほうがええで」。

宣伝したいのなら、私を見習って細々と4年くらいYouTubeをやったらいかがか。即効性はないけれど、ファンがつけば買ってくれる人もいるかもよ。

3. paypayクレジットカードの入会特典としてペイペイポイント1000ポイントを頂戴した。ありがとうございます。お薬代とさせていただきます。paypayユーザになったきっかけは、退院直後の冷蔵庫購入である。それまでペイペイなんて一切使ったことが無かったのだが、冷蔵庫の購入特典でパナソニックからペイペイ20000ポイントキャッシュバックキャンペーンというイベントがあり、しぶしぶ9月頃ペイペイアプリをダウンロードした。その後、もともとやっていたヤフオクとの親和性の高さから、あっさりペイペイユーザーになってしまった。ヤフオクの売り上げがそのままペイペイにチャージできるのが魅力だった。スマホは楽天モバイルのままだし楽天のクレカも持ってはいるので、完全に楽天経済圏から抜けたわけでもないが。

4. 本日経産省のサイトのニュースリリースにおいて、「計量管理概論で出題不備があり管理の問10を全員正解とする」という発表があった。寄付してくださった方が親切にも教えてくださった。

高校数学では相関係数rなる量として出てくる、近似した直線の傾きである。1に近いほど正の相関がある、などと言う。x,yに平均値を意味する上付きのバーが抜けていたそうだ。午後の共通科目で加点になっても、誰も喜ばないでしょうね・・どうせボーダーは30/50である。

確かに「合格発表は1/26頃を目途に公示予定」と短く書いてあった。こんな超重要情報が、さりげなく文中に紛れ込んでいた。そういえば、昨年の環音の出題不備は結局公表しないの?追加合格者を9月に出して終わり?今回の一般計量士と騒音振動の専門科目に出題ミスは無いと思うが、毎年なんかかんかミスがあるね・・。もう最初から私を試験委員にして、試験前に通り一遍私に解かせてくれ。出題に不備があるかどうかを確認する仕事をさせてくれ。

2024/1/23
1. 朝8時頃、大粒の雪が降ってきた。朝散歩は中止。朝散歩が中止の時は、廊下と部屋をぐるぐる回る。一周回れるような変なつくりで良かった。しかし、9時過ぎると、太陽が大地を照らし始めた。変な天気である。

2. 航空機騒音でL_denという時間帯ごとに補正をする話がある。つくばではこれと異なる測定もさせられた気がするが(おそらく古い測定方法)、国家試験ではこのL_denしか出題されない。dは日中だが、evenningとnightの訳の違いがよく分からない。私の解説ではnを「真夜中」としておいた。  

2024/1/22
1. やっと環音が完成した。疲れた。今年もなんとかなった‥。一般計量士と騒音振動の解説書きは塾経営の要なので、大仕事が片付いてほっとしている。やっと正月が終わる感じである。長い一か月間の戦いであった。合格発表までに間に合ったようだ。

2024/1/21
1. 環音がやっと騒音の問15まで書き終わった。今回はJISからの出題が多く調査時間が必要なため、思ったより時間がかかった。あとは問16以降の振動である。今年の振動は計算問題が多く既にほとんど解いてあるので、騒音よりは楽だと思う。

2. 先日の病院での話。待合室で診察の順番を待っていると、おばあさんがスピーカーフォンにしてスマホで大声で話していた。待合室全体に通話内容が丸聞こえであった。どうもデイサービスから電話がかかってきている様子で、今日の朝ごはんは欠席と話している。「今日はもう一軒病院にいかにゃならんから、帰りは遅くなるんじゃが、また、夕方にでも電話します・・」などと話している。

昔母が「もっと高齢になったらもうスマホはいらないんじゃない?」と言っていたが、老人にこそスマホが必要なんだと思った。それにしても病院をはしごする体力と気力があれば長生きできそうである。病院嫌いはよくない。もっとも、病院が好きな人はいないとも思うが。

3. のと鉄道が穴水までの復旧が決まったようだ。JR西が負担するということである。珠洲方面は相変わらず辺境でアクセスしづらい土地のままなのだろうか。輪島方面は高速道路も作っているし空港もあるから、まだマシな気がする。

2024/1/20
1. 医学科に行った卒業生のうち二人目は女の子だった。お母さんがちょっと隣人が変な人らしくて参っていた感じだった。ウチにも「塾の前に自動車がたくさん止まって迷惑だ」という変なメールが来たこともあった。そんなことあるはずがないのに。念のため塾の前での送迎は辞めてもらったりした。

本人はケロッとしていて、当塾では数学だけの受講だったが、大した出来だった。私はこの子を最上級の尊敬の念を込めて人間プリンタと心の中で呼んでいた。問題を見せたら、大して考えもせずすぐプリンターのように数式を書き始めるからだ。本当にすごい出来だった。本人曰く「古文漢文が得意なんです」。普通の理系は古文や漢文には勉強時間を裂けないし、全然記憶の蓄積が無いので得意になるはずがないのだ。多分暗記するまでの時間がものすごく短いし、覚えたらなかなか忘れない頭脳なのだろう。うらやましい才能である。 お母さんが岡山大の一般入試にこだわっていたので私は辟易した。成績は良いので、合格の可能性が一番高いのは推薦入試だと本人には伝えたが、お母さんはいまいち状況が分からないようだった。しょうがないから私は岡山大(岡山大は前期だけで後期試験は無い)の数学をひたすら解いて過去問の授業をした。

岡山大の過去問解説の執筆は意外と重要なターニングポイントだった。というのも、方眼のついたレポート用紙に書いていた原稿の保管方法を、岡山大の執筆を機に変えたのだ。今までは40個袋のついたファイルをその都度買っていたが、この保管方法を継続した場合著作が増えたら金とスペースがいくらあっても足りなくなる。毎回一冊400円程度するファイルを購入していては破産する。そこで、30個の穴が開いていてルーズリーフのようにバインダーで閉じる透明なクリアファイル(商品名はポケットリフィルという)をセリアで買ってきて、それを糸で止めて、中身だけ封筒に入れて保管するようにした。これで保管スペースが三分の一くらいになった。

その後計量士を書いたりして原稿が激増するが、この時に作った保管方法が功を奏して特にレンタルスペースを借りたりする必要性が無い。 この少女の話に戻ると、結局学校でいわれたのか、推薦入試と一般入試を併願することになった。成績が良かったせいか、推薦ですんなり進学先が決まった。本人によると、優しい面接で、圧迫面接のアの字も無かったようだ。成績が良かったので、最初から合格が決まっていたようである。微妙なひとだと、面接でも結構厳しいことを言われるらしい。

2月だったのだろう、授業の時バレンタインだからと言って小さなチョコレートをくれた。お歳暮に何か飲料を送りたいと言われ私が「コーヒー」と答えたら、お父様が来られてコーヒーのセットをいただいた。数学の先生に贈り物をする際はコーヒーが無難である。数学の先生は原則コーヒー党に決まっているからである。

2. 高齢のおじから年賀状が来なかったので心配していたのだが、手書きのハガキが来た。良かった。一安心である。

3. 現在環音の解説書きが佳境である。セイビンの残響式の問は苦戦した。どうせJISに掲載されている式に代入するだけなんだろ?とタカをくくっていたら、そうではなかった。やはり大事なのはセイビンの残響式そのものである。これを暗記しておけば解けるようになっていた。いままで式そのものの出題はなかったかと思うが、これからの受験生はこの式も暗記しておくしかない。そのほかのJISの問は、選択肢が過去問をアレンジしたものだったので、なんとか解説が書けそうである。環音は過去問を大量に解いておけば、出題される話題が限られていることに気づくだろう。ただ、これまでは、環物が得意な人は環音は大して得点できなくても合格できていた。今回は環物が得点源にしにくかったはずで、あてが外れた人もいるだろうね・・

2024/1/19
1. YouTubeでショパンの話を投稿したら、お勧めにショパンの楽譜とか演奏動画が表示された。YouTubeのAIってすごいね。

2. やっと環物が完成した。あらかじめ解いてあるので、清書は意外とすぐ終わった。怠け心に抗って無理して頑張ったため、腰が痛い。あと、また右手の甲から謎の出血もあった。43歳にもなると血が出るものらしい。今日からもう環音の執筆に着手している。問3は毎年悪夢のsoneとphoneの問である。完全に忘れていて、思い出すのに苦労した。

環物と環音と入所試験の三つの出品作業を同時にするので、販売開始はもう少しお待ちいただきたい。今日は金曜なので、日曜か月曜くらいには目途がついていると思う。計量士の合格発表と私の騒音振動の出品とどっちが早いだろうか。また、そろそろ一対一授業も再開しようかとも思う。一対一の授業は先生側は大変だが、受講生にとっては一番効果がある仕組みだから仕方ないかと思っている。

2024/1/18
1. 昨日病院の受付でケンシンセンターといっていた老人がいた。看護師は?を頭に浮かべながら話を聞いていたが、「紹介なんじゃが・・手紙がきとるんじゃないか?」と言われ話が通じていた。私と同様に、総合医療センターで入院しその予後に紹介されてきているようであった。

名称がこんがらがるのは、分からなくもない。もともと山口県立中央病院という名称だった名残で、今でも地元の人は県立総合医療センターのことを「中央病院」というのである。ウチの両親も県立中央病院を略してケン中という。かっこいい名称に変更したせいで老人が困っているので、名称は県立中央病院のままだったらよかったのに。

2. 正比例はセイヒレイ、逆比例はギャクヒレイとそれぞれ読む。しかし反比例だけは読みがなぜかハンピレイとなる。なぜ反比例だけピレイなんだろうか。全てヒレイかピレイに合わせたらよかったのに。もっともセイピレイやギャクピレイと言ったら生徒に笑われそうだ。日本語とは不思議なものである。

2024/1/17
1. 今日は朝から病院。8時半頃家を出て、9時の開店と同時に行った。聴診器を当てるだけで、特に検査もなくすぐ終わってしまった。今朝は朝散歩は省略したので、帰りにニトリに行き、店内をウロウロすることで散歩の代わりにしようと思っていた。しかし病院で薬をもらった時点で9時40分くらいだったのだが、ニトリは10時開店からなのを忘れていて、行ったらまだニトリは開店していなかった。環物の清書をする仕事が残っているのですぐ帰宅する。問7の滑車の問は解くときに凄く悩んだので、思い出深い

2. 病院で変わったことがあるか?と聞かれたが、特に無いと答える。「ただ寝違えて首が痛いですけど、内科には関係ないね。」といったら、看護師さんが「冬は寒くて筋肉がこわばるので、そういうことがあるんです」と言っていた。寝る姿勢が悪いだけだと思っていたが、寝違えるのは寒さも原因の一つらしい。現在は執筆作業中なので、デスクワークが長いから職業病なのは薄々理解している。

3. 我が家の庭にはレモンの木があり、今年は3つくらい実った。レモンティーにして全部消費したが、思った以上においしかった。今日はレモン果汁でレモンティーにしたのだが、やっぱり本物のレモンを切って入れた方がおいしいことに気づく。

4. 水道局の明細を見ると「-4度以下になると水道管に凍結のおそれがあります」と書かれていた。凍結するのに0度が境界ではないんだね‥

2024/1/16
1. 今日はヘンテコな夢を見た。また鉄道ネタである。私は母と上りののぞみに東京から乗っていて、列車は静岡駅に停車しドアが開いた。(現実ののぞみは静岡県内無停車なのでこれは絶対にあり得ない。)そして、私は切符を静岡までしか持っていないにも関わらず、母がとなりで爆睡していたため、静岡駅で降りなかった。静岡駅発車直後、検札にきた車掌に、しぶしぶ名古屋までの運賃を支払った。わけのわからない内容である。静岡に用でもあったのだろうか。静岡鉄道の鉄道線に乗りに行ったことがあるくらいで、静岡なんて全く縁の無い土地である。

2. うちの塾からはこれまで二人医学科に進学した。両名とも天才的に数学ができたが、一人目の少年の方は、当塾に中2から5年近く通ったので思い出深い。私も頑張って教えたが、一番頑張って教えたのは中3である。一貫校だったので、中3から高校の課程に入るからだ。出鼻をくじかぬように慎重に教えた。また、記憶力が天才的によく、私が言い間違えたら間違ったまま覚えそうだったので、言い間違いをしないよう超慎重にしゃべった。

天才にも悩みがあるものである。九州大の医は物理選択じゃないと受けられないから物理をウチでやりたいと言い出したことがあった。物理を1年程度で使い物にするにはさすがに時間が足りないと思ったので、受験校について親とよく相談するように言った。推薦で早々に進学先が決まっても、学費が高いのが気になったせいか、やっぱり一般受験するとか言い出したこともあった。そのたびに私は「親とよく相談して決めて」というほかなかった。

高3の12月頃だったと思う。進学先に納得できたのか、親から学費はなんとかなると説得されたのだろうか、某医大の入学手続きをすませた。そしたら、大学から選択していない理科一科目を勉強して来いという宿題が出た。つまり生物選択の者は物理を、物理選択の者は生物を勉強する宿題である。彼は生物選択だったので、物理を勉強しなければならず、進学先が決まっているのに私の塾に通い続け、私はへとへとになりつつ物理を教えた。一通り物理が終わっても、まだ塾に通うというので、仕方なく行列の本を書いて、行列の授業をした。高専向けの線形代数の問題集を買って解かせた。行列の演算に始まり、掃き出し法とか逆行列の話に始まり、行列式を導入し、外積の計算なんかも教えた。結構本格的に系統だって教えた。旧課程の高校課程にあった行列の講義と言う雰囲気ではなかったが、教え方が良かったのかすらすら問題集を解けるようになった。結局彼は3月の10日頃まで私の教室に通った。

彼は礼儀正しかった。授業が終わると必ずお辞儀をして「ありがとうございました」と私に言う。毎回である。欠かしたことは一度も無い。

3. 蓮田を引き払うとき、理科大時代の先生にメールをしたら、ディナーをご一緒しませんかと誘われた。そのときメールの文中に「やぶさかではありません」との表現があり、戸惑ったことがある。この日本語の意味が分からなかったのだ。調べると「OKの意思表示」と分かった。さすが大学教授は難しい単語を使うね。

お金を握りしめて待ち合わせ場所の新宿駅の小田急の改札入り口あたりに行ってみると、「高橋君」と声をかけられた。食事の代金は先生持ちで、京王プラザホテルの1階のレストランに予約までしてあった。バイキング形式で、肉のところにはなんとシェフが立っていて、客が「くださいな」というとその場で切ってくれる。でかい塊から切り出すというパフォーマンスが高級感をそそるから不思議だ。(でも、よく考えたら切っているだけである。)とにかく慣れない高級感にビビっていた。上流階級な方々というのはいるもんだね。少しだけ先生の過去の苦労話なんかを聞いた気がする。東京に用事があったらついでに一度くらいご挨拶に伺いたいものだが・・全然稼げてないのでとても恥ずかしいし、東京に行く用事はもうないだろう。

2024/1/15
1. 温風乾燥機は温風じゃないと手が冷たくて耐えられない。試しに冬、濡れた手を空気清浄機で乾かしてごらんなさい。手がキンキンに冷えて、すぐにストーブの前に手を持っていくハメになるだろう。液体が気化するときの気化熱によって熱が奪われるからである。アルコール消毒で皮膚がヒヤっとするのも同じ現象である。昔中学理科を教えていた時に、体は汗によって気化熱で体温を下げている、と教えたことがある。彼は天才だったが。某私立大の医学科に進学した。もうそろそろ卒業するころじゃないか。研修医か大学院か・・どちらにせよ大変な人生を選んだものだ。私はその点数学科出身だし自営業だしお気楽でよい。

2. 創業直後、高3を四人抱えていた時、中学入試をやってくれないかという依頼の電話があった。私は中学受験経験者だし一貫校の教員経験もあるので、中学受験の指導は適任だと思った。しかし防府で中学入試の塾をやっても流行らないし、今後も中学入試を教える気は全くなかったので、お断りをした。断って正解だったと思っている。ただ、母親からみればせっかく話が通じそうな人が防府にいて、藁にもすがる思いで電話をしてきたはずで、そう思うと気の毒だとは思う。

3. コルグの電子ピアノの最大のメリットを書き忘れていた。それは小ささである。すごく細くて場所を取らない。部屋が狭くならないのはメリットである。

2024/1/14
1. 学部生や修士の頃、よくココスやサイゼリヤ、ガストに勉強しに行っていた。ついでに食事もとる感じであった。不思議とココスやガストにまた行きたいとは思わないが、サイゼリヤは懐かしく感じているし、また食べたいと思う。蓮田時代も近所にサイゼリヤがあったので、結構通った。

しかし残念なことに、防府近辺にはサイゼリヤは無い。だから県外に出ると、サイゼリヤに行きたくなる。無性にミラノ風ドリアと半熟卵をのせたペペロンチーノが食べたくなることがある。

2. 毎朝、玄関先にあるシクラメンを日当たりの良い縁側に移動させている。日光と水だけで花も葉も伸びるなんて、植物の光合成とはすごい仕組みだなぁと感心する。最初我が家にやってきたときと比べると、明らかに茂ってきた。ただ植物には苦労して獲得すべき技能とか期待される成長とか稼がないとならんとか・・ストレスが全くないので、気楽でいいよなぁとも思う。

3. 入所試験の解説書きがやっと解き終わった。思った以上に問題数も多くて、意外と頭も使うため疲れた。あとは頑張ってスキャンするだけである。もしこの解説を販売したら需要あるかな・・毎年何人くらいの受験生がいるんだろうか。一般常識の問題もちらっと見たが、出題が自由過ぎて思わず笑った。音符の記号を言えとかあったよ・・なんじゃそりゃ。ちょっと遊び過ぎじゃないか‥

2024/1/13
1. 夜中毛布がなんだかおかしくて、暗闇の中手探りで皺を伸ばそうしたがうまく広がらなくて諦めて寝た。翌朝、ふとんをたたもうとしたら、横と縦が逆になっていた。毛布の短い辺が体の方向になっていたのだ。ずとまよに蹴っ飛ばした毛布という歌があるが、毛布とはなかなか最初の位置にとどまってくれない代物のようである。

2. 少々忙しくてもピアノだけは毎日弾いている。こんなに毎日性懲りもなく弾くのならば、もうちょっと高級な電子ピアノを買ってもよかったな・・と思う。ただ、安物の割にはコルグなので音色は良い。子供の頃のヤマハのモデルよりも音だけは良い。タッチはアップライトと比較するといまいちだが、指の動きを練習していると思っているので最近はあんまり気にならない。

ピアノを買ったのは2023年2月頃だった。サガワの宅配便として配送されてきた。注文後3日くらいで到着した。これが高級なヤマハのモデルだったら、配達員が来て組み立ててくれたりするようだから、納品は1か月待ちとかかもしれなかった。購入を決めてからすぐ来るのがコルグを買うメリットである。ただし、サガワの配達員は一人で来たので、ちょっと手伝ってくれないかと言われ私も搬入を手伝った。いくら安物電子ピアノとは言え、一人で持てるような重さではない。

コルグの電子ピアノは自分で組み立てねばならない。この組み立てが結構大変で、説明書がいまいちなため私一人ではできなかったが、母がほとんどやってくれた。というか、一人でできるような作業内容ではない。組み立てがあるので、コルグは不器用な人にはお勧めできない。組み立てられるのならば、安くて良い楽器である。

3. 楽譜には演奏速度が指定されているものがある。四分音符=120とか数字が書いてあるが、これは分速である。この例えでは1分間に120回4分音符を演奏する速度と言う意味になる。私はこの速さの数字を見ると、癖で60で割って2ヘルツかぁみたいに、ついHzにしてしまう。ちなみに2Hzの曲はだいぶ速く、今の私には弾けない。

2024/1/12
1. 一気に一基を清書した。下書きは終わっているので、あっという間に終わった。ただ、ずっと座っていて姿勢が悪かったせいか、背中が痛くなった。寝れば治るのでただの筋肉痛だろう。あと、手の甲から血が出てきた。薬のせいで血が止まりにくいが、10分くらいティッシュで押さえていたら収まった。今はテープを張っている。「血のにじむような努力」、とよく言うが、本当に突如血が出てきて笑った。ことわざは本当だった。

2. 大学4年生の頃の話である。私は湘南モノレールと江ノ電に乗りに行く日帰り旅行を計画を立てた。当初は一人で行く計画だった。この日帰り「乗り鉄旅行」のことを友人に話すと、一緒に行っていいかと言われた。彼は自宅が横浜で、普段は運河にボロアパートを借りて住んでいるが、週末になると家に帰っていたのだ。私は野田線の始発電車に乗ることを条件に承諾した。運河からだと始発に乗らないと、帰りが夜遅くなるからである。また、小田急江ノ島線で江の島入りする旅程を逆回りにし、夕方に小田急の湘南台駅で別れるプランに急遽変更した。彼の住まいが相鉄沿線だったからだ。

翌日、野田線の始発に乗るため朝5時に待ち合わせる。始発に乗れなかったら一人で行くという約束だった。彼は眠かったろうに、ちゃんと朝5時に来た。 まず東海道線で藤沢に出て江ノ電で全線鎌倉まで乗る。併用軌道や家屋すれすれをかすめるように単線で進む路線を堪能する。その後、ちょっとだけ鎌倉駅周辺を散策し、JRで大船まで出て、湘南モノレールで江の島に出る。トンネルがあったり猛スピードで駆け抜ける懸垂式モノレールは、地元住民からしたら見慣れた光景でも、鉄道ファンからしたらもはやドキドキわくわくのアトラクションであった。当時はYouTubeなんて無かったから、乗ってみないとどんな感じが皆目見当がつかなかったのだ。

江の島ではエスカーという長いエスカレータに首をかしげながら課金乗車し、夕方小田急江ノ島線に乗り新宿方面に一緒に乗る。そう遅くならずに湘南台で彼と別れることができた。きっと彼は自宅で晩御飯を家族で取れたことだろう。(大和でも相鉄本線と接続しているんだね。)私はそのまま新宿まで出て、運河の自宅まで一人で帰った。鉄道ファンなら江ノ電と湘南モノレールは是非訪問してみて欲しい。

2024/1/11
1. お待ちいただいている方もいるし、計質を清書した。引き続き一基の清書を急ぐ。一基は全部解き終わっているので清書するだけである。清書は肉体労働なので、意外とすぐ終わり、明日までには終わるだろう。執筆で一番嫌な作業は、なんと言っても「調査」ですね。特にぱっと見て分からない・知らない・解けない問では、知らない単語やその分野のキーワードを予測してグーグルで調べる。これが一番ストレスである。お仕事モードの時、検索はグーグルに限る。

2. 昨日の晩御飯に出てきたハンバーグが、今日の昼食のチャーハンの具になっていた。軽々と常識とか思い込みを超えてくる。

2024/1/10
1. だいぶ首の痛いのが収まった。今年の計量士の合格発表は一月の半ばなのだろうか。YouTubeの視聴者の方から、「試験中監督官は1月半ばの合格発表と言っていた」とコメントが来たことがある。でも、公式の受験要領には合格発表は一月後半とある。どっちが正解なのかが、そろそろ分かる。

2. 今日は外出するということで、母は早朝に晩御飯を作った。その余波で、朝8時に晩御飯動画を撮影することになってしまった。いまいち声が出ないし、あまり頭が働いていない中の撮影であった。晩御飯なのに食べる直前に撮影しないのは、心境複雑である。毎日やっているといろいろある。

3. 郵便局で、隣のカウンターにいた客が局員に「ゆうぱっくみたいな・・あれ・・」と口ごもっていたら、局員はすかさず「レターパックのことですか?封筒みたいなやつ?」と客の要望を察して応答していた。大したものだと思う。相手のことを察することができたら、何の商売をやってもうまくいくだろうね・・にしても客もそのくらいスマホで調べてから郵便局に行けよ・・と思う。

2024/1/9
1. 南海トラフや関東大震災が怖い。特に南海トラフでは四国が壊滅するだろうから、中国地方も無傷ではいられまい。幸い私は巨大地震に遭遇したことが無いが、熊本みたいに地震が少なかったのに突如巨大地震が来ることもあるので、怖い。

能登半島の先端は山口県の山間部や日本海側、島根県西部に似ている。鉄道も道路も貧弱かつ山がちで、平時でも交通の便が悪く、陸の孤島のように見えるからである。県内格差が大きいのは山口県も他人事ではない。おそらく能登半島も七尾くらいまではそんなに辺境感はない。それより奥に行くにつれて山は深く、距離も遠く、時間もかかる。奥能登にとって、貧弱で遅い「のと鉄道」でも無いよりはあった方がよかったのではないか・・と思わずにはいられない。

2. 温度の単位としてその名を後世に残したケルビン卿だが、本名ではないらしい。ショパンが苗字で、作曲家ショパンの名が本当は「フレデリック」であることにも驚いたが、それ以上にケルビンが通称であることには心底驚いた。ケルビンはイギリス・グラスゴーの川の名前で、本名はウィリアム・トムソンだそうである。ウィリアムのWじゃワットとややこしかったらケルビンで本当に良かった。計質の問の調査中に、偶然この事実を見つけた。それにしてのケルビン卿は凄い人だったんだね・・

3. 寝違えて首が痛い。飲み物を飲むときに首をあまり曲げることができないので、腰から曲げないといけない。不自由である。

2024/1/8
1. デジタルとアナログを学術的で正しい意味で使う人が皆無なのが気持ち悪い。デジタルを「現代的で機械仕掛けの」「進んだ」「ハイテク」という意味、アナログを「旧時代的な」「手作業な」「時代遅れな」という意味で使う人が多数なのである。しかし本来、デジタルは「桁」であり数値が飛び飛びで不連続な様子を表す。アナログは連続的な様子を表す。非理系人同士の日常会話に目くじらを立ててもしょうがないね。

2. 激動の時代だった2020年の記録を書き残しておきたい。

3月の終わりころだったと思う、「ウチの○○高校2年の娘のことなんですけど」、と電話がかかってきた。当時通っていた△△高校2年の中学時代の同級生だった。あんまり数学は得意じゃないとか、授業中すぐ眠くなるからあんまり授業を真面目に受けていられないらしいとか、よくわからないことを言われる。(この女の子は結局入塾し、4月から通い始め、翌年の卒業までウチで頑張った。)最初の面接ではどんなヤバイ子が来るのかと戦々恐々していたが、私から見たら普通に賢い理系だった。親はすぐ眠くなりますなどと言っていたが、私の授業で寝たことは全く無かった。才能はあるのに数学はやっぱり好きになれない感じだったね・・。気がかりだったのが、高校入試がこれまでの人生のピークみたいなメンタルだったので、塾としてはそのピークを越えるような「今」を作ってあげたかった。

このお嬢さんは特におしゃべりが好きだった。それでも私は授業はせねばならないし、たまには話も聞いてあげなければならない。そこで私はバランスをとることにしていた。教室に入り彼女が椅子に座った瞬間間髪入れずに私が話し始めるようにし、彼女にしゃべる隙を与えないようにした。そして、授業が終わったら逆に私は黙っていて、しゃべるように誘導する。勉強とは関係ない学校のイベントの話を振ったりした。ひとしきり話しをさせて「ちゃんと聞く」のが女子生徒との大事な交流方法である。

ある日授業が終わって、珍しく、無言で立ち上がって帰ろうとした。今日は何にも話していかないのか・・と思っていたら、なんと玄関で靴を履いた瞬間しゃべりだした。しばらく立ち話をしたのだと思う。話は座っているときにしてくれないかな・・と思ったのは言うまでもない。でもこのお嬢さんが通学している時は比較的うまくことが運んだので、このお嬢さんは幸運の女神だったんだろうと勝手に思っている。

話を2020年に戻す。4月の終わりころだったと思う。また電話がかかってきた。「○○市に住んでいるBと申します、一般計量士の授業をしていただきたい。」まさか二人目の一般計量士の授業依頼があるとは想像すらしておらず、少々面食らった。一般計量士の授業は、かつてA氏(2023/10/29の日記に登場)の授業で散々苦労したので、本当はやりたくはなかったが、勉強で困っている人を助けるのが仕事だし、教育で体を張るのが私の宿命なので、二つ返事で了承する。B氏を引き受ける時には全く迷わなかった。

B氏の授業もA氏以上に難航した。なかなか授業スタイルが定まらず、悩んだ。結局高校生にやっているように問題を解いてもらいつつ私が模範を示しつつ、定義とかをしゃべりつつ・・みたいな「いつものスタイル」に落ちついた。何がどのくらい分かっているのか、どの程度の学力水準なのかが徐々に分かってくると授業も軌道に乗る。本人にもどんな授業がいいのかいろいろ聞いたのだが、「授業の方針は先生が決めるんですよ」と言われてはっとした。おじさんの希望に沿った授業をするのではなく、おじさんを合格させるための授業をしなくてはいけないのだ。そもそもどんな勉強をすればよいか分からないから私を頼っているわけで、私が音頭をとってうまい仕組みを作らねばならないことを自覚した。結局数学の問題集を私が作って、それを一緒にやったりした。この問題集は現在も販売中である。

このおじさんも実におしゃべり好きだった。勉強と関係ない仕事の話を授業中に結構していた。現場の話は私も聞いたことがなかったし、雑談を聞いているのは結構面白かった。しかし、これではいけない、と思った。合格を請け負う以上、授業中は私がしゃべり問題を解かせねばならない。やるべきことは満載で、一秒たりとも遊んでいる時間はない。だから、あんまり言いたくはなかったがきっぱりと言った。「授業中は勉強のためだけの会話をしましょう。」と。本当はおっさんの話をきいてるだけで金貰うほうが楽に決まっているが、「合格させる」ためには正しい一言だったと思う。

11月くらいに過去問をくれと言われて驚いた。過去問が経産省のホームページにあることをどうやら知らなかったようなのだ。塾のホームページにもリンクがはってあるし、当然そんなことくらい知っていると思っていた。

試験直後、B氏からは連絡が無かった。翌日正答だけ公開されるので、自己採点だけはできるのだが、30/50超えていない場合合否は合格発表まで分からない仕組みなのだ。それが分かっていたので、「きっと微妙な点なんだ」と言い聞かせながらこちらからも連絡をしなかった。二月の合格発表でぎりぎりで合格していたという連絡を受けて、ほっと胸をなでおろした。2018年のA氏は私がいなくても合格していただろうが、B氏は私の関与が合格の決め手だったように思う。

一般計量士合格後B氏は一度塾に来られた。ついでに問題を持ってきていただいて、私はその問題を見て解説を書くことができた。この時にたっぷりと雑談ができた。B氏とは今でも親交があり、2023年夏には退院後に栗とお見舞いを持って会いに来てくれた。(2023/9/22の日記に登場している)。ご子息が通ったこともある。

さて、激動の2020年はまだ始まっていない。5月の末に△△県にお住いの方(C氏とする)から、騒音振動の解説をご購入いただいた。教材購入の際のコメントに、「環音の授業をzoomでやってもらえないか」と書いてあった。この一行を読んだ瞬間、私は「この仕事を引き受けて私も受験して筑波の講習に行こう」と思った。ものの数秒で塾の今後の経営方針を決めてしまった。この日から高橋直也塾は騒音振動の塾になった。

ただ、この連絡を受けた段階では、まだ環音は素人同然で、すぐに授業は始められなかった。この時点では不完全なdB合成公式しかなかった。環音の飛ばした問の解説を書くため一か月ほど待ってもらい、授業は7月の頭から開始した。zoomという慣れないソフトを使う授業のため、人が目の前にいないのは違和感を感じたが、慣れたら別にどうということは無かった。

C氏の授業も大変だった。私も素人だったから、グーグルや専門書で必死に調べて過去問の解説を続けた。C氏は記憶力は抜群だったし、何より勉強熱心であった。質問もバシバシ来た。ただ、計算力が皆無で、どれだけ積分の計算式を示してもわかってもらえなかった。log2,から順にlog9まで全部値を暗記したとか言っていて、たまげた。log5とかlog6なんて覚えなくてもすぐ導けるでしょうに・・と何度も思った。

試験が近づき、「環物の得点は見込めないから、環音に絞って得点する」と言われたときは、本気で心配した。満遍なく勉強するのが、正しい試験対策だからだ。(そんな私の不安とは裏腹に、C氏は試験翌日に自己採点で合格との連絡があった。環音の得点は私よりだいぶ良かった。)

8月に私も騒音振動に出願した。出願には8500円の収入印紙を願書に貼るのだが、それがすごく嫌で不安だった。私の勉強では特に法規が大変だった。たった半年で共通科目を何とかするのは無理かも・・と毎日絶望していた。しかし、必死で勉強せざるを得ない状況だった。塾なので、通学中の高校生が2年生の時期しかチャレンジするタイミングは無かったのだ。私が人生をかけた戦いをしている最中に、片手間に高3の授業はできない。理系の高3の授業は大変なのだ。2021年は大学入試に専念せねばならないのは分かっていたので、私は何としても71回試験で合格しておかねばならなかった。私から見たら一般計量士の方が騒音振動より楽だったので、出願する区分を間違えたと後悔しながら勉強を続けた。苦境に陥っていた私のことを察したのか、B氏が共通科目の資料をくれたりした。中でも法規の表はだいぶ使えたので助かった。

71回受験の様子は2023/11/2日の日記にある。この大変な2020年の賭けに勝ったからこそ、今があるのだと思う。半年みっちり勉強したから今でも騒音振動の授業ができるし、合格の余裕があったから翌年の高3の授業もなんとかなった。2020年は大変だったが電験三種ほどではなかったし、無事私の合格証書も来たから結果オーライだと思う。

2024/1/7
1. 少しずつではあるが、珠洲市や輪島市の停電戸数が減ってきている。でも道路の通行止めが続いているので、なにをするにも設備が搬入できないならば復旧作業も始まらないだろう。小型の発電機があったとしても燃料が必要である。停電に備えてソーラーパネルの発電機を買っておこう・・なんて誰も考えていないと思う。平時に非常事態を想定して設備を購入する勇気は私にはない。

2024/1/6
1. 2015年8月、山口を直撃した台風のせいで、我が家は長時間の停電を経験した。停電は朝9時に発生した。外はものすごい暴風雨で、雨戸を閉めたままにしておくしかなかった。おかげで部屋は真っ暗闇である。窓ガラスに何かが当たって割れたら致命的なので、仕方がなかった。なにかするときは、懐中電灯で手元を照らすしかなかった。また冷気が逃げるので冷蔵庫は開けられない。暑くてもクーラーはつけられない。

この日は朝から両親は入院中の祖母を見まいに行った。個室に移り医者からはもう長くないと言われていた。暗闇の中、遺影になるような写真を探したりと、なかなか大変な状況に停電が重なった。早朝に母が晩御飯を作っていたので、晩御飯は普通に暖かいものを食べられた。

停電になると、何もできない。マジで出来ることが一つもない。我が家は中国電力メガエッグの光電話なので、ルータモデムに電力が供給されていないとネットも固定電話もできない。当時はまだガラケーだったから、携帯電話で通話だけはできた。暗闇の中では勉強もできないし本も読めない。

夕方になっても停電は復旧しなかった。炊飯器が動作しないことに気づき、急遽私がガスで米を炊いた。暗闇の中懐中電灯の明かりだけで晩御飯を食べた。ガスと水道は正常だったが、電気がないとこれほどまでに何もできないのかと情けなくなった。結局風呂上り、夜8時過ぎに電気が復旧した。ほっとしたのも束の間、病院から電話がかかってきた。風雨が収まったと思ったら、夜に出動するという大変な一日であった。

日中11時間停電という経験は初めてであったが、想像を絶するひどいありさまであった。停電は心身ともに疲弊する。停電中はいつ回復するのか分からないから、希望が持てず悲壮感ばかり募る。「何時までに復旧する」という確実な未来があれば頑張って我慢していられるが、いつ復旧するのかが分からない状況なのが「停電」なのである。希望が持てないのが停電の一番怖いところである。入院中の「本当に治るのだろうか」という不安感と似ている。

輪島や珠洲ではまだ停電が続いている。これは長引きそうである。気の毒でならないが、きっといつか電気は来る。

2024/1/5
1. 依頼を受け、一般計量教習入所試験の問題を解いている。まだ数学を解き始めたばかりだが、入所試験は落とす試験ではないためか、面白い問題はあまりない。間違っていたら格好悪いので、グラフを描画するサイトで関数を入力しグラフ同士の交点を確認したりした。産総研はこのテストの「答え」を公開していない。福岡大学の問題集を見習って答えだけでも公開してもらいたいものだ。おかげで、私の計算結果が正しいのかどうか、確信が持てずちょっぴり不安である。

2. 今年も元師匠から年賀状がちゃんと来た。これが来ると今年も何とかなりそうな気がする。不思議なものだ。

2024/1/4
1. 石川県の停電戸数がいまだに約3万戸ある。珠洲市役所ライブカメラの映像を見ても、夜は真っ暗である。電気が無いと暮らせないし何もできない。スマホ決済に依存していると、売れないし買えない・・みたいになっていると推察される。何より商品が搬入出来ないし、従業員も出勤できないし・・各所身動きが取れない状況と思う。能登半島にお住いの方にはお見舞いを申し上げます。

2. 就職活動中、能登空港内にある日本航空学園石川高校の数学科の求人を見たことがある。サトエに不合格だったら、この求人に応募しようと思っていたことを思い出した。運悪くサトエなんかに合格してしまったから縁がなかったが、進学校ではない学校に赴任するのも面白かったかもしれない。

3. 12/24に登場した特急無賃乗車の後、高岡から氷見線で氷見に出た。氷見駅の駅員さんに「七尾駅にバスで行くルートはありますか」と尋ねたら、昔はあったがなくなってしまったと返答があった。調べても七尾氷見間のバス路線は無かったので、うすうすバスが無いことは予想していた。仕方ないので、帰りの高岡行きの列車を待つ間レンタル自転車を借り、駅周辺を意味もなく走り回った。

18きっぷ利用日だったので、列車で高岡に戻り北陸本線で津幡にゆき、七尾線を経由してのと鉄道線に入った。この日は小木のユースに一泊した。七尾駅でのと鉄道の切符を買ったのだが、駅名の「九十九湾小木」の発音がおかしくて駅員に訂正された。どこで切ればよいのか分からなかったのだ。さすがに九十九がツクモなのはわかっていたが、ツクモという地名とワンオギという地名を合わせた駅名だと私は勘違いしたのだ。 県外者には分からない。廃止になった駅に文句を言ってもしょうがないが、九十九湾・小木と「点」で区切ってもらえませんかね。

この、能登いさりびユースホステルは今もちゃんと営業しているようである。駅からユースまでの道が入り組んでいてわけわからんので、地元の人に聞いたら、親切にも案内していただいた。トンネルを通った記憶がある。星がきれいですね・・とか意味のないことをしゃべった気がする。珍しくこのユースでは夕食を頼んだ。

当時は穴水から蛸島までの路線はまだ廃止になる前で元気に営業中だった。しかし、穴水から輪島に行く路線は廃止されていて、乗車することはかなわなかった。輪島も珠洲も「市」なのに穴水という「町」までしか鉄道が維持できないのが不思議でならなかった。北海道の名寄以北のような人口希薄地帯というわけでもなく、小さい集落が点在していて大した高速道路もないのに、鉄道は利用されなかったようである。

翌日蛸島まで全線乗車した。蛸島駅前は何もなかったが、大便をしたくてずっとトイレを探していた。公園みたいなところの公衆便所に入ったら、大のところは蜘蛛の巣がすごくて、長年放置されているような感じで利用できず、結局金沢行の高速バスで金沢駅につくまでトイレを我慢したことを覚えている。のと里山街道といういい道路ができたせいで、鉄道は廃れてしまったのか。結局鉄道が無かったせいで、輪島には行けずじまいだった。鉄道に乗るのが目的の鉄道好きは、鉄道の無い都市には行かないのだ。

2024/1/3
1. 朝散歩の際、郵便の電動スクータを見た。動作音が静かでよかった。でっかくEVのシールが貼ってあった。

2024/1/2
1. ヤフオクの出品を終えた。やっと本業の問題解きに戻れる。やる気が少なかったし、やるべき作業量も意外と多くて、思った以上に時間がかかった。

2024/1/1
1. おせち動画作成の際、鮟鱇(あんこう)、鰤(ぶり)、鰊(にしん)、助宗鱈(すけそうだら)、牛蒡(ごぼう)、蕗(ふき)みたいに読めない漢字のオンパレードでした。漢字は難しい。

2. 元日も朝散歩を行う。国道の交通量は普段より明らかに少ないものの0ではない。今日が仕事の人もいるんだろうなぁ。私は計量士の問を解かねばならないから仕事の日ともいえるが、いまいちやる気が起きない。

3. 昼食におせちを食べる。おいしいのだが、普段が薄味で慣れているので、塩辛く感じた。海鮮おせちなので、肉やてんぷらは無くてさっぱりなのは良い。

2023/12/31
1. おせちが無事到着した。おせちを上から見ると行列の各成分に見えた。そんな話を動画にします。新課程の数Cでは行列は復活しないようです。残念でなりません。

2. 血圧計とか公害防止管理者の本とかショパンの楽譜をヤフオクで販売しようと思っている。今日はそのための雑用をこなした。多少でも現金にしてペイペイにチャージして薬代に当てたい。

3. 私はペイペイユーザーである。スマホでワンクリックで残高が見れて便利だからである。ただ、名称に全部ペイペイがつくので、若干ややこしい。「paypay銀行」「paypayカード」「paypayポイント」がこんがらがる。でもだいぶ慣れた。楽天payも稀に使う。

2023/12/30
1. ツタが絡まって放置されていた住宅がある。広い道沿いにあって、商店や事業所が並んでいる地区にある。もったいないなぁと思っていたら、今朝の朝散歩でツタがきれいに刈り取られていたことを発見した。近所のささいな変化を発見すると楽しい。

また、別の場所では、元農地だったと思われる広い土地に建設計画のお知らせという看板が立っていた。分家住宅と書いてあり、よく意味が分からないが、市街化調整区域とか農地関連の法の縛りがあってこれまで何も作れなかったのかなぁとか、勘ぐる。我が家にはそういう制限は無いので、建替えたりリフォームしたりするのは自由である。ただ、そんな大金は無いので、もうこの家はこのままだろう。

2. 今年は数年ぶりにおせちを注文している。札幌の水産会社から海鮮おせちを取り寄せた。明日31日に配達予定となっている。クロネコのサイトに問い合わせ番号を入力すると、防府営業所にもう届いている。札幌からくるので、吹雪いたりして鉄道が止まってしまうことを危惧していたが、無事到着しそうで安心である。

2023/12/29
1. 晩御飯動画もネタ切れ気味である。午後2時を過ぎると、晩御飯動画のお話しの原稿を書く。「何も思いつかない・・この晩御飯動画も今日でしまいか・・」、と暗澹たる気分でシャーペンを握ると、不思議となにか書ける。もはや才能としか思えない。話題自体はこの日記中にたくさんあるのだが、20秒程度の話にまとめるのは難しいのだ。まとまらない話の方が多い。

2023/12/28
1. 今日は気温が高いせいか、久しぶりに教室に小さい蜘蛛が出てきた。かわいそうだとは思うしできれば殺したくはないが、放置するわけにも行かず仕方なくやっつける。古い家なのでどこからか隙間を通って屋内に侵入してくる。

2. コープの発注ミスがあった。調べると、商品番号が一つずれた商品が到着しているようである。こういう注文は人間が入力しているのだろうか。何をさせても人間はミスをするなぁ。ただ、料理への影響は軽微で何とかなるようである。

3. YouTube用の講義録を撮影しているので、計量士の問題解きが全然進まない。時間は十分あるのだが、なんだか気が進まない。こんな日でもピアノの練習はちゃんとした。勉強する苦労は私でもしたくないが、ピアノは楽しいからだ。とりあえず二種理論の撮影を終わらせようと思う。両親にあんまり無理をするなと言われたが、大して働いていないので安心されたい。

2023/12/27
1. 寝る際、羽毛布団1枚と毛布2枚を使っている。これまでは習慣で、羽毛布団の上に毛布二枚重ねていた。しかし、先日順番を変える実験をしてみた。分厚い毛布を一番下にし、その上に羽毛布団、その上に薄い毛布とした。すると、不思議なことに以前より暖かくなった。ただ、体に毛布が密着するせいで、寝ている間に一番下の毛布がずれてしまい、明け方にこれを修正するハメになる。どんなことでもメリットを享受するとその裏側にデメリットが出てくるなぁ。

大昔、梱包用のプチプチを毛布代わりにしたこともある。年中ヤフオクで様々なものを売っているので、こういう梱包用資材は常に潤沢に用意しているのだ。これがすごく暖かくて良かったのだが、翌朝結露のため布団にたくさんの水滴がついてしまった。分厚い空気の層をつくらないと寝具としては使えないことが分かった。全くお勧めできない。プチプチやビニールでできた服や寝具などが商品にならないことが分かる。

2. 久しぶりに電験二種理論の過去問解説講義を収録する。

電験二種について、過去問だけをやって合格しますか?と聞かれて困惑したことがある。合格するとも合格しないとも言えない。どんなふうに何を勉強したら合格するのか皆目見当がつかない。自分にあった勉強方法を各自考えて、逐次バージョンアップしながら試行錯誤するしかないと思う。そもそもバックグラウンドが違うのだから、皆一律に手法を提案することなどできるはずがない。それっぽいことを言うのは簡単だが、わからないことは分からない。私は宗教家ではないので、心地良いことを言って受験生を安心させる役割は担えない。

ただ、過去問すらも解かずに試験に臨むのは不勉強で不真面目な態度だと思う。「一度解いて当たり前」なのが過去問演習だと思う。その後のプラスアルファをどうするのかを考えるのは本当に難しい。

3. 母が計器・・じゃなかったケーキを買ってきた。モンブランならよかろうということで久しぶりに食べた。最近は食べるものはあまり気にしていないが、やっぱり脂質が高い気がして、素直に味わえない。でもおいしいことはおいしかった。華城の方にあるパティスリージュンという店のケーキである。昔塾生が卒業の際、保護者からここのお菓子をいただいたことがある。

2023/12/26
1. 久しぶりに買い物のため自転車で外出する。イズミというスーパーの一角にゲームセンターコーナーがある。小学生くらいの男の子が一生懸命クレーンでお菓子をすくうゲームをやっていた。周期的に板が動き、お菓子が押し出されてくる。お菓子が欲しいなら1階のスーパーで買えばいいのにと思う。合理的思考はないのかゲーム性を楽しんでいるのかは不明だが、お菓子が落ちたらガッツポーズをして体で喜びを表現していた。ああいうのを射幸心というのだろうか、問題が解けたら楽しいと思う私の感情と何が違うんだろうか。ゲームは大した苦労をすることなく楽しめるように作られているはずだから、ゴールまでの「しんどさ」の有無はあると思う。でも辻褄があう喜びは快感である。

2. 産総研一般計量教習の入所試験の問題を解く依頼を引き受けた。こんな依頼は初めてである。長年計量士の予備校をやっているといろんなことがあるなぁ。

2023/12/25
1. 今日から環音を解き始める。解く問はランダムに選んだ。問8で悩む。該当するJISを読んだりしたが、いまいち残響室の平均吸音率が求められない。残響室固有の定数があるのかと調べるが、そんなものあるはずがなく、悩む。根本的に未知数と条件の数が合わず、「おかしいなぁ」と悩んでいた。「もうこの問が解けなくて騒音振動の塾は終わりだ2020年から頑張ったのに、こんなことで終わるのか・・」と、絶望感に打ちひしがれて、めそめそしていた。そしたら昼食に呼ばれた。

昼食には、高級な三輪素麺「白髭」を熱くしてにゅう麺としたものが出てきた。おいしい。食後、気分も新たに問題文を読んだら、発見があった。問題文の読み間違いに気づいたのだ。部屋の面積が6m^2と思っていたのだが、よく見たら「等価吸音面積」が6m^2と書いてあった。これなら解ける。簡単だ。JISの通りだ。解けて良かった。毎日こんな感じである。

2. ピアノの鍵盤を、軽く濡らしたティッシュで拭いてみた。これまで鍵盤表面がなんとなくねっとりしていて指を滑らせるのがいまいちだったが、思ったよりすべすべになった。ああ、ピアノの鍵盤は毎日拭くものなんだと悟った。そういえば子供の頃はたまに鍵盤を拭いていた気がする。安物の電子ピアノだから、扱いがぞんざいになっていたことを反省した。

2023/12/24
1. 計量士の解説執筆はお手本が無いので、1問につきどこかで計算ミスをするので、時間がかかる。環物の電磁誘導を用いているのを選べ、というは調べる必要があるのが、それ以外の問5以降は解き終わった。これから環音だが、例年並みだとよいのだが。

2. 私が生駒にいたころ、JR西日本の株主優待券をばあちゃんからもらったことがある。ばあちゃんは知り合いのおばあさんからもらったらしい。確か特急券が半額になるという仕組みだったと思う。私はこの券をもらって鳥取旅行をしつつ防府に帰省した。

大阪発の智頭急行線経由の切符を智頭まで買った。智頭で乗車券を区切り、智頭から因美線山陰線山口線山陽線の大阪市内までの乗車券をぐるりと買った。初の特急スーパーはくとで鳥取まで行き、駅近くの民家みたいな安宿に一泊。風呂に行くと家主の洗濯機がおいてあるようなすごい宿だった。翌朝、お目当てのスーパーおき5時間缶詰号に終点新山口まで乗車する。9時すぎに鳥取を出て15時過ぎに新山口到着というとんでもないスジだった。現在も9時8分鳥取発、新山口14:21着というスジが存在する。当時は15時ころの新山口到着だった。とにかく辛くて遅くて長い。楽しい思い出はない。山陰線内はまだスピードも出るし、いいが出雲市を過ぎると山ばかりだし、景色にも飽きて早くおうちに帰りたくなる。

株主優待をどこに使ったかというと、スーパーおきと帰りの新幹線の特急券である。私的には行きも帰りも特急券が半額になったわけだが、山陰回りだから正真正銘の「片道切符」である。

3. 朝食の際、三人分のコーヒーを一度にレンジで温める。950Wで3分温めるより、650Wで4分温める方が暖かい。しかし、エネルギーを計算すると、前者は171kJ,後者は156kJなので、前者のほうが出力は大きい。4分間温める方が暖かいのはなんででしょうね。初期条件も日々違うし量の違いとか日々違うんだろう。 4. 今日は変な夢を見た。北陸本線の鈍行に乗車中でなぜか座れず、首都圏の通勤ラッシュのように超混雑していた。当然夢の中では時代が進んでおらず、使用車両は元夜行列車用のショクパン(419系)電車である。座席の上部には寝台が収納されており、とても圧迫感がある。乗り心地は良い。夢の中ではすごく混雑していて、息が苦しく、こんな状態で金沢まで行くなんてとても耐えられないよ、と思った瞬間目が覚めた。実際は布団と毛布が顔全体にかかっていて息が苦しかった。旅の思い出と北陸新幹線敦賀延伸と息が苦しいのが混じったのだろう。

北陸線内の列車内で携帯を落としたが、私が気が付かなくて、親切なおじさんが「おい携帯落としたぞ」と知らせてくれたことがあった。北陸線は発車メロディーが独特で、好きだったな。富山高岡間だけ18きっぷなのに特急にこっそり乗ったことがあった。無賃乗車である。堂々と自由席に座っていたが、別に検札は来なかったしばれなかった。JR西さんすみません。この時ちょっとばかり早く高岡駅に着いても接続の氷見線がなく、全く意味がなかった。

2023/12/23
1. 晩御飯動画は夏に始めた。冬になると暖かい料理でレンズが曇るので、料理を撮影するときは温める前の冷めた料理を撮影するようにしている。こんなことは夏には予想していなかったし、問題にならなかった。冬にしか生じない問題というのがあるものである。YouTuberにもいろいろあるんだね。

2. まだ環物が解き終わらない。通常なら2,3日もあれば環物は解き終わるのだが、今年は撮影の合間に解いていることもあってまだ問20である。問17では、初めボイルシャルルの法則を使って解くと思ったが、管cにコックがなくて、おかしいなぁなんか変だなぁ、と違和感を感じていた。試行錯誤の結果、空気の密度を理想気体の状態方程式から導けば良いことが分かった。温度の反比例なんだね・・こんなのよく考えないと解き方は分からないよ。ただ、問題の質は高く本当によくできていると思うし、解けたら楽しい。ただ、一問解くのに従来より時間がかかるので、塾経営的には非効率である。

問題作成者は機械工学とかの大学教授と思うが、大学教授と言うのは案外高校物理の「範囲」とか「定石」を知らないので、自身が簡単と思う問を時間をかけて練りに練って作った結果、容赦の無い問が出来上がったのかもしれない。合格者を少なくするためにあえて難しい問を出題したのだとしたら鬼畜である。何年も受験している人が気の毒である。

2023/12/22
1. 偏光とか微妙な問があった。太陽光や白熱電球のような光は無偏光(いろいろな振動面を持つこと)なので、答えは選べる。ただ、なんで青空からくる光はだめなんだろう・・途中で散乱しているからかな。ちょっと歯切れの悪い解説になりそう。問15も全く同じ光が重ね合わされるから、振幅が2倍になってエネルギーは4倍・・と言うことで良いのだろうが、そんな単純な話で良いのだろうか‥今年の環物は難しいね。一問解くのにすごい時間がかかる。

2. 教員時代、私の定期テスト(100点満点)で8点をとった女の子がいた。本人もショックだったかもしれないが、私もショックだった。先生が悲しいので、あんまりひどい点数を取らないで欲しいね。ちなみに私が作ったテストでは無かったので、解きにくかったには違いない。ヘッポコ新任教師にはいろいろさせてもらえないし、学校内に進んでやりたい仕事なんてなかった。学校の教師には、どうしてもなりたくて、他の人生を考えられなかった人「だけ」がやればいいと思うよ。普通の人がなんとなく初めるものでもないと思う。ま、私は選択ミスだね。

2023/12/21
1. 寒い。すごく寒い。また雪がちらついている。あかぎれというのだろうか、親指の先っちょがひび割れて、痛い。みかんを食べると、いい感じにみかんの汁がヒビに入って、痛い。あかぎれの先輩である母から薄いテープみたいなのをもらって貼っている。薄いのでどんな形状でもぴとっと張り付く。いい商品があるものである。

2. ウで終わる動詞、例えば言う、構う、戸惑うを否定すると、言わない、構わない、戸惑わないとなり、「う」を「わない」に取り換えていると分かる。だから、味わうも否定すると、「味わわない」となる。これで正しいのだが、あまり使われない気がする。

3. 昨日から騒音振動の環物を解いている。下書き段階なので、物理の計算問題となる問5から解いている。なんか・・これまでと全然違う気がする。これまで環物は全部簡単な高校物理・・ていう認識だったのに、見慣れない問が多い気がする。出題者が変わったのだろうか。問7も苦戦したが色々考えて、やっとわかった。問9は慣性モーメントを考慮する剛体の回転の運動方程式なんて・・どう考えても高校物理の範囲ではない。幸い、私は夏に技術士の機械部門で鍛えたから普通に解けたが、さすがにこの出題は酷だろう。出題者は剛体の回転の運動方程式が高校物理の範囲外であることを認識しているのだろうか。認識していて出題しているのなら別に良いのだが、案外大学教授というのは高校課程を知らない。問9はできた人は皆無だろう・・問12も和を積に直す公式なんて、すぐ導けますか?そんな人はめったにいないと思うが。多くの受験生は加法定理すら怪しいと思う。今年の騒音振動は波乱の予感がする。簡単な問とこれまで出題されなかった問とのギャップが大きい。

2023/12/20
1. アルキメデスの大戦の最後の見せ場で、上官の偉い人が黒板の関数を指して「方程式」と言っていた。こういう言い間違いは数学科では凄く指摘される。ていうか、こんな初歩的な言葉の区別すらついていないのかと、アホの子認定される。こんな言い間違い許されないし、注意深くなればなるほどきちんとした言葉遣いに自然となる。私も最初は関数と写像をなんとなく使っていたのでよく怒られた。行き先が実数の場合は関数で、そうじゃない時はマップでしょ、あんた何年数学やってると思っているの?みたいな感じで言われる。(本当はこんなに強い口調ではない)ひたすら悲しいだけなので、そういう数学科不適合のアホの子は修士で足を洗うと良い。足を洗うのは早い方がよいのでできれば学部卒業時点でnaistとかに行くと意外と居場所があったりすると思う。

2. 福岡大学の講義は5回分の予定である。1回あたり撮影に2日かかるので、トータルで10日間もかかる計算になる。頑張れば1日1回分撮影することもできなくはないが、計量士も解きつつ撮影しているので仕方が無いと思う。福大が終わったら二種理論の撮影予定である。本来なら二種理論の撮影は終わっているはずだったのだが、U-nextでアニメを見たり映画を見たりして怠けていたので、計画は遅れている。

2023/12/19
1. 昨日夜髭剃りに失敗してしまった。シェービングクリームがなくて、風呂の時にせっけんを塗りたくって剃ったら、温めが足りず、結構血が出てしまった。血液をサラサラにする薬とかを飲んでいるので、血が止まりにくいそうだが、気が付いたら普通に止まっていた。今日は久しぶりに講義録を撮影したのだが、髭のあたりがほんのり血の出た跡が見えると思う。

2. 福岡大学の解説なんて誰も見ないと思うし用のある人は少ないと思うが、私の仕事は電験と計量士ばかりだから、たまに易しめの大学入試の問を解くとすごく楽しい。ウチは元大学入試の塾なので、元のさやに納まるというのは居心地が良い。ただ、部屋がすっごくさむぅぅいので講義録の撮影時にはストーブをガンガンつける。これには結構電気代がかかると思う。この講義録の公開で電気代くらいはペイできるかしら。

3. 大学4年生になった直後運河に引っ越した。このとき、北越谷駅近くにあった倉庫生活館とかいう今は無き中古屋(確か浜松発祥の企業だったが、一気に巨大化して気が付いたら倒産していた。栄枯盛衰。)で中古の日立の掃除機を買った。1997年製造というシールが貼ってあるが、私の物になったのは2002年4月頃である。それ以来この掃除機をずっと使っている。蓮田にも生駒にも一緒に行った。現在、中のパックの在庫があと4個である。3か月おきにパックを取り換えているので、2024年中にはパックを追加購入するか、掃除機を買い替えるかを選択しなくてはならない。ぼろくてもまだ使うことは可能だが、さすがに古いのでそろそろ更新時期な気もする。誰も取り換えてくれないので、設備は自分で更新しなくてはいけない。

郵便受けにも「雨の日限定」で問題がある。A4サイズやレターパック程度のサイズだとポストが小さいので半分はみだす。だから本来なら雨の日はでかい郵便物は濡れるのだが、防府郵便局の配達員の方は誠に親切で、雨の日はわざわざベルを鳴らして、本来なら対面受け渡しではない郵便物でも対面で渡してくれる。ありがたいことだが、配達員の方の親切に頼りきりなのもどうかと思う。それに50年以上使っているらしくてぼろいし、そろそろこれも更新時期なのではないか‥と思う。ただ、毎日雨が降るわけでもないし、大したメリットの無いことに金を使いたくない。こちらも悩ましいことである。

2023/12/18
1. ならじ(あやめ池にある奈良自動車学校のこと、私はnaist時代ここで免許を取った。)の恐怖体験を書き記しておく。奈良市北部は狭い坂道が多い。ニュータウンとして造成された住宅地は別だが、教習所近辺はそうでないところが多く、歩道の無い道もたくさんある。そのため仮免の教習では教官も常にピリピリしているし、本当に危険なのでお互い手を抜けない。最後の卒業試験だけは、わざわざマイクロバスで高の原の方のニュータウンに行きそこで行う。こちらの道は所内のような広く平坦な道なので全然難しくない。

最恐最悪なのは、近鉄線の踏切である。教習所から出ていくときと戻ってくるときの二回、必ず本物の鉄道の踏切を渡る。こんなん仮免のコースちゃうで、と思わずグチをこぼしたくなるくらいの恐怖体験であった。しかも近鉄奈良線である。本数はすごく多く、結構な確率で踏切に引っかかる。すっと行けることはまずなくて、窓を少し開けて警報機の音がきこえてこないことを祈りつつ恐る恐るわたる。この踏切は何度渡っても慣れなかった。

高速教習(高速道路上での実習がある)でもないのに、二コマ教習で阪奈道路という高速道路仕様の普通の道路を行かされたことも恐怖体験であった。「ここは普通の道路だから」と言われても、どう見ても高速道路っぽくて怖った。なんかやたらめったらトロトロ走る軽トラとかがいて恐怖である。

郵便局のバイクが私の横をスイッと追い抜いてゆくのも怖かったし、西大寺あたりも道が狭くて怖かった。運転免許は防府で取ればよかったとつくづく思った。もちろん防府にも路地はいっぱいあるが、街中の主要な幹線道路は教習所のように広く、鉄道は高架化されているから本物の踏切を渡ることなんてまず無いからである。

人工呼吸の訓練もあった。二人一組になって人形に向かって息を吹きかける。私はこういうときのペアは大体女の子である。お互いなんだか恥ずかしいが仕方がない。アルコールのティッシュで人形の口を吹きつつ、何とか 人形とキスをする。20代は辛いことばかりだったが、今思い返すとすべてが懐かしい。さて、免許はどうするか。更新するか返納するか。

2. また年賀状の季節がやってきた。私は年賀状は4枚しか書かない。伯父二人と足立学園の数学の先生(教育実習でもお世話になった)と、理科大時代の元師匠だけである。他の方は申し訳ないが、年賀状がきたらメールで返信することにしている。

理科大時代の師匠からは、卒業時ご自宅の住所を教えていただき「年賀状くらいくださいね」と言われている。だから、この時期になると年賀状と向き合い、ちゃんと文面を考える。これは教え子としての毎年の勤めだと思っている。先生に何を報告するのかを考えて、3行程度で表現するのはかなり困難なタスクである。いい加減に済ます年も多いのだが、今年はちゃんと書いた。

3. 葬送のフリーレンに登場するキャラは全部ドイツ語のようである。どうやらデンケンというキャラが登場するらしくて、デンケンはドイツ語ではどういう意味なんだろうと思い調べたら、「考える」という意味らしい。思わず笑ってしまった。先人から「電験の問はよく考えろ」と言われた気がした。まだ二次試験全問が解き終わっておらず、せめて計算問題だけでも年内に終わらせたい。はかどる日とはかどらない日があるんだよね・・

2023/12/17
1. 朝散歩時に手が寒いので、近所の無法松(作業用品の店)で皮の手袋を買った。本来は溶接するときなどに用いるのだと思うが、このぐらいゴツイ物ならきっと暖かさも抜群だろうと思って購入した。しかし、あてがはずれた。全く暖かくない。店内で試着した時は暖かいと思ったのだけれど、今朝の寒さには全く効果が無かった。皮製品は防寒具には向かないことが分かった。防寒具にはやっぱり毛むくじゃらでモフモフした手袋を選んだ方が良さそうだ。今度はスキー用の手袋を探してみようと思う。

2. 朝散歩の際公会堂を歩くと、商工の女子が大量にタムロしていた。ご丁寧に私のようなおっさんに挨拶をする子もいて恐縮である。私は関係者じゃないので、足早に立ち去る。今日は定期演奏会だそうだ。この日のために一生懸命練習してきたのだろう。それにしても男子生徒は一人もおらず全員女子だった。音楽なんて男女関係なく、体力勝負筋肉勝負だと思うが、不思議と今も昔も音楽系はなぜか女子率高めである。

3. 昨日の病院の帰り、すぐ近くにできたニトリに行ってみた。もともと別の場所にあったのだが、新築し移転してきた。新店舗は新しく通う病院の徒歩圏内にある。ニトリ自体ほとんど行ったことが無かったし、この新店舗に行くのは初めてである。店内は新築なのできれいで空調もよく効いていて、かなり快適であった。客がまばらで特に二階の家具売り場なんて客が全くいない。店員しかいない。おかげで、はしゃいでキーキー叫びながら猿のように走り回る子供とかがおらず、ゆっくり見て回れた。ちょっとだけ入金もあったので、なんか買ってもいいかな、とも思った。不思議なものである。

「少し入金があると欲しいものが出てくる」これが人の心理かなぁ、と感じた。全く入金が無く貧乏なままだと、必要最低限の物しか買わない。他の物には関心が向かず、欲しいとすら思わない。少し入金があると、別になくても困らないがちょっと高級な品とかちょっと便利なものとかが欲しくなる。ただ、ニトリは何十万もする超高級品(例えば一枚物のテーブル)とかは売られていないので、貧乏人が金をちょっと持ったら欲しくなりそうな家具がいい感じに陳列されている。微妙な高級感を客に錯覚させるのがうまいニトリは、さすがだなと思った。商売上手とはこのことだ。

私は一階の日用品売り場で見つけた無骨なスマホスタンドにちょっぴり惹かれた。恰好よくも無いし、高級感も全く無いないのだが、スマホを支持することだけはできそうなやつである。今はテーブルに直にスマホを置いているので、どこか不満で不便なのである。

結局家具どころか何も買わなかった。また世の中の不景気に貢献してしまった。暖かい手袋を買う方が先かな。

4. 防府では雪がちらついた。平野部で雪がちらつくのだから、山奥や山陰の方は大雪だろう。全国的に寒いようだ。一週間前の日曜日が計量士試験だったので、一週間遅くて今日が試験日じゃなくて本当に良かったと思う。

2023/12/16
1. 11/28に登場した散髪屋がちゃんと再開していた。今朝自動車の中からちらっと見たところ、照明がついていて客が来ていた。赤と青のクルクルもちゃんと回転していた。

2. 今朝、紹介先の新病院に通う。たまに2拍くらい朝起きた直後とか立ち上がった時とかに違和感を感じることがあるが、このことを相談すると、そんなに神経質になる必要はないと言われる。総合医療センターの医師からも同じことを言われた。心電図とX線を撮るが、特に異常はないということである。X線の白黒の写真を見せてもらったが、自分の体の中なんて見慣れていないし、見えるはずのないものが見えるのがとても気持ち悪い。

こんな年齢でシンキンコウソクになるなんて珍しいと言われるが、私も思い当たる節がない。なぜこんなことになっているのか分からないが、病気になっちゃったんだから仕方ないし、治ってもメンテナンスをしなくてはならないのだから、仕方がない。私は自分の体のことは分からないのだ。

3. 74回計量士試験後初の騒音振動の吉報が来た。嬉しい。しかも寄付をいただけるとのこと。ありがたいことである。まだ74回の問題は解いていないが、今後も計量士の予備校は続けようと思う。電験の人も是非講義の視聴料を送金お待ちしています。

4. 何気なく数IAの本をみたら、三角比や正弦定理余弦定理を学ぶ単元の名前が「図形と計量」となっていた。余弦定理や正弦定理では三角形の辺の長さを計算で求めるわけだが、定規で長さを測定するわけではないので、計量という用語に違和感を感じた。測ることを計量と呼ぶのではないのか。数学のこの単元での「計量」はどういう意味なんだろう。とにかく、福岡大学の問題時が終わったので、明日より計量士を解く。

2023/12/15
1. 現在福岡大学の前期数学を解いている。(系統別日程と後期日程はやらない)こんな過去問解説の動画を作っても誰も見ないと思うが、2日もあれば全部解けるので、頭の訓練になるかと思ってやっている。楽勝だと思って舐めていると、突然手が止まる。あれ、おかしいなぁ、答えと合わないなぁってなる。福岡大学出版の過去問集には正答の数値だけしか示されておらず、解き方が書いていないので、一から解かねばならない。解けない時はストレスがたまるが、いろいろ調べたり考えたりするのは意外と楽しい。

2. いろんな職業があると思うが、理系はメーカーの工場とか研究所とかにお勤めかと思う。通常の勤務で手で字を書いたり計算する機会はどのくらいあるのだろうか。国家試験の会場に行って、「久しぶりにシャーペンで字を書くなぁ」、みたいなことにはならないだろうか。電験と計量士は今も昔も紙とペンの世界である。この試験の受験生は、普段から意識して紙に字を書いて勉強してもらいたいと思う。

3. 昔私が生駒にいた頃、近鉄上本町駅の地上ホームの待合室(特急乗り場の前)にコーヒーの自動販売機があった。naist時代は大阪に行くと必ず、わざわざ上本町で降り、この自動販売機でコーヒーを買って飲んでいた。ちょっと変わった自動販売機で、お金を入れると陽気で軽快なラテン系の謎めいた音楽が流れ始め、作る様子の動画が流れる。「あなたのために抽出中」みたいなテロップが表示され、2分くらい待っていると、コーヒーができる。この動画が再生なのか本当に内部の様子をリアルタイムで表示しているのかは不明だが、陽気な音楽が待合室に響き渡りちょっぴり恥ずかしかった。喫茶店に入るよりは安いので、意外と利用者がいた。なにより淹れたてのコーヒーなのでおいしい。あの謎な音楽に秘訣があるのかもしれない。笑。今もコレあるんだろうか。私が近鉄線に乗ることなんてもう無いと思うが、もし近鉄上本町駅に行くことがあったら、絶対にこのコーヒーの自動販売機のショート動画を撮影すると思う。1分以内に収まるかどうか微妙だが。

この待合室には幅のすごく狭いカウンターのファーストフードがあった。確かそれは無くなってしまったように思う。

2023/12/14
1. 受験生の方から教えていただいたのだが、今回の合格発表は2月の中旬ではなく、1月の下旬らしい。受験案内書をみて確認したので間違いない。制度は年を経ると変遷していくらしい。

2. 理科大時代、修士の終わりころの話である。図書館の夜間のアルバイトも板につき、本来しなくてもいいのに引継ぎの5時前後は慌ただしいため、カウンターの貸し出し業務を手伝っていたら、なんと学部で同学年だった人が本を借りに来た。学部生の頃は確かに同学年だった彼が4年生としてきた。二回留年している計算になる。そんな人がいたことに驚いた。どうでもいいことを思い出した。彼は学部を卒業できたんだろうか。彼とは全然仲良くはなく、顔見知り程度であった。彼とのエピソードが一つだけある。突然私の家に来て勉強を教えてくれ、と言われた。ちなみに、私はポンコツ院生だったため、彼の質問には答えられなかった。多分私がポンコツと言うより、勉強できない人は適切な質問をぶつけることができないのだろう。2回も留年するなんて基礎学力に問題があるはずで・・

3. naist時代、研究に行き詰まると(年中苦しみもがいていたが)天王寺動物園に行き、ヒツジをなでていた。すっごいモコモコなのだが、小さい石や砂でちょっぴり汚れている。遠足の幼稚園児とか素っ頓狂な鳴き声で鳴く鳥とかを見て現実逃避していた。動物園は楽しい。ただ、徳山の動物園は一度行ったことがあるが、いまいち面白くなかった。

2023/12/13
1. なんと、もう74回計量士試験の問題が公開されているではないか。経産省は心をいれかえたのか?こんなことは初めてであり、逆に戸惑っている。きちんと翌日に公開するのなら、我が塾は問題を受講生からもらわなくても済むではないか。やっと電験のスタイルに追いついたね。快く問題を送付をしていただいたか方には感謝申し上げるが、こんなことになるとは思ってもみなかった。

これまでは問題の公開がやたら遅く、私は困っていた。2年くらい前、あまりにも問題の公開が遅く、経産省に文句と苦言のメールを送ったことがある。その時の内容を要約すると「早く問題を公開してくれ。電験のように試験の翌日に問題を公開するようにしたらどうか」である。

今年は出題ミスは無いんだろうね?追加合格が「9月」に出ても、該当者は困るだろう。追加合格を出すならせめて3月中にお願いしたい。

2. 今回、合格者の方から授業料の寄付をいただいた。ありがたいことである。「寄付」と言うと真意がつかめないかもしれないが、塾のYouTube番組作成に出資すると思えばわかりやすいのではないか。テレビ風にいえば「スポンサー」である。せめて私の過去問解説を購入し視聴するスタイルを受けれて欲しい。

3. 今日は電力管理の問6を解く。GF,LFCなんて聞いたことが無かった。周波数を維持するために出力を制御する話。この問は難しかった。

(3)はUFRで良いのだろうか。負荷と発電機が綱引きをしている例え話を書くつもりだ。大地震直後、発電所が機能を急停止すると、供給力が急減して綱引きは負荷の方にダダダとなだれ込む。この時、同期機の回転数はいくら慣性があるとはいえ急落し、周波数も急減する。だから、一旦需要を切り離して減らし、残った供給力とバランスをとり周波数を維持する。後半は事故波及防止リレーが答えだろう。

(4)だけ計算問題となるが、計算量はそんなに多くないはずだと踏み、いろいろと過去問を調べる。%と容量をかけて、それぞれの定数を出して加えれば全体の定数になる。この定数は0.1ヘルツ当たりなので10倍して1ヘルツ当たりにして、負荷変動から変動する周波数を計算した。ただ、これで計算すると、変動する周波数は1.5より小さくなるので、(d)の答えは「保護リレーは動作しない」となる。うーん本当かなぁ。それぞれの定数を足し合わせると全体の定数になるのが、納得いかないなあ。塾も完璧に理解しているわけではない。

2023/12/12
1. 一般計量士を受験された方から、自己採点で30を超え合格したと連絡が入る。しかも二人の方から連絡があった。前回73回の時はそのような連絡が全く無かったのとは対照的である。今年の一基は得点しやすかったのだろうか。いずれにせよ受験生の全体の出来によって毎年ボーダーは変わる。今年のボーダーは何問くらいなんだろうか。ちなみに1問4点で、各科目100点満点なようだ。だれもこの「点」を使っていないが、一応得点がついているらしい・・いや、得点を言われても一瞬分からないので、一問1点にしてもらえませんか。

2. それにしても騒音振動で「自己採点で30超えました!」という吉報が全然来ない・・うーん。

3. 私が71回で騒音振動を受験した際、管理の問題文でJISが「日本産業規格」という名称に変わったことを知った。これまでは日本工業規格だったわけだが、工業でも産業でもどっちでもいいでしょう。そんな無意味なことをしてどうするんだろう・・・意味が無い。看護婦を看護師という名称に替える必要性はまあ分かる。女性だけの職業じゃないからと言いたいのだろう。そもそもあんな力仕事なのに、なぜ女性比率が高いのかがわからん。

2023/12/11
1. 今日は電力管理問4を解く。出力にも電圧降下にもルート3がかかるんだよね・・とか思いながら恐る恐る計算した。(2)の電圧降下が(1)と同じと思って計算したらリアクトルの電流の大きさが負となり焦る。??なにかがおかしいぞ、と思い丹念に見直すが、そもそも問題文の読み間違いをしていることに気づいた。つまり(2)では送電端も需要家端も6600Vだから、線路の電圧降下は0だとせねばならない。これでリアクトルの電流は正となり、一応答えは出た。2時間半くらいかかった。何かがおかしいような気がする・・そもそも負荷に行く電流を実数としてしまってよいのか?

2. 今日は夢を見た。(寝てる時に見る方)。というのも、理科大時代に通っていた大学の中にある散髪屋で髪を切る夢だったからだ。4号館のとなりの売店があるビルの階段を上がると、散髪屋は二階にあった。私は理科大生の6年間、この散髪屋にしか行ったことが無い。旅先でも防府でも散髪することはなかった。

3. 生きていれば一年間のどこかのタイミング(例えば正月とか)で、これまでの一年を振り返る「節目」があると思う。私の場合、計量士試験がその節目となってしまっている。12月だからというのもあると思うが、ここが節目である。計量士試験が終わると、年が明けたような感じがするし、新たな一年の始まりを実感する。新たな仕事が始まるからである。さっそく騒音振動の問題を送っていただいた。ありがたいことである。あとは一般計量士。問題を送る場合は午前だけでいいですよ。自力で解いて解説を書くだけなので、書き込みが少々あろうと気にしません。

2023/12/10
1. 高校生の頃、テレビに流れるジャパネットタカタのおじさんの素っ頓狂なアクセントが面白かった。これは長崎弁だそうだが、あきらかに埼玉県民からみたらへんてこなアクセントだった。内容自体は凄くわかりやすかった。ただ、何かの番組でこの社長が話していたが、本人に訛っている自覚は無いらしい。確かに長崎弁特有の単語は無かったし、方言は使用していないのだろう。でもアクセントがどう考えてもおかしかった。標準語のそれとはかけ離れていた。灯台下暗しというか、自分が自分を冷静に分析するのは難しい。

2. 去年の一般計量士試験は難しかったそうで、ボーダーがすごく低かった。この低いボーダーに救われた方は何人もいると思う。前回の試験直後、問題を送っていただいた方に「問題を解いて感想と難易度をを教えてくれ」と言われた。ただ、私は普通にサラリサラリと解けたので、そこまで難しいとは思えなかった。

だから、私に今回の74回試験の難易度はどうかと問うても無駄である。私には難易度の判定はどうやらできない。私は大半の受験生とは感覚がずれているような気がする。

3. サトエをやめる直前の学年末の頃、同期入社の技術と化学の先生に飲みに誘われた。私は辞めたい辞めたいと思っていて、丁度サカエキタに転勤と言われ退職の覚悟が決まったころである。それを察した友人2人が研修会とか言って、飲みに誘ってくれたわけである。どんな境遇でも友達というか心を通じ合う人は意外にいるものである。

面倒くさいなぁと思いつつしぶしぶ待ち合わせの新宿に向かった。そんなに高級品でもないが、ネクタイピンをプレゼントにもらった。「高橋先生いつもピンしてないからさ。」と化学の先生。技術の先生があまり酒に強くないのかベロンベロンになってしまい、突然私の胸倉をつかみ「高橋やめるんじゃねーぞ」と怒鳴った。こんなドラマや小説みたいなことを現実にいう人がいたんだなぁ。

このお二人はお元気だろうか。地元に帰郷し先生稼業を続けておられるのかなぁ。私の退職後は全然付き合いはない。化学の先生は、何度かハスダの家に泊まりに来てくれた。私が退職しようが何をしようが友としてふるまってくれたような気がする。単に私の家がサカエヒガシに近かっただけかもしれないが。naistに入学したくらいに、サトエを退職したというメールをもらったことがあったっけ。

4. 計量士試験の四国の会場はなぜか「高松会場」と呼称している。なんでなんだろうか。昔は高松市内で行われていたのかもしれないが、経緯は謎である。というのも、私が受験した71回は宇多津町、最近は善通寺市で行われたからである。私の知る限り高松市内で行われたことは無い。岡山や山陰に会場がないので、本州との連絡がしやすいところに会場を設けるのは一理あるが、だとすれば名称を「香川会場」にしてもらいたい。

2023/12/9
1. 明日はいよいよ試験当日・・例年経産省は試験会場を公開していたのだが、今年は公開しないようだ。

A氏(10/29の日記に登場済み、私が計量士の予備校稼業に参入するきっかけとなった方)と初回の面談時に、私が即興で一基の問題をいくつか解いてみせたら、「モチは餅屋ですねぇ」と感心されたのが懐かしい。あそこが塾の運命の分かれ道だった。電験計量士教室にするか、電験だけやっていくのか。当時しぶしぶ前者を選んだわけだが、後者のほうがよかった気もする。別に後悔しているわけでもないが、当時選ばなかった方向性にたまにちょっぴり思いをはせることがある。老人が過去を懐かしむような感じである。

2. 試験当日は寒いので、ひざ掛けを持っていくと良い。また、前日から早く寝て頭脳を休めるとよい。昇圧チョッパというのがあるが、集中力を前日の夜に蓄えておいて、翌日にそれを開放するみたいな感じとするためである。試験当日は異様な集中力を発揮し、いわゆる火事場の馬鹿力状態とせねばならない。前日にホテルで映画を見たりYouTube動画を見たりするのは休息にならないしかえって頭を使ってしまうので、ホテルでうまい夕食を食べた後は何もしないで目をつぶって静かにしていると良いと思う。

ただ、塾としては動画を見てもらった方が収入にはつながるし、「前日にYouTube見るな」とはいいづらい側面がある。なぜなら当塾のYouTubeの再生回数は計量士試験の前日から当日にかけてがピークだからである。年間を通じてこの時期にデルタ関数も驚くようなシャープなグラフを描く。試験終了後サージは収まり、凪となる。収益化して初のピーク運用なので、収益はちょっぴり楽しみである。

3, 今年は騒音振動の勉強を全くしていないので、自力で環音の問題が解けるかどうか不安である。去年は出題がおかしな問があり、解けなくて苦労した。私の考えていない解法があるのではないか、出題者がひっかけようとして作った罠に私が気づいていないだけかも、とすごく悩んだ。追加の合格者が出たので、本当に出題ミスだったようだが、出題ミスがあると私の心労が増えるので、今年は出題ミスだけはお願いだからやめて欲しい。本当にきちんと解ける問題を作ったんだろうね?今後問題を印刷所に回す前に私が解けるかどうか是非確認させてもらいたいね。

去年の一般計量士試験直後「自己採点で午前30問超えました」という連絡が全くなかった。一通も来なかった。だからボーダーも低そうだなと思っていたら、予想通り超低かった。今年はどんな結末を迎えるのだろうか。

2023/12/8
1. NAIST時代夜構内を歩くと、赤の建物(NAISTでは研究科ごとに色がついていて、電気とか工学っぽい研究室は赤いビルディング、物理や化学っぽい研究室は青い建物で、生物っぽい研究室は緑色のビル)からときたま調子っぱずれなトランペットが聞こえてきた。私の物理の研究室でも助教がでっかい弦楽器を研究室の個室に置いていた。休日に研究室に出向くとと、たまに低音がズンズン聞こえた。自宅だと近所迷惑になるので、研究室で楽器を弾くのだという。人生いろいろだな。

2. 今日は電力管理の問3を解く。最後cosの値が負になるのだが、これであっているのだろうか。第2象限の角度になるわけで、そこまで矛盾は無いのだが・・というか(1)の出力の式がちょっぴり怪しい。ルート3は消える・・・と思うのだが、どこかで何かが間違っている気がする。過渡リアクタンスと言うもの怪しい。「過渡」だから使うタイミングと使わないタイミングがあるような気がする。定常状態では考慮しなくていいとか、そういう罠がありそうだが、いまいちピンと来なかった。そこまで考えなくてもよいのかもしれない。

3. 入院中、談話室に「すごくやわらかいクッション」があった。綿とかスポンジ系の柔らかさではなく、発泡スチロールのようでいて頬っぺたのようにふにょっとしている。低反発素材っぽい塊なのである。座るととんでもなく心地良かった。医療や介護用品のようだが、楽天市場で探してもそんな商品は見当たらなかった。

2023/12/7
1. 11/6の晩御飯に登場した「皇蘭の肉まん」がおいしくて我が家では大好評であった。私も奈良にいたころはよく新大阪駅や難波の店で551ホーライの肉まんを買っていたが、それに匹敵するおいしさであった。

先日「通販でおいしい肉まんを買うように」との大命が下った。私は毎月食費として親にわずかに支払っているが、この肉まん代としては一円も出していない。ありがたい話である。YouTuberとしては宣伝して、皇蘭から案件をもらいたいところである。家族会議の結果今回我が家で購入したのは40個入り9680円の商品であった。しかもID登録をして300円引きとなった。本日冷凍で来た。写真のように1個ずつ個包装になっている。中身の具もおいしいが、やはりお勧めしたいのはパン生地側である。ふんわりしていて、焼きたてのパンのようで実においしい。

今回「送料無料」が決め手であった。家族会議では551ホウライ購入案も出たが、送料を考えるとコウランの方が1個当たりの値段は安かったのだ。神戸牛肉まんと袋に書いてあるように、神戸牛を利用しているらしい。玉ねぎも淡路島産と書いてあった。小麦粉も国産だそうである。早速昼ご飯に食べたが、2個で我慢した。脂っこいので3個以上食べると少々気持ち悪くなるからである。おいしくても少量食べるのが良い。


2023/12/6
1. 2005年、教員になり立てホヤホヤの時期、職員室に導入されたばかりのテレビが初めてついた。列車の事故が起きたというニュースが入ってきて、偉い人が「テレビつけて」といったからである。学校には全く関係ない情報と思うが、上意下達の軍隊的な組織(どこもそうだと思うが)だったから仕方がない。県内の私立某中学校でアサハラの娘が合格し、入学許可を出してしまったいう話があり、偉い人が「うちじゃなくてよかったね」と安堵していたことが懐かしい。よっぽどこっちの方がビッグニュースだった。私は今やテレビのニュースなんて彼らの商売道具にすぎないと思っていて、全く興味が無い。

その後、この職員室のテレビがついたことは無かった。福知山線の事故以降、一時期JR西の電車に乗ることがちょっぴり怖かった。

2. 昔我が理科大の基礎工学部は、1年生だけ長万部キャンパスだった。この学部の人は武道館での入学式が終わるとすぐ、観光バスで羽田空港に連れていかれる。今は経営学部国際デザイン経営学科という何やっているのか見当もつかない学科の1年生が通うようである。理科大生だと、他学部の学生でも長期休暇中この長万部寮に格安で泊まれた。私は旅先の宿泊料を大学の事務室で払うという奇妙な経験をして、一泊だけ長万部の寮に泊まったことがある。

長万部駅から陸橋を渡り結構歩く。夜ご飯も長万部キャンパスで食べた。札幌の業者が入っていたようだが、とんでもなくおいしかった。普段からこんなおいしい料理が出てきているのか疑問だが、お刺身とかついていてすんばらしく豪華であったことが印象に残っている。翌朝、鉄道の陸橋あたりで地元民に話しかけられた。こんな田舎でJRを跨ぐ陸橋を歩いている若い人は理科大生くらいしかいないのだろうね。この函館本線を跨ぐ橋は「ふれあい大橋」と言うそうだ。この橋は新幹線工事を経ても生き残るようである。運河駅から運河を渡る徒歩専用の橋も「ふれあい橋」というのだが、まさか偶然の一致だろうか。名称を合わせたのだろうか。運河のふれあい橋の方は強風が吹くとかすかに揺れて怖い。

長万部駅で奮発してカニ飯を食べておけばよかったと後悔している。私はその後長万部からJRで八雲に出て、八雲からバスで江差に出て廃線が決まっていた江差線で七重浜まで行った・・と思う。昔の話なので記憶があいまいである。函館で一泊したような気もする。七重浜駅から函館側に少し歩くと青森行のフェリーターミナルがある。青函航路でうまく夜行便の船に乗り宿泊費を浮かすのが私の旅の常套手段であった。七重浜駅近辺の夜道をとぼとぼ歩くと、本当にフェリー乗り場があるか不安になり精神に異常をきたす。北大の水産ってフェリーターミナルの近くにあるんだね。知らなかった。

2023/12/5
1. 猫も哺乳類なので、前足の肉球は5つある。親指に相当する肉球は人間と同様つき方が違って、ちょっと離れたところにある。しかし、防寒具とかカーペットとかで猫の前足が再現されるとき、肉球は大体四つしかない。離れたところにある親指相当の肉球はまず描かれない。面倒くさいのだろうか。

2. YouTubeのチャンネルアナリティクスの数字が、太くなった気がした。きっと気のせいだろうと思う。修士論文の提出直前、字をちょっとだけでかくしたら先生に元に戻すように怒られたことがあった。そんなことを思い出した。

3. 理科大時代私の一個上の先輩が博士に進学した。博士進学の際に先生が付けた条件が「教職課程を取ること」だったそうで、仕方なく博士なのに教育実習に行っていた。この先輩は学部時代教職課程を取っていなかったのである。師匠は常々、「就職は教師しかない。せめて高専の教員になれれば御の字」と言われていた。

3. IDの棚卸しをしている。使わなくなった通販サイトのIDを解約して回っている。すんなりとボタン一つで退会できるサイトもあれば、いちいちメールで申し込めとか確認がいるとか言われるサイトもある。当塾の顧客管理はIDとか登録番号とかは振っていない。私の記憶と購入履歴だけであり、メンテナンスフリーで管理者にとっては気楽なスタイルとなっている。ただ、boothでの購入では購入者の名前も住所も分からず、私の記録には残らないし記憶にも残らない。

楽天のクレジットカードはこれまでプレミアムだったから会費が一年につき11000円かかっていたが、貧乏なので会費無料の通常のカードにグレードダウンすることにした。今日楽天カードに電話をした。少しずつペイペイ+ヤフオクに移行することにする。ヤフオクは修士のころからやっておりここ5年くらいは連続で出品しているので元に戻るだけとも言える。

さりげなく自分の運転免許証を見たら、来年令和6年に更新と書いてあった。NAISTの博士入学直前に奈良自動車学校を卒業したので、運転免許取得は2008年のことである。ナラジ卒業以来一度も自動車を運転していないから、生粋のペーパードライバーある。今後運転する気は1dBもないので、運転免許の更新をするべきかどうかすごく悩む。もうマイナンバーカードがあるので、運転免許証は必要ないからである。免許証が役に立つのは唯一免許更新の時だけである。というのも、新山口駅の1階のレンタカー屋で電動アシスト自転車を借り免許センターに行くのだが、この際に免許証を身分証明書として見せるからである。

2023/12/4
1. 今日は機械問4の解説を収録した。積分の計算をするだけかとおもいきや、加法定理を使う。ただ、加法定理なんて数学科出てなくても大学入試でやってるからみんな分かるよねという話で、忘れている人はその都度ググって思い出すしかない。

2. アルキメデスの大戦では、有効数字取りすぎだった。手計算なので普通2桁か3桁くらいが順当だろう。だからそんなに精度よくぴたりと当たるはずがない。しかも分母のルートは電卓も無くどうやって開平したというのだろうか。ジブリ版の風立ちぬの本物の天才設計屋は「計算尺」というのを使っていたが、そんなのすら使わないでどうやったのか。リアリティがなさすぎた・・。そもそも、高校の数学と数学科の数学の区別がついていないのではないか。高校の数学は数学科出じゃなくても一通りみんなやっているのだが。原作者の頭の中では「計算が得意な人=大学の数学科で学んだ人」という感じなんだろうが、そんなはずがない。電気の人も機械の人も各自必要な式変形や数値計算をしこたまする。リアリティが全く感じられず、ファンタジー空想小説としては楽しめなかった。ジブリアニメの方が何倍も出来が良い。

3. すごくさむぅい。こんな時期に計量士試験を受験せねばならない人に同情する。また、計量士試験は試験会場が少なく、新幹線もない地域にお住まいな方は大変だろう。山口は新幹線があるのでコーヒーを飲む時間程度で福岡広島に行ける。というか、乗車時間が短すぎて広島や福岡くらいだとコーヒーすら飲むのを躊躇する。私は72回試験で一般計量士を午後免除で受けたのだが、帰りは博多駅からお弁当を買って在来線特急にのり一旦小倉に出た。大分行きソニックの方がちょっぴり乗車時間が長くて、大して混雑もしておらずゆっくり過ごせるからである。

2023/12/3
1. やっとU-nextを解約した。映画は映画好きな精神科医が見ればよい。アニメは昔はよく見ていたが、もう卒業したし、異世界冒険譚は面白いがキリがないので、もうやめる。仕事に戻ろうと思う。

2. 教員時代、さいたま新都心のことを「サイシ」と呼ぶ生徒がいた。意味不明なことを「イミフ」と言っていた。こんなのばかりで、子供たちの略語についていけなかった。けんかをしてトイレのドアの窓ガラスを割った生徒がいた。運悪く私が傍にいたので、職員室にガムテープを取りに戻ったが、こんなに急ぐときの備品の請求まで上司の許可が必要だった。ダメな組織だとつくづく思った。教員は年がら年中勉強以外の、こんなよくわからない雑用に追われる。

3. 今日は久しぶりに機械問3の撮影をした。昨年の問1は同期発電機の並行運転で、今年は変圧器の並行運転の話。撮影よりも準備の方が大変だが、一時間くらいで一気に撮影した。ここ数日なかなか撮影する意欲が湧かなかったのだが、動画を鑑賞する側ではなく、動画を作成する側になったのだと自らに言い聞かせて頑張った。

2023/12/2
1. 今日は「硫黄島からの手紙」を見た。昔青山繁晴が「イオウジマではなく、イオウトウだ」と怒っていた硫黄島での玉砕の話である。我ながらどうしてこんな鬱展開な映画ばかり見るのだろうと思うが、見ちゃったものはしょうがない。凄惨で残念な話ばかりなので、真人間は見るべきじゃないし、仕事に差し支えるのでお勤めの人は平日には見ないほうがよい。ひたすら銃撃戦で人が死んでいく。戦死するのがお国のためだとか正気の沙汰とは思えない。この国の政治はいつも狂っているようだ。

2. 「アルキメデスの大戦」というタイトルにも違和感が残る。アルキメデスって浮力の原理ででてくるくらいでまず聞かない。数学にこだわるなら「ピタゴラス」とか「ユークリッド」とかの方がよかったのでは?この作品のどこからも数学を感じないのだ。主人公が数学科の出というのにはいろいろと無理がある。実写映画はアメリカ映画の方が質が高いし、迫力と真実味がある。イオウジマなんて見ていて恐ろしかったし、戦場の雰囲気を感じた。多分調査量の違いだよね。普通はそれっぽくするために詳しい人を監修につけると思うんだけど。

3. そろそろサブスクをやめよう・・と思うが、今日も葬送のフリーレン13話を見る。こういうファンタジー世界では、魔法使いは想定された魔法をいつも「正しく」出す。唱え間違いとか魔法の誤出力発動とかそういうのは想定されていない。魔法発動の際の「事故」は絶対に描かれない。そもそも事故を起こさないようにしようという安全意識すらない。安全弁も継電器も警告音も無い。火炎魔法を打つ際も、規定された出力範囲とかなさそうだし、危険な出力を出したらアラームが鳴るとかそんなシーンはどこにもない。火炎魔法を打つ場合は、半径100m以内には人がいないことを確認するとか、そんな描写はない。魔法設備技術基準とか解釈とかないのだろうね。創作物の中は常に安全なので、気楽で良い。

2023/12/1
1. 今日は機械制御問4を解く。自力で解くのは非効率だが、あれこれ考えるのが意外と楽しい。朝9時から計算を初めて、解き方に気づいて下書きが終わったころには、父が昼食のインスタントラーメンをゆで始めていた。2時間半以上ぶっ通しで計算していたようだ。出題者の描くストーリー展開がピンと来なかったのだが、問で別別にゲインの関数を求めればいいんだね。ω=0.5の時、一時遅れ要素と積分要素の和が14dBになるが、どういう配分なのか求まらず悩んだ。一時遅れの方は折れ点より左側は0になることを発見してやっとペンが進み始めた。結局ω=0.5の時14dBは積分要素の方に入れればいい。多分この問はあってる。自信がある。

2. 今日のサブスクではこのすばらしい世界に爆焔を!を見た。ほのぼのでギャグ要素満載で、休憩中に見るのに丁度良い。あと餘部橋梁(みやびという回送中のお座敷列車が橋の下に落下した)の事故の当時の検証テレビ番組を見た。風洞実験がたくさん出てきて、面白かった。同じ風速でも定常な流れでは模型は横転しないのに、突風だと客車の模型がペタンと倒れる。橋梁の形によっても風の当たり方がちがうようである。こんな滅多に起きない状況にまで備えなきゃいけないなんですね。

あんな事故があったせいで、私が旅先で該当箇所を通過するときは、母親にひどく心配された。現在のコンクリートの橋に架け変わってから餘部橋梁を渡ったことは一度も無い。

2023/11/30
1. いい加減サブスクをやめたいのだが、今日はアルキメデスの大戦をみた。数学科を中退した学生が海軍にスカウトされて、鉄の量と建造費用の相関関係を導き、ライバル勢の軍艦建造案をつぶすという話だった。

数学科では、数学の理論をひたすら学ぶのであって、実際のデータを収集したり測定したり統計を取ったり解析したりはしないのです。しかも図面を自分で作成する素養なんて全く無い。数学科には、そんな実用的ことをこれまでの人生で1秒も考えたことが無い人がいるのです。一週間や二週間で機械や建築の人がやるような構造計算とか製図とかができるはずがない。数学の人は工学の解析手法なんて何一つ習っていない。工学の数式処理法や理論体系を「数学」と呼ぶのは結構だが、それは工学で、数学科には工学とは全然別の数学の理論体系が存在する。しかもいろんな分野がある。

映画としては面白いけれど、主人公が数学科の出という設定には無理がある。数学科の人が計算力にたけているのは当たり前だが、数字同士の足し算計算なんてめったにでてこない。原作者は数学科を誤解しているのではないか?監修する人がいないのではないか?機械や電気で使う工学系の数式処理は工学の人が学ぶものであって、数学科の人は電気や機械の理論体系も計算手法も全く知らないし素養のかけらもない。しかも最後の会議では主人公は「せん断力」と言っていたが、それは材料力学の用語だし、どう考えても主人公は「機械工学」とか「建築」の人だよね。さすがに数学科の出は無理がある。数学と物理では決定的に用語の使い方が異なるし、研究分野が被らないので、他学科の人とは相いれない。ましてや工学系からみたら数学科なんて、異世界レベルで違う世界である。もう虚数単位からして書き方が違う。私がどれだけ苦労して数学科から足を洗い分野を変えたと思っているんだ。ありえない設定が非常に不快だった。どんなに頑張っても異分野の習得には2年はかかる。2週間程度で頭が切り替えられるはずがない。

むかし教員時代、社会の先生(新卒のかわいい女の子だった)に製図用の筒形の容器を持っているかどうかを尋ねられらたことがある。こちらはそんなものの存在を考えたことも無いし、なぜ私にそんなことを尋ねるのか不思議でならなかった。おそらく彼女が考えた数学科は、製図とかをする世界なのだろう。私からしたら信じられないが、理系というくくり以外に何もないのではないか?理系は皆同じ事を学ぶみたいな感じなんだろう。

あと、アメリカとの戦争は負けると決めつけているのが不快だった。戦争中に未来が分かるわけがないし、そもそも対米戦が始まるかどうかが作中時点では確定していない。現在戦争が絶対起こると断言できるか?予測と断言は違う。天才は10年先の未来が読めるみたいな設定にしたかったのだろうが、そんなわけない。ファンタジー小説にリアルさを求めてもしかたないね。

2. 今日は機械制御問2を解く。位相角も力率角も出ておらず、求めるしかないと判断し、位相角を未知数と置き加法定理を使いまくってtan θを求めて、二次側線間電圧を出す。確かに未知数二つに式二つなので、求まる。二次側電圧は88.8Vというそれっぽい値が出てきた。最後の小問も悩んだ。一次側と二次側で消費電力が異なるはずがないと思う。どちらで計算しても18kWになった。これで正解ならすごい。こんなのを試験中に解ける人の気がしれない。異世界人だろう。数学科出の私には無理がある。

3. 合格証書と言うのはいつも味気ない。書いてある文章がただ一言「合格を証する」とだけ書かれている。 労をねぎらう文言とか合格をお祝いする文言の一言も入れてもらいたいものだと思うが、そんな気の利いた文言は全く無い。いろいろ苦労の果てに合格しても、誰に褒められるわけでもなく、ただ少し分厚いこの紙が送られてくるだけである。

2023/11/29
1. 今日は二次試験機械制御問1を解く。最後の小問のとっかかりがつかめなくて悩むが、飽和曲線の話なのではないか。つまり本問では磁気飽和を無視しているので、無負荷誘導起電力はずっと直線であり、励磁電流が80%ならば、Eも80%になるんだろう。そんな感じの筋書きかと思う。定格運転中だから、Vは1でいいんだろうか。模範解答を見るまでのお楽しみである。最初コサインの値が1より大きくなっておかしいなぁと思っていたらEを求める時ルートを取るのを忘れていた。私は凡ミスの天才である。

2. この世界の片隅にで呉線が出てきたが、今の駅名とほとんど変わっていない。途中「さか」が出てきて懐かしかった。

昔(M1の時)、坂町にユースホステルがあって泊ったことがあるのだが、すごく感じが悪くて覚えている。坂駅までの送迎付きでこれは親切でよいのだが、ピアレントの頭がおかしかった。夏の暑い日で、車内で帽子をうちわ代わりにしてあおいでいると、ヤメロと言われた。やめないなら宿泊しなくても結構とも言っていた。頭がどうかしていた。案の定このユースはすぐなくなっていた。こう言う人は客商売に向いていない。

3. 昨日ウォンツに行ったらあわてんぼうのサンタクロースがBGMとして流れていた。散髪屋では「年内は12/30まで営業しています。是非来てね」といわれた。世の中クリスマスと正月の商戦真っ最中のようだ。しかし塾にとっての節目はクリスマスでも正月でもない。12月10日「計量士試験」である。こんなに楽しくないイベントも珍しいが、稼業なので仕方がない。本当は各会場にチラシ配りのアルバイトさんを配置したいが、貧乏塾にそんな気概は無い。私自身寒い時期の出張は嫌だ。

「この貧乏塾に問題を!」去年は比較的すぐ問題をご提供いただいたが、今年はどんな結末になるだろうか。問題をスキャンして送ってもいいという方は、試験後是非ご連絡ください。問題用紙には試験中の書き込みがたくさんあると思うが、私は全く気にしないし、問題文と選択肢が読めればそれでいい。毎年そうやって受験生の方から直接問題をもらい、自力で解くのである。正月は塾にとっては繁忙期なのだ。いまいち世の中のサイクルと違う気がする。

2023/11/28
1. 今日は散髪に行ってきた。一件目に行くと休業していた。張り紙があり店主が病院に行くと書かれていた。この散髪屋は椅子が国道に近く、大型トラックが通ると地震動のようにピリピリとゆれる。振動は公害なのだとよくわかった。

もっとも、私にとっての騒音振動は、公害と言うイメージではない。もちろん測定する対象でもない。勉強する対象であり、計算問題の解法を考える対象である。大学入試の延長線上で騒音振動を仕事として取り扱う人は私だけだろうね。

2. 今日もサブスクの話。少しずつ二種二次試験の問題も解いてはいるが、基本的にヒマでストレスフリーな人生を謳歌している。貧乏だけどね。

だが、今日見た映画はまた鬱展開な話だった。セリフは英語なのだが、「チェルノブイリ」。超長かった。5話に分かれていて、各話1時間程度ずつある。

何が鬱展開かというと、10年も前に構造上の欠陥(劇中では極限状態(低出力下)でのみ起こる欠陥と表現されていた)を指摘した論文を、ソ連が国の威信にかかわるからと言って秘匿していたことだ。炉はソ連オリジナルの構造らしく、為政者は崇高で偉大なソ連製の炉心に欠陥など認めたくなかったのだろう。そのため劇中冒頭では、作業員も科学者もこの欠陥を知らされていないから、「適切な作業をした」「炉が爆発するはずがない」と口々にいう。

作業員たちも不適切な動作を行った。平常運転だった炉で低出力の実験を強行し、最後の決定打となるボタンを押してしまう。上司がアンポンタンな指示を出すと、その下で働く従業員はおかしいなぁと思っていても、クビになりたくないし家族を守るためにはしぶしぶ従ってしまう。よくある残念な話である。組織で正論が通らない話なんて、腐るほどあるでしょう。日本だけじゃないんだね。

ちなみに制御棒を引き抜くと核分裂は進み出力が上がる。制御棒を挿入すると、中性子が制御棒に吸収され核分裂が阻害されるので、出力は下がる。制御棒はブレーキなのだ、とか出てくるので、是非電験の受験生には5話だけでも見てもらいたいね。ただ、史実通りの鬱展開なので、これを見た日は勉強は進まなくなること請け合いである。多分PWR(加圧水型)じゃなくて、BWR(沸騰水型)だろうね。

安いから黒鉛を使うとか圧力容器がない(聞き間違いかもしれないが)とか、「安物買いの銭失い」の話も出てきた。嘘の代償と費用をケチった代償を、ソ連は「国家解体」という形で払ったようだ。この失ったソビエトユニオンを取り戻すための戦争だとすると、みっともないことこの上ないね。

2023/11/27
1. 那覇にフェリーで行ったことがある。行きは博多発の夜行列車で鹿児島入り(そういう夜行の特急列車があって、伊集院とか串木野とか聞いたことのない駅にもちゃんと止まる)。鹿児島からは徳之島亀徳港などの聞いたことのない離島をたくさん経由して少しずつ沖縄に向かう船だった。ものすごい時間がかかるし揺れるし不快だが、昔から船旅は安いし好きである。那覇には3泊くらいした。私が大学4年生の春頃なので、まだモノレールは建設中だった。帰りは大阪か神戸行きで宮崎に寄港する便を選び、宮崎港で降りた。トラックや車両ががメインなのか、宮崎港を徒歩で降りたのは私だけだった。(この宮崎を寄港するフェリーは今は無くなってしまったようだ。)その後佐伯-宿毛間のフェリーで四国に出た。このフェリー航路も現在休止中らしい。宿毛でメル友の女の子に会った。当時この子は中3で、よく会ってくれたものだと思う。直筆の手紙が来たこともある。今は何をされているのだろうか。不愛想な私は一体何の話をしていたのだろうか。頻繁にメール交換をしていたが、よく話のネタが続いたものだ。(ここから11/16日に書いた窪川の宿の話につながる。)

2. 大学に入った年、防府から祖父母が越谷に遊びに来た。JRの乗車券の往復割引が効くので2週間くらいいたと思う。まだ祖父も意外と元気だった。金土と泊りがけで鬼怒川温泉に行くことになった。大学の講義が午前中で終わり、北千住で待ち合わせをし、(当時はまだ春日部停車とかなかったんじゃないかな。)先端の特急専用ホームからスペーシアで鬼怒川温泉入りした。もちろん浅草寄り末端の6号車4人個室(コンパートメント)である。鉄道好きの私を喜ばせるため行きだけは奮発してくれたのだろう。普段準急(当時はそう呼んでいた。半蔵門線乗り入れが始まってから急行と呼ぶようになった。)だと停車するような西新井も草加も春日部もどんどん通過しあっというまに埼玉県を出てしまって驚いた。思ったより埼玉は狭いんだな。と思った。

翌日日光江戸村に行った。15分くらいの寸劇があって、古典的な芸を披露する。南京玉すだれ・・とか、傘の上で升を転がすとかそういう感じ。芸が成功すると、「おひねりを頂戴」といい始める。ばあちゃんに「おひねりってなに?」と聞くと、ショウの謝礼に小銭を舞台に投げるのよと言われた。そして、すっと10円玉を私に渡す。「え?何、僕が投げるの?」私の腕の筋力は皆無なので、多分投げても届かないだろうなと思ったが、ばあちゃんに投げなさいよと催促されたので、やけくそで投げた。

案の定、哀れな10円玉は初速度が足らず、運悪く前方にいる観客のおじさんの後頭部に直撃した。後ろを振り向いた鬼の形相のおじさんと一瞬目が合ったが、私は素知らぬ顔をした。きっと違う人が投げたんだよ・・みたいな顔をした。ごめんなさい。こんなことをしか覚えていない。

スペーシアの個室で写真をとった。普段むっつりなじいちゃんがうっすら笑みを浮かべ実に楽しそうだった。この写真が葬式の時の遺影になったのだが、当時はそんなことを知る由もなかった。

2023/11/26
1. 葬送のフリーレンが面白かった。この世界には魔力というのがあって、それがなぜか公開情報で数値化されていて、他人に分かるんだそうだ。(魔力の単位は何だろうか、とかやっぱり基準値で割ってログをとるんだろうか、とかいらんことを考えるのが悪い癖である。)当然「魔力」が多い方が偉い。数値化されたものをありがたがるのは、異世界でも同じか。なのに、フリーレンは普段は魔力を小さく見せかけていて、相手を油断させている。こんな設定を思いつくなんて作者は天才だね。どれだけの作品数を読んだことだろうか。尊敬に値する。

オープニングのヨアソビの歌声が懐かしい。2020年頃、夜に駆けるがヒットしてから2年程度は良い旋律だと思ってヨアソビばかり聞いていた。しかし、最近はそうは思わなくなった。私の好みが変わったのか、曲風が変わったのか。

2. 星新一は短編を1000篇以上書いた。私もこのブログと晩御飯動画を1000日は続けたい。執筆は二種機械問6を清書した。ウィーンの変位則からピークの波長を求めるのか。そんな公式まで覚えていられないよね。赤外加熱は表面を熱するだけで奥深くには浸透しない。問題文をよく読むと10〜100μmの「オーダー」と書いてある。つまり「約10〜100μm浸透する」とは書かれていないことになる。ついでにオーダーの意味も書いた。実際は200μm程度の浸透深さだそうだ。

これで二種機械の令和五年解説を完成とする。問8の情報は書かない。情報の話は考えたくないし、これからも私の仕事ではないと思う。

3. 昨日と今日に分けてU-NEXTで「この世界の片隅に」を見た。火垂るの墓やうしろの正面だあれのような「戦時中のガチ悲惨な物語」で悲しくなった。前半はほのぼの展開で楽しいが、後半は呉の空襲の話で鬱展開であった。結構グロいし、悲惨でむごい。全く楽しくなくて、見なければよかったと思う。敵さんが襲ってくる時代の呉のアニメ映画なんだから見る前から予想できたはずなのに、エンドロールまで全部見てしまった。作った方々には申し訳ないが、今の私に必要な映画とは思わなかった。のんびり勤務の合間の休息時間に見るべきアニメではなかった。私には異世界ファンタジーものがお似合いなようだ。

2023/11/25
1. 今日は機械問5を清書する。演色性、色温度のことなんてさっぱり覚えていないのでグーグル先生で調べる。一度勉強したことや調べたことのある概念は、資料を読めば短時間で思い出せる。資料も読みやすい。ただ、私の頭脳は「詳細に長期間記憶する」のには向いていない。

だから語呂合わせとか、覚え方に工夫する必要がある。問6に赤外と可視光(赤色)の境界の波長は「0.78μm」とあるが、この数値は懐かしい。0を無理やり「オ」と読めば、順番は異なるが自分の名前ナオヤなのだ。

2. 昨日晩御飯YouTubeでラスカルの話をした。構想段階で「お前は勉強して来い」のセリフを確認するため、アニメ版49話を視聴する必要に迫られた。そこで、仕方なくU-nextというサブスクと契約する。といっても一か月無料なので、一か月間で解約予定である。ただ、つい色々見てしまう。今は葬送のフリーレンが楽しくて、つい見ている。あんまりバトル物は好きではないが、異世界モノは好きなのだ。「キノの旅」とかドラクエ風なストーリー展開は、好きなのだ。

キノの旅で、飛行機を自力で開発する人の物語がある。周囲からは奇人変人扱いされている。しかし、常識にとらわれた村長に像をどかせ、長い道を滑走路代わりにし試験飛行を成功させ、「私は間違ってなかった。」と言って終わる。なぜかこの話だけ忘れられない。常識の外側にある真実が理解され、ハッピーエンドでおわる一話完結のお話である。現実はセンメルヴェイス反射といって、理解されないまま終わることの方が多いと思う。



2023/11/24
1. 今朝久々に教材印刷のためにプリンターを動かした。そしたら、めったに出ない「紙詰まりエラー」が出て、オロオロしてしまった。トラブルに慣れていないと、大したトラブルでもないのにどうしてよいかわからず不安に駆られる。ただ大体復旧しやすいような設計になっていたりするもので、落ち着いてよく観察すると、いたってすぐ解決する。自分の観察眼と過去の記憶を頼りに必死に対応策を考えるしかない。

一度目の紙詰まりの時、トナーに挟まった紙を取り除いたのにも関わらず、エラーの赤いランプが消えなくて焦った。心を落ち着かせトナーの奥を恐る恐る覗くと、もう一枚中途半端に引き出されて止まった紙があった。これをゆっくり引き出すと、エラーランプは消え、すんなりと動き始めた。最初取り除いた紙ではなく、この二枚目の紙が原因でエラーが出たのだ。

同じ現象が3度起きたが、対処が分かったら不安に駆られることはない。トラブルも気の持ちようだし、不思議と四度目の現象は起きなかった。プリンタもたまにしか使ってもらえないからすねていたのだろうね。窓際という設置場所が良くないのかもしれない。リコーのSP4510というプリンタを使っている。エラーが出た箇所をちゃんと記憶していて、詰まった紙を取り除くと、印刷できていない箇所から自動的に印刷が再開される。賢い子である。

2. あらいぐまラスカルというアニメがある。数年前公式がYouTubeで全編を公開していたので全部見た。主人公はスターリングノース少年であり、ラスカルは飼われているペットの一つに過ぎない。確かにラスカルの話は多いが、動物の話ではない。アライグマに関していえば、いたずらが過ぎて檻の中に入れて飼う羽目になるし、人に飼われることが不適切な動物だということがよくわかる。

最後父の所有する農園が台風でダメになり、借金返済のため家も含めて全て売却する事態に陥る。父は一つだけ残った田舎の農園に行くことにするが、「一緒にいきたい」とタダをこねる息子スターリングに「今度の田舎は中学が無い。お前はミルウォーキーの中学に行って勉強を続けろ」と諭すシーンがある。確認したが49話である。ミルウォーキー在住の姉夫婦も「子供の頃には勉強をして人生の選択肢を広げるもんだ。今から農作業をしてはいけない」と一緒にミルウォーキー行きを説得する。

日本で言えば大正時代くらいのお話しである。動物メインのアニメと思ってみていたら、最後はガチで「お前は勉強をしてこい」みたいな話になって驚いた。このお話は100%人間の話なのだと分かった。だから、最終回では泣きながら森にラスカルを解き放つ。都会にラスカルを連れていけないのは、アライグマに散々苦労させられたスターリング少年がよくわかっていたのだろう。ただ、忠犬ハウザーは都会に連れて行ったのだろうね。このアニメからも人が飼いやすいのは犬だと分かる。

3. 今日は二種機械問4を清書する。まず、ダイオードブリッジの平均電圧を求め、その後ダイオードをサイリスタに置き換えた平均電圧の計算をした。積分はcosでもよいが、解説はsinで書いた。サイリスタの場合は、三角関数の加法定理がでてくる。こんな計算を試験中にさせるというのか。相変わらず二種は容赦がないね。サイリスタの場合は\alphaで制御、ダイオードブリッジの場合は降圧チョッパを作用させて通流率dで制御する。電気計算の解説では、「Vが小さくなると\alphaを大きくする」となっていたが、\alphaは小さくして\cos \alphaをでかくしないといけないの。あんたcosのグラフみたことないの?ミスばっかりだね。毎年読んでいると、解説のミスももはやほほえましい。また来年の「誤った記述」に出会うために、頑張って生きのびよう。

2023/11/23
1. 水木しげるのゲゲゲの鬼太郎に出てくるのねずみ男は「なまけ学を専攻して博士号を取得した」と自称しているらしい。空想の世界は気楽でよい。博士(○○大学)みたいにかっこ書きで取得大学を書くらしいが、普通名刺に書くときは博士(工学)みたいに分野を書くことの方が多い気がする。某先端大では学位は理学か工学かを選べると聞いた。途中で脱藩した私には縁のない話だ。理論物理の出で工学もないと思うが、どっちでもいいという仕組みなのには驚いた。

2. 今日は機械問3を清書した。問3は難航した。と言うのも変圧器の平行運転なんてさっぱり覚えていなかったからだ。グーグル先生でいろいろ調べたが、結局私の本棚にある「電気機械工学」の解説を一度読んで解説を書いた。私の仕事は暗記事項の列挙ではなく数式を用いて因果関係を説明することだと思っているので、長々と書いたら結局レポート用紙四枚の大作となった。「分担電流が同相のとき各電流の大きさが最小になる」をどうにか単純な例でイメージが湧くようにしたくて苦心した。30度で1:2:\sqrt3の場合と、同相で一時電流の大きさを容量の比で分割する場合を書いた。各電流は最小で銅損を少なくする方がよい。

2023/11/22
1. だいぶ寒くなった。北海道はもう雪景色だろうか。北海道の真冬の気温は常時氷点下であるため、10度とか20度とか言っても通じる。もちろん-10度,-20度の意味である。地区にもよるが考えなしに外にふらりと出ると普通に凍死する危険がある。春が近づくと今日は3度でだいぶ暖かいなどという謎めいた会話となるが、それで意味が通じる。(当然-3度の意味)。三月の終わりころ18切符で青函トンネルを通り本州に渡ったことがある。最初はタイツが必要でも、盛岡を過ぎると暑くなってトイレでタイツを脱いだ。(昔は快速海峡という夢のような列車があったので、18切符で北海道を脱出できたのだ。)

北海道では各戸の玄関前にでかい灯油のタンクがあって、冬はさぞかし暖房費がかさむんだろう。窓は全部二重であった。列車の窓も二重で、そこまでするのかと道民でない私は驚嘆した。雪かきにさく労力が大変だろうなと思う。夫婦でやっている小さなユースでは朝から雪かきをしていた。北海道と比べれば山口は暖かい。そう思うことにする。

新夕張駅で特急に乗り換えのため、ホームに突っ立っていると、ラッセルが来たことがある。(確か新夕張ー新得間は特急しか走っておらず、18切符の特例で特急に乗れた。今はどうか知らない)物珍しいので見学していると、ラッセルの乗務員に「雪がかかるからどいてくれ」と注意された。私から見たら珍しくて非日常的な光景も、彼らから見たら通常の勤務なのだ。邪魔をしてはいけないので、そそくさと退散した。

2. 久しぶりに一人で外出した。と言っても銀行に行ってすぐ帰ってきた。いまだに一人での外出はちょっぴり不安であるが、意外と何ともないのはうすうす分かってきた。銀行で硬貨を80枚程度入金したら、手数料に330円取られた。コノヤローと思ったが、入金をやめて大量の硬貨をもう一度引き出すのも面倒くさかったので了承した。駅前のサーパスマンションの建設工事が始まっていた。すごく深く地面を掘っていた。もともとここは松月という料亭があって、祖母の一周忌をここで行ったことがある。料理はあんまりおいしくなかった・・と記憶している。防府のような田舎でなぜマンションが売れるのかが不思議である。駅前に住んでいたって、鉄道を使うのなんてどうせ年に一度あるか無いかだと思う。なぜ鉄道を使わない人が駅前にこだわるのかが理解できない。

3. 晩御飯動画でしゃべるネタがいよいよなくなってきた。今日の話題も難産だった。大量のメモをあさりながら30秒くらいでまとまりそうな話を考える。結局、NAIST時代、エクセルで数値計算をしてsin,cosの引数をミスしたことを話す。sinやcosに入れる値はラジアンだけなので、まさか度を入れているとは思ってもみなかった。プログラミングとか数値計算は向いていない。SEだけにはなりたくなかった。私のプログラミングへ無能っぷりが透けて見える。今のエクセルで確認したらラジアン入力がデフォルトみたいなので、ラジアン入力で30度みたいな数値を入れたのかもしれない。昔は度入力がデフォルトだったのかな。

2023/11/21
1. 2割のアリは普段は大した労働をしないそうだ。ただ、巨大な餌を見つけたり、巣が破壊されたときなどは活躍する。ピンチヒッター、供給予備力、冗長性みたいな用語がぴったりくる。ピンチヒッターのアリが2割いつも控えているのだ。大した組織だね。こんな話を聞くと、人間の組織はバランスを欠いている気もする。ただ人間社会では資格もノウハウも信頼もない者に、いきなりピンチヒッターを任せるわけにはいかないし、アリのような単純作業ばかりな労働ではないから見習いたくても見習えない。人はミスもするし、能力不足で決められたことがこなせないこともある。

2. 最近はインドの旅の動画をよく見る。インドの街中の電線はぐちゃぐちゃで、線ごとの間隔があいておらず束になっているように見えた。一体どういうことになっているのだろう。インドに法律は無いのか。電線ではなく、光ファイバーとかの通信線なんだろうか。

3. 今日は機械問2を清書する。私は鉄道ファンなので、やっぱり鉄道の話しか調べられない。電気自動車の記述はほぼ無い。電気自動車にも回生ブレーキってあるんだね。執筆中面白い書き間違いをした。PMモータは「小型軽量である」と書くべきところ、堂々と「小型計量である」と書いてしまった。このミスには思わず笑ってしまった。完成後、最後に念のため読み直して気が付いた。気が付いて本当に良かった。「計量」の文字は私の脳にとっては違和感が全く無く、スルーしていたのだ。しかし「小型計量」では何のことだか電験の受験生には意味が分からないだろう。

12月10日は計量士試験なのだ。もうすぐなのだ。予備校なので、試験当日朝に試験会場に行ってチラシ配りをしたいが、寒い時期に無理はしないほうがよい。交通費ももったいない。

2023/11/20
1. 今日は総合医療センターを受診。次回からは近所のの開業医に通院することになった。大病院での治療がひと段落すると、「開業医に紹介状を書きます」と言われる。別にこのまま総合医療センターへの通院でもいいとも言われたが、私は近所の開業医を選択した。

、 このような「大病院==>開業医」の紹介は「逆」紹介というそうだ。鉄塔から電線への絶縁破壊・火花放電を「逆」フラッシオーバというのに似ている。「開業医==>大病院」の紹介が「通常の紹介の方向」なんだろうね。「循環器の診察の前にはいつも血圧と体重を計っておいてください」ってナースに注意されてしまった。

会計時にスマホのアプリで支払う仕組みがあり、今日は初めてこのアプリを利用してみた。あらかじめクレジットカードを登録しておくと、会計時に待ち時間が不要となる。ただ、どうせ会計時の待ち時間には昼食のおにぎりを食べるので大して効果を感じなかった。このアプリは全然普及しておらず、みんな会計のための番号をおとなしく待っている。混雑と言っても何時間も待つわけではないし、田舎県なので都会のような混雑はない。アプリ専用の窓口があるのだが、患者も事務の人も誰もいなかった。私もこの専用窓口の存在を知らなかった。いまいちわかりにくい。医療費の明細は夜8時過ぎにダウンロードできるようになる。

2023/11/19
1. 12月が近づくと、計量士試験なんてやらなければよかったと、過去の決断を悔いたりする。参入しちゃったものは仕方がないし、私を見いだした人がいて私も乗ってしまったのだから仕方がない。「大して儲からないからやめるよ」とは簡単には言えない。そんな生ぬるい覚悟で計量士の予備校は初めてないし、この予備校稼業に人生をかけたからだ。計量士は片手間仕事ではないのだが、12月が近づき寒くなるといろんな思いが交錯する。

2. 修士の頃師匠に「高橋君よく考えてよ。」って苦笑しながらよく言われた。何回言われたことか。おそらくそんなに頻繁には言われたわけではないと思うが、インパクトが強すぎてそんな感じがしている。

今日は研究室選びの時の話をしようと思う。数学科では大学三年生の終わり頃に研究室配属の面接がある。もちろん面接は成績順である。私は三番目とか四番目とかでかなり良い方だったので、すぐに名前を呼ばれた。面接では希望を言えばどこにでも行ける状態だった。希望が100%通る面接なんて滅多にないそうで、成績下位層だと、「行ける研究室はこことここです、どうしますか」みたいな問答になるそうである。成績が良くて良かった。

ただ、全部の研究室から選べると言っても、たくさんある中から自分の性にあった研究分野を選ぶのは悩ましい。また、私は最初からマスターに行くつもりだったので、三年間お世話になる研究室となる可能性が高かったので、すごく悩んだ。代数のA研と幾何のG研のどちらにすべきか決められず、最後まで悩んだ。おそらくGは幾何とは言っても代数的な処理がいっぱいありそうな予感はしていた。面接の前にゼミを体験する授業があって、私はこの二つの研究室A、Gのゼミを体験した。悩んだ末、変換とか行列とかいっぱい出てきそうなG研にした。(A,Gは指導教官の頭文字ではない。幾何GeometryのG、代数AlgebraのAとした。)

四年生になり、私は推薦でマスター進学が決まり、(運河の数学科はなぜか外部から人を取らず、今はどうか知らないが、院生はみな内部進学だった)G研究室にもう二年通うことがすんなり確定した。運河に引っ越したばかりだったし国立大の院試なんて受けるのも面倒くさかったので、丁度良かった。ただ、もしA研を選んでいたら私は内部進学できなかった可能性がある。なぜなら、A研の指導教官は翌年から某国立大多元数理に転職したからだ。運命のいたずらである。もし選択の面接で代数の「A研」を選んでいたら、指導教官の転職に付き合って多元数理に行くか当時八尾に両親が住んでいたので、関西の大学の研究室に移籍することになっていた可能性が高い。宗派を変えて別の代数の研究室に移籍する道もあったかもしれないが、幾何には行けなかっただろう。史実では大学院では鬱っぽくなって、そんなに研究を頑張ったわけでもないので、代数を選んでいたら見知らぬ土地で意欲を失って学部卒で終わっていたかもしれない。この時点で早めにNAISTを知っていれば、また運命も変わったかもしれない。自分の頭の中にある選択肢の量と、その中からどれを選ぶかで人生の方向性が決まっていく。人は選んだ一通りの人生しか送れない。

へっぽこ院生でも修士を卒業できたのはG研究室の愛のたまものである。今でも感謝しており、年賀状だけは出している。へっぽこでも「修士の学位」があったからこそ、博士課程(最近は後期課程という)に進学できたのである。出来は関係なく、学歴にも「資格」のグレードがあるのだ。選択肢が多い方が人生は面白い。こんな人生を送るんだったらNAISTでも歯を食いしばって学位(博士号のこと)をとっておけばよかったと思う。人生何にもないなら、自慢できるものが何かあった方がよいからだ。

3. 今日は令和五年二種機械問1を清書する。規約効率と実測効率の違いを理解した。恥ずかしながら、「どっちも効率の定義式じゃないか」と思っていた。規約効率は負荷をかけて実測するわけじゃなくて、決められた試験を行って各損失を求めるようだ。盲点というか、私の脳は数式しか受け付けないので、これまで違いを認識していなかった。電験は良問ぞろいで、毎年何かしら発見がある。

2023/11/18
1. 今日から二種機械を執筆する。今年の機械は電力みたいで、計算問題がほとんどない。今日は問7の化学電池の問。リチイムイオン電池とニッケル水素電池は忘れたころに出題される。ただ、電池の知識はほとんど不要で、高校化学で学ぶ化学電池の超基本事項が分かっていれば何とかなると思う。

2. 大学三年生の夏、祖父が亡くなり防府で葬式を済ませた後、防府から九州旅行に出かけた。どういう経路で大分入りしたか記憶にないが(日豊線か久大線経由)、大分で丁度台風が直撃した。前日大分駅(高架化の工事も始まっていない、地上駅時代)の立ち食いうどん屋で夕食を取りながら、従業員のおばちゃんから明日の運休の予定とか台風情報を仕入れた。大分で一泊したのだと思う。

翌朝、JRが動いていたので、早い時間に臼杵駅まで出る。八幡浜行きフェリーに乗るためである。ただ、フェリーは早々と運休が決まっていた。仕方が無いので、臼杵市立図書館にこもる。正午過ぎから夕方まで台風は吹き荒れた。立木は傾き、枝が風になびいて今にも引きちぎられそうだった。夕方になり、風がぴたりとやみ、フェリーターミナルに向かう。午後四時くらいには運航を再開するとのことだったが、別に急ぐ旅でもないし運航再開第1便は揺れそうだったので、一本見送り、運航再開第2便に乗船した。

この船が最悪だった。台風直後の海をなめてた。甘かった。波は高く、船は信じられないほど揺れた。船内ではとてもじゃないが立てない。二等船室の雑魚寝席で寝っ転がっているのが精いっぱいだった。とにかく上下動が 尋常じゃないし、船体がきしむ音もすごかった。窓にはひっきりなしに波がぶち当たる。ドアを開けて外に出たら一瞬で死ぬのが分かる。死が窓ガラスのすぐ隣に迫っているのは本物の恐怖体験であった。

あんな荒波でもちゃんと舵が効くのがすごいし、あんな立てないほど揺れる船の中でも船員は適切な判断をして八幡浜まできちんと運航してくれた。改めて八幡浜の地形を見ると、地形的に天然の良港なのがわかる。八幡浜に入港するとぴたりと波は収まり、普通に着岸した。

JRが動き出すまで八幡浜港で一晩ボケっとする予定だった。ベンチに座って途方に暮れていると、少年が話しかけてくれた。私より2,3歳年下だったようだが、大学生ではなく働いているようだった。この少年はたしか九州に帰る人だったと思う。何の話で盛り上がったのか定かではないが、なんだか仲良くなり、夜通し話す。私が話が上手なのではなく、相手が話し上手だった。朝4時か5時くらいに別れ、私はJRで松山方面に出た。

2023/11/17
1. 理科大入学直後、初めてできた友達が宇都宮の出身だった。会話が妨げられるほどではなかったし意思疎通には全く問題なかったが、バリバリの栃木弁だった。埼玉から見ると宇都宮なんて新幹線ですぐの近隣都市くらいに思っていたのに、こんなになまっているのかと驚いた。ただ、不思議と本人に訛っている自覚が無かったのが面白かった。「高橋君、おれってそんなに訛ってる?」と聞かれて困惑したことを覚えている。方言も含めて日本語なんだし、引け目に感じる必要などない。ただ、栃木弁が言語的には東北地方なことが分かって新鮮だった。高校生の頃、テレビで流れるジャパネットたかたのひどい長崎弁が首都圏民には新鮮で面白かったのと似ている。思わず方言を聞くと思わず聞き入ってしまう。

2. 2017年12月に4泊5日の京都旅行に行っている。その帰り、播但線と神河町コミュニティバスを乗り継いで大河内発電所に見学に行った。播但線の電化区間の末端である寺前駅まで行き、バスに乗り継ぎ新田というバス停で降りた。最寄り駅は長谷と言う駅だが、寺前以北は本数が激減するので使いたくても使えない。大河内発電所は(オオカワチと読む)は関西電力の水力発電所である。可変速の発電機を使っているらしい。見学は事務の人がバスで案内してくれたが、発電機も水車も見せてくれず、いうほど面白くはなかった。私も見学に慣れたのだろう。帰りバス停でバスを待っていると、徒歩でおじさんが山の下の方から歩いてきた。どこからきてどこまで歩いていくんだろうかと怪訝そうに見ていると、「バスを待っているのか?」と声をかけてくれた。近所の住人のようである。

立地がすごい山奥で行くのは大変であったが、勉強のモチベーション維持にはつながったかと思う。バスもあるし人家も意外とあるし、北海道の山奥のような秘境感はなかった。冬なので雪がちらついていた。

3. わが祖国の総理が「増税メガネ」と呼ばれて久しい。うまいことをいう人がいたものである。この名を初めて聞いたとき、私は「あれ、今の総理って眼鏡かけてたっけ?」て思った。この人が総裁選に出たとき、「岸田さんは親族一同財務省の人ばっかりだから、財務省のいうことに逆らえないですよ。」「この人は存在感がなくて、気配を消すのが得意な人。」と評価していた人がいた。この人の評価通りだった。先の大戦時は負けて政治が入れ替わったが、今の政治家や財務省はどういうタイミングでポリシーを入れ替えるんだろうか。

私は答えらしきものを知っている。「富国と強兵」中野 剛志という600ページの大作に書いてあった。私は2016年の出版直後にこの本を読んだ。この本に繰り返し書かれていたのは、「政治のパラダイムが変わるのは戦争によってだ。これ以外ない。」と。はっきりこう書かれてあった。どうやらウクライナ戦争ではインパクトに欠けるらしい。「平和な時代は次の戦争のための準備期間に過ぎないのである。」は現代でも有効なのだろうか。

2023/11/16
1. 最初の四国旅行の時と思う。私が大学一年生になった頃の話。まだ高知駅が高架化になる前の話である。路面電車なんて高知駅に乗り入れておらず、駅すぐそばの道路に電停があって、歩道橋を渡って電車に乗っていたような古い時代の話である。

一日かけて龍河洞とか土佐の闘犬とか高知の名物を見て回るツアーに参加した。朝、時刻表に載っていた土佐電の電話番号にかけツアーに申し込むと、「是非半日のツアーにしてくれないか」と変なことを言われた。「いや、是非一日のツアーに参加したいんだけど。」と私がいうと、しぶしぶ一日のツアーで許可が下りた。なぜそんなことを言うのか、ツアーに参加したらわかった。参加者が私一人だけだったのだ。こりゃ悪いことをしたなぁと思った。ガイドさんがまた若い女の人で、私と同い年だった。同い年なのに、あちらは高卒で働いているのが新鮮だった。私の周りに高卒で働くなんて人はいなかったから。なけなしの金をはたいて四国を回っている貧乏大学生だったので、気が引けた。ただ、参加者が一人しかいないなんて、彼女にとっては良い研修となっただろう。私もデートをしているみたいで楽しかった。ただ、たった一人のためにバスを出したとしても絶対赤字なので、今でも申しわけなく思う。土佐電気鉄道には感謝の言葉しかない。

次の高知の話は、大学四年生の頃である。窪川のユースホステル(岩本寺)に二度目に泊まった時のことである。まだ薄暗い時間に宿を出ようとすると、地べたに座り時刻表とにらめっこしていた女の子がいた。始発に乗るんですか?と私から声をかけて仲良くなった。同学年の大学生だった。教育実習にも行ったとのことで、教科は全然違うが、介護体験の話で盛り上がった。一緒に始発に乗り一旦高知駅で降りる。高知駅の改札を出てすぐ、この子が「携帯失くした」と言い出した。さっきの列車内に忘れてきたようである。仕方が無いので、その辺の喫茶店に入り、私の携帯電話で高知駅に電話する。何時何分に高知駅に到着した窪川始発の○○○Dに携帯を忘れたようなんですが、というと、すぐ電話したためか、すぐに見つかった。その後、一緒に土讃線で北上し、阿波池田で彼女とは別れた。彼女、ちゃんと学校の先生になれたかなあ。私はその後、徳島線経由で徳島に出て、フェリーで和歌山に出た。和歌山からは紀勢線をぐるっと回って大阪に出た。  

2023/11/15
1. 私は学部生のころ(時期は二年生か三年生の頃と思う?時期は詳細不明)、何を思ったか「ショパンの別れの曲を弾きたい」という衝動にかられ、コツコツ毎日練習した。大学三年生の終わりにくらいには意外と形になってきた。別れの曲以外特に弾きたいと思っていなかったので、運河への引っ越しを気にピアノを辞めてしまった。それからピアノを弾きたいという衝動には駆られなかったし、プロになるわけじゃないんだから素人が弾いてもしょうがないと思っていた。43歳になってずとまよの曲を聴いてピアノを弾きたいと思うようになるとは思いもしなかった。なぜか音楽魂に火が付いた。人生思いもかけないことが起きるものである。自分のことでも未来はまるで予想がつかない。

2. 教育実習中、数学科の私はなぜか英語の先生の授業を見学した。中学3年の授業だったと思う。30代の若い教師だったが、mindの訳を「気にする」と教えていた。間違っていないし普通の授業だと思う。

私が中学生の頃の英語担当はすごいベテランで退職間近のご老人だった。この先生、ものすごく教え方がうまかったが、生徒から見て評価の分かれる先生だった。確かに癖は強かったが、授業の質は高く情報量が豊富で、栄養満点であった。授業を聞く価値があった。この先生はmindは「嫌がる」という訳を当てていた。だからdo you mind my opening the window?は「私が窓を開けるのをお前は嫌がるか?否か?どっちなんだい」みたいな感じなる。だからyesで拒絶になるし、noで「どうぞ開けてください。わしは構わんよ」となる。ダイレクトな表現で迷うことが全然ない。教師の力量は、うまい日本語選びができるか否かで分かる。

3. 今日は二種電力問7の解説を清書した。平行な2回線があって、隣接配電線が停電した際、その平行回線を過負荷にしてしばらく給電を続ける。急場しのぎである。こういう電流の限度値を「短時間許容電流」と言うそうである。地絡短絡事故などの大電流は長くても2秒程度で瞬時に起きる。この「瞬時許容電流」と「短時間許容電流」は区別せねばならないらしい。許容電流の算出式も違う。許容電流と言っても事故時の瞬時に起きる大電流の限度値の方をいうことが多いと思うので、なんか重箱の隅をつつくような出題だなぁ、と思った。継続時間によって許容電流にも区別があることを知らなった。多分どこかで見たことがある気がするが、いちいちすべてを覚えていられない。

これで二種電力を完成とする。予想以上に濃厚な解説となったので、是非受験生はお求めいただきたい。2でも書いたが、われながらズバッと的確に状況を表現する「日本語選び」ができたと思う。電力は計算問題じゃないので、非常に頭を使う。私の武器は「長い調査時間」である。長い時は一問につき二日間かけて考える。これくらい調べて満足いく結果が得られた上で三日目の朝に清書する。そんな流れである。次は機械である。

2023/11/14
1. 今日の執筆は二種電力問6である。絶縁協調の話である。保護レベルを基準として、各設備は裕度を持たせた絶縁強度とする話である。優先順位を決めてせいぜい制限電圧の1.5倍くらいでおさめることで、過度な設備投資を避ける。豪華一点張りは不経済だというようなことを書いた。

脱税学園時代(こんな風に言っていたのは当時の生徒であり、私が言っていたわけではない)、私の受け持ちで私にべったりの少女がいた。なぜか生徒から見て「ひいき」にする先生が出てくる。大半は「数学なんてウゼー」で終わりである。このクラスの授業をするとき、この少女だけに向けて授業をしてはいけない。その方が気楽なのだが、学校の授業なのでそれはよくない。あんまり数学に意欲的でない生徒を基準にして、みな満遍なく気を配る必要がある。この私にべったり少女だけをひいきしたくはなるが、授業中は基準の生徒とせいぜい1,1倍程度の配慮しかしてはいけない。ひいきの差は少なくしなくてはならない。そんな話と似ているように感じた。

偶然見つけた藤高周平氏のpdf1枚の文書が面白かった。電気の話のようでいて、そうではない。組織論と言う感じ。戦前の気骨ある老人のコメントは含蓄があってよい。是非ご覧ください。
分担と協調

2. 熱いお茶から立ち上る湯気に渦ができたりできなかったりしていた。同じところに渦がずっとできるのではなく、たまに渦がランダムにできるのが不思議だった。自然現象は確率的に起きるものなのかな。かつて研究室の名が複雑系解析学だったが(今はもうない)、単純な物理現象なんてめったに無いから研究室の看板には「複雑」という言葉を入れたかったんだろうね。

3. また理科大時代の話。修士の頃だったと思う。ゼミでしぼられてげっそりし、とぼとぼ家に帰ろうと自転車を探していると、四号館(数学科のある建物)の入り口近辺で演劇の練習をしている二人組がいた。私は頭がからっぽ状態で疲労困憊気味なので、つい数分見入ってしまった。通常の会話では出さないような声の大きさで、作られた会話を淡々とセリフとして発声していた。一言一句よく覚えられるものだと感心すると同時に、我が理科大にも演劇をやっているサークルがあるんだと知った。理系の大学生なのに片手間に演劇とか音楽とか趣味っぽいことをやる人は意外とたくさんいるようである。

2023/11/13
1. 某メーカーのエンジニアの方に「私”も”エンジニアなんです」と言われて、嬉しかったことがある。私はどう考えても数学の先生なのでエンジニアではないのだが、お世辞も含めて言ってくれたのだろうとも思う。電験の予備校だからエンジニアってことでもいいのかもしれないが、複雑な心境であった。

2. 運河時代の終わり頃、昼夜逆転をしていて夜通し(本人は正常な一日を送っているつもり)自宅で勉強とかヤフオクの作業をしていると、野良猫に餌を催促されたことがある。ふと庭を見ると、野良猫2匹が私の方を見て網戸越しに「餌をくれ!」と叫んでいる。仕方がないからシーチキンの缶詰をやると、またものすごい勢いで食べた。よほど腹がすいていたのだろう。でも一度だけで二度と来なかった。普段はどこかで餌をもらっているのだろうし、あまりシーチキンはお好みではなかったのかもしれない。後日日中、買い物の帰りに、突然野良猫にスリスリされたことがある。足首ににまとわりついて、靴の周りをくるくる回った。多分この時餌をやった猫だと思う。彼らは匂いで人の区別がつくのか、あるいは顔か声を記憶しているのか。とにかく餌をくれた人と判別する能力は、大したものだと思う。

  3. 電験二種二次試験受験された方、お疲れ様でした。私も12月10日の計量士試験までに自力で解いておきます。模範解答が1月の半ばくらいに公開されるので、それを見ながら1月中に解説の執筆を書く予定です。計量士試験までに2種の執筆を全部終わらせ、理論だけでもYouTubeをする予定です。

2023/11/12
1. 2008年の3月ごろ、NAISTの物理の教授に初めて会いに行ったとき、「このおじさんに会わなかっから人生始まらなかったんだ」とつくづく思った。人生は先生の関与があって動き出すのだ。教授からは「高橋君は修士からじゃなくて、博士からの入学でいいんじゃないか」とのご提案をいただき、半年間は研究生として研究室に出入りし、2008年の10月の秋入学をすることになった。秋入学は外国人用の制度らしく、入学式は外国人が多数であった。理事長が英語でスピーチしたことを覚えている。

最初ボスとのゼミで量子力学の本を読むように言われたが、「高橋君数学科の出だからJJサクライでいいでしょう。」とJJサクライの量子力学を渡された。久しぶりに英語の本と格闘した。ブラとケットが、ベクトル空間の内積と行列の関係を示唆しているのではないか、つまり縦ベクトルと横ベクトルに模擬すると、結局線形代数なんじゃないの?と思えて、意外と読み進められた。ただ、相変わらず量子力学の全体像はよく見えなかった。

いずれにせよ、某アタオカ(頭おかしいのスラング)学園に就職なんてせず、修士卒業後さっさとnaistに行けばよかったと思う。私の場合、就職が人生の最適解とは限らなかった。

2. 私は1999年4月に東京理科大学に入学した。数学を勉強したいとは一応思っていたが、数学科を出て何になりたいとかビジョンなどは何にもなかった。将来のことは何も考えていなかった。もっと一流大学に行きたいとも思わなかったし、根本的に向上心が無いのである。ただ、心底したかったのは旅である。

大学一年生の5月くらいだったと思う。高校時代の友人で蓼科(長野県)に別荘があるから一緒に行かないかと誘われて、お言葉に甘えてついていった。初日に都内でなぜかチラシを折る労働?をさせられた。その後、一緒に彼の父の自家用車で蓼科に向かう。高速道路はすいていて、お父さんがすごい猛スピードで飛ばしていた。思わず「これ何キロくらい出てるんですか?」と聞くと、「140キロ」と返事があって驚いた。我が家にはマイカーが無かったので、車でそんな鉄道みたいな速度が出せることに驚いた。車中では、友人は浪人中だったので、私が日本史の一問一答を見て問題を出し、彼が答えるみたいなことをやっていた。行く道中に初めて「ほうとう鍋」というものを食べて余りのうまさに感動した

別荘とはいっても古い家屋だった。もちろんちゃんと泊まれた。夕飯はお父さんが野菜炒めを作ってくれた。我が家では、父は全く料理をしないしその能力も無い人ので、「料理をする父」が新鮮だった。一泊させてもらい、翌日昼前くらいに茅野駅まで送ってもらう。駅でお弁当代として1000円くれた。「いいんですか?」と私が問うと「昨日のアルバイト代」と言われたので、素直に受け取った。振り子式の特急あずさで新宿に出る。初のあずさ号だった。もちろん現在のE353系ではなく、紫の塗装の美しいE351系である。いろいろと古い時代の話である。

新宿からは予定通り、越谷の自宅には帰らず品川に出る。臨時便の大垣夜行に乗るためである。自由席で早めに並んで席を確保せねばならない。かなり早い時間から並んでいたので、不自由なく座れる。(165系大垣夜行なんて今ではどう考えても乗れないし貴重な経験である。)もちろん座席はボックスシートで、リクライニングなんてしない。私はちゃんと進行方向左側を陣取る。寝ることなど最初から考えておらず、初めての一人旅にわくわくが止まらなかった。

私の隣は、また若い女性。確か学校の先生で1年目かそこら、前二人はおっさんの二人組。おっさん連中が話しかけ場を盛り上げてくれ、四人がなんとなく色々と話し始める。私は大学生になったばっかりであることを話したんだと思う。横浜駅で日付が変わるので、検札の車掌さんに横浜までの乗車券代を払い、翌日分の18切符のハンコを押してもらう。他の乗客も大体18切符ユーザーである。

結局一睡もせず、ずっと四人で話していた。確か女の人は名古屋あたりで下車、私は大垣まで行き、米原、姫路、岡山、多度津、観音寺、と鈍行を乗り継ぎ、夕方松山に到着した。もちろん四国初上陸だし、瀬戸大橋を渡るのも最初である。松山では道後のユースホステルに宿泊した。初ユースホステルだったが、ここでは利用者との楽しい旅のお話しは全くなかった。単なる安い旅館みたいな感じであった。松山では道後温泉に行ったり、市電を楽しんだりしたと思う。

その後、左回りで四国を一周する。翌日は宇和島まで行き、宇和島のユースホステルに一泊。確か食事がおいしかった気がする。翌日超閑散路線「予土線」で窪川に出て、八十八か所霊場の37番岩本寺の宿坊(ユースホステルだった)に宿泊。

その後確か、徳島線で徳島に出て徳島市内に一泊、高徳線高松経由で宇多津に出て、宇多津の健康ランド(今も存在する)に一泊する。翌日、防府の祖父母の家に向かった。最初の一人旅だったせいで印象が強いのか、今でもどんなルートだったかを大体覚えている。その後防府で旅支度を整え英気を養い、九州を左回りでぐるっと回ったはずだが、この九州旅行はほぼ記憶にない。

唯一覚えているのは、熊本の水前寺のユースに泊まった時、宿泊の台帳の「所属」のところに「東京理科大学学生」とい書いたら、ピアレント(宿のオーナーのことをそう呼ぶ)が「私の息子夫婦も運河の理科大出身なんですよ」と言われて驚いた。妙なことを思い出すものである。



  3. シティーズスカイラインズIIの実況をよく見る。Iの時代からそうなのだが、誰もゲーム名を正式名称で発音しておらず、皆「シティーズスカイライン」と呼称している。英語版を見ると、何度見返してもシティーズ・スカイライン「ズ」とどちらにも「s」がついている。プロ実況者も賢くて記憶力も抜群で、並み大抵の能力ではないと思うのだが、正式名称には興味がなくて注意力が向かないのが不思議である。

4. 今日は久しぶりに二種電力問5を清書する。再熱サイクルは仕事後の湿り蒸気を、再熱器で過熱蒸気にして再び仕事をさせるんだね。定年後年金貰えるまで再雇用される・・みたいな感じか。再生サイクルは膨張途中の蒸気を使って給水を過熱する仕組みなのか。引退後新人の教育に回るみたいな感じか・・うーんいまいちピンとくるたとえではないね‥。再熱と再生と名称が酷似していて覚えにくいんだよね・・

2023/11/11
1. 2015年3月、琴平に旅行に行った。大阪のリコーのショールームに行き、大阪から土讃線経由で琴平駅に降り立った。到着は昼過ぎだったので、琴平宮だけお参りした。参道の階段がすごく急で怖かった。特に降りる時が怖くて、一段ずつそろそろ降りた。でも怖かったのはその階段だけではない。

頂上のお宮のところに、ガードマン風の制服を着たおじさんがいた。ぱっと見る限り誰がどう見てもガードマンである。しかし、そこにはドラクエ4のように立て看板がありこう記されてあった「頻繁にガードマンの制服を着た人がいるが、この人は金刀比羅宮とは無関係でありガードマンでもなんでもありません」。このガードマン風の民間人と一瞬目が合ったが、そそくさ逃げ帰った。一人旅は現地に頼る人がいないので、危険なことは全くしたくないのだ。一人旅では「安全と旅程」以外考える余裕がないが、この時は身の危険を感じた。一体何の意図があって立ち続けているのだろうか。

金刀比羅宮のお参りを済ませて町の方に降りてきたが、だいぶ時間も遅く夕食を食べる場所がない。うろうろさまよっていると商店街に古い食堂を発見して迷わず入店した。コロッケかなんかの定食を食べた。観光地とは言っても都会ではないので店の営業時間も短いし、吉野家も松屋も無く、腹が減って仕方がなかったことを覚えている。

宿泊した宿も曲者だった。線路わきに建っている普通のマンションをそのまま宿として転用したようだった。窓から土讃線がよく見えた。部屋に問題はなかったのだが、曲者は風呂だ。部屋ごとの風呂は使えず、フロアーの一部屋しか使えない仕組みで、わざわざ寒空の下廊下を歩いて別の部屋に行かなくてはならない。しかも風呂のゴム栓がなく、湯船に湯をためてはいけないというドケチ仕様で驚いた。こんな宿見たことない。安い宿にはそれなりの理由があるものである。やはり長続きしなかったのか、今はそんな宿もうない。

2. 北陸新幹線敦賀延伸に伴い、福井県区間が三セク化される。在来線を経営移管する会社の名前がなんと「ハピラインふくい」だそうだ。越後ときめき鉄道といい、愛の風とやま鉄道といい、・・もうちょっと何とかならんかったのか。なぜ奇をてらった名称にするのだろうか。これがお花畑で格好悪いと思わないのか。頭の悪い偉いだけのおじいさんがいろんな思いを込めてつけるのだろうが、名前なんて興味のない(経営する塾を氏名+塾にしてしまうくらい)身からすると、福井県営鉄道でいいじゃないですか、と思う。名前にこだわる理由が分からない。その点IRいしかわ鉄道のネーミングセンスは分かりやすくて単純で良い。Ishikawa RailwayでIRである。「今後はJRじゃなくてIRなんだからねっ」となれば老人でも子供でも覚えられる。石川県ではのと鉄道で三セクの実績があるから色々まともなのかもしれない。

何はともあれ、新幹線開業おめでとうと言いたい。部分的なスーパー特急方式じゃなくて本当によかった。フル規格の整備効果が一番高いことがこれから証明されるだろう。ただ、不格好でA3も印刷できるでかいプリンタみたいな敦賀駅や、市街地から遠すぎる越前たけふ駅を見ていると、個人的には乗りたいとは思わない。どうせ乗り換え必須なら東海道新幹線と直通無しの米原接続で良かったんじゃないの?とか舞鶴豊岡まで作っちゃえばよかったのに、とか色々思う。もちろん京都府や滋賀県を無視した議論をしても仕方が無いのは分かる。せめて福井県内なんだからついでに小浜まで作ってしまえばよかったのにとも思う。大阪との連絡を考えたら小浜開業では意味が無いし、維持費が出なさそうな路線は引き受けたくないのも分かる。敦賀以南のルートが決まってなかったのも分かる。分かるゆえにいろいろと歯がゆいし国鉄分割民営化後の新幹線建設は色々と難しいことを実感する。国鉄時代に新幹線が来た山口県は幸せだった。今後新幹線問題を抱える必要が無い。

3. 私はだいぶおっちょこちょいである。三種試験の勉強中だったと思うが、E=mc^2の問で、0.01%なのに0.01を掛けてしまったことがある。答えと二けた合わず長い間悶々としていたが、よく考えたら10^{-4}だから全体に0.0001を掛けなければならない。

他にも四桁の数字で例えば5567だったとしたら、なぜか間の十の位と百の位の数値が入れ替わり5657として電卓に誤入力することがよくあった。

これは実際の計量士試験受験中の話だが、環物の問で振り子の片方から片方までふれるのにかかる時間を求めよ、という問で周期Tを答えてしまった。こんな初歩的なミスをする代わりに、環音の最後あたりですごく面倒くさい計算問題を暗算で解いて正解したりしている。自己採点の時これをよく暗算で計算したものだと、我ながら感心するくらいだ。

2023/11/10
1. 入院中、薬剤師に付き添って薬学部の大学生が実習に来た。九州の某大学の腕章を着けていた。5年生だという。一生懸命薬の効能を説明してくれた。聞くと三か月は病院で、三か月は薬局の実習がそれぞれあるという。壮絶な世界である。実習だから本職の監督の下、いろいろ場数を踏まされるのだろうが、実習なので本人は給料をもらっていない。(多分お金を払っていることだろう)

研修医もいた。毎日私のところに来てエコーとかを撮影しに来ていた。毎日である。彼に休日はほとんどないんだろう。一般病棟の大部屋に移ったころ、夜中の12時くらいにトイレに行くと、CCU(要するに個室)に新しい人が来るらしく皆バタバタと準備をしていた。その時、この研修医の背中が見えた。私はヒマで仕方が無いので本当は雑談したいのだが、彼らの仕事の邪魔はできないので話しかけるのは我慢した。ICU(集中治療室)で彼が私を診察していると、ベテランナースがすごい剣幕で「上半身裸にするときはカーテンを閉めて!!」と怒鳴った。新任の時は色々言われるようだが、私はおかしくって笑ってしまった。おっさんは別に構わんでしょう。

作業療法士にも岡山の某大学の実習生がいた。こちらは4年制の学部だろう。こちらも実習期間3か月。医療系の実習がこんなに長いとは知らなかった。しかも自宅から通える範囲に実習先があるわけもなく、三か月間別の町に暮らすことになるのは大変だろうね。こんな世界があるとは知らなかった。

2. また、入院時の昔話。入院する当日、病院に行くと、まずは救急外来で心臓カテーテルのための準備をする。おしっこの管を入れたり、剃毛したり、点滴をつないだりする。眼鏡をはずしたままだったので私にはほとんど見えないが、耳は聞こえるし意識はずっとあった。その時、ナースだろうが、「もう1時間もたってるよ、急いで」とまくしたてた人がいた。どんなところにもきつい物言いをする人はいるものだな、と感じたが、後に医師にこの発言が適切なのかどうかを問うたところ、「処置は早い方がよい」とのことだった。そんな緊迫した状況を作ってしまってごめんなさい。今度はおかしくなったらすぐ救急車を呼びます。なお、現在非常に元気である。

3. 今度は私の実習の話。大学四年生の教育実習の最終日、生徒たちから記念に手のひらサイズの小さな鉢植えをもらった。担任の先生のご提案だと思う。もらった時は非常に嬉しくてこれを大きく育てようと思ったものだが、結局放置してしまい。気が付いたときには時すでに遅しで見事に枯れてしまっていた。植物を育てる習慣は今も昔も無い。子供のころから性格は言うほど変わらない。

私の学年まで教育実習の期間は2週間であり、私の一年後輩からは教育実習は三週間になった。しかし、一週間の介護体験(養護学校は2日間、身体障碍者の施設は5日間くらい)は私の学年から始まった。私にとってはこちらの介護体験の方が大変だった。もう一年入学が早ければこんな面倒くさいことしなくてよかったのにと心底思ったが、私の学年から介護体験がスタートするという仕組みになっていたので仕方がない。

養護学校は初石駅からタクシーに乗って十余二の柏特別支援学校に行った。一台のタクシーに友人と5人くらいで乗った気がする。多分七夕かなんかだったんだろうと思う。自分の将来の夢を書くとかそんなイベントがあって、生徒の一人が「故宮博物院の学芸員」と書いていたことをはっきりと覚えている。見た瞬間目が点になった。この学校からそんな外国の博物館に就職できるの?って正直思った。養護学校の生徒でもいろんな人がいるのは分かったが、見える世界が狭いので変な夢を持つのかもしれない。調べると台湾の博物館らしい・・あまりにも素っ頓狂な夢なので、それだけを覚えている。

介護体験は取手駅から坂東バスに乗ってすごい田舎の施設に行った。脳性麻痺とか小児麻痺とか、そういう感じの方々が通う施設だった。年齢は大人なのに、精神年齢はずっと子供のような人がいるのだ。丁度クリスマスのシーズンで、クリスマスのカラオケパーティみたいなのが開かれた。パーティ中、職員の方が私に「クリスマスの曲で知ってる曲をかけて」と言って、首都圏の電話帳のようなカラオケ店でよくある歌の番号が記されたでかい冊子を渡されて困惑した。数学科の学生なので、歌は知らないしクリスマスソングなんて常識は持ち合わせていないのだ。

職員に新卒の女の子がいた。歳が近いせいかいろいろ話した。利用者は力だけは大人なのでやっぱり大変みたいだった。ある時、この女の子が床に座っていて、利用者の大人(多分小児麻痺とか)が彼女の前面を座椅子のようにしてもたれかかっていた。常識的にいえばセクハラにしか見えないが、障碍者だから許されるのか?指摘するだけ野暮なのか?明らかに背中がおっぱいに当たっていたが、部外者には何も言えなかった。大人を幼稚園児のようにあやすのが仕事なんだろうから・・働くって大変だな。

この子に「卒業したらどうするの?」って問われ私が「大学院に行きますよ」と答えたら、「教育学とかそういうべんきょうするんですか?」と返事がきて驚いた。私を「数学科の学生」という属性ではなく「教員志望で実習に来た人」と思っているのが面白かった。相変わらずどうでもいいばかり覚えている。

2023/11/9
1. 高校三年生(1998年)の夏頃だったと思う。長野冬季オリンピックに向けて、長野まで北陸新幹線が開業する直前であった。鉄道ファンとしては横軽の重連粘着運転が廃止になることの方が興味の対象だった。新線開業よりも在来線特急あさまが廃止になることに興味を持つなんて、いかにも鉄道ファンらしい。

それを知った母が突然、「あさまで長野に連れてってあげる。今年でなくなっちゃうんでしょ?」と言った。大学受験目前なのに、一日特急で長野に連れて行ってもらえることになった。嬉しくてたまらなかった。何かの理由で学校が休みの平日だったように思うが、日曜日だったかもしれない。模試やら塾やらで忙しく、よく高3に丸一日取れたものだと思う。

朝武蔵野線南浦和乗り換えで京浜東北線を乗り継ぎ、大宮に向かう。大宮長野を往復する旅行である。私の人生で、山口行きを除けば、初めての旅行らしい旅行であった。鉄道がちょっと好きな少年から、鉄道旅行に目覚めるきっかけになった気もする。

横川駅で後部に電気機関車を連結し、急こう配区間を押すのだが、間違って前方で降りてしまい、肝心の連結シーンを見ることができなかったことを覚えている。確か空気ばねを切って峠を上るので、列車の振動が尻に直接伝わってくるのが感じられた。そもそも特急車両なので、通勤電車よりも車内環境が静寂であった

長野駅は工事も終わり立派な駅舎になっていて、新幹線開業を待つばかりであった。長野電鉄にどうしても乗りたくて、無理に善光寺下という駅まで長野電鉄の地下区間に乗車する。長野電鉄の長野駅は人影がまばらで、まるで都会とは時間の進み方が違うのではないかと思われるくらい静かだった。その後、善光寺にお参りして、長野駅ビルのCD屋でなぜか「耳をすませば」のサウンドトラックを買ってもらい、すぐに帰りのあさまに乗る。帰りは母が奮発してグリーン車に乗せてくれた。横川駅ではホーム上で峠の釜めしを3つ買い、自宅まで持って帰り晩御飯になった。

このころから「大学生になったら旅をしたい、このレールの先に何があるのかこの目で確かめてみたい」と思うようになった。しかし、この頃にYouTubeがなくて本当に良かった。もしYouTubeがあったら、道を踏み外し、鉄道旅行系のYouTuberになっていたことだろう。そういう「旅するタレント」的な人生にならなくて本当に良かった。旅行をするよりも、役に立たないことばっかりやる数学科の方がまだマシで健全だと思う。

2023/11/8
1. NAISTの博士時代一晩だけ子猫を拾ったことがある。

 ものすごい雨の日の夜だった。どこからかニャーニャーと鳴き続ける騒音がした。何時間もニャーニャーと鳴かれ、うるさくてたまらず、私はやむなく騒音源を突き止めるためシーチキンの缶詰を持って駐輪場の方に行った。そしたら、でっかいバイクの後輪の泥除けと車輪の隙間に子猫が縮こまっていた。「君うるさいよ、静かにしてくれないか」と言っても日本語は通じない。仕方が無いので、シーチキンの缶詰を開けて子猫にあげたらものすごい勢いで食べた。子猫はバイクで雨宿りしていたのか、親に捨てられたのか。「親がいないのかい?一緒に探すか?」と散歩がてらその辺をうろつく。短い脚で雨の中必死で私の後をついてくる。飼うわけにもいかず、そもそも宿舎はペット禁止であった。他の院生に連絡して協力を仰ぐかとも思ったが、そもそも連絡先を知らない。そんなことで連絡しても相手も困るだろうし。ただ、ひどいザーザー降りの雨だったので、一晩だけ自宅に持ち帰り風呂に入れトイレに泊めた。丁度でかい一斗缶があったので、それに入れておいた。(あまりに鳴くので静かにしろと引っぱたいたのが心残りである。ごめんね。)諦めずに、自宅であやしていると疲れたのかすやすやと眠ってしまった。翌朝、雨が上がったので、別れ難かったが、エントランスでお別れした。その猫はその日は夜までずっとエントランスにいた。何度か宿舎を出入りしたが、私を見るとすごいまとわりついてきた。

 後日宿舎近辺でこの猫と出会った。ちゃんとたくましく生きていたようだ。不思議と分かるものである。阿知良さんも覚えていたのだろうか、私が近づいても目を合わせても全く逃げずおとなしくしていた。なでなでして少しだけ話した。「飼えなくてごめんな。」って

2. NAISTの学生宿舎の騒音で思い出すのは、夜中に非常ベルが鳴り響いたことである。迷惑な話だが、やばそうな物質を扱う化学の実験室とかがいっぱいあるので、本当に火災なのかもしれず、不安感ばかり募る。(理論物理の研究室だって、常時稼働しているパソコンが火を噴くかもしれない。)守衛室に電話してもつながらない。何分間鳴り響いたかまで覚えていないが、かなり長時間鳴り響いた後、ぴたっと鳴りやんだ。誤作動だったのか、本当の火災は起きていなかった。(その旨の放送が入った気がする・・)

 オオカミ少年の逸話は本当である。警報は本当の危機の時だけ鳴動しなければならない。「動作すべき時に動作しない」のは、警報として不適切である。さらに、平常時に動作する、つまり「動作すべきでないときに動作する」のも、結局信頼性を損なう。

 一度病気したら、「心臓が痛い」などと冗談でも言えなくなるのは、オオカミ少年効果を恐れてのことである。本当に痛くてやばい時にだけ言わなくてはならない。もう私は冗談を言わないだろう。 3. 海外の鉄道旅行の動画をよく見る。私自身は旅に出られないが、YouTubeのおかげで様々な国の鉄道をタダで自宅に居ながらにして見ることができる。今日はイランのテヘランからの寝台列車の動画を見た。車窓が日本とまるで違う。色が全体的に黄土色で空想上の異世界っぽい感じがする。だが、車窓にちらっと配電線が3本なのが映ると、空想上の世界ではなく現実だと分かる。文明を共有している感じがした。

2023/11/7
1. 今日は運河時代のお話し。 就職がきまり修士論文の執筆を真面目にしていた修士課程卒業間近の1月か2月頃の話。完全に昼夜逆転しており、夕方研究室に行って朝の5時くらいに家に帰るという生活を送っていた。誰もいない院生室で一人で作業や調査する時間は意外と楽しかった。朝家に帰るとき、路地から路地へ直角に曲がろうとすると、乗用車と衝突しそうになった。横の窓ガラスも真っ黒で全体が真っ黒で異様な車であった。ドアの左側の窓が開き、「兄ちゃん危ないやないか・・」とドスの利いた声で注意された。私は人間関係が希薄な生活を送っていたので、私に関心を持ってもらえるのがちょっぴり嬉しかったが、そんなことをいうわけもいかず「はぁすみません」と答えた。あの真っ黒な車とあの物言いはホワイトカラーでもブルーカラーでもなく、傍目にはカタギな人生には見えなかった。丁度踏切があって、野田線の柏行きの2番列車あたりが通過していった。朝5時過ぎのことであった。

運河では英字新聞を取っていた。少しでも英語の勉強になるかと思ってだが、あまり効果は無かった。すると朝日新聞の営業マンが勧誘に来た。「いや、新聞取ってますけど?」「いや日本語の新聞も取って欲しいんですよ。それで料金はあとでお返ししますから、ついでに購読してくれませんか?」というので、疑うことも無く了承した。3か月くらい朝日新聞と英語の新聞二つを購読した。しかし、契約が終了しても約束の全然料金が振り込まれない。うやむやにしてバックレようとするのが分かったが、約束が違う。そこで、駅前の朝日新聞の営業所に赴き、事態を説明したら、後日9000円くらい自宅のポストに現金が入っていた。こうやって不正に部数を水増ししていたのだろう。嘘をつかれたので英字新聞の購読もやめた。それ以来新聞は取っていない。新聞業界の「闇」というか「病み体質」を垣間見た。

2. 久しぶりにドラクエ4の実況動画を見る。チートプレイであり得ない設定でプレイするという番組で大変面白かった。現代はゲームは自分でやる必要がなく、プロが解説しながら面白い動画に仕立ててくれる。で、二章の冒頭で、アリーナ姫が旅立つとき、クリフトとブライというお供がついてくるのだが、彼らもレベル1なのが納得がいかなかった。王宮勤めの神官と魔法使いがお姫様の警護をするのに、王はなぜレベル1の部下を娘に派遣したというのか?あり得ない。アリーナ姫の気の毒な境遇に同情した。王にひどい扱いを受けたアリーナはもう故郷に帰らないだろう。

3. 昨日の皇蘭の肉まんがおいしかった。正直2個では物足りなかったが、多分物足りないと思うくらいが適量なんだろうと思う。若かりし頃、生駒に住んでいるときは頻繁にゴーゴーイチの肉まんを食べていたことを懐かしく思い出す。外出するときは新大阪や難波で肉まんを買っていた。

2023/11/6
1. 星新一のSFで、「振動」ではなく「震動」なる単語が同じ意味で出てきて驚いたことがある。時代によって表記が変わるのかもしれないが、私は見たことが無いし今後も見ることがないだろう。。

2. 昔の話だが、吹田市のJR岸部駅で人と待ち合わせたことがある。そのとき、「京都線で行く」とだけ言われた。阪急沿線に住んでいる人だったので、私はてっきり阪急京都線で来るんだと理解した。でもその人はJRで来た。私は理解不能だった。私の理解ではJRは東海道線と言う名前なので、京都線というのは阪急にしかないという理解だった。ただ、JRは東海道線の一部を「京都線」なる愛称で呼ぶようにしているそうで、非鉄な人にとって正式名称なんてどうでもいいんだなと理解した。もちろん神戸までは東海道本線である。

3. 猫の動画をYouTubeでよく見る。(猫は好きである。NAIST時代、野良子猫に同情し一晩だけ保護したことがあるくらいである。一人暮らしで貧乏では猫も飼えない)こういう動画ではよく、かごのことを「ゲージ」とする表記間違いを結構な確率で見かける。正しくは「ケージ」である。ゲージだと、鉄道の軌間の意味になってしまう。シティーズ実況でも、「ベッドタウン」を平気で「ベットタウン」と言ったりするし、日本語にとって濁点は結構ファジーで、曖昧で、どうでもいいのかもしれない。

4. 朝散歩で見た光景。落ち葉が風に舞い、くるくる回転しながら私の前を通り抜けた。葉の形状も関係しているだろうが、層流の中ではやはり渦ができるものなのかな・・と思った。魚が泳ぐとき、体をくゆらせ、尾ひれで逆カルマン渦というのを作って進むそうである。目に入る何気ない光景も謎な物理法則で満ちている。深入りしないのが賢明な判断だろう。

2023/11/5
1. NAIST時代、「学生宿舎のエントランスの鍵」と「研究室の鍵」と「自宅の鍵」の三本の鍵を持っていた。ある日間違えて、研究室の鍵を学生宿舎のエントランスの鍵穴にさしたことがある。なぜかちゃんと回り開いた。ガバガバなセキュリティであった。今はさすがに進化して、カードキーとかになっているのではないかと思う。郵便ポストにも鍵がかかるようになっているのだが、暗証番号が分からずこじ開けたことがあった。郵便ポストに鍵など不要である。

2. 昔就職活動時、ある学校で(脱税学園ではない)「授業で一番大事なのはどのタイミングか」と聞かれて困ったことがある。今ならこの問の答えがわかる。おそらく答えは「第一声」である。漫才も冒頭が大事でしょう?それと同じで学校の授業も一番最初が大事である。それも勉強と関係ない「一言」で始めた方が面白くていい気がする。たとえ勉強が分かっても素人には授業は担えないし、大人の魅力を売り、ある程度生徒に好かれないと務まらないのが教職である。若い頃はそういうのが分からなくて、教職とは勉強を教えることだと思ってしまう。

3. JRの規定では、柏ー大阪市内の乗車券だと片道601km以上という往復割引の条件を満たさない(柏大阪市内片道589.1km)。そのため、私が理科大生の頃大阪往復するときは、我孫子ー大阪市外の駅(例えば尼崎とか堺市とか)のような乗車券にして、片道の経路が601kmを超えるように工夫していた。このようにしてちょっと距離を伸ばしてやると、往復割引が適用できて、乗車券がちょっと安くなるケースがある。もちろん「往復」割引なので、ゆきとかえりの経路は同一である必要がある。また、往復割引には二週間以内の使用という制限がつく。

2023/11/4
1. 久しぶりに教員時代の夢を見た。向かいの英語の先生と話す様子がリアルだった。頻繁に昔の回顧録を書いているせいだろう。

2. 今日は二種電力問4の解説講義を収録した。技術士の方も講義録を撮影したのだが、ホイートストンブリッジと言うべきところをキルヒホッフの法則と言い間違えたので、みっともないのでボツにする。キルヒホッフの法則は次の問だった・・

3. 11日間の入院生活を経験して、入院中必要なものが分かったので、この際備忘録としてまとめておきたい。

a.靴, サンダル(スリッパ)
 トイレに行くときに裸足で行くわけには行かず、サンダル的な簡易な靴がいる。これとは別にリハビリ用の運動靴がいる。これはリハビリ時だけでなく、1階の受付に行ったり、見舞いに来た両親を見送りに行ったりするのに必要である。ちょっと院内のセブンイレブンに飲み物を買いに行ったりするときもサンダルだけではやはり不便である。談話室(椅子があり、リハビリグッズや血圧計、体重計などがある。雑誌なんかも少し置いてある。)があり、夜寝られない時などは気晴らしにそういう部屋に行くが、やっぱり歩くときは運動靴の方がよい。

b.100円玉
 病棟の自動販売機でスマホやスイカ対応していないものがあった。晩御飯時のお茶をこの自販機で買うために小銭が少々必要であった。ペットボトルのお茶は100円だったので、毎日お見舞いに来る親に100円玉をもらっていた。このお茶は大しておいしくない。

c.スマホ
 これが無いとどうしようもない。スマホのおかげで、院内のセブンイレブンで買い物もできるしメールも送れる。資料探しと資料読みもできるし、入院中でもわずかに人生を前に進めることができた。だが、自分の過去問解説はスマホに入ってなかったし、他の出品物も発送処理ができないので、ヤフオクは一切できなかった。幸い、入院期間中に直接教材購入はなかった。ただ、一件だけヤフオクを通して、環物の教材を売って欲しいという問い合わせがあり、少々お待ちくださいという連絡をしたことがあった。この方は、私が退院前日7/30の夜中にヤフオクの出品を再開した直後にご購入いただいた。翌日帰宅してすぐやったことは解説の送信だった。ありがたいことである。
 スマホ関連ではスマホの充電ケーブルが必要である。ただ、電気のコンセントが遠くて充電しながらスマホが見れず不便であった。私の場合は親切なナースが延長コードを貸してくれたが、自前の電気の延長コードがあればよかった。

d.綿棒と髭剃り
 毎日使うものではないが、3日に一度くらいは必要である。病院側はこれを用意してくれないので、自分で買うか家族に持ってきてもらうかせねばならない。髭剃りさえあれば使い捨ての暖かいぬれタオルはもらえるので、せっけんで泡立てて流しで髭がそれる。頭髪はナースに洗ってもらえるが、私は意外とすぐシャワーの許可が出たので、自分で体は洗えるようになった。

e.タオル、パンツ、靴下
 風呂用のタオルは自分で用意していた。下着のパンツと靴下も両親に毎日持ってきてもらっていた。おむつなら後述のアメニティで用意することもできた。

f.寝巻、ティッシュ、濡れティッシュ
 これは有料であったが、病院側と契約した業者が提供してくれる。アメニティと呼称していた。毎日アメニティの人がベッドまで来るので、必要な時リクエストするともらえる。利用料は大して高くなかった。ペットボトルの水を毎日提供してくれていた。小さいペットボトル2本か、お茶1本かを選ぶ仕組みだった。私は「お茶一本と水1本」を希望したが、結局ダメで水2本になった。薬を飲むのに水は重宝した。

g.マイ箸
アメニティでは、割りばしとプラスチックのフォークとスプーンが支給されていた。私は割りばしだと手が痛くなるので、一切使わず、自宅で使っている箸を持ってきてもらい食事をしていた。

h.赤ペンと紙
ちょっとメモったり計算したりしたくなることがあるものである。そういう時は使い慣れた赤ペンで紙に書いていた。また、便の回数を聞かれるので、小便にいった回数を記録していた。あと血圧や体重を記録するように言われていたので、そういうのも毎日記録せねばならずペンは必要であった。

2023/11/3
1. 2進数のことをバイナリーというそうだ。初めて知った。biという接頭辞は確かに2と言う意味であった。バイリンガルとかバイシクルとかいうもんね‥毎日知らない単語や概念と出会うのは自分の勉強不足と見識のなさが自覚されて悔しいけれど、その反面分からないことが分かるようになるのは楽しい。

今日の仕事は二種電力問4である。この問はもう飛ばそうかと思うほど難解だった。(4)では、メッシュ構造だとなぜインピーダンスが小さくなるのか、納得のいくストーリーを必死に考えて提示できた。すごく単純だが、S点に接続されるブランチが増える絵を描いた。正直、電験でノードアドミタンス行列なんて用語が出てくるとは思わなかった。

(5)では、「短絡容量が大きい==>インピーダンス小さい==>電圧変動も小さい」というお話である。最初の矢印は式を変形すればすぐ提示できた。ここは問題なかった。次の矢印が難解だったが、結局オームの法則が成り立つんだから、単純な直流回路の類推として解説を書いた。多分これでいい線は言っていると思うし、ピントが外れた議論とは思わない。多分理解している人の頭の中もこんな感じだとは思う。ただ、系統の実態として正しいのかどうか正直分からない。無理に直流とこじつけて暗記方法を提示しただけの気もする。いや、そもそも電気の勉強とは「オームの法則との類似性をさぐる」ことなのかもしれない。

そもそも系統の短絡電流は無効電流なので、有効電流にくらべれば電圧変動は大きいはず。だから電圧変動に対して気を使うのかしら。詳解電力系統工学加藤政一著(東京電機大学出版)に書いてあった。「高橋さんこんな本まで読んでるの?」と驚いた方は是非ぽちっと私の教材を買ってください。

2. 朝散歩で小学生の登校集団がいない。旗を持った見守り隊のおっさんおばはんもいない。今日は祝日なのだと気づいた。午後郵便局に行こうかと思っていたが、近所の小さい郵便局は休みだね・・

3. 物理では「超伝導」と書く。何があっても超「電」導とは書かず、伝わる方の「伝」の字を用いて表現する。英語のsuper conductivityの訳通りだし、こちらの「伝」の字の方が電気抵抗がなくなって電気が伝わる現象をよく表していると思う。しかし、なぜか工学系の人は「超電導」と書く。つい間違っていますよ、と指摘したくなるが、工学の人はこれが正解だと思っているようなのである。ただ、よく考えたら栃木の人が栃木弁を標準語と思っているようなもので、言い方に正義は無い。本を手に取るとき、著者が理学の出身か工学の出身かを判別する手段として機能している。fieldの訳として「場」(理学系)と「界」(工学系)が存在するのも日本語ならではだろう。

2023/11/2
1. 2020年71回計量士試験(騒音振動)の受験の様子を書き留めておく。試験会場は高松会場を選択した。広島は当時直接授業をしていた受講生がいる可能性があったので、ご迷惑にならないように避けた。すると、福岡会場が一番近いが、私は高松会場(実際は宇多津、最近は善通寺市での開催になっている。「高松会場」という名称は辞めてもらいたいね)を選択した。12月12日のぞみ32号のグリーン車で新山口から岡山駅に向かい、岡山で高知行き特急南風15号に乗り換える。こちらも奮発してグリーン車にした。試験会場は宇多津の香川短期大学。

駅、ホテル、試験会場が徒歩10分圏の範囲で全部そろうのが高松会場の良いところだ。またうどんも食べられる。晩御飯も近所のうどん屋で取る。あんまりおいしくなかった。昼食の方が、朝仕入れた麺が新鮮なためうどんはおいしいのかもしれない。このうどん屋ではラジオがかかっていて、ヨアソビの「夜に駆ける」が流れていた。試験直前私は夜に駆けるばかり聞いていたのでうれしくなる。

宿泊は宇多津グランドホテル。隣はコンビニ、はす向かいにスーパーという、素晴らしい立地である。朝食付きで1万円くらいだった。部屋があいているのか、なぜか10階のベッドが二つもある広い部屋に通された。遠くに瀬戸大橋が見え、はるかかなたから列車が宇多津駅に進入する様子が見えた。まだ当時私はスマホを持っておらず、ガラケーを使用していた。両親には「騒音振動の試験に合格したら楽天のスマホ切り替える」と宣言していた。ホテルでは大した勉強をせず、座禅をしたり目をつぶって静かにしていた。10時ごろには寝たと思う。

翌朝6時ごろには起きて、ホテルのレストランで朝食を食べる。レストランではおっさん一人の宿泊客が皆計量士の受験生に見える。家族連れが結構いた。朝食は食パンの間にいろいろ詰まっていておいしかった。毎回国家試験当日の朝食は、けちらずにホテルでそこそこいいものを食べるようにしている。

ホテルの隣のコンビニで昼食用のおにぎりと水を買い、香川短期大学に徒歩で向かう。免除無しだと午後四時までかかるので、試験当日も大変である。

試験監督官が終始グダグダであった、試験開始時間を読み間違えたりして優しい受験生が正しい時刻を指摘してあげたりしていた。(私はそんなことしない)日本語がなんかカミカミだった。外国人ではなさそうだが、睡眠不足なんだろう。漢字の読みもおかしかった。「万一体調がわるくなったりして・・」の万一を「まんいつ」と発音するのがおかしかったが、声を出して笑うわけにもいかず、必死で笑いをこらえていた。試験中に笑いを誘導するのは辞めてもらいたい。(調べるとマンイツと読んでも誤りとまでは言えないようである。)

部屋は大きいが、受験生は二十人くらいだった気がする。騒音振動には二つの教室が割り当てられていた。あんまり周囲を観察していないが、午後四時まで結構皆残っていた。幸い、私の隣には人が来なかった。私はケシゴムでバンバン字を消し机が揺れるので、隣の人には迷惑が掛かるのである。

最後の試験科目「管理」の時間に、「国民民主党の玉木雄一郎です。コロナ対策は・・・」と爆音をたてながら街宣車が来た。すごいボリュームなのでなので、普通に教室内に響き渡る。殺意が湧く。さすがに試験の責任者が文句を言いに行ったのか、街宣の音声はすぐに止まった。必死で試験問題と格闘している際に政治活動は辞めてもらいたいが、日曜日なので仕方がない。昔三橋さんと玉木さんが対談する番組をYouTubeで見たことがあるが、「そうか、あの玉木さんは香川の選挙区だったな」と、「試験中」に再認識させられた。しゃべったのがご本人かどうかまでは分からないが、さすがに国家試験開催の日程までは把握していないようだ。よりによって香川短期大学の前でやらんでもいいのに。

最後の科目「管理」の試験終了後、皆蜘蛛の子を散らすようにすぐ帰ってしまい、私は教室内に一人ポツンと取り残された。私は精も根もつきぐったりしていて、帰る体力が残っているか否かばかり考えていた。もう一泊するかなぁ・・とか思っていたら、試験官の方に「お疲れ様」と声をかけられた。よほどぐったりしていたに違いない。12月なので結構寒かったが、私の席は一番左の角でストーブの前だから意外と暖くて、10分くらいボケっとしていた。ちょっと頭が働いてきたので、「とりあえず宇多津駅まで行こう」となった。宇多津駅までとぼとぼと歩くと16:25分くらいで、切符を買い16:35発の特急しおかぜ22号で岡山に出る。車内から見た瀬戸内海が、夕日に照らされてキラキラしていたのがすごくきれいだった。何度も見たはずの瀬戸大橋からの風景が、ひどく新鮮に見えて、ふと試験に合格している予感がした

当時やっていたGo To トラベルという制度のクーポン券(宿泊したホテルからもらう仕組みで、香川県と隣接する県なら使えるという仕組みだった)が1000円分あったので、岡山駅の本屋で高校物理の問題集を買う。蕎麦屋に入って食事をして、親に電話をして今日中に帰れることを報告する。この時の声が明るかったから、親は試験に合格したのだと思ったという。親は何でもお見通しのようだ。私は法規が不安だった。

翌日の自己採点では、午前専門科目は結構ぎりぎりだったが、環物に支えられて30/50はちゃんと超えた。環音がひどい出来で我ながら情けなかった。午後の共通科目は8割くらいで、素晴らしい得点で余裕の合格だった。勉強時間をかけた分得点が得られた感じ。合格発表は2月16日にあった。高松会場で免除無しの騒音振動の合格者は私だけであった。あの部屋にいた人はみな散ったのだと思うと、戦友を失った気分になった。


2. ウルトラの発音は、英語の標準では「アルトゥラ」みたいになる。「う」じゃなくて、「あ」なのだ。naist時代にこれを先生に指摘されて、自分の無知に驚いたことがある。めっちゃ速いことを物理で「ultra fast」と表現するので、ultraは頻繁に出てくるキーワードであった。ウルトラマンも英語で発音すると、「アルトゥラマァーン」みたいになってしまう。ウルトラマンは純正の日本語なんだと分かる。もっともアメリカでは「Superman」の方が知名度は高いだろう。ウルトラマンの命名はここから着想を得たのかもしれない。藤子Fのパーマンも同類でしょう。普段は民間人なのに招集がかかるとときにパーマンになるんだから。

3. 残業規制の強化というのが4月から始まるらしい。それによって物量業界の賃金が低下し離職が蔓延し、その結果物流が滞ると危惧されているようである。三橋ブログでは発展途上国と化すとなっているが、私は2019年にこの国は経済的に発展途上国なんだと理解した。自国の経済に復活の見込みがないと見切りをつけるのは結構辛いものがあった。こういう時代でも無料ならさすがに私の授業を見る人がいるので、「講義」という本来なら有料の「商品」をYouTubeで公開することにしたのだ。立ち去り型サボタージュなんて物流業界に限らないと思うし、今に始まったことでもない。こんな感じでいろんな業界で新規参入が進まず、現在踏みとどまっている人の離職が横行して経済が縮小してきたのだろう。そもそも最初からこの防府に私が知っている教育熱は無かった。だからYouTubeに「避難」するしかなかった。いろいろ仕方ないと思う。

2023/11/1
1. YouTubeで動画を再生中、左クリックを長押しすると、なんと2倍速再生になります。偶然発見した。

2. YouTubeを始めたころの思い出を記す。2019年8月、このころは夜風呂から上がると、毎晩YouTubeを見る習慣になっていた。丁度「NHKから国民を守る党」が国政政党になった時期で、偶然立花孝志氏のYouTubeチャンネルが目についた。天才がいるものだなという感想だった。頻繁な名称変更やガーシーが絡んだりして、今はあんまり立花チャンネルを見なくなってしまったが、当時は一生懸命見ていた。ある動画で、あと数年でテレビとネットの広告費が逆転すること、今後はYouTubeが主力のメディアになること、才能ある者はYouTubeをやった方がいい、などと立花氏は言われていた。それまで、私にとってYouTubeは視聴するものであって、自分が動画を投稿する側に回るとは夢にも思っていたなかった。しかし、塾の経営状況を打破するためには、毎年新しいことをし続けねばならず、「よし今年はYouTubeを始めよう」と決意するに至った。早速ビデオカメラと三脚を購入し、古いパソコンのままでは色々不自由なので、ノートパソコンを新調した。当時14万くらいで、かなり思い切った支出だった。

それで計量士の講義動画を作った。飛び飛びだけれど、計算問題を中心に環物、環音、一基、計質、環化の過去問解説講義を収録して、誰でも見られるようにYouTubeで公開した。売り物である講義を無料で公開することへの違和感と拒絶感がすごく大きかったが、それにあらがっての投稿であった。ただ、変化を起こすためには、私は先頭にたって非常識なことをせねばならない。場に逆らう外力の積分値がエネルギーなのだ。自営業者なので、自分で嫌だと思うくらいヘンテコなことをすると、翌年の自由度が上がる。それは私の行動原理であり、経営のポリシーである。

実際、翌年2020年に私のYouTubeを見た方が「環音の授業をzoomでやってくれ」と依頼してきた。この時点では私は騒音振動はほぼ無知で全くの素人であったが、メールを見た瞬間「これだ」、と思った。「この依頼を引き受けて、騒音振動の勉強するついでに私も受験して、翌年(2021年)につくばに行こう」と決意した。本当に2019年のYouTubeが2020年の変化のきっかけを運んできてくれた。2020年はまさかの二人目の一般計量士の受験生も通っていて、さらに高校2年生も二人通っていたし、いろいろ大変な時期だったが、私は一番輝いて時代だった。計量士試験は法規と管理に苦労したが、毎晩泣きながら勉強した。法規が大体分かるようになって、これは行けるかもしれない、と思えるようになったのは試験の直前であった。

3. 今日の仕事の話。今日は二種電力問3を清書する。スリートジャンプは上下動なので、これを防ごうと思えば電線は「水平」に設置するのが理想であることを学ぶ。だから烏帽子型鉄塔とかヘンテコな形の鉄塔があるんだね。あんまりこのあたりでは見ないが、雪国ではきっとあるんだろう。ただ、この問は配電線の話か送電線の問か分からない。ちなみにsleetをウェブリオで翻訳すると、氷雪ではなく「みぞれ」と出てきた。やはり水分の多い雪が電線に付着しスリートジャンプを起こしやすいのだろう。スノージャンプとかアイスジャンプと言わないのは理由があると思う。

サラサラの雪は電線にくっつかないのか?北海道はサラサラの雪なので、北海道ではスリートジャンプはないのか?謎は深まるばかりである。2018年の胆振地震の際全道停電を引き起こし、その対策で青函トンネルに直流の電力ケーブルを敷いたりしたそうだが、停電の回数は減っているのだろうか。現在泊原発は動いているのだろうか。電気代が高騰してるんだから、さっさと動かせばよいのに。この国の政治が一番謎である。

2023/10/31
1. 私はいまや本業がなんだかわからない。もし万が一また入院することになってナースに「お仕事なんですか?」と聞かれても、いちいち説明するのが面倒くさいので「無職です」と答えようと思っているくらいだ。で、当人は毎日電験の問を解いている・・今は二種電力である。

2. 介護用品だと思うが、ポータブルトイレと言うのがある。大きいがプラスチック製で持ち運びができる。入院中トイレに行けない人が大便をするために、病室にこのトイレを運んできてもらう。ぱっと見では、蓋つきのでかい椅子で、中には薬品が入っているのか処理できるようになっているようだ。前面にメーカー名がでかでかと書いてあって、なんとパナソニック製であった。パナソニックは医療や介護用品も作っていることに驚いた。退院して丁度3か月になるが、入院中の記憶がだんだんと薄れてきた。現在メンタルも体調も大変良く、YouTubeのことで頭がいっぱいである。

3. 私は2016年11月、東京での友人の結婚式からの帰りに静岡県掛川市のホテルに一泊した。翌日、御前崎市の浜岡原発の隣にある「浜岡原子力館」を訪問した。ここは電験の受験生にはお勧めの資料館である。長時間いても飽きないし、私は4時間くらいいた。さすがに原発そのものを見学することはできないが、リアルな見本がたくさんあって偽物でもすごく楽しい。ただし、行くのが大変である。掛川駅北口からしずてつジャストラインで御前崎営業所までバスで向かい、バスを乗り継ぎ浜岡原子力発電所前というバス停で降りる。そのバス停からも結構歩く。帰りは原子力館の受付のお姉さんに頼んでタクシーを呼んでもらい御前崎営業所まではタクシーに、営業所から掛川駅まではバスに乗車した。交通の便が良いとは言えない。しずてつバスの運転手が鉄道の運転士のように指差確認をしていて驚いた。

その後鈍行で豊橋に向かい、豊橋で一泊。禁煙を予約したつもりが、喫煙となっておりひどく煙草臭い部屋に通される。さすがに臭くて我慢できず部屋を替えてもらった。安宿であまり快適とは言えず、夜10時ごろまでミスタードーナツに避難していた。ミスドでは赤本を一生懸命解いていた女の子がいた。翌朝、快適な宿では無かったため、無料の朝食は食べずに早くにホテルを出て豊橋駅まで歩く。

通勤の人ごみに紛れてJRで名古屋駅まで出て、名鉄に乗り換える。完成した太田川要塞(駅が二重の高架になっていてこんな風に呼ばれる)を見学し、常滑線古見駅で降り、徒歩で中部電力知多火力発電所に見学に行った。ここも面白かった。退職した元エンジニアの方に説明していただいた。「電気に興味があるのなら専門的な説明もする」といわれ、私はちゃんと「電験三種の不合格者」であることを伝えた。(まだこの時点では三種に合格していなかった。)水力発電は水を揚水する費用が余計に掛かるので、必要なときは躊躇なく使うが、できれば使いたくない、と言う話を鮮明に覚えている。

所内は職員のお姉さんが運転する小さなバンで移動する。山口まで今日中に帰ることを伝えると驚かれた。見学終了後発電所で私を下ろさずに、そのままバンで古見駅まで送ってくださった。ありがたいことである。

名古屋駅でお土産を買い、夕方の5時くらいのsuper express Nozomiで帰ってきた。当時名古屋から徳山までのぞみだとわずか3時間であり、名古屋はいうほど遠く感じなかった。(現在乗り換えなしの便を選ぶと徳山ー名古屋は2時間半くらいである。)ただ、いつの世も山口から見ると東京は遠い。リニアの完成が待たれる。

4. 猫に手を噛まれる夢(寝ている最中に見る方)を見た。しかも一瞬だけさっと噛むのではなく、20秒くらい私の親指の付け根を連続で噛み続ける。夢なのでは痛みは感じないが、変な夢なので妙に覚えている。仕事の方は令和五年二種電力問2を清書した。私はこの問の(4)(5)が全く分からなかったため、一週間かけてコツコツ調べた。調べるのは得意だが、分かるまでは苦痛な作業である。勉強が楽しいはずがない。

2023/10/30
1. 一般計量士の受験生を下記のように三つに分類する
@業界人(なおかつ環境計量士ではない)で実務経験の証明は問題ないが、一基が無理で国家試験になかなか合格しない人
A非業界人で国家試験は楽に通るが、実務経験が無くて一生登録できない人。
B非業界人(なおかつ環境計量士)だが、テキカンとかにお勤めで実務経験も国家試験も問題ない人

一番数が多いのは@だろう。私はかなり@の人たちにアプローチをし、貢献していると思う。ここの人たちの数学の学力レベルはなぜか高くない。高齢化していて計量士の不足を嘆くならば、@の人を国家試験に合格させるのが手っ取り早く、一番まともな解決策だと思う。何度も言うが、私は@で多大な貢献があると自負している。嘆いているばかりで何もしていない現場の人たちよりも、私の方がよほど一般計量士の不足を解消するための努力をしている。

Bの人は少数と思う。一般計量士の合格発表を毎年見ているが、一般計量士を午後免除で受験する人はまれである。ただ、ここの人は最初から理系人材なので、国家試験にはすんなり通る。特段の苦労もないだろうし、実務経験の証明も勤務先がテキカンとかなので、意外となんとかなるような気がする。ただ、業界から見て増えて欲しい一般計量士ではない気がする。合格点を高くしているのはこのB層だと思う。

Aの人はめったにいない。下手したら私しかいない。イレギュラー過ぎてAの存在を誰も理解できまい。そもそも一般計量士にはつくばの講習が無いため、大学生や非業界人で登録の見込みのなさそうな人は、最初から一般計量士試験を「受験しない」。制度上「部外者お断り」なのである。この宣言を無視して、目的もなく見返りも求めず、福岡に旅行する気分で、良いJRのホテルに泊まり、一般計量士試験を午後免除で受験した変人は私だけであろう。計量協会や検定所がこれまでの貢献を認め、私の実務経験くらいなんとかしても「バチは当たらない」と思うが、それは無いと思う。一般計量士育成の渦中にいる私が「未登録」なのは仕方がないし、ウチはこれからもずっと塾なので、この結末でいいじゃないかと思っている。

2. 秋田県の八郎潟の近所にミタネ町というのが町がある。漢字が何と三種なのだ。電験のひとは思わず「えっ」となる面白い地名だと思う。たぶんこの地に電験を知っている人はいないだろうね。

3. 今日の三橋ブログが面白かった。「金がないから恋愛しない」はひどく当たり前だからである。私は、今は当然だが、正社員だった時代すらも「金がある」とは思わなかった。都会で生活費を払い家賃を払うと、大して残らないのだ。車すら持とうと思わない。回転寿司すら行こうと思わない。少々稼いだくらいでは「恋愛しよう」とは思えない。莫大な出費を伴う結婚はしたくないので、もともと不得意な恋愛はなんとなく避ける。少子化は順当な結末だと思う。それに社会が高度化・複雑化し過ぎた。能力以前に学歴による制度上の差別がいっぱいあるし、ぜひ我が子には「高校大学大学院に進学を」となる。いろいろ仕方がないと思う。

看護専門学校の入学条件を見たことがあるだろうか。確か高卒と非高卒で区別があった。記憶があいまいだが、確か准看護師になるための経験年数も違った。非高卒だと通常の看護師の免許が取れる過程には直接は入れなくて、なんでこんな差別をしているんだと、悲しくなったことがある。高校くらい出ておかないと世渡りが厳しいのが実情である。

2023/10/29
1. 漱石の坊ちゃんという作品の主人公は物理学校出(当時はまだ大学ではなく専門学校扱い)の数学の先生が主役である。漱石にとって東京物理学校は近所だったのだろうが、理科大出の私としては親近感をに感じる設定である。内容はドタバタ喜劇だったと思うが、最後は松山の学校を1年で辞め東京に戻り、市電(路面電車)の「技手になった」で終わる。この「技手」を運転手のことだと私は長らく誤解していた。だから、私は長い間坊ちゃんを「数学科出なのに運転手になった奇人変人」という感想を持っていた。

しかし、技手を調べると、どうもこれは運転手ではない。「「ぎて」と読み、運転士や修理工よりは上の役職で、現場の管理や指導をする立場」とのことである。一応理系の専門学校卒なので、エンジニア採用という設定のようである。坊ちゃんは本当に実在する人物ではないが、教師という職にほとほと嫌気がさし教職に復帰しなかったという設定は面白い。昔から教職なんて辛くてしんどいのは当たり前だったのかもしれない。漱石自身も英語教師だったわけで、教職が嫌だったんだろう。「教師を続けなかった設定」がとても意味深である。

ちなみに松山の道後温泉本館に行くと漱石の通った部屋があり、写真と説明文がある。そこに、「漱石は松山と山口の官立学校から勧誘され松山を選んだ」と書いてあり驚愕した。もし山口を選んでいたら山口市や湯田温泉あたりが坊ちゃんの舞台になっていたかもしれない。なんかそれも嫌だね。

2. 高橋直也塾の計量士試験との出会いを書き留めておく。2018年の頃の思い出話である。高橋直也塾は大学入試の塾から始まった。数奇な運命をたどるきっかけは、私が2017年9月に電験三種試験に合格したことから始まる。前年「理論」と「法規」だけ科目合格していたので、残りの「電力」と「機械」を受験しどちらも70%の正解率で合格だった。その後、「よし電験の予備校をやるぞ」と意気込んで、小さなチラシを作り、2018年3月に徳山の中心部のマンションのポストにチラシを投函しまくった。2日間歩いて、足は棒になった。

そしたらある会社にお勤めの方(A氏とする)から「一般計量士試験を受験していて、次回でもう4回目(3回目だったかもしれない、記憶があいまいである)なんだが、なんとか授業してもらえないか」という旨のメールが来た。当然私は計量士試験なんて名前すら聞いたことがない状態であった。お目当ての電験の授業の依頼ではなくて落胆した。しかも2018年の計量士試験は日程が変更になる都合上年に二回あり、69回試験は12月に開催されるとのことであった。あんまり時間も無いし、そんな聞いたこともない資格試験の授業なんてできるはずもなく、こんな変な依頼は断ろうと本気で思っていた。

ただ、当時アマゾンで電験の過去問解説を販売していた。(YouTubeは2019年から始めているので、この時点ではまだYouTube展開は全く考えていなかった。)大学入試だけの塾では先細りが見えていたし、じり貧な未来を何とかするためには、アマゾンの売り上げを少しでも伸ばさなくてはならない。幸い一般計量士試験の問題を見ると、一基ならスラスラ解ける。そこで解説を売るために、3週間くらいでさっと解説を書いた。私にメールをしてきたA氏にも、ものすごい悩んだが、お断りのメールを送らず「一基の解説くらいならなんとかなりそうです」。というメールをしぶしぶ送った。最初の連絡があったのが3月の半ばで、事態はゆっくり推移し、5月の終わりくらいにA氏は入塾の意志を固め私の塾に通い始めた。中学生でも高校生でもなく、「おじさん」が通うという奇妙な光景が始まった。意外とアマゾンの教材も売れたので、気をよくして、環物の解説もさっと書き、解説を売り始めた。

いつしか環物を売るために環音を少しずつ勉強するのが習慣になってしまった。しかし環音は難解であった。dB同士の足し算が分からず、元のログの式から近似値を求め、自力で公式を作ったりした。この時は、騒音振動も一般計量士も自分が受験することになるとは夢にも思ってなかった。(2020年の6月まで計量士の受験なんてこれっぽっちも考えていなかった。)当時は見慣れぬ問に必死に向き合い、ただただ解説を書いていた。

A氏の授業では計質の質問を頻繁に受けた。これまで誰にも質問ができなかったせいで、数年間の疑問がアカのようにたまっていた様子だった。私は質問をされるたびに見たことも聞いたこともない計質の「はかりの問」を必死で調べ、なんとか謎を解き毎週説明していた。(この時の経験が2021年の私自身の受験で生きる。)

とにかくお互い必死だった。教えにくいことこの上なかった。社会人には学年も学校もないので、前提とする知識が読めず、どこから教えればよいのか困惑ばかりしていた。高校生に教えるのとは著しく状況が異なる。これまでの指導経験が全く生かせず、どこまで伝わっているのかも分からず、適切な教材もあるようでなく、どうしたらよいのか分からない暗中模索の日々が続いた。

A氏も大変だったと思うし、辛かったと思う。よく耐えたと思う。毎回沢山式や字が書かれたノートを持ってきていた。だいぶ勉強をしていることだけは分かった。結構夜遅くの授業だったので、授業が終わると、お子さんから電話がかかってきたことがあった。本来なら自宅でだんらんしている時間を犠牲にして、防府まで来て授業を受けなければならない境遇に同情した。授業が一家だんらんを奪っていた。

私の必死の努力にもかかわらず、A氏の学力は大して改善せず、私はやきもきしていた。無理かもしれない・・と私は半ばあきらめモードだった。しかし、本人の努力の甲斐あってなのか、私の授業が功を奏したのか分からないが、A氏は69回一般計量士試験で意外といい得点で合格した。こうして波乱万丈の2018年から計量士の予備校稼業が始まったわけである。その後2019年にはYouTubeで計量士試験の講義録を公開し始め、2020年に環音の授業の依頼があって、徐々に計量士の予備校化が進むのである。

今振り返ればA氏が私を見出したのは、先見の明があった。私は計量士の予備校をやるのに適任だったからだ。良いきっかけをくれたA氏には感謝している。

2023/10/28
1. 古代の日本語ではハ行はパピプペポだったらしい。パピプペポがファフィフフェフォみたいになり、ハヒフヘホと変遷したそうだ。ゆる言語学ラジオというYouTubeチャンネルできいた。なるほど、と思った。我が国の名前もニッポンと言ったりニホンと言ったりするし、スマフォと言わずににスマホと発音したりしている。歴史の長い大阪では、近鉄日本橋駅は「ニッポンバシ」だし、江戸時代以降に成立した東京の日本橋は「ニホンバシ」なのも合点がいく。同じ意味でも時代が下ると発音が微妙に変わるのである。

2. そろそろZ会東大マスターコースの昔話を終わりにしよう。高3の終盤、塾から帰宅するとき、新御茶ノ水駅でZ会の数学の先生に出会ったことがある。この先生の授業も受けたことがある。先生はせんげん台に住んでいて、私は北越谷だったので、一緒に帰ることになった。雑談をいくつかしたのだと思うが、何を話したのか覚えていない。ただ、どうしても「数学科に進学するつもり」というのを恥ずかしくて言い出せなかった。いまいちこの先生みたいに賢くはないし、どうせ大した大学にはいけなさそうだったし、数学科に行ってつきたい職業があったわけでもなかった。何がしたいのかと言われても「大学の数学がどんなもんか覗いてみたい」としか思っていなかったので、薄っぺらいビジョンを人にいうのが恥ずかしかった。うまくいく保証もない。

あのとき、恥ずかしがらずに「数学科への進学希望」であることを伝え、数学科の事情を先生からいろいろ聴いておけばよかった。賢い人のコメントは役に立たなかったもしれないが、進路決定の重要な情報を得る折角のチャンスを逃してしまった気がする。高校生なんだから何を聞いても少々は許されるのに、もったいないことをした。人生のチャンスはいつも突然にやってくる。見て見ぬふりをするか積極的に関与するかは自分次第。

3. 同期化力って結局同期発電機の回転運動の慣性によって周波数の変動を抑える効果のことなのか?回転体は急には止まれないもの。だから、太陽光はパワコンで作っている交流なので、回転体の慣性は存在しない。脱落した時の様子が回転体と太陽光では異なるのだろう。こんな話を聞くと、これからも主役は同期発電機ですって言ってるようなものではないか。所詮パワコンで作った電気はサブなのか。新しいシステムを導入すると、都合の良いことばかりの夢の技術は存在しないので、今まではあり得なかった課題が登場するんだなぁ。

2023/10/27
1. ヨルシカに藍二乗というタイトルの曲があるのだが、虚数と関係あるのかな?とかどうでもいいことを考える。たまたまだろう。

2. 頻繁に勉強法について質問されることがあるが、そんなことを私に質問されても正直言って困る。答えようがないからである。教育に再現性はない。同じように教えたとしても、同じ教材を使ったとしても、得られる結果は千差万別である。学力水準も勉強方法も人によって異なるし、勉強方法など自分で試行錯誤のなか編み出すしかない。万人に共通する勉強法など無いし、初心者か中級者なのかによっても勉強方法は変わる。そもそも試験対策なんだからひたすら暗記するしかない。

また、残酷なようだが、勉強を頑張っても得られる結果は一人ずつ違うし、一般計量士くらい楽に受かる人もいれば、4、5年かかる人もいる。電験なんて受験そのものを諦める人も多いと思うが、運命だと思って諦めて勉強し続けるしかない。「他の楽しいことを諦めて、合格のための努力をする」のと、「努力するのを諦めるの」は雲泥の差がある。後者の方が絶対楽である。毎日分からない単語をグーグルの検索窓に入力し、資料を読んで考えるのはつらい。

3. サトエ時代、同期入社の社会の先生がいた。私は修士出なので二歳年下の女の子である。夏休みくらいまで仲が良かったし、「高橋先生の家に行ってみたい」と言われ、どきっとしたこともあった。もちろんお断りしたし、私は一年ですぐ辞めてしまった。彼女も2年でサトエを退職したそうだ。きつい職場で助け合って暮らす道もあったのかもしれない。まあ、全産業全職種はキーエンスを見習えだよ。しんどくても少々理不尽でも給料が高ければすべて正当化される。

あのときイエスといって家に招待していたら、どうなっていたのだろうか。私はいつの時代も人生を複雑にする変数を増やしたいと思わない。また金がないので、恋愛スイッチが入る動力も存在しないのである。

2023/10/26
1. 朝散歩の途中、公会堂のエントランスの前を通るとダ・カーポという三人組のポスターがあった。一人はギター、一人はフルートを持っていた。もう一人はボーカルだろう。この防府で公演があるようだ。ダ・カーポなんてグループ聞いたことないな、と思ったが、アニメ版名探偵ホームズ主題歌「空からこぼれたStory」と書いてあった。オオカミのモリアーティ教授とか犬のホームズが出てくるアニメなら昔YouTubeで見たし、子供の頃にも見た。この主題歌なら知っているし何度も聞いた。これを歌っているのがダ・カーポなのか。確か偽造通貨の話は宮崎駿なんだよね。調べたら公式YouTubeチャンネルがあった。 空からこぼれたStoryちなみに音楽記号のDCダカーポは「初めに戻る」という意味である。

2. NAIST時代所属していた研究室では、どのパソコンもいつも電源がオンであった。24時間365日スリープモードなので、すぐログインできるのは便利だけれど、個人的には電気代がもったいないなぁ。と思っていた。個人所有のパソコンとは異なるので、外部から接続するためとか、いろいろな理由があってそうしていたのだろう。

それでも、年に一回点検のための一斉停電の日があり、その日は研究室は静かになる。ただ、この日は大学の構内全てが停電になる。学生宿舎さえも停電になるので、宿舎に住んでいる人は一斉に逃げ出す。停電の日、旅行好きの私は研究をほったらかして、停電の前日から一泊二日の旅に出た。当時「きたぐに」という新潟行きの夜行急行が走っていた。この絶滅間近だった583系きたぐにの「三段式B寝台」に乗るため大阪駅に向かった。ほぼ満席で、三段式の寝台のうち上段だけ空いていた。そのまま魚津で降りると時間が早すぎるので、きたぐには直江津で降りJRで魚津まで戻った

三段式B寝台の上段は狭くて最悪の乗り心地・寝心地だった。湾曲した天井が視野の間近で、得も言われぬ不快感を覚えた。はしごの登り降りも危険である。頭の方にものすごく小さい窓がついていて一応外が見える。仰向けになるとその天井が落ちてきそうで不快なので、横になって寝ころび、その極小窓から何とか外を眺めて我慢していた。 きたぐに583系電車の最後の運用だったたようである。まさにこのウィキの通りである。こんな列車二度と乗るもんじゃない。寝台列車は乗るまではわくわくするが、実際に乗車すると意外と不快だ。もう乗りたくても乗れないが。

魚津の地下道を通って地鉄電車に乗り換え、揺れる特急で宇奈月温泉まで行き、本命の黒部峡谷鉄道に乗る。紅葉のシーズンだったからものすごい混雑で、人を見に来たようだった。終点のけやき平ではちょっとだけ散策する。歩道になっていて下に降りていくと川べりに出て、奥鐘橋という赤い橋を見上げることができる。いい眺めだった。帰りのトロッコ列車もすごい混雑で、改札で並び何列車か見送ってやっと乗れた。断面の小さなトンネルを小さな車両がゆっくりと進んでいく。カーブばっかりなので、轟音がとどろき、耳がおかしくなりそうだった。このトロッコ列車はいうほど楽しくなかった。安い座席なので窓もなく、遊園地の遊覧電車のような感じの車両で、すごく寒かった。

その後富山まで地鉄で出て、夜遅く臨時のL特急雷鳥で大阪まで帰る。団体旅行の客が、途中の京都で下ろせとアテンダントに怒鳴っていてうるさかった。正規の行程では大阪往復なのだろうか。とにかく紅葉の季節の旅行はどこも混雑していて嫌である。家で仕事をするのが一番である。

3. 考えが多少まとまったので、二種電力問1の解説を執筆する。いきなり清書をした。計算問題は解けたら執筆準備が終わりだが、暗記問題はググって資料を読んで考えをまとめなくてはならないので、すごく時間がかかる。また、知らないことを調べるのは嫌なものである。これは本能なのかもしれない。人間は本能的には、自分の頭に既にインプットされていることのみを利用して生きていきたいと思うのだろう。私も理系のハシクレなので、勇気をもってこの本能に逆らい、分からないことを分かるようにしていかねばならない。

2023/10/25
1. 今日から技術士の過去問解説講義を始めた。電気電子と機械を1か月くらいで撮影したい。今年は予想外のことが起きたが、したいことはしておくのが生かしてもらった者の宿命だと思う。

2. この私のブログの登場人物は男ばかりである。私の人生に女性はほとんど出てこない。

高校二年生のころ、塾(お茶の水のZ会東大マスターコースのこと)で数Vを勉強する講座があり、私はそれを受講していた。そこですごくかわいい子がいて、勇気をもって話しかけたことで女の子とお友達になったことがある。毎回塾の授業が終わると、神田駅まで一緒に歩き、お話をした。ポケベルというのが当時あって、番号を教えてもらったが、ヘタレな私は一度もメッセージを送れなかった。そもそもポケベルというのを使ったことが無かった。

一度フリー切符を使って千葉の大網、成東、成田線・常磐線両毛線・八高線・中央線まわりで北関東をぐるっと回る旅行に誘ったことがある。朝早く神田駅の近辺で待ち合わせて、夕方まで一緒に電車に揺られ、北関東をぐるっと回った。私の人生で唯一の青春らしいイベントであった。私が大学1年生の時、一度ご自宅に招待されたこともある。この時は確かお母さまが牛丼みたいなのを作ってくれた。彼女は結局二浪し、ちゃんと進学した。私が大学三年生の春(彼女は大学一年生に入学した直後)デートに誘われ、上野で一度会ったことがある。2年近く会っていなかったせいか、いまいち話が合わなかったし、告白したが振られてしまった。住む世界が違い過ぎたと思うし、こちらも本当に好きだったのか自信がない。つまり「高校時代好きだった」だけであって、現在進行形で好きなのかはなはだ不明瞭だったからだ。お互い人生が前に進むと、高校生の時のようには行かない。

それ以来私の人生に浮いた話は一度もない。いまいち「恋愛スイッチ」がオンにならなかった。大学生の頃は長期休暇の度に一人で鉄道で旅行をしていたので、旅先のユースホステルで女性と話す機会なんて腐るほどあったが、特にこちらからアクションを起こすことはなかった。それらしい素振りを見せられたことは何度もあったが、旅先ではストイックに「旅程と自己の安全」だけを考えていたし、日常と休暇中の一人旅は分離すべきと思っていた。大学内にも女性はいたが、奥手だったし、本気で深く交際しようとはならなかった。「女より仕事」みたいな性格はもう直らない。ずっとこのままだろう。私が独身なのは自業自得なのである。救急車と同じで、自分の意志で呼ばないと来ないし、察して向こうから勝手にやってくることはないのである。

3. おせちの代金を郵便局で払おうとしたら「手数料110円かかります」と言われた。親切にもコンビニだとこの手数料が不要であることを教えてくれた。郵便局の後にはコンビニに行く予定だったので、郵便局では支払わずローソンでおせち代を支払い、ついでにローソンの120円のコーヒーを飲む。手数料分を浮かせて、コーヒー代になった。イートインスペースの隣の座席ではノートパソコンを広げて作業をしている人がいた。私もファミレスでよく勉強をしていたが、それと似たような使い方なんだろうか。図書館にでも行った方が良いと思う。

2023/10/24
1. ウチの近所に、夜しか営業していないアイスクリーム屋がある。アイスクリーム以外は売っていない。夕方6時に開店し夜中26時で閉店する。入院前の7月上旬に一度買いに行ったことがある。夏の暑い時期ならまだ分かるが、高級食パン屋が1年で撤退するわが町でそんなユニークな店が成り立つのだろうか。需要があるのだろうか・・。いろいろ謎である。

2. サトエ時代、雨天のため急遽体育祭が中止となり、学校で土曜の通常授業となったことがあった。出勤直前に体育の先生から「体育祭延期」の旨の電話がかかってきた。私は家が近かったが、皆結構遠いところから電車で通勤してきていたので、もう家を出た後の先生もいたのではないかと思う。上尾の運動公園ではなく、いつも通り東大宮駅に向かわなくてはならない。蓮田駅前を通ると、全然面識はないが本校の生徒が自動車で保護者に送迎してもらおうとしていた。蓮田駅からだと学校には電車で行くので、まだ体育祭が延期になったことを知らない可能性が高かった。でも私は何も言わず素通りした。今から考えると教師失格だな、と思う。ただ、名刺も支給されていなかったため(一応学園の徽章だけは胸元に付けていたが)私がサカエヒガシの教員であることを証明するすべが無い。塾訪問する人だけ(中学入試の塾に自分の学校を宣伝する業務があった)、名刺を支給する仕組みだった。私は「やる気の無く鶴も折れない役立たず」認定されていたので、そんなことはさせてもらえず、私はこれまでの人生で自分の名刺を一度ももらったことがない。それに全く勤務校を愛していなかったので、面識のない生徒のことなんてどうでもよくなる。あのままあの親子は上尾に行ったんじゃないかと思うと気の毒でならない。全然方向が違うからである。

この日、急遽授業となったため授業の準備が十分ではなかった。土曜の四限だったしホームルームも無かったので早めに授業を終え生徒を返したら、あとでベテランに言われましたね。「そういうときは、時間まで教室にいさせて。」そりゃそうだよね。自習とかにするべきだったんだ。

3. 今日はラプラス変換の公式を証明する講義を撮影した。複数回部分積分を繰り返す手法は大学入試の数学の定番ネタであり、高校数学が役に立っていることを実感した。今まではどうして数学を教えなければならないのか・・と思っていたが、たまには出番があるんですね。

2023/10/23
1. 修士(M2だと思う)の頃、「箱根幾何学研究会」なる合宿に行ってくるように先生から指示を受けた。交通費分と一日当たり1000円程度の日当が出たと思う。鉄道ファンなので、当然箱根に行くのには箱根登山鉄道を利用する。朝早く運河の自宅を出て、小田原までJRで向かう。確か駅前の本屋で漫画を買ったら、飴玉をくれたのを覚えている。箱根登山線で強羅までいき、ロープーウェイで芦ノ湖まで出る。芦ノ湖周辺の山荘が会場だったと思う。芦ノ湖の遊覧船に乗りたかったが、時間が無く乗れなくて残念だった。肝心の数学の内容は一つも覚えていないが、天才ぞろいの院生の中で私は居場所が無かったのを覚えている。周りは東大の院生ばっかりでものすごい引け目を感じた。ただし学歴関係なく、一生懸命数学をやってきたわけではないチャランポラン院生なので、全然話が合わないしこちらも理解できない。

私をコボシちゃんと呼ぶ風変わりな友人もこれに来ていて、ずっと就職活動について話していた。もうこのころには私に数学を語る機能は無くなっていた。(多分そんな機能は最初からなかった)。就職を決めて卒業だけはしたい、というダメ院生だった。数学なんてやっても実りは薄いのに、なんでこの人たちは数学に一生懸命になれるんだろう・・と奇異な目で東大の院生たちを眺めていた。彼らはちゃんと数学から足を洗うことができたのだろうか。 2. 最近は朝15分くらいYouTube用の講義録を撮影をする以外、勉強も執筆もろくにしていない。そろそろ二種電力を書こうと思うが、問1をちらっと見て創作意欲を失ってしまった。暗記系の問は試験中解くのは簡単だが、解説執筆となるといろいろ調べなければならず面倒くさい・・電力なんて大して売れないですし。色々あきらめと自覚が支配して、ついダラダラ過ごしてしまう。「よし頑張ろう」という意欲が起きない。

3. たった一万円だが、初めてYouTubeからの収入があった。ちょっぴり嬉しい。ただ、使った時間とかけた労力を考えたら、メリットを享受しているのは動画の視聴者だけである。この時代に割に合う商売を求める方が間違っているのかもしれない。

2023/10/22
1. 皆さん日清戦争の始まった年を西暦で覚えていますか。鉄道が好きな人にとってはよい語呂合わせがある。それは岩徳線の終点と始点である「イワクニ」と「クシガハマ」である。1894年なので、18がイワ、94がクシに対応している。この丁度十年後に日露戦争が起きる。岩徳線はいまでこそ超閑散路線だが、戦前は山陽本線だった時代があり、その名残だろうか今でもこの区間の山陽新幹線の料金積算の根拠は岩徳線経由になっている。在来線にもその名残があり、防府から岩国の在来線の切符を買うと、実際の経路が山陽本線であっても料金は岩徳線経由である。つまり防府南岩国間の乗車券(1520円)よりも防府岩国間の乗車券(1340円)のほうが安くなるという珍現象が生じている。岩徳線が廃止になると在来線の料金が現行の柳井回りの経路となるため、当然その複々線という位置づけの山陽新幹線も連動して高くなるはずである。個人的には徳山から広島まで岩徳線経由の気動車快速を走らせてもらいたいね。岩国徳山間が30分くらいだったらだいぶ利用客はいると思う。

2. 秋の観光需要で嵯峨野線(山陰線京都寄り)が混雑するため、嵯峨嵐山駅で福知山特急の臨時停車をするそうである。保津峡の川下り観光が外国人に人気なんだろうね。この話を聞いて、NAIST時代研究室にきた韓国人の話を思い出した。

GIST-NAISTシンポジウムというイベントがあって、お互いの大学院生が毎年相互に交流する。私が博士に入った年は、韓国側GISTがNAISTに一週間くらい滞在するという年だった。それで私の研究室にも韓国人が一人来た。博士課程では問答無用で学費分を研究費として支給されるので、「研究員としての仕事です」とボスに言われると断れない。ボスの指示で私が面倒を見ることになった。彼は修士の院生だったが、あちらでは兵役がありそれを終えた後の入学だったせいで、私と同い年だった。(朝鮮戦争はまだ終結していないんだということを実感した。)当然慣れない英語で会話する。彼は意外とまともな発音で7割くらい意志疎通ができて助かった。ただ、お互い母語ではないため、不自由極まるコミュニケーションだった。

彼の専攻は化学系で物理とは無縁の人生であっためか、物理の説明をボスがちょっとすると顔をしかめていた。一緒に食堂に行ったりして、何かともてなした。私が彼と一緒に食堂で食事をしていると、ボスが加勢してくれて、隣に座り英語で彼に雑談を振ってくれて助かった。韓国語はサイエンスの勉強に向いているとか言って、ボスお得意のリップサービスをしていたと思う。私はこの韓国人に「出身地」を聞かれて困った。親は山口に住んでるけど、戦前は関釜航路があったから(今もあるんだが)ご存じでしょう?みたいな話をしても通じなかった。

さて、ボスの指示で研究室に来たこの韓国人と遠足(エクスカージョン、もてなしてどっか遊びに行くこと)に行くことになった。費用は大学持ちで翌日ボスがすぐ振り込んでくれた。(立て替えてくれたのか、ボスのポケットマネーなのかもしれない)「他の人を連れて行ってもいいし、どこに行くかも高橋君が決めていい、」ということで、私は山陰本線の旧線を利用したトロッコ列車に乗りたいと思った。いつ何時も鉄道趣味全開である。そこで行きは亀岡までトロッコ列車、帰りは川下りという旅程を作った。モンゴルに留学経験があって、ちょっと日本人離れしていているけど良い人で、暇そうでお金持ちな博士の人がいたので、彼にお願いして一緒に来てもらうことにした。多分10月の半ば頃だったと思う。紅葉がきれいだった。けっこう写真があったのだが、全部NAISTにおいて来てしまった。高の原駅までバスで出て、近鉄で京都駅に向かった。

ずっと英語で会話していると不思議と慣れてくるもので、船頭の説明を英訳したりしていた。「このあたりは行程の中で一番深く、水深100メートルくらいあります」、みたいに船頭が説明すると私は要点だけ彼に英語でしゃべる。博士課程で英語が全くできないとみっともないし不自由極まりないが、このくらいならなんとかできた。川下りの途中虹が出て、「君の国でも高校では波長の長い順に光の色を覚えさせられるのかい?セキトウオウリョクセンラシって日本だというんだ」といったら「そうだね・・・」となんか韓国語で言っていた。そこらへんの教育課程はお互い大日本帝国を引きずっているのかもしれない。彼はヘビースモーカーで、ずっと煙草を吸っていた。川下り後、嵐山で遅い昼食をとる。彼は辛い物が好きで、麺類を注文すると、まるで泉州沖に土砂を投入して空港をつくった時みたいに七味をざざざっーーーと入れていた。大学の歓迎イベントがあるということで急遽NAISTに帰った。帰りくらい特急に乗せてやろうと思ったが、丁度高の原停車の特急が無かった。

最後の日の夕方、彼がお別れを言いに研究室の私のところにやってきた。「明日帰るよ君には世話になったありがとう」みたいなことを言ってハグをしてきた。日本人同士はハグをする文化がないので、ちょっと引く。(もちろん私は仰々しくハグをする)大げさに「I miss you so much」とお世辞を言った気がする。そしたら彼は日本人離れしたすごいことを言い出した。「来年はキミが韓国にくる番なんだろう?来年君が韓国に来たら私が車で案内するよ、楽しみにしているよ、その時は是非この500ウオンを使ってくれ」と言って現金紙幣を差し出すのである。私は「!?」となった。何が起こっているかわからなかった。どういうことなんだろう。別れ際に小銭を渡すのが礼儀なんだろうか・・謎文化である。日本だとコジキじゃないんだから理由もなく金を受け取ったらいけません・・みたいな感じじゃないだろうか。(今の私は受け取りますが。)さすがに拒否反応を示した私は丁重にお断りした。そんな少額いらんというのが率直な感想であった。翌年のGIST-NAISTシンポジウムでは、私は韓国行きには選ばれなかった。というか誰も行きたがらないので、やれやれという思いで一杯である。そもそも、博士課程での研究は1年半程度でやめてしまった。

2023/10/21
1. 栃木県の隣の県で、水戸や土浦があるのは何県かと問われれば、多くの人はイバラ「ギ」県だと答えると思う。私も2021年につくばの環境計量講習に行くまでイバラ「ギ」県だと信じて疑わなかった。埼玉県民ならば半数以上の人がイバラギ県と読むに違いない。埼玉でこれならほかの都道府県民も茨城県と縁のない人は「イバラギ」県だと思っているのではないか。しかし、調べるとイバラキと呼称するのが正しい。何をどう調べてもイバラキとなっている。茨城県庁のホームページを見てもドメインはibaraki.jpとなっている。

イバラキ方言ではキが濁ったように聞こえるのもあるのだろうが、ある県の正式呼称を正確に知らなかったことが、私は恥ずかしかった。北海道の別海町をベッカイかベツカイと読むか、熊本県の八代市をヤツシロかヤッシロと読むかなんて論争はあるが、イバラキ県には名称に関する論争は無い。正真正銘のイバラキ県なのである。ちなみに大阪府の吹田と高槻の間にに茨木市があるが、こちらも発音はイバラ「キ」である。高槻をタカツギと言い間違いする人は皆無だと思うが、イバラキ市は結構な確率でイバラ「ギ」市と言い間違われる気がする。関西弁では濁ることはなく、ただ単に興味のない人が調べもせずなんとなくカンで読んでいるだけだろう。結論は県も市もどっちも「キ」である。調べることは大事である。

ちなみにわが町防府も、たまに県外者からボウフとら読まれることがある。そういう時にはいちいち訂正するのも面倒くさいので、大体指摘しない。次の動画が面白かった。濁点を宇宙に飛ばす

2. 高等学校には大体「物理準備室」「化学準備室」「生物準備室」というのがある。この教科担当の先生は職員室におらず、日中大体準備室にいる。隠れ家みたいな感じで、職員室以外の居場所があるのである。しかし、数学準備室は無い。見たことが無い。絶対に存在しない。数学には実験とかないから、というのなら、物理の授業も化学も大した実験はしない。数学にだって一応でかい三角定規程度の備品はある。物理室や化学室はあるのに、数学室は無い。なんと不平等なことか。数学の問題集やら参考書やらを置く専門のスペースはなく、数学の先生の居場所も職員室以外にない。教職は座っていられる時間も少ないが、数学にはそもそも準備室がないので、すべての業務を職員室でこなさなくてはならない。理科の先生は居場所があっていいなぁ。

3. 今日は変な夢を見た。(寝ている最中の夢の方)。なぜか私が引っ越しをして、その直後大学時代の友人が夫婦で訪問してくるという、あり得ない設定だった。夢の中でお茶とお菓子を準備している時、目が覚めた。全く楽しくない夢だったが、別に悪夢ではなかった。防府に来てからも、30代半ばまでは、出勤したり職員室で「高橋先生」と呼ばれたりする悪夢を見たが最近はもうサトエ時代の悪夢は見なくなった。

2023/10/20
1. 一人暮らしを始めたころ、デールカーネギーの「人を動かす」という本を読んだが、教員になってから再度読み直したことがある。いい本だったと思う。でも今読んだらきっと違った印象を受けるんだろう。

同じ本でも、年齢を重ねて再度読むと印象が変わることがあるのが不思議である。20歳の誕生日祝いに星新一の新潮社文庫約50冊を買ってもらったことがあった。これが防府の自宅に何年も保管されていたので、ヤフオクで売る前もう一度読み直そうと思った。しかし途中で力尽きた。20歳の頃には大好きだった星新一も40過ぎて読むと、全く感動しないどころか読むのがしんどかった。もう私はSFから卒業したのだと思った。いや、昔から星新一の文庫で一番好きだったのは「明治父アメリカ」「人民は弱し官吏は強し」であったわけで、元から大してSF好きではなかったんだろう。この2冊は星一と星製薬の話だから、ショートショートとは全然関係ない。星新一のSFは結局複雑な状況設定をこねくり回しているだけで、「一体何が面白いの?」って思った。

「怒りのブレークスルー」という、青色発光ダイオードの発明者でノーベル賞受賞者の中村さんの本があった。これも防府に来てすぐの30代半ば頃には繰り返し読んだ。でももう昔の人だし、今読んでもたぶんあんまり感動しないだろうね。今年は久しぶりに専門書を一冊読んだが、今はあまり本を読まない。ちなみに、アメリカ旅行の際、LA行きの飛行機のチェックイン時にカウンターの前に並んでいると、「ファーストクラスの中村修二様」とアテンダントが叫んでいた。振り返ると、まさに青色発光ダイオードの人だった。ロサンゼルス行きだし、ファーストクラスだし多分本人で間違いないと思う。私はもちろん最安クラスで当時確か5万5000円の座席だった。

2. 親指の先端がひび割れしてちょっと痛い。毎年寒くなると手荒れがしたり、指の先端が裂けたりする。私の冬の風物詩である。秋も深まりそろそろ冬が始まろうとしている。私は相変わらず貧乏で、お財布はいつも寒い。

3. 福島駅の新幹線と奥羽本線の連絡線工事が完了したら、山形新幹線で終点の新庄までグリーン車で行ってみたい。昔峠越え区間だけ新幹線で福島から米沢まで乗ったことがあるが、混雑していて座れなかった苦い思い出があるからである。フラワー長井線には全区間乗車している。鉄橋がぼろすぎて落ちないか心配になるくらいであった。終点の荒砥で降り、高速バスで山形市に出た。荒砥駅周辺の食堂で食事をし、店主に高速バスのバス停を尋ねたら親切にも地図を書いて教えてくれたのだが、その地図がわけわからなくて困った。結局ドラクエのようにいろんな人に聞きまくって何とかたどり着いた。バスに乗るとき、おばあさんを先に通してあげると「おしょうしなー」と私に言って乗り込んだ。私は何を言われているのか分からなったが、状況からどうせ大したことを言われるはずは無いと無視を決め込んだ。あとで調べたら「ありがとう」という意味だそうだ。「お先にどうぞ」「ありがとう」という会話だったのだ。山形弁など私に分かるはずがない。

2023/10/19
1. 運河時代修士の2年生のころの私の主食はサツマイモだった。フライパンに薄く水をはって、さつま芋を入れて10分くらい加熱すると、程よく蒸されて柔らかくなる。半分に切って皮をむいて食べていた。ほくほくでおいしかった。毎晩夕食はサツマイモだった。安いしうまいし、調理も簡単ですぐ食べられるし、体調もよく素晴らしい食材だった。徳島の鳴門金時をわざわざ二箱くらい取り寄せていた。最高級さつま芋と言っても、値段はたかが知れている。家賃(水道代込み)だけは両親に支払ってもらっていたので、それ以外は奨学金と大学図書館の週1のアルバイトで食いつないだ。ヤフオクで不用品を売ると現金にもなったし、運河時代はそんなに貧乏暮らしではなかった。奨学金も全部は使わずに済んだ。

修士の頃に私はヤフオクを始めた。ヤフオクをするためにはどうしてもデジカメが必要なので、秋葉原までわざわざ出向いて買ってきた。当時のヤフオクはまだ手数料が無料だった。「取引連絡」なんてなく、お互いのメールアドレスと住所を知らせ合い、振込先銀行の口座番号を教え、入金を確認してから発送をする、という状況だった。クロネコヤマトのメール便というのがあったが、当時はルールが大してなく無法地帯状態で、小さいものなら大体メール便で安く送れた。クレジットカードは不要で、かんたん決済なんて画期的な仕組みも無かった。その代わりネットバンキングが必要不可欠で、新生銀行、eバンク、ジャパンネット銀行なんかの口座をわざわざ作っていた。このころは銀行口座をたくさん持っていた。東京三菱もりそなもゆうちょも持っていた。出品者としては振込先をたくさん持っていた方が売りやすかったのだ。新生銀行はまだ存在するようだが、他の銀行は全部名前が変わってしまった。

2. 今年は北海道から海鮮おせちを注文することになった。私は数千円寄付しようかと思う。全額どころか半額も無理だね。

2023/10/18
1. 教材購入者の方から「塾のホームページが閲覧できない・・」と言われ、すぐに対応する。なぜかboothのリンクからは高橋直也塾のホームページに飛べなかったのだ。googleアドセンスの広告のリンクがまだ残っていてそれが悪さをしているのかも・・とか、アクセス解析の動作が悪さをしているのかも・・とか考えて該当箇所を削除したりした。いろいろやっているうちに原因はそこではなく、「https://naoyat.sakura.ne.jp」のようにsがつくと表示されず、「http://naoyat.sakura.ne.jp」のようにs無しとすると正しく表示される、ことがわかった。最初に教えていただいた方からも、親切にも同じ報告があった。(いろいろ試していただいて感謝します。ありがとうございます。)

昼食をはさんで数時間の試行錯誤の結果どうやらSSLという設定がいることがわかった。結局サクラインターネットのレンタルサーバーにログインし、設定画面で「共有SSLを利用」「httpsに転送」といったボタンをダメ元で押す。すると、どのブラウザで見ても、https://naoyat.sakura,ne.jpでホームページが表示されるようになった。朝から大変だったが、どうやら正しい選択肢を選べたようである。今後、ホームページが正しく表示されなかったら、是非ご連絡ください。

2. 先日「学生」という単語の誤用の話をした。実際中学や高校では「生徒会」というし、「学生運動」は大学生が起こした事件である。生徒会を学生会とは言わない。このような教育業界の業界用語はほかにもある。

例えば「机間巡視」「教材研究」「生徒との信頼関係」。一つ目はキカンジュンシと読む。教師が授業中に教壇から降り、(数学では問題演習とかの最中)生徒の机の合間を縫うように歩き、注意とかしつつ質問もうけつつ、生徒の状態を観察する業務をいう。積極的にこちらから話しかけることもある。次はキョウザイケンキュウと読む。授業の準備の業務の総称を幅広くキョウザイケンキュウという呼ぶようである。三つ目はシンライカンケイという。教師はこの用語が好きである。教育の目的とすら思っている。「生徒と仲良くなる」のとはちょっと違う。どちらかというと、生徒に慕われてお互いに心を開く、くらいの感じである。ただ、教師と生徒の関係は友達ではないので、絶妙な距離感を取らなければならない。また子供は素直なので、この職業は人間関係の機微がガチで問われる。一旦心を閉ざし「あの先生嫌い」となったら、子供は全然勉強しないのだ。

信頼関係と言って思い出すのは、私の受け持ちの生徒で毎回「先生トイレ」と言って授業から逃げ出す少女のことである。お金持ちの子女が通う私立なので、虐待とか飯を食わせてもらっていないとかそういうことはないし、なんで○○さんはいつも逃げ出すんだ、と悩んでいた。逃げ出すなとか、トイレに行くなとは直接言えないし、どうしたらいいものか思案していた。ちょっと寂し気なところのある子だったし、私は彼女に「関心を持つこと」にした。彼女をよく観察することにした。それなら得意だ。(一番右奥の端っこに座っていたのを今でも覚えている。本当は本名まで覚えている。)ある日、彼女は散髪に行って髪の毛が短くなっていた。よく観察していたので(数学の授業はほぼ毎日あるからね)、その点に気づいた。そして、さりげなく、「〇〇さん髪切ったかい?」と話しかけた。なんと、それ以降「先生トイレ」と言わなくなった。授業中おとなしく座っているようになった。不思議である。全員から好かれるのは土台無理な話だけれど、「嫌われないレベル」を目指せばギリギリOKなんだろう。

徹底的に私を嫌悪し、私の受け持ちなのに他の先生ばかりに質問をする生徒もいた。彼はなぜか私を「電車」と呼んでいた。当時「電車男」という漫画だか小説だかがヒットしてそれに登場する主人公に私が似ていると判断したらしいが。私には理解のできないあだ名であった。

3. 電気技術士試験センターのホームページをさりげなく見たら、「電気工事士の試験では電動工具を使えない」というお知らせがあった。へーそうなんだ。初めて知った。

2023/10/17
1. 学部時代、昨日書いた破天荒な友人に誘われて、数学科都内全員集合(メンバーたちは都数と呼称していた)という数学の勉強会をするという謎なサークルの授業?を見学するため、大岡山の東工大に行ったことがある。ゼミ形式なので、一人が黒板に数式を書きながら発表をして、指導者役が苦情とかおかしい点を主張する。結局私はそのサークルには加入しなかった。こういう決断からも、私の数学「嫌い」が透けて見える。数学は難しくて面倒くさいわりに実りが薄い。つくづく行くべき学科を間違えたと思う。

帰りにカラオケに連行された。私の意志は1dBもない。数学科の大学生の男ばかりでカラオケに行くなど、全くつまらない青春である。皆歌いたい歌を遠慮なく歌うが、私は歌を知らないので静かにしていた。早稲田の人がいてカラオケで校歌を歌っていたことを鮮明に覚えている。ワセダ、ワセダ、と絶叫する彼をみて、そんなに校歌って大事なもんなのかと衝撃を受けた。理科大生は合唱のサークル(グリー)でもなければ、校歌なんて知らないだろう。私も校歌なぞ全く知らなかったし、別に理科大を愛していなかったし、理科大生であることの誇りは無かった。そんなに入るのに難しい大学でもないし、所詮かりそめの所属と思っていた。修士の卒業式前夜、「ワセダワセダ」と絶叫する彼を思い出し、私も卒業式くらい彼のように校歌を歌おうと思った。「理学のせいか」の「い」の部分が高い音で声が出にくかった。今でも歌は苦手である。

2. 今日は山口市仁保のKDDIパラボラ館に見学に行く。発電所の見学と違って異分野なので、気は楽である。昨日のyoutubeでは放物線の日米での言い方の違いについて言及したが、話題的にはうまいことつながったかな。たまたまです。たぶん。

地震が少なく、台風の上陸回数も少なく、後背が山で、インド洋あたりをカバーするために国土の西の方、という条件を考えると、パラボラアンテナの設備を作るのに山口市仁保は好立地だったそうだ。送受信する部分はでかいおわんの焦点の部分ですね、とか当たり前のことを言ってしまった。普段通信について考えたことが無いので、いろいろ新鮮である。こういうのが国営じゃないのが情けない話で、今後はいろんな分野の「公社化」を進めてガンガン投資した方が良いね。

予想外に私が帰りの車中で車酔いをしたり、母が駐車場でこけたりしたが、無事帰宅した。強力な電波が私には良くないのかもしれない。仁保の郷という道の駅にピアノがあったが、まだ弾けるような腕前ではなく弾かなかった。グランドピアノまでおいてあり、山奥の謎な施設だった。集客力は抜群で、平日なのにお客さんが大勢いた。私は木工細工のお盆とかペン立てが気に入ったが、値段が5000円とか3000円で、無駄なものは買えないよなぁ・・となった。無駄なものを売っている身としては、こうして悪循環が続くことを実感した。


3. 解説書きを一次中断し、明日から講義録の撮影を再開しようと思う。毎日15分くらい講義しようかと思う。

2023/10/16
1. 昔ファミコン版桃鉄で千葉に止まると物件に「デゼニランド」というのがあった。今考えるとこのゼニは銭とかけているのではないか。子供の頃数回行ったが、今は何が面白いのかと思う。もう行くこともないだろうし、行きたいとも思わない。

ディズニーランドと言えば、修士の頃にこんなことがあった。突然夕方三時ころ友人から電話がかかってきた。彼は学部時代の友人で関西方面の大学院に進学していた。彼は風変わりで破天荒で、学部時代は友人も多くなさそうだったが、私は不思議と彼と仲が良かった。風変わり者同士「類は友を呼ぶ」のだろう。彼の引っ越しを手伝ったことも大きいだろう。

さて、電話口の彼は何の約束もなく事前の相談もなく突然こう言った。「今東京に飛行機で着いたから、コボシちゃんディズニーシーに今から一緒に行こう。」(なぜか私はコボシちゃんというあだ名で呼ばれていた。私を親しみを込めてあだ名で呼んでくれたのは彼が最初で最後の人物だろう。)何度も断ったのだが、いつまでたっても電話を切らないので、折れてしぶしぶ急遽夕方から浦安へ赴いた。入園料だけは彼持ちだった。閉園時間まで、破天荒な友人とできたばかりのディズニーシーで遊び、一緒に常磐線の終電で帰宅し、私の赤さび水の出るアパートに泊まった。当時私は押入れの下をベッド代わりにしていたので、スペースはあったのだ。布団もあった。(押入れベッドは布団をたたまなくて良いから便利であった。)

彼は修士から博士に移るときに分野を変え、某メーカーの研究職に就職した。数学を捨てる時期が似ていて、親近感は覚える。ただし、私には大した行動力もビジョンもなく、いつまでもグダグダでのらりくらりであった。人生設計には性格が出るね。彼は今何をやっているのだろうか。多分全然異分野過ぎて、話が通じない人になっていると思う。

2023/10/15
1. 最近は体調が良い。体も軽い。まだ病院に行かなくてはならないのか?と思うくらいである。刑務所を出ても刑務所を再訪問したりしないと思うが、病院を退院しても過去は消えず、2か月おきにチェックしに行かねばならないようである。薬ももらわないとならないし仕方がない。面倒見がよいというのはいいことだが、貧乏塾には痛い出費だ。

2. 教員経験者から見ると、学生という単語の誤用が気持ち悪い。学校教育法上、大学生は「学生」、中学生高校生は「生徒」、小学生は「児童」と呼称することになっている。中学生高校生を学生と呼ぶのはおかしいのである。だから、教員は本校の「学生」とは言わず、必ず本校の「生徒」と言う。学生という単語は学校に通っている子供らの総称ではない。

3. 今日もショート動画を出して挙動を実験してみる。動画は近所の鯉の友達?である。ショート動画は投稿した直後にショートフィードからのアクセスがばばっーと増加するが、数時間もするとその勢いは収まる。通常の動画は三日程度は細々と勢いが続くが、ショート動画はそうではないことが分かった。あと、ショート動画の収益は著しく低い。通常の動画も著しく低いが、それと比較しても極端に低い。動画のリンクは、通常の動画よりショートと入るせいでちょっと長い。

4. 大根を1本丸ごと買ったら、外見は普通なのに中が茶色で完全に腐っていた。丁度令和五年の電験二種理論問1みたいな感じで、円筒容器の外側と内側みたいに分かれていた。腐った大根を見て電験の問を想起するなんて、我ながら気持ち悪い。

2023/10/14
1. 今日の三橋ブログは教員不足の話であった。小学校の話なのか中等教育の話なのか知らないが、中学と高校については免許が更新制になっていたことで予備役みたいな感じで非常勤で授業を担える人が減ったのもあるだろう。すべきでなかった制度を今更廃止しても遅い。教職はそもそも授業以外の雑用が多すぎる。担任とかイベントを主催するのは事務員でいい。学校説明会や入試業務も外部の人間でいいんじゃないか。教員は問題を作るくらいでよい。免許を持っていたのに二度とやらない、と固く心に決めた私みたいな人も結構いると思う。「立ち去り形サボタージュ」はいつの時代にも存在する。経済衰退の循環は「給料安い、拘束時間長い、精神的につらいー>若い担い手が逃げ出すー>統治能力の劣る人が現場を支配ー>サービスや業務効率が低下ー>利用者が困るー>振り出しにもどる」。私はいつもの通り、「対岸の火事を遠くから見ているだけ」である。勝手に困ればいいんじゃないですかね。

2. 山口県の人は地元の地名を発音するときアクセントが何かヘンです。「やまぐち」「しゅうなん」「いわくに」「うべ」は頭にアクセントがつきます、「ほうふ」「おごおり」はアクセント無し、「しものせき」はモに途中にアクセントがつきます。駅の自動放送なんかは標準語なんですが。

3. アメリカの高校に通う日本人を教えたことがある。先生なら英語くらいわかるでしょ?みたいな感じでアメリカの本で数学を教えた。簡単な微分の話で、本当に導関数がderivativeなどと表現されていて感動した。その時いろんな話を聞いたが、アメリカの話は面白かった。アメリカの高校では中途半端な時刻、例えば9:03とかに平気で始まるそうである。日本だと大体10分刻みだよね。キリのいい数字に日本人はこだわるのだろうか。

印象に残っているのは放物線の凹凸をいうのが日米で逆であったことだ。日本語ではx^2の係数が正のとき「下に凸の放物線」というが、アメリカでは下に凸の放物線のことをconcave up(上が開いている)と表現していた。つまり上に凹と言っているわけで、同一の状況を日本語ではとがった方に注目し、英語では開いた方に注目し表現しているのである。

2023/10/13
1. 2013年9月大沼駅構内で貨物列車が整備不良で脱線した事故があった。人災である。JR北海道の動画を見て思い出した。大沼線脱線事故。金をけちると、けちった以上の代償を後で払うことになる、という見本だと思う。ただ、鉄道事業は儲からないからといってすぐやめるというわけにはいかないのが気の毒ではある。鉄道は「公共企業体」といって利益を出すのが目的ではなく安定輸送が目的な「公社」であるべきで、利益が薄いと維持費を減らさざるを得ない枠組みが本当はよくない。ドイツ国鉄のマークDBを見ると、ドイツはお国の経営でいいなーとちょっと思う。「儲からないー>維持費をけちるー>事故が起きるー>利用者が不利益をこうむる」という悪循環があらゆる業界で起きてゆくのかと思うと憂鬱である。全銀システムの不具合とか、大阪万博のグダグダとかを見ていると、経済の根本は供給力であるというのは本当なんだなとわかる。様々な業界で金回りが悪くなって人がいなくなったりするんだろう。私はいつもの通り、「対岸の火事を遠くから見ているだけ」である。

2. 「米」という漢字が苗字に入っている人がいて、その人が「私の名前の漢字はすでに単位になっている、カタカナで読んだら米はメートルだ」とジョークを飛ばしていた。こうして昔話を書いていると、若い頃の記憶をいろいろと思い出す。

3. 大学三年生のとき、「私はこのまま数学科でいいのか病」という発作が発症した。(こういうのが定期的に起きる人は本来数学科に行くべきではない。)くよくよ悩んでいても仕方が無いので、他学科履修で物理学科の2年生の必修科目「解析力学U」を履修することにした。理論体系は何にも覚えていないが、最初の方でポアソンのかっこ積というのが出てきた。物理学科の人でも苦労する科目らしく、行列の処理がそこそこできる数学科の私でも苦労した。古典的なハミルトニアンとか、ラグランジアンとか用語だけ覚えている。正準方程式やら正準変換とかいうのをここで初めてやった。途中で訳が分からなくなってもうどうでもよくなった。転籍せずこのまま数学科でいいやと、心底思った。講師は講義中ペットボトルでブラックコーヒーを飲んでいた。それが醤油ではないかとアンケートで書いた人がいるらしく、笑い話として講義中紹介していた。醤油をのむわけないでしょ。

ダメ元で定期試験を受けたら、物理的な意味は分からなくても行列式の計算をする問があって、それだけできた。そしたらCで一応合格となった。(理科大はABCDの四段階評価で、Dのみ不合格)単位として認定されたのである。他学科の人だからおまけしてくれたのかもしれないし、他の人の出来もひどかったのだろう。今思えば、あのまま他学科履修を続けてればよかったのに、解析力学Uがあまりにも難しすぎて、次は「量子力学」「統計力学」・・とはならなかった。数学科から逃げたとしても、逃げた先も似たような難しさであることが分かった。学問はどんな分野でも逃げたくなるくらい難しいので、他の分野が青く見えるのは仕方ないのし、もう少し数学科で頑張ろうとなった。こうして「発作」は一応収まった。

2023/10/12
1. 17日に山口市仁保のKDDIパラボラ館に見学に行くことになった。電気通信は専門外なのだが、たまには観光気分もいいだろう。ちなみに「電気通信主任技術者」という資格試験がある。電験の人から見たら「あれ?」と思うような資格名である。もちろん全く違う分野であり、私には電気通信事業について何の知識もない

2. 今日は技術士機械部門の令和3年問22の2自由度系の運動方程式から固有角振動数を求めた。この2自由度の問は計量士にはなく、新鮮な話であった。といっても、逆行列を持たないから行列式が0という簡単な線形代数である。このくらいなら私でも分かる。ただ、今日は凡ミスが多くて、λ二乗と書くべきところがλとなっていて、そのため本来四次方程式になるべきところが二次方程式になっていたりした。今日みたいな冴えない日には凡ミスを繰り返すもので、風呂場では洗髪用のシャンプーとボディシャンプーを間違えた。

3. transという接頭辞は横切るという意味である。当然電気の人にとってトランスと言えば、transformer(変圧器)である。transcontinentで大陸横断だし、transferでは乗り換えである。化学のcis- trans-異性体も、二重結合の場合、トランスは二重結合の反対側に注目したメチル基やカルボキシ基が存在する。

4. 今日も昔話。Z会東大マスターコースの話。高校物理は独学可能なのだろうか。私は幸い高校時代は独学ではなかったので私の答えは「経験がないので分からない」となる。人によって違うと思う。ただ、よき師匠との出会いは大事だし、そういう出会いが無いと最後までうまくいかない気がする。

私の母校では高校2年になって物理の授業が始まった。当時はそれがスタンダードだった。学校の物理の授業は貧弱で全く理解できず、これまでやっていた通信添削のZ会をやめ、お茶の水のZ会東大マスターコースに通うことにした。親に物理のZ会に通いたい、と直訴した。授業料は高くて家計は大変だったようである。学校帰りに通うので、千代田線で一本で行けて通学は便利だった。

物理の授業は週に1回、90分くらいで毎週金曜とか土曜の夜だったと思う。塾の日はお弁当を二個作ってもらい、昼は学校で夜は塾で食べる。当時のZ会は現在の位置から南に100メートルくらい離れた第25中央ビルにあった。このビルの4階から7階くらいまでが東大マスターコースお茶の水教室だった。現在の位置の自社ビルは、私が高3の頃には建設中だった。

授業とは別にZ会の問題集(物理基礎問題集 木暮隆夫著)を独自に解いていた。毎回授業後先生に質問すると決めていたので、質問をするためには、この問題集を解き続けねばならなかった。これが結構大変だった。毎日解き続けていると、質問すべきところが数か所ちゃんと出てくるのが不思議だった。ごくまれに質問をしないことがあったとき、先生の方から、「あれ、今日は質問無いんですか・・」と声をかけられたことがあった。物理はそうやって勉強した。この先生の言っていることは分かるのに、学校の物理の先生の言っていることは何が何だか分からなかった。同じく物理教師のはずなのに、意味の分かる人と分からない人がいるのが不思議でならない。何が違うんだろうか‥お世話になったその先生のお名前を失念してしまったのが心残りである。いつも元気なさそうにボソボソしゃべっておられたが、マイク越しに聞こえる日本語は含蓄に富んでいてちゃんと意味のある言葉だった。難解な数学の問題に嫌気がさし、高3の時は物理を勉強した記憶しかない。ちょっとだけ物理学科に惹かれたものの私は結局数学科に出願し進学した。失敗や後悔のない人生などあり得ないが、今では物理学科にしておけばよかったと思っている。

Z会の先生は私の物理の最初の師匠だと思っている。NAISTも電験も計量士も高校物理が分かってなかったらやりたいとも思わなかっただろう。高校物理は私の人生の礎である。

Z会の授業は夜9時前ころに終わり、質問をすると9時を過ぎる。新お茶野水駅か神田まで歩き、北千住まで地下鉄で出て10時過ぎくらいになる。数本準急を見送り、6050系車両を使った準急が来るのをわざわざ待って乗っていた。日中は野岩鉄道直通の長距離運用に使われる車両なので、乗り心地が格段に良かったのだ。静粛性にも優れていた。自宅につくと11時を過ぎるのだが、家に早く帰るよりも快速運用の車両に乗る方が大事だったのだから仕方ない。Z会の話はまだまだ続く。

2023/10/11
1. 今日は初めてショート動画を投稿した。スマホで撮影して、編集ソフトで60秒以内に切り出して、タイトルに#Shortsと入れるだけである。通常通りアップロードすると、「これはショート動画ですね?」と言われる。グーグルのAIってすごいね。shortではなく#Shortsらしい。収益はどれくらい入るんだろうか。晩御飯動画は60秒以内にして全部ショートでも良かったかもしれない。

2. 今日は中三の時の昔話。福祉会館の入り口に、今後公演予定の団体のポスターが掲示されている。ふっと11月の「海援隊コンサート」のポスターが目に留まった。昔金八先生で見慣れた人がだいぶ年を取って写真に写っていて妙に懐かしかった。私の母校足立学園は足立区に所在するので、必ず金八先生の撮影では、何度かロケ地に出る。駅の反対側のジュントクとわが足立学園は、「高校入試の合格発表とか出願のシーン」とかでロケ地に使われたのである。通っている学校の正面玄関やエントランスが金八のシーンに出てきたのである。その放送回ではちゃんとエンドロールに協力足立学園中学高等学校と出てきた

中三の体育の授業で、ガチのロケを目撃したこともある。わが母校足立学園の体育の授業は、学校の校庭が狭いので荒川の河川敷で行う。ある日冬のマラソンの授業で河川敷に行くと、登校か下校風景のシーンの撮影だったのか、荒川土手に中学生っぽい子供たちが間隔をあけて立っていた。カメラとかほかのクルーの人も準備を完了し、スタンバイしている。撮影開始とともに皆歩き出すのだろう。私たちは本当に中学三年B組だったのだが、その生徒役の子たちのスキマをぬって走った。後で一番びりの友人に話を聞いたら、彼が通過したらすぐに撮影が始まったらしい。金八先生たち出演陣は、冬だったのでドラム缶に火を焚いてストーブに当たっていた。この時の金八は主題歌がスタートラインという歌でしたね。「ひとりぼっちになるためのスタートライン」ていうのがサビでしたね。

3. 山口に住んで早12年になるが、ほとんど地震動を感じたことがない。しょっちゅう揺れる埼玉で育った身としては、地震がめったに起きなくて逆に驚く。理科大の修士の頃中越地震がおきた。地震発生当初私は理科大の図書館の夕方から夜にかけてのアルバイトをしていた。週に一回の楽なバイトで、本の整理と文献複写をするのだが、土曜日はめったに仕事が無くていつも自分の作業をしていた。中越地震では野田市でも結構揺れて、「いよいよ2回目の関東大震災が来たか」と思うと怖かった。テーブルの下に隠れておびえていたが、大した被害もなく収まった。ガラスが割れたりとかそういうこともなかった。確か大きな掛け時計があって、それが止まったと思う。3.11の時はイコマだったし、幸い大きな地震を経験したことが無い。山口県に住んでいても別にいいことなどなかったが、地震が起きないのは数少ない山口県の良い点である。

2023/10/10
1. ホームページのgoogleアドセンスの審査が全然進捗しないので、googleに問い合わせようした。しかし、どうやっても「コミュニティに質問する」しか出てこなくて困っていた。対処法を一旦表示し、下の方にスクロールし、「さらにサポートが必要な場合」の「お問い合わせ」を押し、必要事項を入力すると、やっと「メールする」というボタンが出てきた。なにかと分かりにくいが、やっと問い合わせできた。以前も問い合わせたらすぐ解決したので、今回も解決しますように・・。いや、別にホームページに広告がついてもどうせ一日1円とかその程度だと思うので、大してうれしくないのですが・・

午後この事項は「サポートの対象外だ」とやる気のないメールが来た。もうどうでもよくなった。諦めよう。

2. 朝散歩で福祉会館を横切る。始業前の8時頃に一人でラジオ体操をしている人がいた。元気な人がいるものである。私はだんだんこの毎朝の朝散歩がタイギィになってきた(山口弁の使用法が分からない)。この習慣だけは続けた方がいいのは分かるのだが。

3. 皆さん国家試験の前日は猛烈に勉強していると思う。しかし、前日は頭を休めるため何もしないほうがいい。座禅を組んで目をつぶるとか遠くの山を眺めるとかして、努力して何もしない。ユーチューブや映画のような動画系は頭を酷使するのでよくない。翌日の試験中の集中力を極限まで引き出すには、前日は休息するに限る。試験会場に到着しても皆一生懸命勉強しているが、私は目をつぶって瞑想し、極力頭を使わないようにしている。ただ、この手法は試験中の疲労がすごく、試験終了後に家に帰れるかどうか不安になる。国家試験など受けなくて済む人生があるのなら、その方が絶対いい。

2023/10/9
1. 還元の定義はどのように覚えていますか。英語で還元のことをreductionというのです。英語では還元=減少なのです。電子の酸化数を-1とすれば、還元とは「電子を受け取って酸化数が1減少すること」なのは、名称から明らかです。英語圏では「減る」と「還元」は同じ単語なのです。

2. 今日は大学四年生の頃の一人暮らし時代の昔話。野田市のごみ袋が記名式だった。ゴミ袋自体は1世帯10枚程度引換券が配布されていて、コンビニやスーパーで無料で手に入る。袋に名前を記入する欄があってサインペンで名前を書き込む。タカハシとカタカナで雑に書いても問題なかった。この枚数制限が結構ストレスだった。大学生の一人暮らしなので普段は十分足りるのだが、引っ越しとか掃除とかすると、残りの枚数を気にしないとならなくなる。なんであんな変な仕組みだったんだろう。理科大生は運河の南側の流山市に住むと良いかもしれない。

アパートに隣接して幼稚園があって、毎朝決まった時刻(8時15分くらいだったと思う)にヘタクソなピアノ伴奏と調子っぱずれな園児たちのお歌で起こされていた。壁も薄いし、いろいろとひどいアパートだった。風呂の水道の赤さびがひどくて、ざるにタオルを敷いて、簡易なろ過装置を通過させて風呂に入っていた。家賃は三万円台で安かったがその報いである。引っ越す直前にビンは分別して捨ててくれと、初めてレクチャーを受けた。そういうのは入居時に説明しておいてほしい。家探しで初めてこのアパートに見学に行ったとき、オーナーのおじいさんからなぜか東武鉄道の株主優待券をもらった。この優待券で日光と華厳の滝に日帰り旅行に行った。

アパートのすぐそばに島会館という公民館的な建物があって、タクシーに乗るときによい目印になるので便利だった。また広い駐車場があって、友人が車で遊びに来るときはこっそり使っていた。とにかく幼稚園がうるさくて不快な思い出しかない。まだ初代の電子ピアノが狭いアパートの部屋を占領していたが、就職活動と数学と家事で手一杯で、このピアノは手放してしまった。5000円で有料で持って行ってもらった。プラスのドライバー一本で上下を分離しさっと持って行ってしまった。ピアノを手放したとき、いずれ落ち着いたら再度いいピアノを買うことを心に決めていた。当時あずまんが大王が好きで電撃大王を毎月購読して読んでいた。

学部時代(といっても4年生の時だけだが)は数学科の友人とともによく鍋パーティをしていた。友人の車で食材を買いに行き、私の家で鍋を囲む。鍋とかコンロ、炊飯器の管理は私が行う。野菜を切ったり食器の片づけも私がしていた。ウズラの卵が小さいから丁度いいね、っていって買ったら非常に割りづらかったことがあった。7人くらい大人数で鍋を囲んだこともある。狭い部屋が人でいっぱいになった。その中の一人が飲み過ぎて、ぐったりして寝そべっていた。私は何とも思わなかったのだが、他の友人が「高橋君念のため救急車を呼ぼう急性アルコール中毒かもしれない、オレじゃここの住所とか分からないから」とか言い出して、携帯を手渡された。「え!?」ってなったね。「いや、大丈夫だよ・・・」と思ったけど、彼の気迫に押されて、しぶしぶ119番をした。(私は人生で一度彼のために救急車を呼んでいるのか。)当時皆ガラケーですよ。二つ折りがかっこよかった時代。119番をすると電話口では機械のような淡々とした人間の声が聞こえてきた。住所とか症状とかを酔いの冷めやらぬ頭で答えた。島会館の方からではなく、狭い路地から左折してやってきたときは感動を覚えた。住宅地なのでサイレン鳴らさないでって伝えたら、静かに来てくれた。救急車を呼ぼうといった彼が救急車に同乗した。私はそのあと、運河に住んでいる別の友人に頼んで車を出してもらい、私ともう一人とともに、搬送先の梅郷の野田中央病院に駆け付けた。私のアパートではぐったりしていた彼も病院では正常で、会話もできた。当時は「別に救急車なんて呼ばなくてもよかったんじゃないかの」・・と思っていたが、今は救急車を呼んで正解だったと思っている。彼の判断は正しかったと思う。病院で医師の判断を仰ぐことは大事だし、大丈夫か否かは私が決めてはならないからだ。救急搬送された彼は野田中央病院で一泊して翌日帰宅したそうで、何事もなくて良かった。

3. 朝散歩で近所の鯉に会いに行く。近寄ると水面から口だけ出してパクパクとする。餌がないと分かるとすぐ諦めるのだが、これを見ていて思った。魚は浮力を得るために基本的に体を水中に没しておかないといけないから、口を水面ギリギリのところに出すのだろう。

私が水泳が苦手な理由が分かった。頭を出すと浮力が無くなってしまうから、息継ぎをするときは、この鯉のように口だけ水面に出さなくてはならなかったのだ。浮力を得るためには、重たい頭部は極力水中に沈めておかないといけない。水泳をすることなど残りの人生で無いと思う。

2023/10/8
1. 昼食後、朝食後に飲むべき薬を飲み忘れていたことに気づく。薬飲まなくても体調はよかったのだが、仕方ないので昼食後に飲む。

2. 人生は山陽新幹線の車窓のようである。トンネルばかりなので車窓は単調で大部分の区間で面白くはない。でも、我慢していればいずれ目的地には到着する。トンネルとトンネルの合間からきれいな海や山がちらっと見えたりワゴンサービスが来たりして、たまには面白い変化も起きる。

10月いっぱいでJR東海のワゴンサービスが廃止されるそうで、そんなことを思った。11月以降もグリーン車では飲み物やお菓子を購入できるそうで、パーサーが運んできてくれるそうである。大学生の頃は、新幹線のグリーン車でおしぼりが配られることを知らなかった。乗ったことが無かったからである。

3. 高校物理を教える時、最も気を使うのは「一番最初」である。勉強が軌道に乗ればばりばり問題を解かせればよいし、私も理解したまま遠慮せずにしゃべっていればよいが、最初は気を遣う。出鼻をくじかないことが大事である。才能をつぶすのも伸ばすのも教師次第である。生徒の状況を察して、わかるように言わないとならない。こんなことを言っても分からないだろうな・・と思うことは極力言わないのが「いい授業」と思う。生徒の学力水準に合わせた言い方をせねばならない。生徒の状況を察するのが教師の腕の見せ所である。先走っていろいろ言いたくなるが、焦らず順序だてて一つずつしゃべる必要がある。自分のためにしゃべるわけではないのだから。

2023/10/7
1. 2017年、大分県の筋湯温泉に宿泊し、九州電力八丁原発電所に見学に行ったことがある。18きっぷで鹿児島本線を久留米まで行き、豊後森まで久大本線を進んだ。ここは珍しい地熱発電所である。あんまり訪れる人もいないのか、朝だからかもしれないが、見学者は私だけであった。筋湯から1km程度山道を歩いて行った。バイナリー発電といって、作動流体が水ではなく沸点の低い別の流体を使う発電も並行してやっているそうだ。そんな用語初めて聞いた。こんな山奥に電験のよき教材があるとは思わなかった。山奥には騒音の問題もあんまりないだろうし、地熱発電は素晴らしいね。滝のようにしてものすごい爆音を立てて蒸気を水に戻している場所をかすかに覚えている。帰りはタクシーで筋湯に戻り、九重町のバスを乗り継いて帰ってきた。ちょうどいい時間に筋湯から豊後中村駅まで直接行くバスが無かったので、いったん長者原にでて、そこでアイスクリームを食べて時間をつぶしおみやげを買い、再度豊後中村駅方面のバスに乗り継いだ。九重町は吊り橋が観光名所らしいが、雨が降っていたので結局行っていない。電験の受験生から見たら、地熱発電所の方がよほど面白い・・と思うが、吊り橋も行きたかった。豊後中村駅でも長時間列車を待ち、高架化なった大分駅で乗り換え、鈍行で防府まで帰った。

九重町営バスは地元の小学生のスクールバスも兼ねていて、夕方の便はお子様と観光客でいっぱいだった。何より安い。当時、料金は300円と600円の二段階制であった。行きは豊後森から筋湯まで乗ったが、それでたった600円でああった。このバスによって域内の交通は意外と確保されていたが、やはり、大分か久留米に出ようと思うと、この辺は不便なところである。高速道路があるので、自家用車で移動できる人はそうは思わないのかもしれない。

帰りは18切符だったから鈍行しか乗っていないが、実は一度も改札も検札もなく、ハンコを押してもらっていない。豊後中村駅も無人駅だったし、大分も中津も小倉もおりていないからだ。つい忘れてしまっていた。JR九州すみません。一般計量士の受験の際JR九州の高いホテルに泊まったのはそういうわけだからである。

2. 東海道山陽新幹線にはのぞみとひかりがあるが、現実の望みを実現するには時間がかかる。焦らずゆっくり、人生を楽しむくらいの余裕で、勉強も仕事もやっていくしかないかな、と思う。三種受験の時頭がおかしくなりそうだったが、高校生の授業があり、それが現実との接点となって不思議と勉強も踏ん張れた。人生孤独にならないほうが良いし、教師は生徒がいてこそ健康を保てるようである。

3. みなさん2の10乗はどうやって計算していますか。答えは1024ですが、私は別に計算しているわけではありません。NAISTの授業で暗記しておくと便利だと言われ暗記しました。暗算が速い人は結構めぼしい数値を覚えているようです。でもよく考えたら九九は暗記しているわけで、計算力も暗記の一種なのかもしれません。

4 今朝の朝散歩は欄干橋。ふと欄干のそばの石碑を見ると皇紀2600年とあった。紀元二千六百年記念(1940年・昭和15年)を祝って街路の改修工事を行ったらしい。


2023/10/6
1. 最近は映画もアニメも全く見ないけれど、若かりし頃に見た「機動警察パトレイバー2 The Movie」の後藤隊長のキメ台詞を思い出す。「戦線から遠のくと楽観主義が現実にとって替わる。そして最高意思決定の段階において、現実なるものはしばしば存在しない。戦争に負けているときは特にそうだ。」多くの人から見たら方針の転換が必要なのは明らかなのに、トップはこれまでの方針を正しいのだと信じ込みたくなるんだろうね。「だから遅すぎたと言っているんだ。」消費税って、私のような貧乏人にも等しくかかるからけれど、税の基本は累進課税だと思うよ。その基本を実行できないんじゃ何を議論しても不毛だ。ログの計算もわからんのに騒音振動わかりますか?って言っても無理なのと同じである。

2. 陸上自衛隊のレンジャー訓練は「誰もが逃げ出したくなる過酷な状況」を想定しているそうだ。空腹と睡眠不足の中、山中で敵基地をせん滅するとかそういう訓練だそうだ‥バッヂをかけて過酷な訓練任務をこなす。戦場という過酷な状況で事態改善のための任務を遂行できる人は、人為的に作られた過酷な状況を勝ち進んだものだけなのだろう。試験が過酷な環境に耐えた人員を選抜しているのだとしたら、電気設備管理の試験にパワエレとかの難しい問の出題は適切である。問題が現実の設備管理の業務からは乖離していたとしても、難しければよい。難しければ多分なんでもいいのだろう。一般計量士に数学があるのもそういう理由かと思う。

3. 昨日は遅い山口線特急の話をしたが、山口線はまだマシであり、美祢線は特急すらない。美祢線には2019年7月に18切符で乗車している。長門市のセンザキッチンに両親を連れていき、食事をしてまた美祢線で帰ってきた。美祢線に乗車した感想は「これは苦行」。乗車した直後は森と川が美しく感動するが、15分もするとお決まりのように飽きてくる。座り心地が不快なのである。座席の方向も通勤電車と同じ進行方向と同一であり、あこがれのボックスシートでもない。美祢市を過ぎるともう苦痛に耐えられなくなってくる。これでは長距離旅客は離れてしまうだろう。大井川鉄道みたいに鈍行でも中古の特急者を運用したら良いと思う。せめてグリーン車を導入しないとだめだろう。ちらほら短距離を利用するお年寄りと通学需要を細々と拾っている状況では、鉄道が役目を果たしているとは思えずバス転換が妥当と思う。現在美祢線は再度の災害による運休中である。山口県は今まで「鉄道を残す」選択しかしていないが、もう美祢線は良いのではないか。意外と豊かな県なのかもしれないが、鉄道にこだわるならば、中古車両でいいから車両をマシにしてもらいたいね。トンネル断面が小さくて特急車両は通過できないとか、そういう制限があるのかもしれない。

2023/10/5
1. 昨日珍しく塾の電話が鳴った。クーラーをしまい、資料とか紙でぐちゃぐちゃだった部屋を片付け終わった日だった。二種理論のスキャンが終わり部屋がすっきりしたタイミングだった。

2. 高校時代英語の授業で、普段習っているわけではない先生がピンチヒッターで来て授業をされたことがある。大変個性的な先生で、「いいか、屁をこくのを躊躇するから屁ズテイト(hesitate)なんだ、ガハハ」と言っていた。とても下品だが、印象に残っているし今でも覚えている。いい授業とは上品で薄っぺらい授業ではなく、印象に残る授業なんだな、と思う。もちろんわかりやすい方がいいのは言うまでもない。

3. 2017年5月末、まだ電験三種に合格していなかった時代、電気の勉強のため島根県企業局の「再生可能エネルギー見学ツアー」に参加したことがある。調べると今もこのツアーやっているみたい。島根県企業局再エネツアー

広島まで新幹線で行き、大田市まで高速バスで出て、三瓶温泉に一泊する。その時の旅館で「のどぐろ」という魚がでてきた。山陰では名物らしい。初めて聞いた。翌日JRの快速で浅利駅まで行き、島根県企業局西部事務所まで歩く。ツアーは午後1時からだったと思う。実質の参加者は私だけで、他は職員の方々だったようだ。木質チップの発電所や風力発電所、水力発電所などをマイクロバスで見学させてもらう。電気がご専門な年配の職員(退職した人かも?)に電験の受験生であることを伝え、いろいろ教えていただく。こちらは数学の先生なのに、意外と電気の話が成立するのが面白かった。勉強とはしとくものだ。木質チップを砕くところの空気が最悪で、病気になりそうだった。すごい勢いででかい丸太をバリバリと砕いていた。音もすごかった。

しまね森林発電は、今でもこの工業団地内にある。質問があるかと問われて、私は「こんな山の中に発電所を作って水はどっから調達するんですか?海に近い方がよくないか?」と尋ねたら、「隣が浄水場だから水はいっぱいある」と言われた。うまくできているものだ。

島根県は「隠岐」という離島を抱えていて、隠岐の風力発電所のブレードが雷で穴が開いた話とか、風力発電のブレードが風を切るときに騒音が発生して苦情がくるとか、いろんな話を聞いた。風力発電のタワーができたらイノシシが通るようになったとか。そんなこと言われても企業局も対応の仕様がないだろう。太陽光パネルもとりあえず日本製にしておいた、とか楽しい話満載だった。石州瓦と言って、この辺の瓦は屋根が赤茶色だそうだ。

5時くらいに江津駅まで送ってもらい、私はJRで浜田に出て駅前のホテルに一泊。駅の反対側にスーパーがあってそこで夕ご飯を調達。(調べたらもうなくなっていた)久しぶりにと思って安い日本酒を宿で飲んだのだが、飲みなれないのか吐いてしまった。この時期以降、私は酒は一滴も飲んでいない。

翌日朝のスーパーおき1号で新山口まで出る。奮発して指定席券を購入していた。朝浜田駅に行くと、駅の「外」に人だかりができていて、何だろうと思ったら広島行の高速バスを待っている人の列だった。そして駅の改札口に行くと、誰もいない。人っ子一人いない。列車が到着するとぱらぱら下車客はいるが、ほぼ人がいない。客がきた!と思ったら、なんと、大阪までの切符を鳥取経由智頭急行回りで買っていった。一体何時間かかるんだろう。とにかく鉄道の利用客は少なくて、多くはバスに流れているのは分かった。

山口線内の「スーパーおき」も遅かった。山の中をくねくね曲がりながらのろのろ走る。島根の西側は移動に不便なところだ。浜田から1時間以上「おき」に乗ってもまだ島根県内の津和野である。全然「スーパー」じゃない。ようやく山口市内のマンション群が見えると、それまでは森と山ばかりなので、山口市が大都会に見える錯覚に陥る。

2023/10/4
1. 今日の昔話。高校3年生の頃剣道着を電車内に忘れて、後日東武鉄道の本社のある業平橋駅に取りに行ったことがある。別に剣道部だったわけではない。体育の授業で必修だったので、仕方なく剣道の上着とかコテとかいくつか自分で買わされるのである。青のナイキのバッグに入れていた。帰宅時の電車内に忘れたので、剣道着だけ南栗橋の車庫にいってしまったのだろう。帰宅してすぐ東武鉄道に連絡すると、電話がかかってきて忘れ物は本社に一括で集められるから取りに来てもらえますか。とのこと。翌日、塾(Z会東大マスターコースの話はまたいつかしたい)に行くついでかどうかまでは覚えていないが、学校帰りの夕方、降りたことが無い業平橋駅に行く。営業用としては使われていない薄暗い頭端式ホームを抜けると、古い事務所があった。

今では東武鉄道の本社も移転し、跡地には立派なタワーがある。あの古くて薄暗く都内とは思えないような場所が立派な観光地になった。駅名もスカイツリー駅と変わった。誰もナリヒラバシなんて言っても通じないのではないか。8両編成が浅草駅に入りきらないので、当時朝ラッシュ時の準急はナリヒラバシ行きが多数だった。東武鉄道は自社タワーのおかげで景気が良くなったのか、新型車両が結構出てくる。当時スカイツリーはさいたま新都心にできる予定と言われていた。

さいたま新都心と言えば、ホテルブリランテを思い出す。勤務校では年度末の保護者会の懇親会で保護者が教員をねぎらう?みたいなイベントがあって、なぜか私もホテルブリラレンテ武蔵野に行ったことがある。隣には保護者が座っていて、何の話をすればいいんだか分からずすごく困った。ある担任が彼の名前をもじった、魚の形をしたでかい紙の工作をプレゼントされ困惑していた。

2. 今朝自宅のキッチンスケールのスイッチがダメになった。もともと電源ボタンの調子がおかしかったが、さらに悪化し、電源ボタンをかなりの回数押してたまに電源が入る状態だ。もう買い替え時だろう。このキッチンスケールを見てふと2021年に受験した計量士試験を思い出した。

私は72回一般計量士試験を受験している。試験中計質の問18で珍しく家庭用特定計量器の出題があり、範囲が3kgまでなのか5kgかなのかを知らず、どちらの選択肢を選ぶべきか自宅のキッチンスケールを思い浮かべながら必死で考えた。結局考えても分からず、あてかんで3kgとし正解肢を選ぶことができた。私は料理をしないので、3kgで十分なのか、5kg程度必要なのかが皆目見当がつかなかった。

3. やっと今日散髪に行った。私は一つの床屋に決めず、ランダムにいろんな床屋に行く。今日のところは凄い丁寧で、1時間くらいかかった。ずっと椅子に座っていてちょっと不安だったが、立ち上がっても何ともなかった。写真は朝の散歩で撮影した欄干橋。水路が右側と左側に真っ二つに分かれている。二種理論令和五年解説が完成した。


2023/10/3
1. 今朝の朝散歩は9時から近所のスーパーへ野菜を少々買いに行った。帰りに散髪屋に寄ろうかと思っていたが、第1火曜日なのでどこも休みであった。今日も散髪に行きそびれた。

2. 今日も昔話。就職と修士の卒業が決まり、蓮田に引っ越した時の話である。引っ越しは3月10日だったと思う。引っ越しが終わり一息つき、修士論文の訂正とか言って先生から突如メールが来て仕方なく新居で訂正作業を行ったりしていた時の話である。あとサトエから健康診断を自費で行ってこい、などと言われて「?」となっていた時のことである。思えば最初から?と思うことがあったのだ。友人は新卒で引っ越すときに引っ越し代を会社が出してくれたと言っていたので、私も出るかと思っていたが、サトエがそんなに太っ腹なはずもなく自費での引っ越しであった。赤帽に頼み2回、運河と蓮田を往復してもらった。私もついでに便乗させてもらった。確かガスの新規契約を数学科の友人に頼んだ。 引っ越しが終わって慌ただしくしていると、ふと包丁を運河の家に忘れてきたことを思い出した。開き戸のポケットみたいなところに包丁って収納するでしょ?あそこに入れっぱなしになっていたことに気づいた。そこで、こっそり運河のアパートを訪ねた。許可を取るべきかどうか悩んだが、試しに部屋の扉を開けると空いていたので、音を立てずにこっそり侵入しさっと包丁を取り出して持ち帰った。誰にも見られなくて本当に良かったし、鍵が開いていて本当に良かった。運河も思い出深い地である。

3. 皆さん国家試験に時計を持っていきますか。私は北見の健康ランドで失くして以来(多分盗まれた)腕時計をする習慣が無いし、腕時計をそもそも持っていない。多くの人は、試験中机に小さい時計を置いておくと思うが、私は試験中に時計は不要と思う。かえって気が散る。ちらちら時計を見て残り時間を気にしている時間がもったいないし、気が動転したりするのが嫌なので、私は国家試験の際は時計を持っていかない。それに大体部屋には時計がある。

2023/10/2
1. 昨日の邦楽大会ではなぜか尺八はおじいさん、箏は女性(年齢は結構ばらばら)であった。機械工と生物みたいに、楽器で男女比が分かれるのが面白かった。大量に息を吹き込む笛の方が大変なのかもしれないが、だとすれば高齢になるほど大変だろうしおじいさんばかりであることに説明がつかない。かつての勤務校でも箏部は女の子ばっかりで男子は皆無だった。なぜか音楽系のクラブは女子率が高いが、吹奏楽はたまに男子がいる感じである。それにしても、歳老いてなお音楽に情熱を注ぎ発表会に向けて練習する姿は尊敬するに値する。確かにプロの演奏には聞こえないが、全然ミスをしないので、かなり練習していたことは分かる。ちなみに某病院の1Fになぜか真っ白のグランドピアノがあって、入院中仰天した。

2. 最後に散髪に行ったのは退院直後だったので、もう2か月間髪が伸び放題である。だが今日は月曜なので多くの散髪屋も美容院も休日である。

3. 二種理論は問6まで清書した。問6は先週病院の採血の待ち時間に解いた問である。だいぶゴールが見えてきた。資格試験の予備校は毎年試験に追われるばかりで儲からないのが難点だが、飽きることは無い。意外かもしれないが、私個人の勉強と解説の執筆は両立しない。本当に受験し合格しようと思えば暗記しないといけないからだ。

英検準1級の面接の4コマ漫画の思い出す。私はNAISTの博士在籍時の2011年頃、英検準1級に合格した。面接に三回チャレンジし、三度目の正直で合格した。一度目は徳山の住吉中で、二回目は天王寺のYMCAとかいう専門学校、三回目は奈良と生駒の境にあるの帝塚山大学で受験した。三回目の時の四コマ漫画の内容が、「資格試験に熱中するあまり仕事でミスをして上司に怒られる」という内容だった。MBAとか、そういう資格だったと思う。仕事と勉強のバランスはいつの時代もとりにくい。

2023/10/1
1. 私はNAISTの博士をやめたあと、2011年10月1日に防府に来た。前日泉大津から小倉行のフェリーに乗り、関門トンネル直下の人道トンネルを歩き、バスで幡生駅に出て幡生駅からJRで帰ってきた。新山口まで来たら強風のため在来線が運休となり、新山口駅からは防長バスで防府入りした。

そういった経緯からこの10月1日を塾の創業記念日としており、本日で12周年ということになる。その後一週間でテーブルを組み立てたりして準備をし、チラシを配り始めた直後、10/10くらいにはあるお寺から電話がかかってきてすぐ授業を始めるという急転直下っぷりを見せた。このお寺のご一家の面接の時にはまだホワイトボードもプリンターもなかった。

塾はいつも経営難と闘ってきた。収入を増やそうと電験をやったり計量士をやったり技術士をやったりしている。30代の頃はそれでもいつかうまくいくだろうという希望があったが、現在43歳だが、そろそろ現実を受け止めねばならない。どこからも助けは来ないし、売り上げも上がらない。年々悪くなる景況感にあらがって、才能を振り絞ってよく頑張ったと我ながら思う。希望の持てる経済環境を政府は誘導してくれなかった。

普通は夢を叶えるために電験を受験するのだと思う。転職したいとか独立したいとかそう思って受けるのだ。私も三種の受験時は、「電験の予備校をやるんだ」と意気込んでいたし、夢があった。しかし、2017年に合格しても、現実は大して変わらないことを理解してしまった。

別にものすごく稼ごうとは最初から思っていない。ただ、国民年金を払うとその分だけ蓄えが減る状況は悩ましい。維持費も出ないようでは、塾をやってる意味って何だろう・・ってなる。

唯一ピアノを弾いている時間は安らぎである。時間が進んでYouTubeがもう少しヒットすれば良い。残念なのは私がたとえ二種に受かったところで、予備校稼業とはあんまり関係ないことである。3種のときそうだったのである。収入増につながらないことに人生をかけねばならぬのがほとほと残念である。個人事業の方が楽しいし性に合っていて、いまさら就職しても長続きしないのは目に見えているから、なんとか防府で塾をやりながら暮らす道を考えたい。

2. 佐賀の新幹線はもめるぞ。と思う。というか、無理筋な気がする。長崎本線を標準軌化・三線軌条化するくらいが残された現実的な選択肢だと思う。それが嫌だというのなら、博多の車両基地までJR西日本なので、JR西の新幹線として博多武雄間を途中駅なしでまっすぐ結ぶ。佐賀県と福岡県とJR九州が納得しないだろうが、JR西が自費で整備する分には文句は言わないだろう。金を出す奴が偉いのである。ただ、JR西がそんなことをするわけないので無理。日豊新幹線も四国新幹線も「今存在しない」ことが答えなのである。「整備費用の押し付け合戦」をするのが整備新幹線制度の印象である。数字を積み上げたわけではなく、詳細を分析したわけではないが、この仕組みが維持される限り羽越新幹線も四国新幹線も厳しいのではないか。整備新幹線の枠組みから考え直さないと、いろいろ始まらないと思う。

3. 今日の朝散歩は防府市公会堂に山口県邦楽大会を聞きに行った。と言っても午前中に40分間演奏を聴いただけである。入場無料なので、出入りは自由である。10時に家を出て11時には帰宅した。もうクラシックのコンサートには行かないと思うが、コンサートホールの椅子に座るという恐怖心を克服できた。こういうホールの椅子は足が延ばせない。また、普通の椅子とは違って体が後ろに傾き、視線は上に向くが、姿勢は悪い感じがする。感想は「いろんな楽器があるなぁ。」素人なので良く分からなかった。尺八や箏(コト)の楽譜を見てみたいものである。どんな楽譜なんだろうか。演奏中に楽譜をめくるのは和洋を問わないようである。箏は手元を見ながら演奏していた。ピアノでは「手元を見るな、楽譜を見ろ」とうるさいくらい言われるので、文化の違いを感じた。

本日は公害防止管理者の試験日ですね。受験された方お疲れさまでした。吉報をお待ちしています。昔「高橋塾の解説にはlogの計算から書いてありますか?」と質問された方がいましたが、さすがにログの計算って・・・たとえば自動車教習所で「青信号は進めで赤信号はわたってはいけません」なんて当たり前すぎて教えないでしょう?皆さん高校は出ているんだから、自分で最低限は調べられることは前提にしています。公害防止管理者はYouTubeで見てる人は結構いるんですけど、残念ながら解説はほとんど売れなかったです。もうやめるしかありませんね・・


2023/9/30
1. 自分がどういうときに記憶するのかを把握しているだろうか。私は不思議と10回音読すれば覚えるので、英単語でも公式でも暗記の際は壁に向かって10回声を出していた。ピアノでもできない小節だけ10回くらい弾くとできるようになる。こういう地味な努力を繰り返す日々である。楽しくはない。

困ったのは2020年計量士試験に出願してからである。計量士試験では「計量法」の暗記を避けて通れない。さすがに10回音読するわけにはいかず、かといって黙読で覚えられるとは思わなかった。そこで、まず一回通しで音読しそのあとは書き取りをした。ひたすら書き写したのである。その後、過去問を3回解いた。解くと言っても解説を見ながらである。2020年当時の一般計量士の受講生に法令関連の表をいただいたが、それを見ながら暗記にも努めた。1回目も2回目も訳が分からなかったが、不思議と3回目には意味とかつながりが分かるようになったし、さすがに記憶量が増えた。試験結果は、法規では数問間違えたのみで、ほとんど正解だった。環音があまりよくなかったのが残念だったが、合格点には達していた。

2. 今日もユースホステルの思い出。冬にお城近くの弘前ユースに泊まったことがある。弘前ユースホステルのおかみさんが客と話すときは標準語だったのに、電話がかかってきて地元の人同士の会話になるとすごかったのが衝撃的だった。何をおっしゃっているのか本当に分からなかった。弘前ユースに宿泊するとりんご1個をお土産にもらえるのだが、これに困った。旅先でナイフを持っているわけでもなく、皮ごと食べる勇気もなく、どうしていいかわからなかった。その後しばらくリンゴ1個を携えて北海道旅行をしていたが、結局中富良野町のユースで晩御飯を食べる時に、おかみさんに夕ご飯に出してくれないかとお願いしみんなで食べた。まだこのユース頑張ってるんだね。一日3人宿泊して9000円になれば、うちは経営が続けられる、って言ってたっけ。ここでは二人の社会人と仲良くなって、3人でいろいろ回った、チーズフォンデュを食べに行ったりしたと思う。社会人だからと、確かちょっと多めに出してくれた気がする。味は覚えていない。こうして思い出してみると、旅先では女性と知り合う機会が毎日あったのに、惜しいことをしたものである。当時の私は「旅の安全」しか考えていなかった。旅行は日常とはつながっていない「異世界」だと思っていたから楽しかったのだ。

北見市にはユースが無かったが、三輪町バス停すぐの健康ランドが便利で安くて、北見の定宿としていた。時計をなくしたり、自分の引っ越しを知ったりと何かと思い出深い健康ランドだったが、今はもうなくなっていた。google mapで見てもこの場所がよく分からない。オートバックスか西松屋のあたりだったと思うんだけど。ご存じの方教えてください。ていうか北見市でか!超難読地名のルベシベがいつのまにか北見市になっている。北は海の方まで・・

2023/9/29
1. 退院直後1週間は一人で部屋にいるのが不安だったし、一体何の病気と闘っているのか分からないくらい落ち着かなかった。頭が割れそうだったが、痛みがするわけではなくとにかく不思議な感じがした。暗闇が怖くて、寝るときにオレンジ色の豆球をつけて寝るなどしていたが、結局一人で寝られなくなって、2階で両親と川の字になって寝ることになった。2階の方が暑くないという利点もあった。2階にはパソコンが無く、1階の教室にいるとつい暇を見つけてはパソコンをいじるので、それをなくす目的もあった。寝る前には頭を休めた方がよい。

普段何とも思わないし意外と広いとすら思っているのに、自室の壁と天井から圧迫されるような変な感覚を覚えた。壁や天井が近づいてきて押しつぶされるのではないかとすら思った。多分こんなことを言っても理解されないし、経験者にしか分からないと思う。とにかく、今年の夏は異常に暑かったし、波乱万丈過ぎた。昨晩異様に外が明るく、夜空を見上げたら月がまん丸できれいだった。本日9/29は中秋の名月というらしい。天体のことはよくわからないが、秋を感じた。夏は無事に乗り越えたのだ。

2. 今日も旅の思い出。弘前に弘南鉄道というあんまり儲かっていなさそうな鉄道会社がある。弘前大に進学した友人がいて、大学生の頃東北旅行のついでに弘前に立ち寄ったことがある。この私鉄には1区間だけ記念乗車したが、全線は乗っていない。ちょうどねぷたのシーズンで宿がすごく取りにくかったことを覚えている。八月初旬の東北旅行はどこに行ってもお祭りなので、宿が取りにくいことを学んだ。この地域はさんざんで、五所川原から出ている津軽鉄道にも乗っていないし、五能線はわざわざ乗りに行ったのに、強風でバス代行だったため残念ながら鉄道には乗れなかった。

この時五能線で出会って仲良くなった大学生の女の子とは東能代駅ではぐれてしまった。私が大学四年生の夏である。ダイヤが崩壊していて、私が東能代駅で優雅にトイレに行っている間に、接続の秋田方面の列車が出発してしまったのだ。この日は象潟のユースに泊まったが、私が東能代駅でトイレに行ったせいで接続の列車に乗れず、ユース到着はだいぶ遅くなってしまった。そのため、晩御飯は片付けられてしまい、夕食代だけ取られた。二度と泊まってやるものかと憤慨しながら、結局何も食べずに寝た。翌朝夏休み中の小学生と一緒にラジオ体操をした。妙なことを覚えているものだ。ユースホステルの時代も終わったのか、調べると象潟ユースホステルなんてとうになくなっているらしい。対応の悪いユースも快適すぎて思い出に残るユースも、時代とともに無くなっていく。

弘南鉄道がレールの整備不良で急遽運休する話を聞き、昔の旅の話を思い出した。儲かっていないと節約の悪循環が続いて結局事業存続が厳しくなるようである。他人事とも思えないが。

3. 今日の午後ティーは、いただきもののお茶を飲む。普段はリプトンの紅茶だが、日本の緑茶もおいしい。黒豆大豆とよく合う。隙間時間を見つけて、二種理論問1を清書する。E1(rmax) < Eminという不等式に悩むが、左辺は関数にaを代入した値、右辺は(1)で求めた定数なんだと分かる。ちょっと誤解していた。いつも下書きをしてからちょっと時間を置いて清書するが、この「一旦下書きをするスタイル」がやめられないのは、清書の際下書きがおかしいことに気づくことが多いからだ。

2023/9/28
1. ホームページの広告審査がまだ通らない。アドセンスのアカウントの時もそうだったが、待ちくたびれて怒って問い合わせると、不思議と通る。問い合わせたから通るのか、それともたまたま問い合わせたタイミングが審査が終わる直前だったのか、どちらかは分からない。

2. NAISTでファインマンの熱力学を読むように言われて、一部だけだが読んだことがある。大学院なので、読むように指示される本はほぼ間違いなく英語の本である。熱浴という用語を知らず、文中に出てくるheat bathという単語の意味がピンと来ずとても戸惑った。「なんでお風呂なんや」ってなった。だからというわけではないが、ファインマンの本は長くてわかりにくくて嫌いである。唯一面白くてわかりやすかったのは、自伝の「御冗談でしょうファインマンさん」である。これなら私でも読めるし、とても楽しい。ストリップ劇場で計算していた話とか、殴り合いのけんかの翌日絆創膏をつけたまま教壇に立って、「any questions?」といった話とか、ぶっ飛びすぎていて今でも覚えている。

量子力学で最初に読んだJJサクライは式ばっかりで読みやすかった。あ、これ線形代数だ。ベクトル空間なんだ、内積なんだ、ってなって、もうちょっと物理続けてみようかなと思ってしまった。最初に読む本というのは大事である。もし最初に読んだ量子力学の本がファインマンだったら、NAISTに入学していたかどうか怪しい。塾の開業が早まり、その方がよかったかもしれないね。

3. 今日は技術士の電気電子の解説書きが終わった。今年の春に計算問題だけ解いていたので、それを清書した。全問の解説はない。電験と範囲的に重なるところ問だけ解説を書いた。少しでも塾経営の足しにしなくてはならないのである。今日からは機械を清書する。明日からは並行して2種理論も清書予定である。最近は昼と夜5分ずつくらいピアノの練習もしている。ただし鍵盤は緩めに押すので、フォルテとか一切ない。強弱をつけないピアノなんて、ピアノの先生からは怒られるだろうね。

波乱の夏だったが、だいぶ心身ともに健康体になった気がする。例の中央病院の神経科は採血室の向かいにあり、通院の度に視界に入るのだが、私がこの神経科に通うことはなさそうである。入院中行っといた方がよかったのかもしれないが、自力で立ち直った・・と思う。令和6年も経済的苦境は変わらないと思うけど。

2023/9/27
1. 愛媛県発送の郵便があるのだが、発送から二日たっても来ない。こうやってサービスの品質が落ちていくのはよい経済循環とは思えない。

2. 今日も鉄道の話。北海道医療大学が当別町から移転する話があるらしい。大昔音別から移転してきて、また移転するのか。ただ、エスコンの球場近くに移転するのはたぶんもう覆せない予感がする。苦境のJR北海道が球場のためだけにわざわざ新駅を作るなんておかしいなあ、と思っていたんだよ。しかも待避線のある立派な駅を。だから、最初から決まっていたのでは?エスコンは最初からこの話込みで北広島の森を開発をしているのでは?エスコンって中部電力の子会社なんだね・・つくば駅前にトナリエっていう商業施設があったけれど、エスコンはこのトナリエを経営しているのか。

関係者の通勤通学需要を考えたら、あいの里教育大以降末端部分の存廃問題になるだろう。北海道の人口密度の希薄さはなめてはいけない。終点なんて地図で見る限り大学しかないもの・・当別町の人口もガクンと減るだろう。でもロイズチョコの新駅は川を越えたところにあるんだね・・

北海道のJRでは札沼線と留萌本線だけ乗車したことがない。留萌本線はもう留萌までいかなくなってしまった。深名線なんて乗る機会すら無かった。他は夕張支線、釧網線、池北線(三セク)、小樽長万部間の山線、宗谷本線等々閑散区間でも乗っているのに、この2線だけ乗車していない。過去の自分にアドバイスできるのなら「行ける時についでに行っとけ」とアドバイスしたいね。

3. 理科大の修士の大学院生だったころの話。中間発表会か発表会かは忘れたが、要旨を提出しないといけない時全然原稿がまとまらなくて困っていた。すると師匠に呼び出され、部屋に行ってみると一言一句原稿が黒板に書いてあって、「高橋君これ写して」と言われ驚いたことを思い出した。私の師匠はへっぽこ院生でも助けてくれる存在なんだなと悟った。今でも昔の師匠には年賀状は出している。教員を退職して、蓮田を引き払うとき、新宿にお食事にお呼ばれしたことがありましたっけ。つくばに行ったときに運河に立ち寄り挨拶してこようかと結構悩んだが、環境計量講習の際は結局どこにも行かず帰宅した。

2023/9/26
1. 二種理論の問7の途中までは昨日病院で解いた。問7がなんかややこしいが、今朝解き終わった。私の場合解説を書くのが目的なので、どんな風に書いたら良いか思案していた。V_gsがハイかローかだけでスイッチのオンオフがきまるので、それをわかりやすく表示するオリジナルの「L型線図」を導入しようと思う。電気計算の解説またミスってませんかね・・なんか逆だよね・・私合ってるよね、と不安になる。

2. 皆さんデザートと砂漠はどちらが好きですか?今日は英単語のスペリングの覚え方の話です。当然食べるデザートの方はおいしくて2回目を食べたいと思うので英単語のスペリングはsが二個のdessert。砂漠はクソ熱いので、1度で行くと二度と行きたくないからsは一個のdesertなのです。こんな話をNHKラジオの英語講座で昔言ってた。大杉正明っていう講師だったと思う。こういう面白くて、解説のうまい先生は記憶に残る。私もそこそこ話が面白くて解説のうまい先生だと思うんだけど、うちの塾は全然「はやらない」。

3. 手作りの手袋が出てきた。私が幼稚園児の時に作ってもらったものである。私は子供のころから鉄道が好きで、毎週のように弁天町の交通科学館に連れて行ってもらっていた。鉄道ファンになるための英才教育を施されたと言ってもよい。電磁誘導と称しアラゴの円板めいた装置があったが、子供の頃は意味が分からなかった。下は普通の鉄板で、レコードの針のように上部に磁石が載っている。スイッチを押すと動力によって下の円盤が回転を始め、磁石がフワリと浮くのだ。大学生になって弁天町に行って、この装置の意味が初めて分かった。弁天町=交通科学博物館だった時代ははるか昔に終わってしまった。

それにしても時代が感じられる。当時は分割民営化される前なので、JRではなくJNRの時代である。国鉄時代2階建て100系新幹線が一番速くてかっこよかった。この手袋は芸が細かくて、2階建ての赤いマークがまだある。埼玉に越してからも、山口行きの時はいつもグランドひかり8号車1階席を希望していた。ここは指定席なのにグリーン車並みの設備で快適だったのである。近鉄特急もアーバンライナー登場以前なので、花形はビスタカーである。あさかぜは防府に停車する唯一の寝台特急であった。他のはやぶさやら富士やらは防府は通過していた。大学生のとき一度あさかぜ号で防府に来たことがある。A寝台個室に乗りたくて、富士号で別府に行ったこともある。このとき、ヘッドマークの絵が描かれたタオルをもらったことを覚えている。ブルートレインなんてもう死語になってしまった。


2023/9/25
1. 今日も昔話。2024年春(三月のダイヤ改正だろう)で新幹線と在来線特急の乗り継ぎ割引制度がなくなるらしい。頭では理解している制度でも、あんまりユーザーとしてこの制度を利用した経験は無い。山口には新幹線があるので、在来線の特急に乗るなどめったに無いからである。理科大時代の貧乏旅行では大体鈍行だったし、「新幹線なんてとんでもない!」みたいなメンタルだったから、いまだに東北新幹線も上越新幹線も全線乗りとおしたことが無い。JRの料金積算は複雑で、時刻表の最後に書いてある「運賃の計算方法」を暇があったら読んでいた。数学科の学生なのにそんなところを熟読し、往復割引、学割、連続乗車券とかを勉強していた。複雑な運賃計算手法の単純化と脱国鉄を図る意味でも、制度の単純化には賛成である。また売り上げのアップにもつながるだろう。

私が最後に新幹線乗り継ぎ割引を利用したのは、71回の計量士試験の時である。宇多津駅の窓口で岡山までの特急と徳山までの新幹線を購入したら、特急料金が120円とかそのくらいで驚いた。JR四国が苦境なのは知っているので、極力貢ぎたいと思っているのに、こんなんじゃJRは儲からんでしょうと思った。)

2. チャイナでは、なんと、塾やら家庭教師などの校外での指導は処罰の対象になっているそうだ。愚民化政策がひどい・・さすが文革をやった国である。校外でお子様に勉強を教えたら罰金だということである。平気で無茶苦茶をやる。我が国もいい加減苛政だと思うが、そんなレベルじゃないね‥、私はそろそろ授業を再開しようかな・・ウチは塾なので。

3. 今日は病院なので、朝散歩は無し。その代わり広い病院をウロウロしたので、運動はばっちりできた。どうせ時間かかるので、今回は昼食用のおにぎりを作ってもらった。前回はセブンイレブンのおにぎり三個で飢えをしのいだが、コンビニのおにぎり3個では小さくて足りないし塩分量も高いので、今回はでっかいのを作ってもらった。いろいろ苦労をかける。待合室でおにぎりを食べる。

先週月曜が祝日だったせいか、今日の中央病院は大混雑である。採血もすごい混雑。診察は11時半くらいに終わったが、支払いまでに30分以上かかった。検査の結果、悪いところは無く運動の制限も特にないとのことである。次回の検査・診察は二か月後で、その後は近くの開業医に通院してくれ、とのことである。一安心である。支払いのときおばあさんに話しかけれら雑談する。ICUの辛さ(うるさくてとてもじゃないが寝られないし自由に歩けないのでホントにつらい)について見知らぬおばあさんと語り合った。私の仕事を聞かれたので、「塾やってるんですけど儲からんのですよ」と答えると、「絶対成功するよ」と言われた。目が点になった。不思議なおばあさんであった。おばあさんは「私はまだ働いとるんよ」って言っていたけど、何の仕事なんだろう・・

この病院では、1階の自動販売機でお茶を買うと120円とかそれくらいでいたって普通の料金なのだが、3階以上の病棟では入院患者用にお茶が100円で売られている。私はそれを知っているので、3階までちょっと足を延ばして100円のお茶を購入した。安いせいか、大しておいしくはない。


2023/9/24
1. 今日は二種理論問5を解く。過渡現象の問で悩むことは無いし、今年はRL直列回路でかつ電池もないので簡単である。ただ、たまに時定数がヘンテコな問があったりするので、受験生の皆さんにはきちんと微分方程式をたててそれを解く能力を獲得しておいて欲しい。といっても、所詮一階の微分方程式なので、過渡解と定常解を求め、足して一般解にするだけである。

2. 明日月曜日は病院である。退院から丁度8週間が経過するのである。再度緊急入院になったらどうしよう・・とか思う。心配性なだけで、どこにも悪いところなどないので・・多分大丈夫。病院の待ち時間で2種理論の続きを解いておこう。

3. 新幹線(在来線直通車両を除く)は1両25mなので、暗算の良い教材となる。つまり25×4=100なので、16両編成は400m、8両編成は200m、12両編成は300mとなる。同様にプールも25mなので、2往復すれば100mである。暗算が速い人は、一つずつの計算も速いが、うまいやり方で計算しているに過ぎない。電卓の使えない試験を受験する人は、小学校で教わった筆算以外の計算方法を身に付けると良い。電卓を使える試験でも暗算、約分、移項、左辺と右辺を取り換える、逆数を取る、分数=分数は斜めに掛ける等々・・・が速い方が有利なのは言うまでもない。ただ2種2次試験では電卓をいっぱい使うので、私は嫌いである。特にcos からsinをだしたり、三平方の定理がらみを電卓に打ち込むのが面倒くさい。山口弁でいうと、「たいぎぃ」とか「せんない」とかだろうか。微妙にニュアンスが違うのかもしれない。

4. 環境計量士(騒音振動)で追加合格者が出た。目が点になった。そんなことあるの?どういうこと?いまさら?もう9月の末だよ?今まで何やってたの?意味が分からない。確かに環音で明らかに設定が変な問(問6)があったが、いまさらその出題ミスを認めて全員に得点を与える・・とかで加点になったのか?正確な事情をご存じの方や当事者の方は是非お知らせください。(守秘義務は守ります。)にしても4人の該当者の方に・・合格とは言え、同情しますよ。この時期に言われたって、もう筑波には行けないし、74回に出願もしちゃったし、勉強時間を返せ!って怒りたくなるだろうね。いや、確かに問6の出題はおかしかったですよ。だって、私の解説には明確に「ホワイトノイズとすると正答との整合性が取れないので、本問ではピンクノイズだとして解説を書く。またA特性補正の問が1問も無いとは考えにくい。」って書いてあるよ。この解説書いたの1月だよ?私が計量士の問を解いたのは元日〜3日にかけてなので、私がこの出題ミスを正月明けの時点で指摘していたら追加合格の4人は救えたかもしれない。私が経産省に指摘しなかったばっかりにこんなことになったのかと思うと、ちょっと責任を感じる。ただ、経産省にわざわざ言う意義を感じないよねぇ。ましてや今の政府にはこれっぽっちも愛情を感じないので、「お国のために一肌脱ごう」とはならないよ。

2023/9/23
1. 二種理論の問4まで解いた。ここまでは大して悩まなかった。問7が面倒くさそう。二種理論では、最初の印象では難しそうに見える問も、解いてみると意外と簡単だったりする。

2. このホームページにも広告を貼り付けようと画策中。大した収益にはならないのは分かっているが、それでも貧乏なのでやらなければならない。既にグーグルアドセンスのアカウントを持っているので、ついでである。アドセンスの設定をして現在審査中である。さてどうなることやら。

3. 今朝の朝散歩も天神入口交差点の歩道橋。そこからの眺め。近所だから見慣れた光景なのに、視点を変えると違った光景に見えて不思議である。国道が直線に伸びているのがよくわかる。


2023/9/22
1. 今朝の朝散歩は欄干橋まで。登校する小学生がぞろぞろと道を歩いていた。見守り隊というシャツを着た人(おそらく保護者)が要所要所にいて小学生を誘導している。都会ほど通学路の混雑はなくて良いが、お互い大変だなぁ・・と。義務教育だから仕方ないけれど、子供を学校に集める意味って何だろう・・とかどうでもいいことをぐるぐる考えている。帰宅後、二種理論問2を解いた。電気計算を見ながら解くので全然難しくないけれど、これを新幹線で広島まで行って前泊し当日試験会場に行って、初めて見る問を時間制限内に解いて合格答案を書いて、無事に帰宅するのは至難の業だなぁ・・と。騒音振動はこれをこなせたのだが・・

2. 昨日いただいたたくさんの栗が剥かれた。さすがに手伝えなかった。いまいち実験したり道具を使って加工することは性に合わない。


3. なぜだがわからないが、ふと、フルート曲の定番フォーレ作曲シチリアーノのピアノ伴奏を弾いてみたくなった。いや仕事しないといけないんだけど・・現実逃避はよくない。

2023/9/21
1. 今朝の朝散歩は、近所の天神交差点の歩道橋の補修工事が終わったので、渡り初めをした。意外と眺めがよかった。

2. 私の講義動画を視聴後、皆さんどうしていますか?勉強とは受動的な活動ではなく能動的な行動を指すものと思う。つまり講義をボっーっと聞いて終わるだけでは勉強とは言えない。講義を聞き終わった後が大事なのである。定義を調べてみたり、暗記法を考えてみたり、何も見ないで解いてみたり、類題を解いてみたり、専門書の該当箇所を数ページ読んでみたりしてください。そうやっていろいろ考えながら試行錯誤するのが勉強である。勉強法なんて試行錯誤の中から自然と湧き出てくるものだし、勉強の進捗に伴ってバージョンアップしてゆくものである。勉強法なんて気にすべきではなく、毎日スキマ時間にコツコツ勉強する習慣を身につける方が大事である。行き詰まったら塾に相談してください。解決の糸口があるかもしれないし、時間の節約につながると思う。

3. 夕方友人がお見舞いに来てくれた。ここ最近は体調が良く普通に会話ができた。90分くらい教室の椅子に座って他愛もない話をしていた。これくらい長時間座ってしゃべれるんだったら授業もできそうである。試験も受けられるかもしれない。ちょっと自信がついた。慢心はよくないので、夜は水分を十分にとっておとなしくしているつもりだが、久しぶりに両親以外と話せてとても楽しかった。いろいろと気を使っていただいて感謝しています。

4 番外編で、昔話をしようと思う。こんなブラック話は珍しくないと思うが、サトエ時代を吐き出しておきたいのである。これは退職直前の寒い冬の時期。系列校がマラソンに出るから自腹で応援に行けという話。出張費用も交通費も出ない。寒いので防寒具だけ支給される。選択教室に新任だけ集められて、一人ずつ「●●先生行けませんか?」と言われた。そんな風に言った先生も数学の先生だった。こうやって忠誠心を試しているのだが、忠誠心が湧くはずがない。誰だって嫌に決まっている。家族でもいれば従うほかないのだろうと思うと、サラリーマンの悲哀が分かった。出張場所を覚えていないが、近所ではない。東海か関西かだったとおもう。当然私は愛想が尽きていたので、「行きません」。と断った。多くの人は行かず、数人だけ行ったようだ。

また、系列校が何かの大会に参加するから寄付金を出せとか言われて、5000円を有無を言わさず徴収する話もあった。とにかく金、金、金だった。「こんにち学べ」がこの学園のスローガンであったが、「こんにち稼げ」だよね、と生徒自らが言っていた。教員は苦笑するほかない。卒業証明書の費用が高くて保護者が文句言った話とか、送迎バスが白ナンバーなのに、金をわずかに徴収していて問題になったとか、金がらみでは枚挙にいとまがない。そのくせ理事長は彫刻?を自ら作り、大宮のビルに据えたりしていたようだ。訳が分からない。

これまたこの冬の事件だが、学園の補助金流用事件だか申告漏れ事件だかがあった。詳細は私には分からない。保護者会の全体会?かなんかで、この事件の説明を求める質問がでて、拍手が起こったりした。その事件発覚後、ラジオのニュースの最初に報道されて苦笑したことも覚えている。そのニュースの報道の翌日、私が中2の授業に行くとホワイトボードに大きく「脱税」と書いてあった。数学は習熟クラスと言ってレベル別なので、自分のクラスの教室で授業を受けるわけではない。選択教室に移動し気が緩んだのだろう。あと、私が怒らない・怒鳴らない普通の人なのは皆分かっているので、ふざけて本音を出したのだろう。黙ってその字を消し、私は何事もなかったかのように授業をした。へっぽこ教師でも1年間授業をしていると意外とうまくなるし、生徒とも気心がだいぶ知れるので、意外と教職っておもしろいなぁと思っていた。中3の女の子が、私が授業中机間巡視をしていると、突然「先生辞めないでね」と言い面食らったことがあった。もちろん何も言わなかった。

「今日の仕事は明日に残さない」というスローガンが嫌いだった。残業を強制しているようで、少しも賛同する余地が無い。今日の仕事ってなんだよ。この学校に限らず、残業時間とか勤務時間とかいう概念の無い業界なのだと思う。そもそもタイムカードすらなかった。出勤時間と退勤時間という概念が無かった。朝出勤するとでかい台帳があって、そこの自分の氏名のところに印鑑を押すだけである。出勤したか否かしか記録が無かった。

朝のご唱和もうざかった、毎朝校訓とか今月の目標とかを、延々と全員で声を出していう。生産性は0どころか、心を病んでしまいマイナスであった。この学校が嫌で嫌でたまらなくなって、朝起きたのに布団から出られなくなった日があった。無理だったので欠勤の電話をしたら、意外と皆優しかった。私の授業時間は自習になり、ほかの先生が監督してくれた。

早起きが苦手な私が一番いやだったのは早朝授業と登校指導だった。それぞれ週に一回ずつあった。朝7:40に学校に到着し、授業をしろというのだ。これには参った。準備してないのに授業なんて即興でできるわけもないし、どうしようもなく辛かった。登校指導とは朝通学路に立ち交通整理を行う業務をいう。生徒が東大宮駅から学校までの歩道を埋め尽くすので交通整理をするのである。交通整理とか駐車場の誘導とか、作業員的な仕事が多く辟易した。私の担当は東大宮駅の改札前である。大宮からの下り電車が到着すると、一般客が通れないくらいサトエの生徒で埋め尽くされるので、交通整理が必要なのは分かる。8時前くらいの電車が到着する直前、必ず駅長が挨拶にきて、よろしくお願いしますと言い深々とお辞儀をされる。ある時改札前に立っていると、見知らぬおばさんが「お宅の生徒さんが電車のなかで行儀が悪かった」と私に文句を言ったことがあった。私はどうすればよかったのだろうか。生徒の学年も氏名も分からないし、「とりあえず上司に報告します」・・と言った記憶があるが、クレームというのは一番言いやすいところに言うんだな、と分かった。本人に言ってよ、と思う。蓮田に逆流してくる生徒にも困った。定期持っていないのに、下りの快速列車がすいているせいで大宮から蓮田まで来て上り列車で通学している生徒がいた。私は当時蓮田に住んでいたので、出勤時に生徒に出会うのだ。それが気まずかった。

私はやる気のある人認定されていなかったので、させてもらえなかっただけだが、幸い集中合宿にはいかなくて済んだ。大宮のビルに生徒ともども泊まり込んで、夜中12時ごろまで勉強させるという鬼のような合宿があった。ただ、普段勉強しない生徒がこれに通うと、地頭はまぁまぁよいのか、顕著に成績が上がる。やりたいと思わないなら数学なんて勉強しなくていい、と本音で思っている身としては、首をかしげる。理系に行きたいならまだしも、そうでないなら数学の成績なんて悪くていいんだ。もっと他に楽しいことがたくさんあるでしょ、と思う。

「数学は暗記だ」の和田秀樹が公演に来たことがある。当時のトップとのツテだろう。そのとき私は彼の演説を聞いていて、自分の授業をうっかり忘れてしまった。20分くらい遅れて教室に行くと、生徒は皆椅子にすわり、おとなしく待っていた。暴れたり、出歩いたりしていなかった。彼らはそこそこのお金もちの坊ちゃんお嬢ちゃんなんだなと思った。「先生なんで遅かったんですか?」って言われてさすがに、和田秀樹の公演聞いてたとは言えなかった。笑。和田秀樹は関西の出身なのに、見事な標準語だった。

警備員がおらず、学校なのに夜無人になるのが信じられなかった。あと、確か各教室のカーテンを担任が洗っていたよ。業者とか来ない。クーラーの洗浄も教員が行っていた、蛍光灯も私取り換えていたよ・・ああ、この職業は学校の何でも屋なんだと悟った。授業もできる「事務員」ならまだしも、授業もできる「用務員とか作業員」だからね。こりゃだめだと思った。若さを無駄にしていると思い、学年末3月の終わりに退職届を提出した。もう終盤になると頭が動いてなくて、ただただ体を動かして労働するだけになってしまっていたのだが、突然3学期終了時サカエキタに転勤といわれ、緊張の糸が切れた感じであった。そういわれていきなり頭が働き始めた。こんなところにいてはいけないんだった、ということを思い出して急遽退職届を書いたのだった。あの時転勤を言われなかったら惰性でもう一年くらい死んだ魚の目状態で働いた可能性が高い。ただ、メンタルは病み、あんまりいい状況になったとは思えないので、このタイミングで「転勤」と言ってもらえて本当に良かった。退職後、元生徒が私のアパートに通って勉強を習う、という謎な経験がのちの塾経営につながるのだから、人生よくわからないものである。

しかし、「盛者必衰のことわりをあらわす。諸行無常の響きあり」は本当だった。いつの間にか跡目を継いだ理事長も亡くなり、本部の隣の豪邸は跡形もなくなり駐車場になっていた。教え子の一人と卒業後に会ったことがあるが、当時の私の上司だった方は交通事故で亡くなられたらしい。彼の息子が当時通っていて、最初私の担当になったことがあったが、学年主任が「これじゃ高橋先生やりづらいでしょ、変えておくね」といらんおせっかいを焼いてくれたことがある。ご冥福をお祈りしたい。社会の先生だったしあんまり共感はしなかったが、よく怒られた。入試の頃だったと思うが、夜八時が近づいたのでさすがにもう遅いから帰宅しようと思ったら、「まだ他のみんな残ってたんだろう、一人だけ帰ろうとするな」って怒られて泣きそうになった。なんでこんなブラック企業を選んだんだ、って思うと見る目のなかった自分が情けなかった。多分この業界全体に勤務時間という概念が無いので、もうこればっかりはどうしようもない。「やりたいなら、一生懸命ご奉仕するのが当たり前」「正規採用なのに文句言うな」な業界なのである。

この学校に勤務して唯一良かったことは、教育現場を経験できたことだ。あるベテランに「先生という職業は生徒に大人の魅力を見せてあげることだ」と言われた。もし現場を経験しなかったら、教師とは「勉強を教える仕事」だと思っていたに違いない。改めて言われて脳天をつくような衝撃を覚えた。

この作業系現場のような教育現場を経験したことから、「雇われはもうこりごり」「教員は死んでも二度とやらない」みたいなメンタルが育っていくことになる。ブラック企業なんかに勤めたら、その反動はその後の人生に禍根を残す。絶対やめた方がいい。就職する企業の評判は大事である。当時のサカエヒガシは評判通りだった。ブラック企業だったら転職すりゃいいじゃん、って部外者は思うんだろうけど、転職する気すら起きなくなってしまうケースもあるのだ。今でも無職の方がマシだと思っている。

そろそろサトエ時代の思い出も終わりにしたい。当時は塗炭の苦しみだったが、今となっては良き思い出である。この経験が今を形作っているのだから。おわり

2023/9/20
1. そもそも電験って、電気設備の保安監督業務のための資格なんですよね。なんで私が受験するか否かを悩まないといけないんだ‥我慢して勉強するのは嫌いなのです。資格っていうお墨付きをえて安心したいのかもしれないし、自分で決めた目標を達成するのが男の生きがいなのかもしれない。ただ、二種を人生の目標にしたいとはあんまり思わないのです。心の支えなら3種と計量士で十分な気がします。そんなことを思いながら二種理論の問1を解きました。結構問題文に計算手順が書いてあって驚く。

2. 我が家の庭には子孫が代々繁栄するように縁起を担ぎ、橙(ダイダイ)がある。毎年実をつける。今日墓参りに行き、ご先祖に生きている報告をしてきた。しかし、ひい爺さんが願った子孫繁栄は無理っぽい。

3. かつての勤務校では墓参りの「業務」というのがあった。私は幸い行かなくてよかったが、なぜか理事長の奥様の墓参りの業務があった。理事長先生が入院するので、折り鶴をおりましょう、とかペットボトルのふたにシールをはったり、イベントの際看板をもって通学路に立ったり、学校説明会の時スリッパを配ったり、いすを並べたり・・と教育事業とは程遠い業務がほとんどだった。スリッパくらいおいておけば保護者が勝手にとるよ・・と思うがなぜか一人ずつ手渡しだった。学内のイベントで新任の先生だけで歌ったこともある。そもそもイベントが盛りだくさんで、1パーセントくらいの労力で授業をしている感じだった。中3でテーブルマナー講習というのがあって、授業がつぶれたことを思い出した。それなりにいいお肉を食べる機会なんて普通にありそうなご家庭ばっかりなのに。若き頃の苦い思い出でも、懐かしくて思わず笑ってしまう。折り鶴の折り方は今でも知りません。

2023/9/19
1. 最近は自宅の階段を立ち止まらずにさっと登り降りできるようになった。退院後の8月中は立ち止まったり、ゆっくり上がったりしていた。一度病気になると、もうずっとこのままなんじゃないかと不安に駆られるが、勉強と一緒で努力してリハビリ(という名の有酸素運動)をしていれば意外と治る気がしてきた。

2. 電気計算の2種理論の最初の問の解説をちらっと見たがなんかおかしくないか?仕事だからクーロン力に逆らう外力を積分するんだけど?電位の定義間違ってんじゃないの?いや、まあべつに他社の解説はどうでもいいのだが、私を悩ませているのは私自身の2種試験の受験である。この商売続けるんなら、2種くらい合格していないと格好がつかないよな・・金輪際国家試験は受験したくないんだが。別に電気が専門なわけでもないし、電験の予備校をどうしても続けたいわけでもないんだが。いまから来年の出願をすべきか否かを悩んでいるのが滑稽である。気が早い。

3. 今朝の朝散歩は8時ごろ行う。通学の高校生や幼稚園の送迎の車と頻繁にすれ違う。私とは縁のない世界だが、こんな不景気でも世の中は回っているらしい。目的地は公会堂の公園。使われていない噴水や真っ裸でフルートを吹く少女の銅像や空気の組成を書いた看板があったり、相変わらずわけがわからない。でも、三橋ブログの今日の話題が金剛バスの話だった。私の方が一日早く取り上げていて、ちょっぴりうれしい。私から見たらどんな話も対岸の火事ですけどね。


2023/9/18
1. 今日は祝日で敬老の日。話は通じなくても行動と生活を共にするのが親孝行かと思っている。私の場合とんだ災難を引き起こし迷惑をかけたが、現在なんとか執筆もしているし、日々元気になっている。他に悪いところはなさそうだし、今のところ死ぬ気配もない。親より先に死ななくてよかったと思う。ちなにみ計量の日は11月1だそうだ。(敬老と計量でちょっと音が似ている。)塾から見たら12月の半ばが計量士試験の天王山で、今年も受験生から問題をもらわないといけない。この貧乏塾におめぐみを!ってね。計量士試験受験生の皆さんは問題送ってください。問題送りましょうか?ってちゃんと打診してくださいね。

2. 入院中ベッドとコンセントが遠くて、スマホの充電ケーブルが届かなかった。そしたら、親切にも延長コードを持ってきてくれたナースがいた。これは凄く助かったし、これが材料力学への勉強につながった。生きがい大事ですよ、入院中勉強できますよ、と励ましてくれた医師もいた。入院自体は不幸だったが、真面目で親切に一生懸命な医療従事者の方の言葉は宝である。まさか自分が病気なんてするわけがない、と思っていたが今はそれが幻想であるとも分かった。今度急におかしくなっても、迷わず救急車を呼べそうである。

3. 富田林の金剛バスがバス事業廃止だそうである。素人目には、従業員が集まらなければ高給で募集すりゃいいじゃないとか不採算路線を整理すればいいじゃないなどと思うが、やっぱり本業が儲からないとやがて人が雇えなくなって全体的に行き詰まるんだな・・三橋氏の昨日の指摘は、本当だった。ウチの近所のアルクに入居していた「奇人と変人」という行橋の高級食パンの店はたった1年で閉店したようだが、経営者のつぶやきによると「売り上げは悪くなかったが、人手が足りなかった」とあった。ウソかマコトか分からないが、人手不足と賃金不足は全体的な傾向のようである。人材はやっかいで、育成しようとしても時間と金がかかるから、急に増やしたりできません。一般計量士の皆さん、これは対岸の火事ですか?つくばでの講習検討していますか?笑

2023/9/17
1. 教材が全然売れない。値上げしたから当然の報いだろうが、国全体でこんなことが起きているようだ。三橋ブログを毎日読んでいるが、本日の文末に「人件費上昇分を価格に転嫁できるのかどうかです。できない場合、企業は普通に「廃業」を選ぶでしょう。」とあった。これは建設業とかの話ですが、廃業というのは事業全体をやめるんじゃなくて、ピンポイントで儲からない事業とか取引をやめる。徐々に労働やサービスを満足に行える人材がいなくなっていくのは、みんなが不幸になる道だと思う。(追記塾では久しぶりに教材売れました!ありがとうございます。質問があったら疑問をぶつけてみてね。)

2. 「子供の頃やっておいた方がよい習い事」、という動画があったが、習い事は子供の向き不向きを家族が理解する良い機会だと思う。万人に共通してやっておいた方がいい習い事なんて存在しなし、何が向いているか分からないから、両親は私にいろいろやらせてみたらしい。私が幼少期にさせられた習い事はピアノ、習字、公文、水泳、スケート・・くらいを思い出す。スポーツはことごとく嫌いだったし、スポーツは全く向いていなかった。嫌いだと自分で考えようとしないし研究もしないので、上達しない。一回一回のレッスンをやりすごすことしか考えなくなる。よき指導者との出会いも大事だろうが、性に合った習い事と性に合わない習い事がある。

私の場合、小学校低学年までの「性に合った習い事」は今の人生にがっつり生きている。ピアノでは集中力と記憶力を鍛えられ、公文では計算力と読解力を鍛えられた。意外と役に立っているのは習字である。漢字を書く際に、「とめはねはらい」を無意識的に注意するようになっている。誰が読んでも読める字を書くのは、手書き教材を売っている身としては大事なスキルなのである。いずれも小4くらいでやめて徐々に学習塾と中学受験に切り替わっていった。

3. 四谷大塚進学教室の歌というのがあって、懐かしくyoutube上で聞いた。小6の時ちょっとだけ日曜教室に通ったのだが、準会員合格時に歌のカセットテープが送られてきて、繰り返し聞いた。いまでも旋律を覚えている。輝かしい未来を歌い上げるみたいなヘンテコな歌詞に時代錯誤な旋律といろいろ笑えるが、未来は本来は希望溢れるものだったんだな。

2023/9/16
1. 晩御飯動画の収益がこれまでの累積で100円を超えたようである。毎日70秒前後の動画にまとめるのが結構楽しい。不思議と、再生回数の伸びる動画と伸びない動画がある。理由が分からない。私のトークが受けることはないと思うのだが。

2. ベランダから太陽を見ていて、地球から見ると素人目には確かに太陽が動いているように見える。執念深く観測を続け、季節によって太陽の軌道が違うことを発見し、地軸の傾きと地動説を導いた人達はやっぱり偉いな。常識にあらがって新説を唱えることも難しかったのかもしれない。センメルヴェイス反射ってやつですね。多数派とかこれまでの常識が真実とは限らない。青色発光ダイオードだって、ガリウムでは絶対できないと思っていた人が多数派だった話を思い出した。

3 理科大は正規に卒業しているのでこういうのが来る。卒業式の際、10年分の会費を前払いし記念のネクタイをもらった。そのため、修士修了後10年間は頻繁にこの会誌が送られて来たが、それ以降会費を納めていない。それでも、毎年この号だけくるようである。いや、金かかるからもう送らなくてもいいよ・・ってちょっと思う。


2023/9/15
1. 今朝の朝散歩は近所の鯉を見に行く。2匹いるのだが、今日はいまいちな反応。二日連続で朝太陽が出ていないので、鯉も元気がないのか。私は日光浴の代わりにYouTube撮影用の照明をつけて浴びる。結構明るい。藤子F不二雄の短編集に人工太陽が出てきた話があった気がする。星新一だったかな?もうSFは読まない。

2. 病院からもらった薬が足りないことが発覚。次回の外来検診まで本来は5週分薬がないといけないのに、4週分しか処方されていなかった。昨日の夜それが判明した。生きているといろんなことがあり、とても楽しい。午前中に病院に問い合わせて、一週間早く9/25に病院に行くことになった。一度こんな病気をすると、直っても病気の予防のために通院しなくてはならない。

3. 電気計算10月号にNAISTの浦岡先生の記事が載っていた。むかし、博士課程在籍中に研究の中間報告で、自分が今何をやっているのかを説明しに行ったことがあった。数学教師は何でやめちゃったの?博士行った後どうすんの?とか全然関係ないことばっかり聞かれたことが懐かしい。「また数学教師でもやろうかと思います。」って心にもないことを言ってしまった。当時から教師なんてもうこりごりだと思っていた。教職につかずに博士課程にいる時点で、「もう教師にはならない宣言」なんです。内容がIT技術に関する話なんだが、この人そんな研究テーマだったっけ?賢い人っていうのは今までの専門とかどうでも良くて、今興味のある話に走っちゃうかね。

2023/9/14
1. 今朝は雨天のため散歩は中止。だいぶ日の出が遅くなってきた。秋が来たことを実感する。今まで日の出の時刻など、気にも留めなかった。ただ、運動しないのはだめなので、廊下を行ったり来たりして運動をした。お友達(と言っても年上の元受講生)に、「まずは体調を復活させてください」連絡をもらったからである。リハビリは勉強より大事である。運動中はスマホをポケットに入れて何歩歩いたか計測している。

入院中は、このスマホのようにポケットに心電図のメータがいつも入っていた。ナースに確認すると、電波でナースステーションにデータを飛ばしているとのことだった。心電図を取るため胸に三か所、ゼリー状の粘着剤のついた丸いやつで電極を張り付けていた。これがカナダのメーカー製で1個百円もして高いそうである。円が弱くなるとこんなところにも弊害がでてくる。特許の関係で日本では作れないのかもしれないが、国産で作れないのだろうか。これが高いせいでこの粘着剤が途中ではがれると、普通は気前よく張替えてくれるが、ナースによってはテープで張り付けるのである。

2. 入院中職業を聞かれて大変困った。答えようがないし説明のしようがないというのもあるが、ナースも医師もそもそも電験とか計量士とか知らないからだ。全く伝わらない。医療従事者的には、とりあえずおっさんには職業を聞いておけば雑談になるのだろう。気を紛らわしてくださっているのは分かるし、ナース的には普段通りの業務を忠実に遂行したことになるのだろうが、私は雑談には不向きである。こちらも正確に答える必要も無く、慣れてくると無難に「塾やっています」と答えていた。ただ、私の業務は普通の塾の業務とはかけ離れていると思う。

3. 夕ご飯を毎晩撮影していて、母の調理中の作業に関心が向くようになった。冷凍の冷たい肉を切り、熱い鍋をふるい、段取りよく準備した食材を調理していく。2時間くらい全ての作業を立って行うのである。これは大変な作業なんだとわかった。授業の準備も大変だけどね。

4 そろそろアメリカ旅行の話は終わりにしたいのだが、まだ記録しておきたいことがある。それは単位の話である。アメリカには計量法はあるのだろうか。あったら標準の単位としてはきっとヘンテコな単位ばかりが並んでいるのだろう。あの国の単位は国際標準とはかけ離れている。重さにしろ、長さにしろ、温度にしろ、我が道を行っている。日本でいうと尺貫法のような古臭いものを使い続けている感じなんだろう。物理の授業で困るだろうな。

アメリカ旅行の際、シカゴ駅(無意味に立派で巨大)のそばの電光掲示板に「30F」と表示されていたことを今でもはっきりと覚えている。温度は華氏表示なので、これをセ氏に直すと氷点下1度くらいである。北海道でいうとだいぶ春の陽気で暖かい感じだが、防寒具は必要な温度である。もちろん地球の歩き方で勉強していたのできちんと寒さ対策はしてあったが、この電光掲示板の温度表示を見てもやっぱり温度はピンとこなかった。日本人は日本で生きていくようにできているらしい。

どんな旅も終盤になると不思議と自宅に帰りたくなるが、この電光掲示板をみて旅の寿命が尽きたように思う。シカゴには到着日も含めて三日いて、近郊鉄道(高架鉄道)のフリーパスを買って乗りまくっていた。最終日、オヘア空港というこれまた巨大な空港から帰ってきた。出国時、係員が何を言っているのか分からないことがあって、情けなかった。別にアメリカ旅行をしても英会話が上達するわけじゃない。そもそも会話自体が得意ではない。

成田空港に着くと、両親が迎えに来ていた。そんな大それたことを成し遂げて帰国するわけじゃないので来なくてよかったのだが、母が迎えに来たかったようである。空港で喫茶店かなんかでコーヒーを頼んだとき、コーヒーを英語で言ってしまって恥ずかしかった。帰りに京成のスカイライナー(2代目)に乗せてもらえて、私は終始ご満悦であった。まだスカイアクセス線なんて無い時代の話である。おわり。

2023/9/13
1. 近所の病院の庭に鯉が二匹いて、朝散歩の途中によく挨拶をする。おはようと小声で言うと目が合って、口だけ水面から出して餌を催促する。餌が来ないとわかると、残念そうに水中に没するのがなんだかかわいい。

2. リプトンの紅茶は安くて、トワイニングの紅茶は高いがおいしい。どちらにするべきか、悩む。雑誌にも特徴があって、D社はわかりにくいし誤植が多いが、解説の速報の出版が速く、エネ管、二種、三種と全部ある。一方Oは出来は素晴らしいが、二種しか掲載されていない。三種は別の雑誌である。誤植が多いのも、「どうせD社だから・・」と真に受けずにスルーするスキルを身に着ければ、あまり気にならない。

3.  昨日のサンルイスオビスポの話の続きをしよう。朝バスディーポで間違って切符を買ってしまった話。通しでLAからサンフランシスコまでのグレイハウンドの切符を買ってあったのに、寝ぼけていたせいか、改めてサンフランシスコまでの切符を買ってしまったのだ。仕方ないので、買った切符をその場で払い戻した。もちろん手数料の分だけ差し引かれてしまったが、仕方が無いことである。

そしたら、その場にいた乗客なのかグレイハウンドの従業員の人なのかは分からないが、突然話しかけられた。で、「ジャネットジャクソンって知ってる?マイケルジャクソンのシスターなんだけど、この人のCD持ってるから、君にあげるよ、日本に帰ったらぜひ聞いてくれよ、いい曲だから」みたいなことを言われ、なんかわけもわからずCDをもらった。その後、私はサンフランシスコ行きのバスに乗った。帰国して自宅で一度このCDを聞いたが、あまり興味がなく、ヤフオクで売ってしまった。

ちなみに途中下車するとことをstopoverと言う。当時グレイハウンドの乗車券の仕組みが大変面白くて、購入時に途中下車する地点を指定したら各区間ごとに切符がつながって印刷されるのだが、料金は始点と終点の通しで決まる仕組みだった。だから、いろんなところに立ち寄る旅行者の切符は、給与明細程度の大きさの紙がミシン目で何枚も長くつながっていた。

2023/9/12
1. 8月は毎日クーラーをつけていたので電気代が心配だった。今日電気代の請求がきたのだが、なんと劇的に使用料が減った。請求金額も1万円を切っていた。8月に、古い2台の冷蔵庫を新型の冷蔵庫に一本化したのと、私が風呂上り6時から9時まで2階にいて1階の塾の照明を全く付けない生活に移行したのが効いたのだろう。新型の冷蔵庫の購入費用は電気代の先払いのように感じた。

2. 市役所から父にマイナンバーカードの更新のお知らせが来た。マイナンバーの有効期限は10年でしょ?と思って問い合わせたら、衝撃の事実が判明した。マイナンバーカードの有効期限自体は10回目の誕生日までだが、電子証明書の有効期限は5回目の誕生日までだそうだ・・これって実質マイナンバーカードの有効期限は5年なんじゃないの?そうすると、私は来年市役所に行って更新しなきゃならない・・ことが分かった。最初にそういう説明して欲しかった。制度を調べない市民が悪いのか?うーん。このためだけにわざわざ来年の4月に市役所に行かなきゃいけないのか。総務省のサイトによると更新手続きは市役所で対面でしかできないとあった。便利なのか不便なのか分からん制度だな・・

3. 今日も大昔のアメリカ旅行の話。こういうつまらない過去の話を記録に残しておこうと思う。

サンフランシスコとLAの中間くらいにサン・ルイス・オビスポという町がある。夜この街にグレイハウンドバスで到着し、乗客の一人にユースホステルの場所を尋ねたら、「おお、パパが向かえにくるから乗せてってあげるよ、日本人なの?私オキナワにいたよ」とかなんとかいわれて、結局宿まで乗せていってくれたことがある。親切な方がいるものである。このユースホステルは照明のスイッチの位置が分かりにくかった。ここにも同室に日本人のおっさんがいて、日本語で旅行の会話ができて面白かった。旅行して回っているなんて、とんでもなく金持ちである。アメリカの西側はどこに行っても日本人がいた。シアトルの交差点でも老夫婦が日本語で会話しているのが聞こえた。 初日のLAのユースでも日本人がいて、普通にスーパーに一緒に買いに行った。キャベツはキャベッジですかね、とかいいながら、確か冷凍のピラフかなんかを購入し宿でチンして食べた記憶がある。

英語ではhot chocolateでココアの意味なのだが、それを体験したくて、行く先々でココアはあるかと尋ねていたがなかなか売られていなかった。あきらめかけていた時、最終日のシカゴのユースの自動販売機でhot chocolateが売られていた。硬貨を投入し、ボタンを押すとちゃんとココアが出てきて、これがたまらなく嬉しかった。本当にhot chocolateでココアの意味なんだと理解できたからだ。

初日のLAのユースでサンルイスオビスポのユースに予約の電話をしたことも鮮明に覚えている。英語で電話するなんて、これまでの人生で一番緊張した。これほど勇気の必要な体験もめったに無い。

2023/9/11
1. アムトラックの夜行列車で、シアトルからシカゴに移動したことがある。大学3年生も終わりの2002年2月くらいの話である。単身、自分の英語力を試すため二週間だけアメリカ旅行をしたのである。列車名はエンパイヤビルダーという。その時、金の持ち合わせがあまりなくて一度だけ食堂車でディナーを食べた。それ以外は売店で細々とパンとか買って食いつないだ。車内にATMなどなく、電子決済の時代でもないからである。

夕方になると、係の人が「dinner reservation」と連呼しながら通路を歩いてくるので、手を挙げれば予約完了である。時間になって食堂車に行くと、なぜか相席でミネアポリス在住のご一家だった。ネイティブが発音するとミネアポリスは「りんご」みたいに聞こえて、最初なんと言っているのか分からなかった。お父さんと幼い息子二人という構成であった。お父さんが気を使って、いろいろ話しかけてくれたのだが、幼い方の子の方が「9.11をしっているか?」と聞いてきたのが印象的だった。英語の心もとない外国人に何を聞いてよいか分からなかったに違いない。

そのお父さんと「日本人です、大学生で数学科の学生です」とか、そんな話をした気がする。私は緊張しながら食べたせいか、ナイフが使い慣れないせいか、芋の味があんまりしなかった。単においしくなかっただけかもしれない。よほど強烈な印象だったのかいまだに昨日のことのように覚えている。折角行ったのに、豪勢に金を使って面白い体験をせずに、ケチケチ旅行をした点を後悔している。

2週間と言わずに1か月かけて東部の方もいけばよかった。ただし、米国より帰国してすぐに北海道旅行に行ったのだが、急遽父の転勤が決まり私も運河へ引っ越しが確定して、慌てて中標津空港から埼玉に帰った。国内にいて良かった思う。大学院に内部推薦が決まっていた頃の話。

9.11の同時多発テロは2001年であり、もうずいぶんと昔の話になってしまった。

2. 5月中旬に、google adosence のIDの誤りを是正するため、アドセンスIDの変更を行った。IDが「個人」か「法人」かなんて私にはどうでもいいのだが、googleがいうんだから仕方がない。そのせいで5月の中旬に一週間収益が無くなったことがあった。IDの審査にそのくらいの時間がかかったからである。また、この事件のせいで、私のチャンネルの収益は5月から起算となっている。YouTubeでは収益額が通算して8000円以上ないと振込されないのだが、5月から8月までの収益だとギリギリ8000円を超えず、9月の初入金はかなわなかった。

さて、今月はなんのトラブルも無いかと思っていたら、今度はアドセンス上でアメリカの税務調査を入力しろと言われた。ググって、適切にフォームを作成して送信した。3回目でやっと満足のいく結果を提出できた。何度でも提出できるので助かった。googleはアメリカ法人のため、なにも申請をしなかった場合、米国の法律が適用され収益の30%が源泉徴収として差し引かれることになる。日本のマイナンバーを入力することで米国での源泉徴収はされなくなるので、そのフォームを提出しなければならないのだ。最初マイナンバーが外国TINになることを知らなかったのだが、ググるとマイナンバーで行けるとあり安堵した。分からない時はググルに限る。

3. 今朝4:30頃大雨が降った。たまたま雨の音で目が覚め、母と一緒に洗濯物を取り込む。家事に貢献できてすがすがしい気分になった。8時過ぎには雨が止んだので、今朝の朝散歩は朝食後に行う。松崎小学校の敷地をぐるっと一回りしてきた。雑木林を散歩している気分である。今までは暑かったので6時過ぎに朝散歩に行っていたが、だいぶ涼しくなってきたので散歩は午前中でもいいかもしれない。

2023/9/10
1. 今日の朝散歩はお休み。7時頃ベランダに出て日光浴だけ行う。今日からは技術士電気電子の解説執筆を始めた。

2. 片手ずつではあるが、ちょっとだけピアノを弾いた。初見で弾けるようなあんまり難しくない曲をチョイスした。ショパンはしばらくお預け。長時間練習する必要などないのだから、中腰で立って数分弾いた。極力暗譜を目指すことにする。

3. ブレインメンタル強化大全によると風呂では湯船につかり、寝る90分前に体を温めた方が入眠しやすいようである。これまでは私はシャワーだけだったのだが、退院後は数年ぶりに湯船につかるようになった。よく眠れるのはそのせいかもしれない。

2023/9/9
1.一般計量士登録をするためには、「実務経験」として1年間の労働が必要である。この道以外ない(雇用形態が正規か非正規かは問わないとのことである)。環境計量士では「実務経験」を筑波の講習で認めているので、これに参加すれば大学生でも登録できる。一般計量士もこの筑波の講習を始めたら良いと思う。私はもう外出は無理な気がするし興味も無いけれど、つくばの講習を始めれば一般計量士の知名度も少しは出て、全体的にはプラスの効果だと思う。ただ、現在登録している人の反発が強いのだろう。現在の計量士の心境は「苦労して1年も働いて取った資格を、そんな短期間の実習程度で認めてなるものか。」なんだろう。彼らからしたら正社員以外の一般計量士登録なんて考えられないんだろうが、時代は変わっているので、早めに改心した方がいいと思うけどね。私にはこの業界が人手不足なのか高齢化しているのかを確かめるすべがないが、私は遠くから傍観するだけである。傍観者が一番気楽で良い。

2.だいぶ前の話だが、親戚の子が野菜が嫌いだと聞いた。それを聞いて、中学数学は野菜のようなものだな、と思った。大多数のお子様から嫌われるのだが、本当は栄養満点で人生を支える道具になるはずなのに、多くの子供はもうこの時点で毛嫌いしてしまう。数学の研究を職業にするのは困難過ぎるので、まともな神経をしていれば普通どこかの段階で数学は辞めると思うけれど、中学や高校で諦めるのは早すぎると思う。

3.今日の朝散歩は天満宮の鳥居までいった。約2km歩いた。ちょっと頑張りすぎたか。土曜で天候もよいので、歩いていると向かいからどんどん散歩の人がやってくる。犬と散歩の人も次々とくる。


2023/9/8
1,ICU(集中治療室)に入院していたとき、壁のコンセント(壁の二つ穴の方)の一部が緑色になっていた。そのわけをナースに尋ねると、緑の方は停電時でも使える非常用予備電源になっているそうである。医療でも電力が本当に生命線なんだなと実感した。コンセントの写真を撮ってもらえばよかった・・

2.「アイデアが煮詰まる」という表現は「アイデアがまとまり完成する」という意味なのは明らかなのに、どうしてか逆の「行き詰まる」意味で誤用する人が多い。煮物を見ていれば、「完成する=煮詰まっておいしくなる」という式は明らかと思う。ブレインメンタル強化大全はいい本だったし、生活リズムの安定化に役立ったが、医師は「煮詰まる」を誤用していた点は残念だった。しかし、この本は間違いなく生活リズムを整えるためのバイブルであり、強くお勧めしたい。

3.値上げしたのに教材が売れた。ありがたやありがたや。10月は公害防止管理者試験、11月は電験の二次試験、12月は計量士と技術士と試験が続きますが、受験生は遠慮なく私に議論を吹っかけてきてください。役に立ったらいくらでもいいから寄付してください。

2023/9/7
1.久しぶりに自転車に乗った。未だに一人での外出は怖いので一人でではない。白菜がないというので、急遽買い物に行くことになり、父と近所のスーパーアルクまで行った。ゆっくりだが、意外と普通に乗れた。こういう運動機能の記憶は急に衰えたりしないのはわかってはいるが、それでもしばらく乗っていないと恐怖心を感じた。こうやって一つずつ元に戻っていくのだろう。今月の散髪は自転車に乗って行けそうである。

2.入院中、看護師に「頭は一度病気しちゃうとダメだけど、心臓は筋肉だから鍛えれば元に戻りますよ」みたいなことをしれっと言われたことがある。リップサービスかもしれないし真偽は不明だが、それを真に受けて散歩と運動を続けようと思う。少しは仕事もしよう。

3.今朝の朝散歩はちょっと距離を伸ばして、商店街の欄干橋まで行った。巨大な鯉が今でも泳いでいた。2011年に防府に移住してきてここは何度か通過しているはずなのに、鯉の存在を気にかけなかった。全く関心が無いと記憶に残らないものである。池が大きくて運動も十分なのか、ものすごく大きい。鯉にとっても運動は大事なんだろう。人間は運動するとテストステロンというホルモンが分泌されて、鬱の予防にも良いらしい。朝太陽の光を浴びながら散歩して、帰宅後朝ごはんをたんまり食べて、寝る前2時間は何にもしない。(スマホやパソコンなど液晶画面を見ない)という新たな生活リズムが定着してきた。


2023/9/6
1.毎晩夕飯の動画をアップしているが、気が狂ったわけでも塾をやめたわけでもない。こんな感じで短い講義録を少しずつ撮影しようと思っているのである。さすがに講義は1分では終わらないだろうが、塾経営への復帰に向けて予行演習を行っているつもりである。私は年中めそめそしているが、基本的に努力家なのである。晩御飯動画を毎日70秒前後でまとめるのが意外と楽しい。

2.腕立て伏せを毎日するようにしているが、ようやく1日10回はできるようになった。

3.今朝のリハビリ朝散歩は1.2kmで、ちょっと長かった。近所なのに通ったことのない道があり、冒険しているようで楽しかった。写真は朝散歩の途中に小学校で撮影したもので、雑木林に行ったわけではない。市街地にある小学校の外周を囲む松の木である。だてに地名に松が入っていない。太古の昔からここら辺は松が茂っていたのだろう。


2023/9/5
1.総合医療センターの体重計には全て定期検査証が貼ってあった。二年に一回必ず定期検査に出しているようである。商売として量り売りしているわけではないのに、え?って思った。思ったより一般計量士の仕事は身近なんだな。残念ながら一般計量士の業界には実務経験という謎の参入障壁があるので、正社員を経たうえではないと一般計量士登録は厳しそうである。私の合格証書は宝の持ち腐れであり、心の支えということになるでしょう。

2.最近若かりし頃の教員時代を懐かしく思い出す。勤務校には謎ルールがたくさんあって、ぱっと思い出すだけでも「腕まくり禁止」「Yシャツは白のみ」「靴下も白」「革靴で校庭に出てはいけない」等々・・。今はもうさすがにそんな変なことはしていないと信じたいが、お勤めはこんなどうでもいいことであっても従わなきゃならない。生徒がいるわけでもないのに、職員室で節分の豆まきまでさせられたよ。一体だれがこの職員室の掃除をすると思っているんだい。やれといわれたら裸踊りでも合唱でもしなきゃならないから、お勤めは辛いね。

3.三時のおやつには煎った大豆を食べている。チョコレートやクッキー、アイスクリームなどのお菓子類は一切やめることにしたからである。

2023/9/4
1.寄付をしてくださった方がいた。本当にありがたい。

2.長文の励ましのメールをいただいた。ありがとうございます。私は今後国家試験を受けないつもりなのだが、「それはもったいないです」って書いてあった。そんなもんかな・・

3.近所のスーパー(丸久)のレジカート。商品はカートについているスキャナで登録し、会計は通路みたいなところを通過するだけで一瞬で終わる。あらかじマルカというこのスーパーの電子マネーにチャージしておかないといけないが、結構便利である。


2023/9/3
1.修士の頃の同期で栄東出身の人がいた。卒業直前、佐藤栄に就職予定だった私に「あんまり続かないし良くない」みたいなことを言ってくれたことがあった。ちゃんと警告してくれた彼は優しかったんだな。どこにも就職が決まらない中初めて得た内定だったから、飛びついてしまった。しかも12月だったし。2,3校の内定を得てから勤務校は吟味しろと、若かりし頃の私に言ってあげたい。悪夢の教員時代も、今となっては若かりし頃の懐かしい思い出である。悪夢の中努力したから今があるんだよと思いたい。ちなみに教員時代、受験会場にはいかなかったが電験三種に出願していた。当時は数学以外の勉強をしてみたかった。「コサインのことを力率という」「モーメントとトルクは同じ式」、なんて勉強したのは実は教員時代である。

2.最近は授業が無いのでぼそぼそした声しか出していないが、晩御飯動画のナレーションの際に腹から声を出すようにしている。大した再生回数にはならないし収益も数円だが、授業再開に向けての発声練習と思って頑張っている。

3.今日の朝散歩で撮影した写真。右の写真は来年解体予定の文化福祉会館。隣接する公会堂はリニューアル工事をして存続。公会堂の広場に大村能章なる人物の銅像があった。誰?私も知らないし知名度ゼロだと思うが、ググったら作曲家だったららしい。銅像が立つくらいだからさぞかし金持ちだったんだろうなぁ・・


2023/9/2
1.晩御飯動画をUpし始めてから、今日で一週間になる。晩御飯動画を投稿し始めて、自分がどんな料理を食べているのかに関心が向くようになった。また、母の苦労も見えてきた。家族の苦労を理解し、その努力に感謝できるのは素晴らしいことだ。入院生活をきっかけにようやく息子としてまともな心を取り戻せた気がする。

2.計量士だけ印刷版を復活することにした。ただし印刷版は直近7年分だけなので、やっぱり電子書籍をお勧めしたい。これで、一連の値上げによるホームページの更新作業やboothの更新作業が大体終わった。あと、メール質問サービスも開始することにした。勉強で困ったらメールください。一緒に考えます。高橋塾がもし役に立ったら、後日いくらでもよいので寄付をしてもらうゆるい仕組みにします。

3.昨日の寿司以来、ちょっぴりおなかの調子が悪い。生魚は消化に悪いのか、処理が良くないのか、はたまたワサビが良くないのか。なにが原因かよく分からない。 退院当日に道の駅潮彩市場防府で海鮮丼を食べたが、この時は全く異常は起きなかった。外食したければそこそこ高級なものじゃないとだめなのかもしれない。

2023/9/1
1.毎日朝散歩を続けている。暴風、大雨の日はさすがにしないが、ゆっくり近所を歩いている。ゆっくり歩くので大した運動にはなっていないが、生活リズムの安定化には寄与していると思う。メンタルが少々落ち込んでも夜9時にはストンと眠れるので、不安が増幅して眠れなくなることが無い。今日は小雨がぱらついていたが、傘をさして朝散歩をした。こういう日は500メートルぐらいである。近所の病院に大きな鯉がいるので見てきた。

2.防府市から冷蔵庫購入特典が来た。市内の店舗で使える商品券だそうである。申請時には到着まで一か月くらいかかると言われたが、ずいぶん早く来た。

3.今日の昼食は、我が家から180メートルのところにあるくら寿司である。場所はすごく近いのに何年も来た記憶がない。塩分控えめな食事を目指しているので、しょうゆはほとんどかけなかった。ここまで神経質になる必要などたぶんないと思うが、ワサビを少々のせて素材の味を楽しんだ。調子に乗ってたくさん食べてしまった。行きがけにウォンツにも寄ったので良い散歩になった。ペロペロ事件の余波なのか、「お食事ごとにしょうゆやワサビは取り換えています」と表記があった。


2023/8/31
1.今日は最後のリハビリ。理学療法士に「このままずっと続けることが大事です。運動に終わりはありません。」と言われた。もう入院騒ぎはこりごりなので、頑張って運動します。

2.晩御飯動画で一日数円から10円くらいの収益になっている。

3.電気計算の2007〜2011の1月号だけ購入した。例年1月号は二種二次試験の解説が掲載されているからである。

2023/8/30
1.昨日から今日にかけて夜涼しかったせいか、よく眠れた。最近は夜8時を過ぎると猛烈な眠気が襲ってきて、9時には必ず眠れる。これが朝散歩の効能なのかもしれない。夜7時を過ぎたらスマホもパソコンもテレビも見ないし(テレビは最初から見ないが)、仕事も一切しないのが良いのかもしれない。退院直後は夜寝る前に憂鬱な気分になることも多かったが、最近の夜は眠気の方が強く、不安な気持ちとかどうでもよくなる。

2.今後はもう少し稼がねばならない。今までは将来があると思って色々新規事業を開拓してきたし、新規事業と授業料の収入でなんとかやってきた。しかし、今後はこれまでの教材からも利益を出さないといけない。当分授業もできそうにないし、にっちもさっちもいかない。値段を上げたくてあげる人などいないし、値上がりしたらさらに売れなくなるのは百も承知である。病気をして自らの手で経営を窮地に追いやってしまったのが情けなくて悔しいが、今後は毎月医療費もかかるし、かなり教材を値上げします。塾の窮状をご理解いただきたい。授業動画込みの値段なので、なんとか今後もご購入いただきたい。不景気なのに消費税を上げたりする政府も心を入れ替えて欲しいね。

3.技術士(機械部門)令和四年のV-14が、私が持っている朝倉書店入門制御工学にのっている例題と全く同じなんだが。数字も同じでびっくりした。解説書く側としては楽でうれしいです。

2023/8/29
1.午後三時に紅茶を少し飲んだら、憂鬱な気分が吹き飛んだ。良い香りにはやはりリラックス効果があるようである。私は悪玉コレステロール(LDL)が高いので、間食のお菓子は辞めたが、小魚とナッツをちょっとだけ食べた。

2.入院中、傷口を押さえていなくてはいけないタイミングがあり、医師と二人っきりなった時間があった。その際、私が「入院中は全く仕事も勉強も進まない」と嘆くと、医師がきっぱりと「入院中でも勉強できますよ」といった。それに勇気づけられてスマホが使えるようになってからは カズバラブログという材料力学のホームページをずっと読んで気を紛らわせていた。正直このブログではよく分からない点が多かったが、帰宅後、ここで紹介されていた基礎材料力学を読んで結構わかるようになった。このカズバラブログを読んだ経験が無かったら、いきなり専門書を読むのには敷居が高かったと思うし、そもそもこの良き専門書とも出会っていなかっただろう。入院生活中でも勉強していたから、現在があるのかなぁと希望を失わなかった自分をほめてあげたい。もちろんカズバラブログと担当医師には感謝したい。

3.最近はちょっとだけ執筆もしている。今日は技術士機械部門の材料力学の問を清書した。

2023/8/28
1.本日は退院後の一か月検診であった。だいぶ生活リズムも安定してきたし、まだ本調子とはいかないまでもそれなりに暮らせている。あと2か月くらいで元気を取り戻せれば良いと気長に構えている。血液検査の結果も良好で、また入院になるとか言われたらどうしようかと思っていたが、そんなことは無くて良かった。

2.7/21日に心筋梗塞で緊急入院し、7/31日に退院したので、今日で丁度退院から四週間たったことになる。何の予兆も前触れも無くそれまで健康そのものだったし、広島で7/14におかしくなってからも自宅で安静にしていたせいで事態が悪化したのだろう。念のために7/21に三田尻病院に行って本当に良かった。自分のことでも自分で判断してはいけないことがあるのだと悟った。広島で救急車を呼んだ方がよかったと三田尻病院の医師に言われたときはぞっとした。救急車なんて、自分には縁のない代物だと思っていたが、躊躇せず助けを求めないとならない場面があるのだ。「あなた助けが必要そうですね。」と察して救急車の方から来てくれるわけはない。最初の「助けて」の一言だけは自分で言わなくてはならない。あとはきっとその道のプロが何とかしてくれる。覆水盆に返らず、であり過去を悔いても仕方がない。なんとか前向きに生きていこうと思っている。

3.第1駐車場からの写真。満車でも10分も待たないうちに入れた。今日は運がよかった。


2023/8/27
1.午後3時に、トワイニングの紅茶(桃)というのを飲んだ。いい香りでリラックスできた。アロマテラピーとか言われても敷居が高いが、紅茶なら良い香りを楽しむことができる。今まではコーヒー党で紅茶なんか飲んだことがなかったし、コーヒーも香りを楽しむということもあまりなかった。「コーヒーをあおり国家試験の解説に変換する」みたいな人生だったから。

2.退院後初の動画撮影が、自分の晩御飯になるとは思わなかった。意外と見る人がいて驚いている。なんでもやってやるさ。かなりやけくそである。本日分はリハーサルまでした。

3.洗濯物を取り込んで、畳んだ。簡単な軽作業を行うと無心になれて良い。またベランダから見える大平山(おおひらやま)が美しかった。今まで自宅から見える山の景色なんて、私の人生に不要な情報だと思っていた。大自然の緑を見るのはメンタルの改善にもなると、メンタルブレイン強化大全にも書いてあったし、毎日大平山を眺めよう。明日退院後の一か月の検診であり病院に行くのが憂鬱なのだが、ちょっぴり気が晴れた。


2023/8/26
1.庭に植わっているレモンの木が、1年ほど見ないうちに茂っていた。私の記憶ではか細い木だったのに、驚くくらい大きくなっていた。レモンの実も少しはついていた。これまではレモンの木に関心が行かないくらい仕事人間で、根を詰めていたのか・・そんなに頑張っていた記憶も無いのだけれど。確かに心に余裕はなかったな。と思った。


2.YouTuberをやっていて気付くのは、動画をUpしない日は全くアクセス数が立たたないということである。毎日大した準備もしないで動画を出すために、毎晩母が作ってくれる夕ご飯の動画を作成することにした。母の仕事を記録し後世に残すことで、母の励みになればよい。退院後の我が家の晩御飯は、塩分控えめでさっぱりであり、かなり工夫に満ちている。皆さんも塩分の取りすぎには注意してください。麺類を汁まで飲み干すなんて塩分が多すぎますよ。

3.ダンベルをヤフオクで出品した。廃棄するのも手間だし、比較的新しいのでもったいないからである。そしたら、送料無料で安いせいですぐ入札が入った。

2023/8/25
1.夜九時に寝て、日の出とともに起きるという新しいライフスタイルが定着した。廊下を歩いたり、階段で踏み台昇降をしたり、座っているときも足を動かしたりして常に運動するように心がけている。食事も塩分控えめになった。朝の散歩も退院以来毎日続けている。退院直後は強い不安感に襲われたりして、メンタルがおかしい日もあったが、最近は落ち着いている。国家試験という恐ろしい難局を切り抜ける精神力は持ち合わせているはずなので、似たような感じで切り抜けた。仕事量もだいぶ削減していて、夜寝る前2時間程度は何もせずボォーっとしている。

2.歩いて240mのところにウォンツができた。。現在私は一人で出歩くのが怖くて、自転車には乗れないから、徒歩圏内にいろいろあって助かる。


3.クーラーのきいた部屋の中で暑いお茶を飲んだら、至福の時間であった。

2023/8/24
1.昨日電話で話した友人が快気祝いに果物を送ってくださった。お優しい方もいるのである。私もまだ生きているし、現状体で悪いところはないし、もう少し自分の商売を頑張ろうと思えた。ありがとうございました。9月の合格発表を待って、合格祝いを送ろうと思っている。何を送ろうか。今から考えるのが楽しみである。生きているって素晴らしい。昼食でこの新甘泉という鳥取産の梨を食べたが、こんな梨があるんだと驚くくらい甘かった。こんなにうまいものを食べたらこれから頑張るしかない。


2.平日なのにboothで教材が7500円分も売れ、今月分のboothの売り上げが5万円を超えた。現在教材の収入が頼りで、この額じゃとても足りないが、購入していただいた方には感謝しかない。ありがとうございます。世間一般と比較すると超貧乏だろうが、何もしないでメソメソと憂鬱なことばかり言っているよりは良い思う。何もしないのが最大のリスクで、自分の人生を救うためには今後も努力するしかない

3.キムチが好きな父親に、塩分が高めなキムチや漬物系をご飯に乗せて食べるのをやめるように説得し、やめてもらえることになった。だって塩分が1パックで3グラム程度もあるからである。つらい入院生活を経る前に食生活を改善する方が絶対に良いことを力説した。管理栄養士みたいに力説した。入院なんて絶対にしないほうがいい。退院直後もメンタルの維持が大変だったし。こんな大変な思いをするくらいなら、塩分控えめな料理で、薄味でも健康を維持した方が寿命は伸ばせると思う。私は退院後、食べたいものよりも健康が維持できそうな食べ物を食べるようにしている。ただし、好みとか味覚とかは変わらないので、本当はちょっとつらい。大好きな醤油ラーメンやら長崎ちゃんぽんももう食べられないかと思うと、ちょっぴりさみしい。

2023/8/23
1.昨日連絡のあった元受講生の方と電話で話す。彼の吉報が聞けて、心底生き残ってよかったと思った。生きていればいいこともあるものである。

2.つくつくほうしが鳴いていた。しかも午前中雨が降ったので、意外と涼しい。もう暑さのピークは過ぎたのか?今年は災害級に暑すぎた。

3.伯父から快気祝いにゴディバアイスが届く。「伯」は両親の兄(年長)、「叔」は両親の弟(年少)を指す漢字だそうだ。勉強になった。あまり甘ったるいお菓子を食べたいとは思わないので小さいのを食べたが、おいしかった。


2023/8/22
1.昔のうちの受講生で電験三種を受験されてる方から連絡があった。私の入退院を気遣う内容の連絡がきた。しかも、今回長年の苦労が報われて合格されたとのこと。こんなにうれしいことは無い。北予備じゃないけど、努力は実る。だね。

2.庭でできた変なトマト。赤く大きい部分は朝食に食べた。摘みたてはみずみずしくておいしかった。


3. 夏バテ防止のためポカリスエットを飲んでみた。一杯目はおいしかったが、二回目はなんだか気持ち悪くなった。退院してから3週間たち、やってはいけないないことと健康のためにした方がいいことの区別がつくようになった。

2023/8/21
1.四回目のリハビリ。というか単なる運動。ひたすらストレッチとウォーキングマシン上を歩く。理学療法士と作業療法士の違いなんて入院していなかったら知らなかっただろう。週に一回のリハビリだが、毎回行くたびに体が軽くなる。知らず知らずのうちに、廊下を小走りに走ったりすることがあった。実感として体は徐々に回復している。教材もたまに売れるし、生きていればたまには良いこともある、と分かった。

2.8/11に冷蔵庫を新調した。防府市の支援(市内の商品券4万円)とパナソニックの選べるペイ(ポイント2万円分)の支援制度があるので、どちらも応募する。市役所にレシートを提出してしまったので、パナソニックに応募するときに困ったので、本日エディオンに購入証明の書類をもらいに行く。二度手間である。ただし、快く相談に乗りパナソニックに確認までしてくれたエディオンの従業員の方に感謝します。いいこともあるのである。

3.朝散歩中に撮影した背の高い松。松ぼっくりが地面にたくさん落ちているので、松と思われる。この小学校は、こんな大樹が敷地を囲むようにいっぱい生えている。田舎は緑豊かで良い。


2023/8/20
1.アンケートをとったら数学講座を聞きたい人が95%だった。全20票のうち95%だから、19票となる。この19人のために頑張るとします。目標ができた。

2.youtubeのチャンネル名を元に戻した。今回は数学物理教室の前に、「大人のための」をつけることにした。

3.退院後気分的に落ち込むことが数回あったけれど、絶対に本調子に戻ると座禅をしながら自己暗示をかけた。そうしたら気分も落ち着いたし今後何をすべきなのかがクリアになった。やっぱり暑いのはメンタルに良くない。

2023/8/19
1.本日は電験の試験日である。受験された方はお疲れ様でした。実は私も出願していた。生まれて初めて電験二種に出願していたのである。私が合格したからといって何のメリットも無いのだが、こういう商売なので、二種くらい持っていた方が格好いいかなと思っていたからである。また、私は大昔博士課程を途中でばっくれた過去があるので、二種は博士号の代わりに合格しておきたいな、と思っていた。ただ、7月の入院騒ぎを経て、受験をやめた。もう電験からは距離を置くことにした。私は三種で十分である。今後国家試験を受験することもしない。そんなストレスのかかることは辞める。今後は商売に徹する。二種理論の解説くらいは書くかもしれないが、もともと電気が専門なわけでもないし、解説も大して売れるわけでもない。

2.大人のための高校物理力学の再アップロードが完了した。物理基礎とか物理とか高校生用の科目名で分類していないので、大人でも学びやすいと思う。だから「大人のための」と名付けた。ただ、大部分は問題集の解説となっている。これくらい演習量をこなせば少しはできるようになるはず・・という私なりのメッセージである。ボケーッと先生の話を聞いているだけでできるようになる勉強などない。積極的に演習問題を解いてみて欲しい。

3.スマホを見ていると頭と目が疲れる感じがしたため、楽天市場でスマホの液晶保護パネルを購入したのだが、それが今日届いた。ブルーライトをカットしてくれるそうだ。驚きだったのがなんとメーカーが山口県美祢市に所在することだった。山口県にもいろんな会社があるものである。ガラス製なのか光の反射具合が今までと全然違う。表面もすべすべで触っていて心地良い。山口コーポレーションの液晶保護パネルはお勧めである。
posi1/


2023/8/18
1.ブレインメンタル強化大全(樺沢紫苑著)という本によると、眠る前に今日あった楽しい出来事を三つ選んで3行の日記をつけると、前向きな人生が送れるとあった。まことに胡散臭い話であるが、少しでも前向きに生きるために、3行ポジティブ日記なるものを私も付けてみようと思う。必ずしも3行にはならないと思うが、文章を書くのは好きなので、いろいろ書き連ねてみようと思う。樺沢氏によると、内容はささいなことで良いがネガティブなことを書いてはいけないそうである。確かポリアンナ物語でも、主人公の少女がどんなことでも良いところを見つけるの、とか言っていた気がする。

2.基礎材料力学でモール円図というのを導いた。なるほど確かに円である。高校数学が役に立ってよかった。

3.予防のために毎食後薬を飲んでいるが、薬を水無しで飲むとなんだか喉がイガイガした。錠剤と水を口に含み、一気に飲み干すように変えたら、喉はイガイガしなくなった。些細なことにも問題点の発見と改善があるものである。

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